名古屋から福岡へ旅行に行きたくても、移動手段がたくさんあって何を使ったらいいのか迷ってしまいますよね。「できれば安い方法がいいけど、調べるのは結構な手間がかかるし・・・」
そんな悩みを解決するべく、この記事では名古屋から福岡へ安く行く方法について紹介していきます。また、博多駅近くの深夜や早朝でも利用できる施設も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
「安い」というのは「単純に価格が安いこと」と、「コストパフォーマンスが良いこと」、という2つの解釈ができます。この記事では価格が安いものも検証していきますが、最終的にはコストパフォーマンスがいい方法をおすすめしています。
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名古屋から福岡までの移動手段
名古屋から福岡まではルートによって異なりますが、約800㎞ほどの距離です。移動手段は、在来線、高速バス、飛行機、新幹線のほかにフェリーもあります。
あまり知られていませんが、大阪から福岡へ行くフェリーがあるんですよ。フェリーに乗る場合、名古屋から大阪は違う公共交通機関を利用します。
こうしてみると、いろんな行き方がありますね。どの行き方が一番安いのか、一番時間がかからないものはどれなのか、一つ一つ見ていきましょう。
在来線で名古屋から福岡へ行くと安いけど…
まず在来線ですが、名古屋駅はあっても福岡駅はありません。そのため、名古屋駅から博多駅までの運賃で計算します。
名古屋駅から博多駅までの運賃は11,490円で、かかる時間は約20時間です。乗り換えも10回ほどあり、手間もかかりますね。
20時間もかかりますが、途中で食事やトイレなどで下車して休憩を取るとなるとさらに時間がかかります。
時間や手間がかかりすぎるのであまり現実的ではなく、特別な理由がないのであれば避けたほうが良いと思います。
とにかく安い!青春18きっぷを使う方法
青春18きっぷは、日本全国のJR線を自由に乗り降りできるきっぷです。名前を見ると若い人しか使えないようにも感じられますが、何歳の人でも利用できますよ。
青春18きっぷは販売期間と利用期間が決まっているので、旅行の時期を合わせる必要がありますが、時期さえ合えば格安で旅行できるので覚えておいて損はありません。
販売価格は11,850円、1日乗り放題が5回分ついてきます。また、一つの青春18きっぷを複数人で使うこともできて、2人で使う場合は一日の移動で2回分を消費することになります。
名古屋から博多までは一日で行けるので、かかる費用は11,850円÷5=2,370円です。20時間とかなり時間がかかりますが格安で移動ができます。
名古屋から福岡へ高速バスで行く
高速バスを使って名古屋から福岡へ行く場合にかかる費用は、8,000円です。かなりリーズナブルに移動ができますね。
ただし、筆者が調べたのは高速バスの料金が安い時期である10月の料金なので、ほかの時期はもう少し費用がかかると考えておいてください。
基本的に、1月、2月、4月、5月、10月あたりは年末年始やゴールデンウイークを除いて、高速バスなどの移動にかかる費用やホテル代などが安い傾向にあります。
旅行の時期が特に決まっていない場合はこの時期を狙っていくといいでしょう。閑散期なので、旅行者も少なく予約も比較的容易です。
高速バスで名古屋から福岡へ行くのにかかる時間は10~12時間ほどです。小倉で降りるか博多で降りるかでかかる時間が変動します。
バス車内にトイレもありますし、スマートフォンなどを充電できるコンセントも席についています。軽食を準備し、寒さや暑さ対策をしっかりしておけば問題なく過ごせるでしょう。
バス車内での飲食については、バスによっても異なりますが、においの強いものやこぼれやすいものなどを避ければOKです。
飛行機で名古屋から福岡へ行くならLCCが安い!
飛行機で名古屋から福岡へ行く場合の最安値は、LCC(格安航空会社)のジェットスター利用で6,600円です。一般航空会社のANAを使う場合は、12,000円ほどになります。
LCCとANAの違いは、価格や機内サービス、払い戻しに対応しているかどうかという点にあります。格安航空会社も安全性には十分配慮しているので、安心して利用できますよ。
格安航空会社は天候不順などで欠航になっても、払い戻しがされないことがあります。日取りは十分に吟味したうえで決定するようにしましょう。
価格を抑えたい人は格安航空会社、機内サービスを重視する人は一般航空会社を利用するといいでしょう。かかる時間は、ANAであってもジェットスターであっても1時間30分ほどです。
新幹線で名古屋から福岡へ行くと安い?
名古屋から福岡へは新幹線で行くこともできます。新幹線で名古屋駅から博多駅へは、17,500円かかります。かかる時間は3時間20分ほどです。
指定席やグリーン車だと価格が上がるので、価格を抑えるためにも自由席を利用しましょう。新幹線は乗り換えの手間がなく、車内にトイレもあるので便利ですね。
フェリー+鉄道で名古屋から福岡へ行くと安い?
