はじめて飛行機に乗るときや、久しぶりに乗るときなどはどうやって乗るのかよく分からなくて、不安になってしまいますよね。
この記事では、国内線を利用する場合の飛行機の乗り方について、予約や搭乗して目的の空港に到着するところまでを詳しく解説しています。
荷造りなどは、事前に知っておかないと対策ができず、搭乗前にトラブルになってしまうこともあります。トラブルを防ぐためにも、事前に搭乗の流れを頭に入れて、スムーズに搭乗できるように準備しておきましょう。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/photos/aircraft-approach-landing-flight-3075056/)
国内線飛行機の乗り方~全体の流れ~
まず最初に飛行機の予約から到着までの全体の流れをまとめます。次章以降でそれぞれの詳しい解説をしていきますが、全体の流れを知っていたほうがスムーズに理解できるのでさっと確認しておいてください。
- 前日までにチケット予約、荷造り
- 空港到着
- チェックイン
- 保安検査
- 搭乗
- 機内での注意点
- 到着
この流れに沿って解説した後、空港に到着してからの手続きを省くことができるサービスについて、解説していますので、参考にしてみてくださいね。
国内線に乗る前日までに準備すること
飛行機は当日チケットを購入することもできますが、満席だと乗れない可能性があります。せっかく旅行の準備をして行ったのに、飛行機に乗れないのはショックですよね。
ネットで事前予約しておけば、天候不順などがなければ飛行機に乗ることができますし、チケットを通常よりも安く手に入れることも可能です。航空券はネットで事前に購入しておくことをおすすめします。
チケットを購入したら、旅行に持っていく荷物をまとめましょう。飛行機に乗る際は持っていける荷物に、サイズや重さなどの制限があります。次章で詳しく解説していきますね。
飛行機の乗り方で一番気がかりな荷物はどうしたらいい?
飛行機に乗るときの荷物は、機内に自分で持ち込む「手荷物」と、航空会社に預ける「預け荷物」の2つに分かれます。
- 手荷物は貴重品や、機内で使うもの
- 預け荷物は着替えなど、旅行先で使うけれど機内では使わないもの
手荷物も預け荷物もそれぞれ制限があります。航空会社によって規定は異なりますが、ざっくりとまとめてみたので、確認してみてください。
- 10㎏以内
- 3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内(100席以上)
- 2つまで
- 刃物は持ち込み禁止(剃刀は刃渡りが4cm以下なら可)
- 花火は持ち込み禁止
- 20㎏まで
- 3辺(縦、横、高さ)の合計が203cm以内
- パソコンやタブレットは預けられない
ここに書いたものは代表的なものだけですので、チケットを購入した航空会社の規定を搭乗前に確認してくださいね。
空港到着は早めが基本!飛行機に乗り遅れないようにしよう
当日、フライト時間よりも早めに空港に着くようにしてください。混雑状況にもよりますが、60分~90分前までには到着していないと、時間に間に合わない可能性があるからです。
特に春休みや夏休みなどの長期休暇中は混雑しやすいため、余裕をもって行動してください。
空港に着いたらまず最初にチェックインをしますが、利用する航空会社によってはチェックインをするブースが遠い場合もあるので、注意しましょう。
到着時間が間に合っていても、混雑で手続きが時間前に終わらないと乗れないこともあります。空港内にはお店もたくさんありますし、座って待てるスペースもありますので、時間が余っても大丈夫ですよ。
飛行機の乗り方で最初の難関!チェックイン
空港に到着したらまずチェックインします。チェックインとは、予約した飛行機に搭乗するための手続きのことです。チェックインをすると搭乗券を渡されます。
また、領収書が必要な場合はチェックイン時に発行してください。
チェックインは予約した航空会社のカウンターか、チェックイン機を使って行います。ここではどちらを利用したほうがいいのか、カウンターやチェックイン機の探し方、必要なものなどについて書いていきます。
事前に必要なものや、場所などを確認しておき、スムーズにチェックインできるようにしておきましょう。
カウンターとチェックイン機どっちがいい?
どちらを使ってもチェックインができますが、はじめてで不安な方はカウンターでのチェックインがいいでしょう。スタッフが必要なことを伝えてくれますので、安心して手続きできます。
チェックインのあとは預け荷物を預けますが、チェックインの手続きと一緒にこのカウンターで荷物を預かってくれます。カウンターでチェックインすれば手間がなく楽ちんです。
チェックイン機は慣れている人向けです。操作はスマートフォンなどが普通に扱えれば問題なくできます。画面の表示に従って搭乗手続きをしましょう。手続きが済んだらカウンターで荷物を預けることになります。
預け荷物がない場合はチェックイン機での手続きだと、スムーズに終わるのでおすすめです。
チェックインに必要なもの
チェックインで必要になってくるのが、「ICカード・クレジットカード・おサイフケータイ」「確認番号と予約番号」「eチケットお客様控え」のどれかひとつです。
チケットの予約方法によって異なります。ICカードやクレジットカードでのチェックインは航空会社の会員サービスを利用して予約した場合の方法です。
会員登録をせずにネットで予約した場合は、番号かeチケットでのチェックインとなります。購入画面をスマートフォンで表示するか、事前に印刷して持ち込みましょう。
チェックインの時間
航空会社によって異なりますが、チェックイン完了の時間はフライト時間の20~30分前と決められています。チェックインは混雑するので早め早めの行動を心がけてください。
カウンターやチェックイン機の見つけ方
チェックインをするカウンターやチェックイン機は、自分の予約した航空会社の場所で行う必要があります。空港に着いたら、その日のフライトが表示されている電光掲示板を見てください。
電光掲示板の「Departure(出発)」と表示されているところから、自分が乗る飛行機(便名)を探します。そこにチェックインカウンターの番号が記されているので、その番号のカウンターを探してください。
乳幼児がいる場合
ここでいう幼児とは、座席を使わない乳幼児のことを言います。親と一緒の席に搭乗する場合は、別途手続きが必要になるので覚えておきましょう。
幼児の手続きを行う際は、カウンターやチェックイン機で幼児券を発行します。不安な場合はカウンターでやってもらうと、スムーズに進めるのでおすすめです。
国内線で飛行機に乗る前に荷物を預けよう
チェックインが終わったら大きな荷物を預けます。カウンターでチェックインする場合は、チェックインと一緒にやってもらえるのでおすすめです。
預け荷物をはかりの上に載せて、重さをはかります。荷物のところでも書きましたが、預け荷物の重量制限は(ANAの場合)20㎏以内です。20㎏以上の場合は追加料金がかかりますので注意してください。
また、ペットを連れて行く場合も、カウンターで手続きがあります。同意書の提出や料金の支払いなどを済ませましょう。
保安検査を通れたら飛行機の乗り方はばっちり!
