自分が予約した飛行機が欠航するかもしれない時やはじめて飛行機を利用する際には、飛行機が欠航した場合にどうなるのか分からず、不安になってしまいますよね。
この記事では、飛行機が欠航した場合にどうなるのかについて、欠航理由ごとに解説していきますので、参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/photos/airport-terminal-plane-rain-1043636/)
欠航になるかどうか・欠航時はどうなるのかは公式サイトで分かる
飛行機の欠航があらかじめわかっている場合は、航空会社の公式サイトに掲載されたり、メールでお知らせがきたりします。
飛行機に乗る日は、自分の乗る飛行機に欠航予定がないかどうか、確認するようにしましょう。欠航になった際に違う飛行機に乗ることができる「振替」か、チケット代を払い戻す「返金」を受けることになります。
振替で乗る飛行機は基本的に、予約した航空会社の飛行機になります。また、振替は基本的に早い者勝ちなので、早めに手続きするほうが選択肢が多くあります。
振替手続きは航空会社の公式サイトでできるので、欠航が分かったらすぐに手続きするといいでしょう。
飛行機が実際に欠航になったらどうなるのか
前章でも書いた通り、欠航になった場合、ほかの飛行機に振替するか、返金になります。自分が乗る飛行機が欠航になったら、どちらが利用できるのか航空会社の公式サイトなどで確認するようにしましょう。
振替の場合は、予約した航空会社だけでなく状況によっては他社の飛行機に乗ることもあります。また、欠航の理由によっては翌日以降の振替になることもあるので、注意しましょう。
飛行機が欠航になる理由については、次章で詳しく解説していきます。
飛行機が欠航する理由によって旅の予定がどうなるのかが決まる
飛行機が欠航する理由には、会社都合と不可抗力の2つがあります。会社都合というのは、機材やシステムになんらかの不具合が出た場合のことで、航空会社に責任がある場合です。
不可抗力というのは、台風や大雪などの悪天候による欠航の場合です。エンジンに鳥が突っ込んでしまう「バードストライク」も不可抗力に含まれます。
欠航の理由が、会社都合なのか不可抗力なのかによって、航空会社の対応が変わってきます。飛行機が欠航した場合は、会社都合なのか不可抗力なのかをまず確認しておきましょう。
会社都合で飛行機が欠航した場合はどうなる?
システムの不具合などの会社都合で飛行機が欠航になった場合は、違う会社が運航している飛行機に乗ることができます。違う会社が運航している飛行機であれば、システム障害の影響はありませんからね。
チケットの種類や利用する航空会社によっては、会社都合であっても欠航時になんの対応をしてもらえないこともあります。
飛行機を予約する際は、飛行機が欠航した場合の対処がどのようにされるのかについても確認しておくといいでしょう。
不可抗力で飛行機が欠航した場合はどうなる?
不可抗力によって飛行機が欠航になる場合は、バードストライクを除いて天候によるものなので、基本的に後日のフライトとなります。また、他社のフライトではなく予約した航空会社の飛行機へ乗ることになります。
たとえ、予約していたA社の飛行機が欠航で、B社が運航するとしてもB社への振替は基本的にできません。もしB社の飛行機を利用したいのであれば、A社から返金を受けてB社の飛行機を予約してください。
また、天候によっては数日間フライトが中止になることもあるので、注意しましょう。欠航によって宿泊が必要になったケースについては後述します。
飛行機が欠航したら振替か返金をしよう
振替の手続き方法
振替の手続きは、航空会社の公式サイトや電話、空港のカウンターで行うことができます。空港にいる場合は空港のカウンターで手続きをして、空港にいない場合は航空会社の公式サイトなどで手続きするといいでしょう。
また、前述しましたが、振替の手続きは早い者勝ちです。すぐに乗れる飛行機は人気で満席になりやすいので、振替をすると決めたら、なるべく早めにすることをおすすめします。
返金の手続き方法
返金も航空会社の公式サイトや電話、カウンターなどで手続きが可能です。返金の場合は、フライト当日ではなく後日での取り扱いも可能で、ANAは30日以内であれば返金してもらえますよ。
返金の方法は、銀行振り込みが基本です。クレジットカードの支払いの場合はクレジットカードが登録されている口座に振り込みになります。
コンビニでの支払いの場合は振り込んで欲しい口座を指定することで、チケット代を振り込んでもらえます。
飛行機が欠航して他の交通機関に振替する場合はどうなる?
ここまでは振替を別の飛行機に乗ることだと書いてきましたが、ほかの交通手段に振替する場合もあります。
システム障害などが長く続きそうな場合、新幹線などの飛行機以外の交通機関に振替するほうが搭乗者は早めに移動ができるからです。
航空会社によって規定は違いますが、基本的な流れとしては欠航してしまった便の返金をして、ほかの交通機関の手配をすることになります。
その際、JALではほかの交通機関の運賃が欠航した飛行機の運賃よりも高い場合、航空会社が差額を負担してくれます。返金や振替は電話や航空会社の公式サイト、カウンターで手続きをしてくださいね。
欠航して宿泊が必要な場合はどうなる?
飛行機が欠航して次のフライトが後日になってしまった場合、宿泊が必要になってきます。宿泊代や空港から宿泊先までの交通費は、航空会社が負担してくれることがあります。
ANAの場合は、後日清算をすれば1万5千円を上限として宿泊費や交通費を負担してくれますが、システム障害などの会社都合による欠航の場合のみとなるので注意してください。
振替便の搭乗券や宿泊費の領収証、「立替費用精算書」を郵送すると、宿泊費や交通費を清算できますよ。立替費用清算書はANAの公式サイトからダウンロードできます。
飛行機を予約する時に欠航時の対処について確認しよう
利用する航空会社やチケットの種類によっては、欠航時に振替や返金といった対応をしてくれないケースもあります。
特にJALの先得やANAのSUPER VALUEなどの割引を利用した際には、返金がないケースが多いので注意してください。
サービスが気になる格安航空会社(LCC)ですが、ピーチとジェットスターは会社都合の場合も不可抗力の場合も、振替と返金をしてくれます。
飛行機を予約する際には、欠航になった場合にどうなるのかについても確認しておくといいですよ。
まとめ
飛行機が欠航した場合の対処について説明してきました。欠航理由が会社都合なのか不可抗力なのかによって、対処が違うことが分かったかと思います。
飛行機の欠航は台風の接近などのように、ある程度予想がつくものから、システム障害など予想がつかないものまであります。
実際に飛行機が欠航になったときに慌てないよう、飛行機を予約する際には、欠航になった場合はどうなるのかについても確認しておくようにしましょう。