記事の冒頭で紹介した大阪からフェリーで福岡に行く際の料金とかかる時間を紹介します。
フェリーの料金は5,360円~で、かかる時間は12時間30分です。夕方出発して早朝に到着するので、船泊することになります。
部屋のグレードによって料金が変わってきますし、乗るフェリーによっては到着する港が異なる場合もあるので事前によく確認しましょう。
名古屋から大阪のフェリーターミナルまでは、在来線と新幹線を使う場合の2通りあります。
在来線を使う場合
名古屋から大阪のフェリーターミナルまで在来線でいく費用は、2,790円~3,740円です。乗る電車によって料金が大きく変わり、かかる時間も約3~4時間と変動があります。
新幹線を利用する場合
途中で新幹線を使う場合は6,320円かかりますが1時間45分で到着します。料金は上がりますが、その分早く到着しますね。時間を短縮したい場合は新幹線を利用するといいでしょう。
名古屋から大阪までのルートでそれぞれにかかる費用と時間をまとめてみました。費用と時間は、フェリー分も含みます。
費用 | 時間 | |
在来線その1+フェリー | 9,100円 | 16時間 |
在来線その2+フェリー | 8,150円 | 16時間30分 |
新幹線利用+フェリー | 11,680円 | 14時間15分 |
料金が安いほどかかる時間が長くなり、料金が高いほどかかる時間が短くなっています。
時間と費用のバランスを考えると、真ん中の在来線その2のパターンが最もコスパがいいのでおすすめです。コスパの良い在来線の行き方は、途中でJRではなく近鉄を使います。
桑名駅でJRから近鉄名古屋線に乗り換え、伊勢中川駅で近鉄大阪線に乗ります。その後、鶴橋駅で近鉄難波・奈良線に乗り、大阪難波駅についたら大阪メトロの難波駅に移動して下さい。(屋内通路300mほどです。)
大阪メトロ難波駅から住之江公園駅に行き、住之江公園駅から大阪メトロニュートラムに乗って4駅でフェリーターミナル駅に到着です。
名古屋から福岡へ行く一番安い方法はどれ?
ここまで紹介した名古屋から福岡への行き方を一覧にまとめてみました。フェリーを使った行き方については、最もコスパが良いものだけを書いています。
費用 | 時間 | |
在来線 | 11,490円(通常)、2,370円(青春18きっぷ) | 約20時間(乗り換え10回) |
高速バス | 8,000円 | 10~12時間 |
飛行機 | 6,600円(ジェットスター)、12,000円(ANA) | 1時間30分 |
新幹線 | 17,500円 | 3時間20分 |
フェリー+在来線 | 8,150円 | 16時間30分(乗り換え5回) |
名古屋から福岡へ一番安くいく方法は、青春18きっぷを使って在来線で行く方法です。ただし、青春18きっぷは使える時期が限られていますし、20時間とかなりの時間がかかってしまいます。
また、在来線では乗り換えが10回もありますし、トイレや食事のことを考えると上記よりも時間がかかることが予想されます。あまり現実的ではないですよね。
一方、かかる時間が一番短いのは1時間30分で飛行機を使った場合です。そして、LCCのジェットスターを使うと6,600円で行くことができます。今回調査した中では2番目に安い方法です。
かかる費用とかかる時間、乗り換えの手間などを考慮すると、LCCのジェットスターを使う方法が一番コストパフォーマンスがいいのでおすすめです。
博多駅で早朝~深夜まで営業している施設
高速バスや早朝便でお店のやっていない朝方に着いたとき、軽く入浴して休憩ができたらいいですよね。
博多駅近くに朝6時から深夜3時まで営業している「照葉スパリゾート」があります。博多駅からは無料バスが出ているのでアクセスも楽々です。
露天風呂はもちろん、香りを楽しむお風呂やジェットバスなど様々なお風呂が楽しめ、サウナも完備。移動で疲れた身体をリフレッシュしましょう。
飲食店や休憩スペースもありますよ。また、事前予約をすれば5,000円ほど(入浴料込み)で個室に宿泊することもできます。
- 住所:〒813-0017 福岡市東区香椎照葉5丁目2-15 照葉ガーデンスクエア内
- アクセス:博多駅から無料シャトルバス
- 電話番号:092-683-1010
- 利用料金:入浴のみ大人900円(平日料金。祝日は+50円)子ども550円(平日料金。祝日は+100円)、施設利用大人1800円(平日料金。祝日は+200円)子ども1300円(平日料金。祝日は+200円)
まとめ
名古屋から福岡へ安くいく方法を検証してきました。価格が1番安い方法は、青春18きっぷを使う方法でしたが、乗り換えの手間があるうえにかなりの時間がかかってしまいます。
2番目に安かったのはLCCのジェットスターを使っていく方法で、かかる時間は今回検証した中で1時間30分と最短でした。安くて速く到着するので、一番おすすめです。
記事の冒頭でも述べましたが、「安い」という言葉の解釈は「単純に価格が安い」のか、「コストパフォーマンスが良い」のか、という2つがあります。
いくら費用が安くても、移動時間が長くてイライラしたり、観光時間が少なくなってしまってはいい旅にはなりません。コスパのいい移動手段を選んで、旅を有意義なものにしてくださいね。