この記事では、赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策を7つご紹介していきます。
赤ちゃんを連れての飛行機の旅は、赤ちゃんがぐずったり泣いたりしないかと心配ですよね。大人でも長時間の飛行はストレスを感じますから、赤ちゃんなら尚更のこと。
赤ちゃんに、できるだけ負担がかからないようしてあげたいものです。この記事を読んで、赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策を一緒に進めていきましょう。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策①早めに座席を確保しよう
やはり、席は重要です。不運にも夫婦バラバラの座席になってしまったら赤ちゃんも落ち着きません。航空会社が配慮して並びの席にしてくれる場合もありますが、あくまで座席に余裕がある場合だけです。
家族がバラバラにならず並んで座れるように、座席の確保は早めにしましょう。
赤ちゃんのためにはどの席がいいか?
では、どの席を取るのが一番いいのでしょうか。最前列なら、バシネットと呼ばれる赤ちゃん用のゆりかごが使えることがあります。お母さんがずっと抱っこしているのも大変ですから最前列は魅力です。
ただ、最前列だと自分の前の座席の足元に荷物を置くことができないので、赤ちゃん用のグッズをいちいち頭上から取り出さないといけないので大変です。
逆に後方にはちょっとしたスペースがあり、抱っこしてあやして歩き回ることもできますから赤ちゃんがぐずりだしたり、泣きだしたりしても他の方への迷惑が軽減できます。
小さい赤ちゃんなら最前列で余裕のあるスペースの方がいいでしょう。少し大きくなった赤ちゃんなら、赤ちゃん用のおもちゃやお菓子などを取りやすくするため後方席の方がおすすめです。
席を予約する時にシートの1列を丸々つかえるよう指定しましょう。親が2人いて赤ちゃん一人なら2人掛け席を狙います。親が2人で子供に一つシートを使わせるなら3人掛けという具合です。
航空会社のサービスを利用しよう!
それぞれの航空会社で、とても便利なサービスがあります。対象便や数に限りがあるものがあるため、まずは予約する際、サービスをよく確認しておきましょう。
JALの赤ちゃん連れサービス
JAL国内線では、プラス1,000円で広いシートを利用できる「クラスJ」というサービスがあります。
また、おもちゃのプレゼントや絵本の貸し出しや、ミルク作りのお手伝いもしてくれます。(ミルクは持参)他にも赤ちゃん専用の肌に優しい毛布の貸し出しなどもありますよ。
ANAの赤ちゃん連れサービス
ANAではベビーベッドの予約やベビーカーの優先返却などのサービスがあります。また、優先搭乗サービスもあります。赤ちゃん連れにとっては優しいサービスですよね。
客室乗務員さんが、ドリンクサービス以外の時間でも子ども用ドリンクを対応してくれたりママがトイレ行くときに赤ちゃんを抱っこしてくれたりと優しく対応してくれますから、何かあれば相談するのもいいですよ。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策②空港には早めに到着する
赤ちゃんと一緒に飛行機を利用するなら、早めに空港に到着しておくようにしましょう。ベビーカーは機内に持ち込めませんから預ける必要もありますし、カウンターで時間がかかる場合もあります。
また、飛行機内でのおむつ交換の手間を少なくするためにも、搭乗前におむつ交換をしておきたいですよね。また授乳もしておく方が安心です。
空港には、子供たちが遊べるプレイルームやキッズスペースがあります。搭乗前に遊ばせて疲れさせれば飛行機内では寝てくれるので活用してみるのもいいですよ。そのためにも早めに空港には到着しておきましょう。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策③飛行機内の乾燥対策をしよう
飛行機内の湿度は20%前後と非常に低いです。大人でも乾燥が気になるぐらいですから、赤ちゃんも喉が渇いたり、暑かったり、身体が痒くなったりと乾燥から引き起こすトラブルが起こる可能性があります。
喉の渇きを防ぐために、ミルクの他にもペットボトルの水を持ち込み赤ちゃんに少しずつ飲ませてあげましょう。哺乳瓶でもいいですが、頼めば蓋つきのコップとストローをくれるので、お願いしてみましょう。
また、乾燥から肌が痒くなることがありますから、ベビー用のスキンケアグッズは手荷物に入れ逐一塗ってあげてください。
赤ちゃんは、言葉で訴えられないので様子をチェックして不快な事がないか気にしてあげてくださいね。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策④おもちゃや絵本をもっていく
飛行機の旅が長いとさすがにずっと寝ていてくれるわけではありません。起きているときに、飛行機に飽きてきてぐずりだしたら大変です。赤ちゃんが飽きないよういくつかのグッズを用意しておきましょう。
使い慣れたお気に入りの絵本や、音の出ないおもちゃを用意してみましょう。おすすめはipadなどのタブレット端末です。音が出なくても遊べるアプリがたくさんあるのでインストールしておくといいでしょう。
また、JALではWi-Fiビデオプログラム(無料)で子ども向け番組を見ることができますし、絵本も貸し出してくれますので活用してみてもいいでしょう。初めてのものには赤ちゃんも興味を示すはずです。
もう一つおすすめがダイソーのシールブックです。ノートにペタペタシールを張る行為に赤ちゃんは夢中になりますよ。種類も豊富なので、飛行機に乗るまで隠しておくと暫くだまって遊んでくれます。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策⑤耳抜きに効果的なものは?
