「夏に1泊するならどこがおすすめかな?」と旅行先を考えた時、「夏にしか見られないもの」や「なるべく暑くない場所」などを思い浮かべませんか?
本記事では「夏を満喫できる1泊旅行」をテーマにおすすめの都道府県を紹介していきます!
非常に悩めるテーマですが、限られた時間で楽しむことも旅行の醍醐味です。あなたに合った「最高の夏の1泊」を探しに行きましょう!
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ファッション-ハット-太陽の保護-985556/)
夏の1泊旅行おすすめ①青森県
あまり観光のイメージがない「青森県」には、必ず見ておきたい夏の風物詩があります。それは誰もが1度は耳にしたことのある「ねぶた祭」です。
8月の上旬頃に開催されるねぶた祭は、毎年300万人が訪れる東北最大の夏祭りです。小説や歌舞伎、歴史上の人物などをテーマにした「巨大ねぶた」が闇夜に輝きます。
華やかな衣装をまとい乱舞する跳人(はねと)の姿、「ラッセ、ラッセ」と響く大観衆の掛け声は1度は見ておきたい光景であり、忘れることのない夏の思い出となります。
併せて見ておきたいのが「ねぶたの家ワ・ラッセ」です。実際に使用された大型ねぶたが展示されており、ねぶたの仕組みや歴史を学ぶことができます。
また、ねぶた囃子(はやし)の演奏や跳人の体験も行われています。知識を持って祭りに向かえば、ねぶた祭りが何倍も楽しくなりますよ!
都会の喧騒から離れた大自然も青森の魅力です。特に「白神山地」は必見で、縄文杉で有名な「屋久島」と共に日本で初めてユネスコ世界遺産に登録された場所でもあります。
「ブナの原生林」と青く透き通った「十二湖」が織り成す景色はとても神秘的です。ほとんど手を加えられていない自然の中には、絶滅危惧種の動物も数多く存在しています。
他にも水と緑に囲まれた青森を代表する景勝地「十和田奥入瀬渓流」や「十和田湖」など、夏でも涼しい絶景スポットが豊富です。
せっかく夏の青森に来たのなら清涼溢れる美の世界を体感しに行きましょう!訪れる機会が少ない青森だからこそ、代り映えのない日常に新鮮さと刺激を与えてくれます。
夏の1泊旅行おすすめ②東京都
「どこか出かけたいけど、暑いし行き先も浮かばない。」という方は東京へ行ってみましょう!東京の強みは何と言ってもバラエティ溢れる屋内観光です!
中でも東京の新しいシンボル「東京スカイツリー」はおすすめです。高さ約450mの展望台に行けば、東京湾や東京の街並みを一望することができます。
同じエリア(スカイツリータウン)には夏の暑さを和らげてくれる「すみだ水族館」や「プラネタリウム」、他にもファッションや雑貨、東京土産が買えるお店が約300店舗もあります。
見ているだけでもあっという間に時間が過ぎていくスポットです。レストランやフードコートもあるので、スカイツリータウンだけで1日中楽しめますよ!
他にも、デジタルアートの世界を体感できる「森ビル デジタルアート ミュージアム」など、思考が追いつかないような幻想的な空間もあります。
さらに世界で5軒しかない「スターバックス リザーブ ロースタリー」や新しい買い物スポット「GINZA SIX」など挙げたらきりがありません。
東京には何度も足を運んでいますが、知らない世界が常に溢れている場所です。観光スポットはコンパクトにまとまっているので、1泊でも多くのスポットを巡ることができますよ!
夏の1泊旅行おすすめ③神奈川県
夏の神奈川といえば「古都・鎌倉」は外せないですね。グルメ・絶景・パワースポットなど夏の旅行を彩る要素が目白押しです!