チェックインと預け荷物の引き渡しが終わったら、保安検査を受けることになります。保安検査では、危険物の持ち込みがないかどうかを調べます。
保安検査は衣服などに隠していないか確かめる身体検査と、荷物に紛れていないか確認する手荷物検査の2つです。自分と荷物がそれぞれゲートをくぐり、X線でチェックしてもらいます。
身につけている金属は、検査前に手荷物に入れるか、備え付けのトレーに出しておきましょう。手荷物に入れたり、トレーに出して申告したものは危険物でなければ金属でも機内に持ち込めます。
パソコンなどの電子機器も申告が必要ですので、トレーに出すようにしてくださいね。手荷物に関しては、記事前半の荷物についてを参照してください。
国内線は出国審査不要!改札機を通って搭乗ゲートに行こう
保安検査が終われば、搭乗まではもう一息です。保安検査を終えたら、改札機を通ります。改札機では搭乗券のバーコードをかざすので、保安検査が終わったら手元に搭乗券を準備しておきましょう。
改札機を抜けると搭乗ゲートが立ち並ぶ出発ロビーに出ます。搭乗券に、自分の乗る飛行機が出発する搭乗ゲートの番号が書かれていますので、搭乗券に書かれている番号の搭乗ゲート前に行ってください。
搭乗ゲートへの集合時間は航空会社によって違いますが、おおむね10~25分前までの集合となっています。それまでに到着しないと搭乗できないので注意してください。
乗る飛行機によっては出発ロビーに出てから、搭乗ゲートまで10分ほど歩く場合もあるのでここでもやはり早めの行動を意識してくださいね。
国内線は出国審査は必要ないので、保安検査を終えたらそのまま飛行機へ搭乗しましょう。
国内線に搭乗したら?機内での注意点
時間になると実際に搭乗が始まりますが、乗り込む順番が決められているのでアナウンスをよく聞いてしたがってください。
乗り込みの順番は、妊婦さんや高齢者、車いすを利用している人などが一番優先です。そのあと、座席の位が高いファーストクラスから順番に搭乗していきます。
改札機がある場合は、保安検査の時と同じように搭乗券をかざします。搭乗したら手荷物を頭上の棚にいれて、シートベルトをして離陸を待ちましょう。
電子機器の取り扱いや、座席のテーブル操作の仕方、トイレの利用についてなどは搭乗が完了するとアナウンスなどで説明がされるので指示に従って利用してくださいね。分からないことは添乗員に聞きましょう。
乗り方の最終段階!目的の空港に到着したらやること
飛行機が着陸したら、順番に機内から降ります。荷物を預けた場合は荷物受け取り場で荷物を受け取ってください。
荷物受け取り場には飛行機の便名が表示されているので、自分の乗った飛行機の場所で待ちましょう。
荷物は大きなベルトコンベヤーに乗って流れてくるので、自分の荷物が来たら降ろします。キャリーケースなどは似通ったものが多いので、必ず荷札をチェックして自分の荷物であるかを確認してください。
荷物を受け取れたら完了です。空港内を散策するもよし、ホテルに向かうもよし、旅行を思う存分楽しんでください。
国内線飛行機の乗り方が簡単になるサービス
ここまで飛行機の搭乗から到着までの流れを解説してきました。チェックインのところは手続きが多くて大変だなと思った人も多いのではないでしょうか?
そんな、手続きが面倒なチェックインですが、実は航空会社によっては、チェックインの手続きを省略できるサービスがあるんです。スキップサービスやタッチ&ゴーと呼ばれています。
航空券を予約した時に座席指定などを事前に済ませておくことで、当日のチェックインを省略できるというわけです。ただし、荷物を預ける場合はカウンターに行く必要があるのでかかる時間はさほど変わりありません。
手荷物のみの場合は、スキップサービスを使うとスムーズに搭乗できるのでぜひ利用してみてくださいね。
国内線飛行機の乗り方 まとめ
いかがでしょうか。飛行機は電車やバスと違って、乗る機会がすくないため、大人になってから初めて乗るという人が大半でしょう。しかし、大人だとなかなか人に聞きづらいものですよね。
搭乗手続きは少し複雑な箇所がありますが、手続きに必要なものと手続きを行う場所が分かっていれば、さほど難しくはありません。一見複雑なチェックインも、機械の案内やスタッフの指示通りにしていれば大丈夫です。
この記事で搭乗の流れをしっかり確認して、空の旅を楽しんでくださいね。