飛行機に乗る予定が入ったものの、飛行機の乗り方が分からずに困っていませんか?飛行機はバスや電車と違ってあまり乗る機会がない人も多いですし、乗り方が少し難しいので戸惑ってしまいますよね。
この記事では、飛行機の乗り方を解説しています。チケットの予約から飛行機搭乗までを網羅して書いているので、参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/photos/aircraft-start-take-off-airbus-1456706/)
飛行機の乗り方の全体の流れ
まず最初に飛行機に乗る時の全体の流れを説明します。全体の流れが分かっていると、それぞれの説明が理解しやすいので最初に確認しておいてくださいね。
- 前日までにチケット予約、荷造り
- 空港到着
- チェックイン
- 保安検査
- 出国審査(国際線利用の場合)
- 搭乗
チケットや旅行に持っていく荷物を前日までに準備します。当日は、空港に行き、チェックインをして、保安検査を受けることになります。また、国際線を利用する場合はここで出国審査が必要です。
保安検査や出国審査が終わると、いよいよ搭乗となります。次章以降でこの流れをそれぞれ詳しく解説していきます。
飛行機のチケットは事前に予約しよう
飛行機に乗るためにまず最初にしなければいけないのは、飛行機のチケットを取ることです。チケットは当日券もありますが、確実に登場するために事前予約がおすすめです。
事前予約しておけば、自分の乗る飛行機がわかるので当日の手続きもスムーズですし、早めに予約をすると運賃が割引になることもあります。
確実に、またはお得に飛行機に乗りたい人は、チケットを事前に予約しておきましょう。
飛行機の乗り方でつまづく人が多い荷造り
チケットが予約できたら、旅行の荷造りをしましょう。飛行機に乗る際には、荷物にいろいろな決まりごとがあるので、それに沿った荷造りをする必要があります。
飛行機で移動する際の荷物は、空港で預ける荷物と、機内に持ち込む荷物の2つに分かれます。そして、それぞれに大きさや重さ、入れてはいけないものなどが定められています。
航空会社によっても規定は少しずつ異なりますが、だいたいの基準を紹介しておきますので目安としてください
預ける荷物
預ける荷物は、20㎏以内に収めるようにしてください。20㎏以上になると追加料金がかかります。また、サイズは3辺の合計が203cm以内に収まるようなバッグやキャリーケースなどを選びます。
また、爆発の危険がある火薬や、人を傷つけることのできる刃物などは持ち込みが禁じられているので、入れないようにしてください。
機内に持ち込む荷物
機内に持ち込める荷物の重さは10㎏以内です。10㎏以上になると超過料金がかかったり、預けなければいけなくなったりするので注意してください。
また、荷物の大きさは3辺の合計が115cm以内、かつそれぞれが55×40×25以内に収まるようにしてください。3辺の合計が規定内でも、一辺の長さがオーバーしていると持ち込めません。
ここで紹介したのはあくまで目安なので、実際に乗る飛行機が決まったら公式サイトなどで確認しておきましょう。
飛行機に確実に乗るために早めに空港に行こう
当日、空港への到着は60分~90分前を目安にしてください。ただし、慣れていないと手続きに戸惑うこともありますし、長期休暇(夏休み、春休み)は混雑するので注意しましょう。
飛行機に乗る手続きのチェックインや保安検査などは、「出発時間の〇分前に終える」というルールがあり、これに間に合わないと飛行機に乗ることができません。
きちんと手続きを済ませて、飛行機に搭乗できるよう早めに空港に着くようにしてください。
手続きが早く終わって時間が余っても、空港内はお店もありますし、座って待てるベンチもたくさんあるので大丈夫ですよ。
当日の手続きはここから始まる!「チェックイン」
空港に着いたら、チェックインをします。チェックインとは、搭乗券を受け取るための手続きです。簡単に言うと航空会社に「私がこの飛行機を予約しました」ということを伝える作業になります。
チェックインはカウンターかチェックイン機を使って行います。カウンターではスタッフが対応してくれますし、預ける荷物の手続きもしてもらえるのではじめての場合はカウンターを利用するほうが安心です。
チェックイン機はカウンターと比べて長い列に並ばずに済むので、慣れている人におすすめです。ただし、荷物を預ける場合はカウンターに並びなおす必要があるので注意してください。
チェックイン機やカウンターの見つけ方