よく、飛行機に乗ると耳抜きが必要なんていいますよね。地上と上空では気圧の違いが発生しますが、その影響を私たちの身体も受けてしまいます。
中耳内と外側の気圧の変化で、耳になにか詰まったような感覚になります。
この時大人なら唾液を飲んだり、あくびをしたりと自分で対処できますが赤ちゃんはうまくできませんよね。赤ちゃんの耳抜きに効果的な方法をご紹介します。
- 飴をなめさせる
- 飲み物を飲ませる(お茶・ジュース)
- 授乳させる
- 食べ物を食べさせる
- おしゃぶりをくわえさせる
これらの行動で唾液を出させたり、食べ物、飲み物を飲み込ませることで赤ちゃんも耳抜きが自然とできます。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策⑥おむつ替え、授乳の場所は?
機内でのおむつ替えはどこでする?
機内にはおむつ交換台が付いたトイレが用意されていることがほとんどですので、赤ちゃんのおむつを替えるのもトイレですることになります。
しかし、通常の機内トイレと同様で、シートベルト着用サインが点灯している間は使用できません。赤ちゃんの様子を見ながらタイミングよく替えてあげると良いですね。
搭乗時には、おむつ・おしりふき・ビニール袋を一つにまとめて手に届くところに置いておけば、急な時に慌てることなく対応できて安心です。ビニール袋は多めに持参した方がいいでしょう。
使用済みのおむつは、ビニール袋に入れて機内トイレのゴミ箱に捨てられる場合もありますが、客室乗務員に確認しておきましょう。
機内ではどこで授乳をする?
残念ながら、機内に授乳できるスペースはありませんので座席で授乳させることになります。
母乳の場合は、授乳ケープやカーディガンのような目隠しになるものを忘れずに持っていきましょう。パパや家族と一緒ならできるだけママが奥側の席に座るようにしてあげましょう。
ミルクの場合は、大手航空会社だと客室乗務員がミルク作りを手伝ってくれるようです。しかし、お湯の用意はしてくれますが、哺乳瓶や粉ミルクの用意はないので忘れずに持っていきましょう。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策⑦周りのひとへの配慮が大事
できれば、周りの人に赤ちゃんがいるので迷惑をかける可能性があるという旨を伝えておくといいでしょう。
「すみません、子供がうるさくするかもしれませんがよろしくお願いします」この程度で十分です。
周りの人たちも、事前に言っておくことで快く思ってくれるはずです。一声かけるだけで、あなた自身も気持ちにゆとりができますし周りの人も「赤ちゃんがいるんだね」と温かく見守ってくれますよ。
赤ちゃんが泣き叫んでも、周りの人は心配するほどは気にしていないものです。
赤ちゃんの飛行機旅行はいつから大丈夫?
国内線・国際線ともに、生後8日から乗ることができます。しかし、長時間のフライトになると赤ちゃんだけでなくママにも負担がかかるので生後間もない赤ちゃんと飛行機に乗るのは慎重に検討しましょう。
5歳以下の乳幼児が飛行機に乗る際には、必ず同伴者が必要です。JALやANAでは、同伴者は国内線の場合は12歳以上、国際線は16歳以上と定められています。
満3歳未満の子どもは大人1名につき2名まで同伴できて、1名のみ無償にて搭乗することができます。
赤ちゃんの飛行機料金はかかる?
赤ちゃんの料金も気になりますよね。2歳未満の赤ちゃんの運賃は、座席を使用する場合と使用しない場合(膝上で抱っこする場合)で変わってきます。
飛行機会社によって違いがありますが、2歳もしくは3歳以上になると座席が必要となります。小児運賃の設定がある会社とない会社があり、赤ちゃんの料金設定は飛行機会社によって違ってきます。
JAL、ANA、スカイマーク、ソラシドエア、スターフライヤー、AIRDOの場合 | ||
座席を使用しない場合 | 座席を使用する場合(小児運賃) | |
国内線 | 無料 | 大人の50% |
国際線 | 大人の10% | 大人の75% |
Peach、ジェットスター・ジャパン、バニラエアなどLCCの場合 | ||||||
座席を使用しない | 座席を使用する(大人運賃) | |||||
Peach | ジェットスター・ジャパン | バニラエア | Peach | ジェットスター・ジャパン | バニラエア | |
国内線 | 無料 | 1500円 | 1500円 | 大人運賃 | 大人運賃 | 大人運賃 |
国際線 | 無料 | 渡航先による | 1500円 | 大人運賃 | 大人運賃 | 大人運賃 |
- 参照:https://travelist.jp/column/cat_01/airplane-baby-im15.html(2019年2月現在)
JALやANAなどの国内線では、座席を使用しない幼児の料金は無料となっていますが、LCCの場合、有料の会社もあります。国際線の場合は、JALやANAは大人料金の10%です。
国際線では2歳以上、国内線では3歳以上は座席の確保が必要です。JALやANAの場合は、座席を使用する場合は小児運賃になり大人の定価運賃の50%もしくは75%になります。
LCCの場合は、座席を使用する場合は大人運賃となります。どの航空会社を利用するかによって違いがありますので、予約の時点で航空会社に確認しましょう。
まとめ
赤ちゃんと飛行機に乗る時の対策についてご紹介してきました。心配な飛行機旅も事前の対策をしっかりしておけば安心です。大人でも密室での長時間のフライトはストレスになりますし、赤ちゃんなら尚更です。
機内での乾燥や、気圧の変化からの不快感などから泣き出してしまうこともあるかもしれません。また、飽きてしまってぐずりだしてしまうことだってあります。
ママにとっては心配だと思いますが、周りの人への声掛けや、赤ちゃんの気持ちを紛らわすグッズをそろえてあげれば、きっと赤ちゃんも快適なフライトを過ごすことができるはずですよ。