国内線の飛行機にペットボトルは持ち込めるのかどうかよく分からず、荷物検査で引っかかってしまわないか心配している人もいるのではないでしょうか?
この記事では、国内線の飛行機にペットボトルが持ち込めるのか、預け入れ荷物にすることができるのか、について紹介していきます。
保安検査後に飲み物を購入することや機内サービスの利用についても、あわせてお伝えしていくので、参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/JVSHDB5p4gE)
ペットボトルを国内線飛行機で持っていくのは2つの方法がある
ペットボトルを国内線の飛行機で運ぶ時には、預け入れ荷物に入れるか、機内持ち込み手荷物に入れるか、2つの方法があります。
機内で飲まないものは預け入れ荷物に入れて、機内で飲む場合は機内持ち込み手荷物に入れましょう。
預け入れ荷物も機内持ち込み手荷物にもそれぞれ、荷物のサイズや重さなどが決められていて、ペットボトルに関する規制もそれぞれ違います。
次章からは、預け入れ荷物と持ち込み手荷物のペットボトルに関する規定について紹介していきます。
国内線の飛行機にペットボトルを預け入れできるのか?
国内線の利用で預け入れ荷物にペットボトルを入れる際は、特に制限はありません。ペットボトルの大きさや数についても自由です。
ただ、預け入れ荷物のサイズや重さは各航空会社の規定で決められているので、規定の範囲内に収まるように注意してください。
ANAの預け入れ荷物の規定は、3辺の合計が203cm以内で重さが20㎏以内です。格安航空会社であるピーチの場合も、規定は同じです。
ただ、航空会社によって規定は異なりますので、自分の利用する航空会社の規定を確認するようにしましょう。規定をオーバーすると追加料金を取られる可能性もあります。
ペットボトルは国内線の飛行機内に持ち込める!
国内線の飛行機内にペットボトルを持ち込む場合にも、制限は特にありません。容量や数の規定はないので、機内持ち込み手荷物の大きさや重量をオーバーしていなければ、持ち込むことができます。
ANAの機内持ち込み手荷物の規定は、サイズが3辺の和が115cm以内で重さは10㎏以内です。格安航空会社であるピーチの場合は、3辺の和が115cm以内で7㎏以内になります。
ペットボトルの機内持ち込みは基本的に制限はありませんが、アルコール度数の高いものに関しては制限があるので、アルコールに関しては次章で紹介しますね。
ペットボトルに入ったアルコールには規制がある
アルコール度数の高いものは燃える危険性があるため、機内持ち込み・預け入れ荷物ともに制限があります。アルコール度数によって制限が異なるので、ANAの公式サイトを参考に表にまとめてみました。
アルコール度数 | 機内持ち込み・預け入れ荷物 |
70%以上 | 不可 |
24%~70%未満 | 1人5リットルまで |
24%以下 | 制限なし |
参考サイト:https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/prepare/baggage/limit/caution-restriction03.html
アルコール度数が70%以上の場合は、飛行機で運ぶことができないので、宅配サービスなどを利用しましょう。空港には宅配サービスをお願いするブースがあるので、活用してくださいね。
24%~70%の場合は、5リットルまでと制限はありますが、機内に入れることができますよ。24%以下の場合は、通常のペットボトル飲料と変わらず制限は特にありません。
次章では機内持ち込み手荷物の保安検査で、ペットボトルの取り扱いに関する注意点を紹介します。
持ち込んだアルコールは機内で飲めるの?