チェックイン機やカウンターはどれでもいいわけではなく、自分が予約している航空会社のものでないといけません。
自分が予約している航空会社のカウンターやチェックイン機を見つけるには、その日のフライトが書かれている電光掲示板を確認してください。「出発」の欄から、自分が乗る飛行機の便名を見つけましょう。
便名のところにチェックインカウンターの番号が書かれているので、その番号のカウンターやチェックイン機を探してください。
チェックインに必要なもの
チェックインには「ICカード・クレジットカード・おサイフケータイ」「確認番号と予約番号」「eチケットお客様控え」のいずれか1つが必要になります。また、国際線の場合はパスポート、ビザが必要です。
いずれも自分が飛行機を予約したことを証明するためのものですが、多くの場合は番号かeチケットを使ったチェックインです。ICカードなどは航空会社の会員として予約した場合のみに使います。
カウンターではスタッフが提示してほしいものを指示してくれますし、チェックイン機を利用する場合も画面で選択すれば手続きが進められます。
番号などはメモしたり、印刷したり、購入画面をスクリーンショットしたりして空港に持っていきましょう。
飛行機に乗る前に「荷物を預ける」
チェックインが終わったら大きな荷物を預けます。カウンターでチェックインする場合は、一緒に手続きしてもらえるのでスタッフの指示で手続きを進めてください。
預ける際には荷物をはかりの上にのせて、重さをはかります。先ほど紹介したように預ける荷物の重量制限は20㎏までです。
問題がなければ荷物と引き換えに、預かり証を受け取ります。預かり証には番号がついているので、スタッフが荷物につけた荷札の番号と相違がないか確認してくださいね。
飛行機の乗り方で一番不安?「保安検査」
チェックインと荷物の引き渡しが終わったら、保安検査を受けます。保安検査は、手荷物に危険なものが入っていないかをX線で検査します。
また、身につけているものも検査するので、保安検査は手荷物検査と身体検査だと言ってもいいでしょう。手荷物は上の写真のようにトレーにのせて、人間とは別々のゲートを通ります。
金属類はX線検査には引っかかりますが、持ち込み自体はできるので安心してください。検査の邪魔になってしまうので、アクセサリーなどの金属類は保安検査の前に外してトレーの中に入れておいてください。
保安検査でトレーに出すに必要がある金属や液体などは、1つにまとめてバッグの取り出しやすい場所にしまっておくと、便利ですよ。
保安検査は多くの人が並びますし、フライト時間に間に合うように行わなければいけないので、検査がスムーズに進むよう心がけましょう。
国際線の乗り方!「出国審査」を受けよう
国際線を利用する場合は、保安検査の後に出国審査があります。国内線を利用する場合は出国審査は不要なので、次章に進んでください。
出国審査はグループで旅行するときでも、原則一人ずつ受けます。(小さなお子さんは大人同伴。)係の人に一人ずつ呼ばれて審査することになるので、呼ばれるまでは列に並んで待ちましょう。
審査にはパスポートと搭乗券が必要なので、待っている間に手元に用意しておいてください。また、パスポートの顔写真を見せるので、パスポートのカバーを外しておくとスムーズに審査が進みますよ。
飛行機の乗り方の最後は「搭乗ゲート」
保安検査や出国審査が終われば後は搭乗だけ。審査を終えて順路を進んでいくと、搭乗ゲートが並んでいる出発ロビーに出ます。搭乗券に搭乗ゲートの番号が書かれているので、その番号の搭乗ゲートを探してください。
もし搭乗開始まで時間に余裕がある場合は、トイレなどを済ませておきましょう。また、ショップやカフェなどもあるので少しゆっくりするのもいいですね。
ただし、出発ロビーも広いので、搭乗ゲートへの集合時間である「フライト時間の10分~25分前」には遅れないようにしてください。
特に格安航空会社の場合は、集合時間が一般航空会社よりも早いです。また、搭乗ゲートも隅のほうにあることが多いので注意してくださいね。
飛行機の乗り方 まとめ
飛行機の乗り方について、前日の準備から搭乗までを一通り紹介しました。手続きがいろいろあるので戸惑いそうですが、ひとつひとつの手続きはさほど難しいものではありません。
この記事で紹介してきた、手続きには何が必要で、どこでやるのか、が分かっていれば問題なくこなせますよ。
荷物の細かい規定やそれぞれの手続きをフライトの何分前に終えるのかといったことは、各航空会社によって違います。実際に飛行機に乗ることになったら、事前に公式サイトで確認してくださいね。