観光のスタートを切るのは鎌倉グルメが集う「小町通」です。名物の「生しらす」や夏にピッタリな「あじさいソフトクリーム」など美味しいグルメが溢れています。
奥に進むと姿を現すのが鎌倉人気スポット「鶴岡八幡宮」です。鮮やかな朱色の神社はとても美しく、開運祈願に多くの観光客が訪れます。
ここからは気になるスポットを観光していきましょう!海の景色やグルメを楽しみたい方は「由比ヶ浜海水浴場」や「江ノ島」がおすすめです。
余談ですが海沿いにあるコンビニのお酒や「江ノ電」に乗る人の多さにはビックリしますよ!
パワースポットに興味のある方は「銭洗弁財天宇賀服神社(銭洗い弁天)」へ行ってみましょう!
お金を洗うと『お金が何倍にもなって帰ってくる」と言われているので、あなたも億万長者になれるかもしれません。
テレビでもよく見る「鎌倉大仏」も人気です。観光名所であり一息つける憩いの場でもあります。
実際に見ると「あれっ?」と思ってしまうサイズ感なので、イメージとのギャップも楽しんで下さい!
涼しい中でショッピングやグルメを楽しみたい方は「横浜方面」がおすすめです。
「横浜赤レンガ倉庫」や「横浜ランドマークタワー」はロケーションも抜群なので、観光気分も上がります!
また、家族で観光する方は「カップヌードルミュージアム」や「八景島シーパラダイス」といった子供も楽しめるスポットもあるので、ぜひ観光プランに加えてみて下さい。
夏の1泊旅行おすすめ④山梨県
夏の山梨では、避暑地の中でアウトドアや景色を楽しむことができます。他にも寒気すら感じるようなレジャーランドや涼しい工場見学など観光スポットが満載です!
富士山麓にある「富士五湖」は標高約700〜800mに位置していることもあり、年間を通して気温が低く避暑地としても人気があります。
中でも「河口湖」は早くから観光開発が行われてきたこともあり、富士五湖の中でも人気のスポットです。
夏に開催される「河口湖湖上祭」をはじめ、バラが咲き誇る「河口湖オルゴール美術館」、湖でのレジャーや温泉など盛り沢山です!日本の象徴「富士山」を背景に、キャンプで一泊するのも楽しそうですね。
暑い夏でも爽快になる絶叫天国「富士急ハイランド」なら家族みんなで楽しめます!
世界に誇るコースター系から「戦慄迷宮」と言った絶凶スポットまであり、爽快どころかもはや寒くなってしまうかもしれません。
更に「シャトレーゼ」や「サントリー」の工場が多数あり、夏場に嬉しいアイスやお酒を楽しめる工場見学もおすすめです。
旅行プランを考えるだけでワクワクしてきます!1泊の旅行でも上手くプランを組み込めば、山梨を贅沢に味わえますよ!
夏の1泊旅行おすすめ⑤岐阜県
自然豊かな岐阜では、川や山でのアクティビティのイメージが強いかと思います。しかし、自然の遊びを凌駕してしまうほど人気があるのが「郡上おどり」です。
郡上おどりは、7月中旬から9月上旬にかけて30夜以上を踊り明かす夏の風物詩です。開催場所である郡上八幡の夏は「踊りと共に始まり、踊りと共に終わる」といっても過言ではありません。
日本一長く、日本一熱狂する盆踊りには宿泊施設が足りなくなるほどの観光客が訪れます。溢れんばかりの浴衣姿、次々に聞こえてくる下駄の音、無我夢中に踊る姿は他では見られない夏の光景です。
あらゆるしがらみから離れて踊り明かす1日は、忘れることのない一生の思い出となります。
2万を超える温泉があると言われる温泉大国「日本」の中でも、「日本三名泉」に選ばれているのが岐阜県下呂市にある「下呂温泉」です。
ちなみに残りの2つは、群馬県の「草津温泉」と兵庫県にある「有馬温泉」です。
下呂の温泉街には、湯めぐりができる宿や無料の足湯スポットがあります。浴衣姿で散策し、グルメとお酒を楽しみながらの温泉めぐりは最高に気持ち良いですよ。
郡上おどりの期間中や観光シーズンの下呂温泉は観光客でいっぱいです。
弾丸旅行で下呂温泉に行った時、「空いてる宿はないよ」と言われたので事前に宿泊予約してから行きましょう!
