大阪や福岡からアクセスが良く、新幹線一本で行ける岡山県。紅葉の美しい秋に観光に行ってみたいけど、イマイチどんな観光スポットがあるのかパッとしない。そんな人も多いのではないでしょうか?
岡山県には日本三名園の1つである後楽園や、童話桃太郎にまつわる史跡など、さまざまな観光スポットが存在します。
今回はそんな岡山県でオススメの観光スポットを10ヶ所、紹介します。秋には紅葉も盛んになるので、オススメの紅葉スポットも併せて紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%B2%A1%E5%B1%B1-%E5%9F%8E-%E8%91%89-%E5%B7%9D-%E7%A7%8B-3464207/)
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 後楽園
岡山県に旅行に行くなら絶対にハズせないのが、水戸の偕楽園・金沢の兼六園とともに日本三名園に選ばれている、後楽園です。
江戸時代に岡山藩主池田綱政によって作られました。上級身分のものだけでなく、庶民にも立ち入りが許され、人々の安らぎの場として栄えました。
300年経った現在でも、当時の建造物がそのまま残っており、歴史を感じることができます。また後楽園は季節ごとに違う顔をした、美しい風景を楽しむことができます。
その中で特に綺麗なのが、秋の紅葉です。中心に佇む池に真っ赤な紅葉が映り込んだ風景は幻想的です。11月15日〜24日には期間限定のライトアップも行われるので暗くなった頃に行ってみるのもおすすめですよ!
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 岡山城
岡山城は、豊臣家の五大老の一人、宇喜多秀家によって築城されました。三階六層の大天守閣をもち、外壁を真っ黒の漆で染めていることから「烏城」とも呼ばれています。
せっかく岡山城に来たなら、ぜひ天守閣の一番上まで登りましょう。エレベーターを使って上まで行けば、岡山市内と、川の対岸には後楽園を望むことができます。
岡山城と後楽園は目と鼻の先にあるので、観光する際はセットでみるのがおすすめです。後楽園と同様、秋にはライトアップが行われるのでこちらも見逃せません!
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 倉敷美観地区
岡山県倉敷市の中心部にあるのが倉敷美観地区です。ここには歴史を感じられる建物がズラリと立ち並び、風情ある風景を楽しむことができます。
中心を流れる倉敷川では舟に乗ることができ、また町では人力車に乗ることもできるので、普段では絶対に味わえないような非日常体験をすることができます。
フルーツ王国でもある岡山県では、旬の時期を迎える秋には、ブドウやモモなどの新鮮なフルーツをふんだんに使ったパフェなどのスイーツを味わうことができるので、食べ歩きにもおすすめです。
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 旧閑谷学校
旧閑谷学校は、江戸時代に岡山藩主池田光政によって建てられました。庶民のための学校として、現存するものの中では世界最古であると言われてます。
さまざまな著名人をここから輩出したことから、当時の教育カリキュラムとしては非常に優れており、長州の明倫館・水戸の弘道館と並び、日本三大学府と称されました。
荘厳な入母屋造りでできた講堂は国宝に指定されていて、靴を脱げば中に入ることもできます。紅葉とのコントラストもまた美しいので、見る価値大です!
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 奥津渓
岡山県を代表する紅葉の絶景スポットとして忘れてはいけないのが、名勝奥津渓です。奥津渓は全長3kmに渡る吉井川沿いの渓谷で、進むたびに風景がガラッと変わる美しさを持っています。
一昔前まではアクセスが悪かった奥津渓ですが、現在ではアクセスが非常に良くなり、年間12万人が訪れる大人気スポットとなりました。
秋には紅葉ウォークを開催しており、ガイド付きで紅葉真っ盛りの奥津渓を探索することができます。また例年、10月下旬〜11月中旬にかけての2週間にはライトアップイベントもあるのでそちらも見逃せません!
交通手段にはご注意ください。奥津渓の駐車場は普通車30台しかありません。紅葉シーズンは混み合う可能性が高いので、公共交通機関を使っての訪問がおすすめです。
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 瀬戸大橋
瀬戸大橋は、岡山県の倉敷市と香川県の坂出市を結ぶ計10の橋の総称です。一本の橋ではなく、10本の単独の橋が連続して繋がっているということですね。
鉄道と高速道路の二層構造になっていて、鉄道道路併用橋としては世界最長の長さを誇り、ギネス世界記録に登録されています。
そんな瀬戸大橋で、壮大な写真を撮ったり、車で四国まで駆け抜けたりするのももちろん思い出に残りますが、せっかく秋に来たのなら「秋の瀬戸大橋スカイツアー」への参加がオススメです。
通常では入ることができない管理用道路や、海面から175mもある塔頂を見学することができるんです!10月中旬の土日に2週にわたって開催されますよ。※事前申し込みが必要です。
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 吉備津神社
吉備津神社は、桃太郎伝説のモデルとなった場所として知られています。ここで祀られている御祭神・大吉備津彦大神が温羅という悪者を倒したことからそう言われています。
縁結び・安産祈願・金運・夫婦円満などに御利益があるパワースポットとして、県内外から観光客が訪れるんですよ。
吉備津神社では10月二週目の日曜日に七十五膳据神事という大祭が行われます。岡山県内の諸地域から特産品が献納され、感謝するお祭りです。一年に二回だけなので、秋に行くならぜひ見ておきたいですね!
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 鬼ノ城
鬼ノ城(きのじょう)は日本100名城のうちの1つで、大和朝廷によって築城されたと言われていますが、それを裏付ける歴史書などの記載が一切ない、謎の多い山城です。
標高約400mの鬼城山の山頂にあり、正門からは360°のパノラマで街を一望することができます。天気の良い日には小豆島や屋島を望むこともできますよ。
城壁に沿った全長2.8kmのハイキングコースは、秋には紅葉が見られ、また涼しいので快適に過ごせることでしょう。
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 備中松山城
備中松山城は「現存12天守」の1つで、天守閣が築城当時から現存する唯一の山城です。岩村城・高取城とともに日本三大山城に選ばれている、日本でも屈指の山城と言えるでしょう。
山頂にあることから、幻想的な雲海に浮かぶ上がる城を見られるのが最大の魅力です。備中松山展望台というところに早朝に行けば、写真のような絶景を見ることができます。
11月上旬〜下旬にかけては紅葉が見頃になります。こちらも合わせて鑑賞していくのが良いでしょう。
紅葉の秋に行きたい岡山県の観光スポット 神庭の滝
神庭(かんば)の滝は、「日本の滝百選」に選ばれている、中国地方を代表する名瀑布です。
幅20m、落差110mというスケールで流れ落ちる様子は大迫力で、真近で見れば間違いなく圧倒されることでしょう。
滝付近には、約200匹の野生の猿が生息しています。山から降りてきて観光客をお出迎えしてくれます。
秋には山が紅葉で色鮮やかに染まるので、大迫力の滝とのコントラストをお楽しみください。
まとめ
桃太郎にゆかりの深い岡山県の観光スポットを10ヶ所、紹介しました。桃太郎に関係する史跡はもちろん、岡山城や日本三名園である後楽園など、人気スポットが目白押しです。
秋は紅葉が盛んになり、また食欲の秋でもあるため、美味しいグルメをいろんなところで楽しむことができます。
大阪や福岡などの主要都市から少し距離はありますが、遠足気分を味わうことができるので、移動時間も楽しくなることでしょう。この記事を参考に、素晴らしい思い出を作ってくださいね。