国内線でも搭乗時間が1時間以上になることが多いので、持ち込んだアルコールを機内で飲もうと思っている人も多いでしょう。
しかし航空会社によっては、持ち込んだアルコールを機内で飲むことができない場合があるので注意してくださいね。
例えば、ジェットスターでは機内で購入したアルコールしか飲めないという規定があります。持ち込んだアルコールを飲んだ際に追加料金が加算されるのか記載はありませんでしたが、飲まない方が良いでしょう。
持ち込んだアルコールを機内で飲めるのかは、航空会社によって異なるので、1度搭乗前に調べてみるのがおすすめですよ。
国内線の飛行機内にペットボトルを持ち込む!保安検査での注意点
ここまで紹介してきたように、国内線を利用する際にはペットボトルは機内持ち込み手荷物にすることができますが、保安検査の際には注意が必要です。
保安検査では危険なものが機内に持ち込まれないように、手荷物検査と身体検査が行われます。手荷物と搭乗者がそれぞれ別のゲートをくぐってX線検査を受けます。
その際に、ペットボトルは手荷物とは別のトレーに出してX線検査に出してください。ペットボトルはひとまとまりにして、かばんの取り出しやすい場所に入れておくと、スムーズに検査を終えることができますよ。
ただし、開封済みのペットボトルは少し検査に時間がかかる場合がありますので、次章で詳しく解説していきますね。
開封済みのペットボトルは検査に時間がかかる
未開封のペットボトルは特に問題はないのですが、開封済みの場合は個人が異物を混入することができるので、通常の検査よりも時間がかかります。
ペットボトルは他の荷物とは別にX線検査を受けますが、開封済みのペットボトルはそれに加えて電流や熱の伝導率を調べます。
場合よってはその場で一口飲むように指示されることもあるので、指示にしたがってください。特に問題なければ持ち込むことができますが、検査に少し時間がかかるので未開封で検査を通るようにするのがおすすめです。
保安検査通過後にペットボトルを買える
ここまで、国内線の利用でペットボトルを預け入れ荷物や機内持ち込み手荷物に入れる方法について書いてきましたが、ペットボトルは保安検査を終えた後に購入することができます。
保安検査の後に行く出発ロビーには自動販売機やショップがあり、ここで販売されるものについては厳しくチェックをクリアしたものだけです。
保安検査を終えた後に購入したペットボトルは、機内に持ち込むことができるので、保安検査の時間を短縮したい場合はここで購入するのも一つの方法ですよ。
国内線も国際線も、保安検査後にペットボトル飲料を購入できます。ただし、国際線の場合は飛行機に搭乗する際にさらに荷物検査をされるケースもあり、検査後に買った飲料を破棄するように言われることもあるので注意してください。
国内線で飛行機内サービスを活用する
ペットボトルで飲み物を持参することもできますが、機内サービスでも飲み物を提供しています。ANAやJALなどの一般航空会社では、お茶やオレンジジュース、ミネラルウォーターなどは無料です。
ピーチなどの格安航空会社(LCC)の場合は、基本的に機内サービスの飲み物もすべて有料となります。格安航空会社を利用する際には、ペットボトルで飲み物を持ち込むことをおすすめします。
ペットボトルを持ち込むことによって、ほかのものを入れられる量が減ってしまうのが嫌な人は、飲み物を機内サービスで賄うといいでしょう。
国内線飛行機にペットボトルを持ち込んで水分補給をしよう
機内は地上に比べて非常に湿度が低く、とても乾燥しています。乾燥している機内ではのどが渇きやすいので、水分補給をしっかりすることはとても大切です。
長時間座りっぱなしでいることによって血液がドロドロになり、血栓ができやすくなるエコノミー症候群は水分不足が原因ともなります。
機内であまりトイレに行きたくないがために、水分補給を控える人もいますが健康のためには機内でも水分補給はしっかりとしたほうがよいです。機内にペットボトルを持ち込んで、十分な水分補給を心がけてください。
まとめ
国内線の飛行機にペットボトルを持ち込めるのか、預け入れ荷物にすることができるのかについて紹介してきました。
ペットボトルを持ち込む際に保安検査で注意することや、機内では水分補給をしっかりしたほうが良いということについてもお伝えしました。
国内線の場合は国際線と違って、ペットボトルの規定は厳しくないので、そこまで心配する必要はありません。機内にペットボトルを持ち込んで、機内でも快適に過ごしてくださいね。