夏の1泊旅行おすすめ⑥三重県
「三重県って何があるの?」と思いつかない方も多いと思いますが、1泊の旅行で夏の人気スポットを周ることができます!
1度は見ておきたいのが「伊勢神宮」です。内宮入り口に流れる五十鈴川、木陰と共に神聖な雰囲気を醸し出す木々からは清涼感がたっぷりと伝わってきます。
そして日本古来から続く神明造りの社殿は、言葉では例えようのない美しさを放っています。
拝観を終えて向かうのは「おかげ横丁」です。お土産やグルメを楽しめる定番のエリアで、夏は伊勢名物「赤福」の「赤福氷」が人気です。
少し移動すれば、インスタ映えが狙える「志摩スペイン村」や夏の暑さを和らげてくれる「鳥羽水族館」などがありますよ!
今紹介してきたスポットは主に「伊勢方面」ですが、もう1つの定番が「桑名方面」です。
桑名市には全国でも人気のリゾート施設「ナガシマリゾート」があります。夏といえば何と言っても「ナガシマジャンボ海水プール」でしょう!
ここにあるウォータースライダーたちはなかなかの強者揃いです。色んな意味でヒヤッとしますよ。
プールを楽しんだ後はアウトレットモールの「ジャズドリーム長島」で一息つきましょう!ショッピングだけでなく、カフェやレストランもあるので休憩にはピッタリです。
他にも夏に花火大会がある遊園地「ナガシマスパーランド」やホタルまつりが開催される「なばなの里」などコンパクトなエリアで旅行を楽しむことができます。
僕は三重県にはよく遊びに行っていたので、このスポットを抑えておけば間違いありません!伊勢と桑名は少し離れているので、まずは行きたい方面を選ぶことをおすすめします。
夏の1泊旅行おすすめ⑦奈良県
夏の奈良と聞くと「めちゃくちゃ暑そう。」と思いませんか?あえて言わせて頂くナラ暑いです!しかし、暑いのを知っていても行きたくなる光景が奈良にはあるんです!
夏の奈良となれば「奈良公園」は外せません!奈良公園には、約1,000頭以上の鹿が「神の使い」として保護されています。
夏には、ホルンの音に誘われて大多数の鹿が次々と集まってくる「なつの鹿寄せ」が無料で見られます。
また、奈良といえば世界遺産のメッカです。奈良公園一帯には奈良の大仏で知られる「東大寺」をはじめ、「春日大社」や「元興寺」、五重塔がある「興福寺」など世界遺産に溢れています。
散策するなら元興寺の旧境内にある「ならまち」がおすすめです。風情ある町には伝統工芸品店からお洒落なカフェまで多くのお店が軒を連ねています。
「かき氷の聖地」と言われる奈良で人気のお店「ほうせき箱」や奈良市内初のクラフトビール店もあるので、夏の旅行にもピッタリです。
これだけでも十分なんですが、夏の夜に行われる「なつの燈火会」が一押しです。奈良公園一帯に約20,000本のろうそくが灯り、夜空だけでなく人々の表情にも明るさを与えます。
他にも2,500以上の風鈴が飾られる「おふさ観音」や10,000株以上の紫陽花が咲き誇る「あじさい寺」といった夏の風情と歴史が融合した世界も必見です!
どのスポットも奈良屈指の人気スポットです。この記事を見たのナラ、夏は奈良へ行くシカありません!
夏の1泊旅行おすすめ⑧鹿児島県
夏の鹿児島には、食欲の出ない夏でも見て食べて楽しめる、見た目も味も抜群なグルメがあります!
そんな鹿児島ならではのグルメを楽しむなら、鹿児島市内最大の繁華街「天文館商店街」がおすすめですよ。
「天文館むじゃき」で食べられる本家白熊や、「あぢもり」で食べられる最高級の黒豚しゃぶしゃぶなど、美味しいグルメが満載です。
指宿市に行けば年間約20万人が訪れる「唐船峡そうめん流し」を堪能できます。
清涼感溢れる自然の中で流しそうめんを楽しむことができ、そうめんと一緒に嫌なことまで水に流してくれますよ!
鹿児島といえば温泉も楽しみの1つです。旅行の汗を流したい方は指宿市にある知名度も景色も抜群の「たまて箱温泉」がおすすめです。
デトックス効果・全身美容・肥満など健康が気になる方は指宿名物「砂むし風呂」を体験してみましょう!
「もっと鹿児島を楽しみたい!」という方は「離島」へ行ってみませんか?
特にジブリの名作「もののけ姫」のモデルとなった森がある世界遺産の「屋久島」はおすすめです!
自然が作り出す幻想的な世界は1度は見ておきたい光景です。標高1,300mにある壮大な「縄文杉」を見れば、大きな生命力を感じると同時に自分の小ささを実感します。
他にも日本で「天国に1番近い島」と言われる「奄美大島」も人気です。紹介した島は飛行機で行けるので、1泊の旅行でも楽しめますよ!
夏の1泊旅行おすすめ⑨沖縄県
夏と聞いて多くの人が真っ先に浮かべるのが「沖縄県」です。夏の旅行先として毎年1,2位を争うほど人気があり、リピーターも非常に多いです。
しかし、「1泊だと観光地を回れそうにない。」と諦めてしまう方も多いので、特に人気のあるスポット(沖縄本島内)を含めた観光コースを紹介します!
沖縄の移動は車がメインなので、レンタカーで観光するのがおすすめです。
1日目は国頭郡(くにがみぐん)に向かい沖縄の自然や生物を見て楽しみましょう!
ドライブコースとして大人気の「古宇利大橋」はぜひ訪れたいスポットです。
古宇利島に通じる橋の長さは1,960mもあり、橋から見渡すエメラルドグリーンの海は思わず声が出てしまうほど絶景です!
次に訪れたいのが古宇利大橋から車で約30分ほどの距離にある、沖縄観光の超定番「沖縄美ら海水族館」です。
中でも超巨大水槽で見る世界最大の魚「ジンベエザメ」の姿は圧巻で、必ず立ち止まってしまうほど迫力があります!
ナンヨウマンタやイルカのショーもあり、暑い夏でも無理なく鑑賞できます。魚の鑑賞だけなら約30分前後で回れるので、弾丸旅行にもおすすめです!
国頭郡や隣の名護市にはリゾートホテルがたくさんあります。自然あふれるエリアで宿を取り、のんびりと羽を伸ばしましょう!
2日目に向かうのは異国情緒が溢れる「美浜アメリカンビレッジ」です。
東京ドーム5個分に匹敵する敷地内では、輸入雑貨店や沖縄グルメが食べられる飲食店、体感型のトリックアートなど様々な施設で楽しむことができます。
米軍の基地跡を利用しており雰囲気はまさにアメリカです!あっという間に時間が過ぎてしまうスポットなので、ポイントを絞って観光したいですね。
最後に訪れたいのは、沖縄観光で誰もが立ち寄る「那覇国際通り」です。
沖縄の魅力が集結しており、「沖縄そば」や「タコライス」などの沖縄グルメが食べられるお店から「琉球ガラス」などの名産品を取り扱う店舗まで、ズラリと並んでいます。
那覇空港まで車で10分ぐらいなので、帰る際にお土産を買うのにもおすすめですよ!
紹介したスポットは1泊あれば十分に回ることができます。他にも魅力的なスポットが満載なので、紹介したコースを参考に自分だけのオリジナルコースで沖縄を堪能して下さい!
まとめ
今回は、1泊でも夏を満喫できるおすすめの旅行先を紹介しました!
1泊となると「お金がもったいないかなぁ」とか「行ってもゆっくりできないよなぁ」と気が引けるかもしれません。
それでも1泊という弾丸旅行は楽しいだけでなく、リフレッシュもできるのでおすすめです!旅行先でのハプニング、インターネット上では感じられない臨場感や味覚まで全てが濃い思い出になります。
迷っている方もぜひ1泊旅行に行きましょう!まだ見ぬ世界と新しい自分に出会えますよ。