旅行や急な用事などで東京から福岡に行きたくなった時、「結構遠いし、安い値段で行く方法とかあるのかな…」と不安がっていませんか? でも方法によっては、片道1万円以下で行けちゃうんです!
じゃあどんな方法なら、東京から福岡に行けるのか。そしてご紹介する方法8つの中で、一番安くて早いのはどれなのか。この記事で徹底的に解説いたします。
- 東京から福岡に行く方法8つ
- 各交通手段の片道分の費用、所要時間
(出典:https://pixabay.com/images/id-547284/)
東京から福岡に行くには?
グーグルマップによると、東京から福岡までの距離は1,000km以上あります。
そのため様々な交通手段を利用することになりますが、その一覧を以下のボックスに記載いたします。
- LCC(格安航空)
- 一般航空
- 夜行バス
- 新幹線
- 在来線
- 青春18きっぷ
- 自動車
- ヒッチハイク
今回は2019年11月の移動費用を一例として、比較・解説してまいります。(2019/09/29調べ)
安い値段で東京から福岡に行く方法①:LCC(格安航空)
東京から福岡に行くなら、値段と早さの両方からLCC(格安航空)が一番オススメです。所要時間は、おおよそ2時間10分~25分ほどになります。
最安値の一例として、2019年11月6日(水)をご紹介します。jetstar(ジェットスター)航空なら驚きの片道4,690円で、東京から福岡に向かうことが可能なんです。
ただし休日前の金曜日や、土・日曜日に関しては少々割高になってしまいます。以下の表から、それぞれの最安値を比較してみましょう。
日にち | 最安値 | 時間帯(出発~到着) |
11/6(水) | 4,690円 | 08:15~10:25 |
11/8(金) | 10,690円 | 17:30~19:45など |
11/9(土) | 7,290円 | 18:25~20:50 |
11/10(日) | 10,690円 | 17:30~19:45など |
平日は朝方に出る便が最安値となりますが、休日やその前日は夜頃が最安値になります。5,000円以下の安値で予約したいのであれば、平日を狙いましょう。
また表に無い日程においても、座席が既に満席となっている場合があります。旅の予定が決まったら、早めに予約するのがいいでしょう。
安い値段で東京から福岡に行く方法②:一般航空
飛行機と言って忘れてはならないのが、一般航空の存在です。値段においてはLCCにかなわないものの、一般航空はFSC(フルサービスキャリア)と呼ばれるだけあって充実のサービスが受けられます。
スカイマークでは「いま得」という割引運賃を利用することで、8,890円で東京から福岡に行くことができます。またエアトリやスカイチケットの先得割引を利用することで、LCCよりも安くなる場合があります。
- 「いま得」とは搭乗3日前まで予約可能な割引運賃のことです。便の混雑状況によって運賃額が変動するため、最新情報は公式サイトでチェックしましょう。予約変更は不可ですが、「たす得」よりも安い最安値になります。
- 「たす得」とは搭乗前日まで予約可能な割引運賃のことです。いま得と同じで運賃額が変動しますが、こちらは便の変更が可能です。
次に一般航空とLCC(格安航空)の各種サービスを比べてみましょう。
FSC(例:スカイマーク) | LCC(例:jetstar) | |
持ち込み手荷物 | 計10kgまで | 7kgまで無料 |
預け荷物 | 20kgまで無料 | 有料(15~40kgまで) |
座席指定 | 無料 | 有料 |
機内食 | 有料(軽食のみ取り扱い) | 有料 |
ドリンク | 一部無料 | 有料 |
またスカイマークではキャンディーや毛布、おしぼりも無料でいただけるそうです。
一般航空もLCCも、安全には十分配慮しております。その上で荷物をたくさん持っていきたかったり、様々なサービスを受けたければ、一般航空を選ぶのがいいでしょう。
安い値段で東京から福岡に行く方法③:夜行バス
3つ目の移動方法として、夜行バスが挙げられます。かなりの距離と時間がかかりますので、到着が夜になる昼行便は運行しておりません。
今回ご紹介する夜行バスの最安値は、9,100円です。こちらは割引のコースですが、通常のコースでも9,300円と比較的安価ですよ。ですが金・土・日になると、やはり割高になるようです。
日にち | 運行便 | 最安値 |
11月6日(水) | オリオンバス 8021便 | 9,100円 |
11月8日(金) | オリオンバス 8021便 | 10,800円 |
11月9日(土) | オリオンバス 8021便 | 10,300円 |
11月10日(日) | オリオンバス 8021便 | 10,300円 |
今回の調査ではオリオンバスが最安値となりましたが、日によっては他の運行便が最安値の場合があります。
ちなみに降車場所にもよりますが、乗車時間は14時間を超えます。夜行バスへのこだわりがないのであれば、値段としてもLCCをご利用になるのをオススメします。
安い値段で東京から福岡に行く方法④:新幹線
続いて新幹線のご紹介になります。「えきねっと」で自由席を検索すると21,810円になりますが、「エクスプレス予約」のサービスを利用すればもっと安くなります。
切符の種類 | 価格 |
EX予約サービス | 21,320円 |
EX予約サービス(往復割引) | 19,730円 |
e特急券+乗車券 | 7,500円+13,820円 |
e特急券+乗車券(往復割引) | 7,500円+12,430円 |
EX早特(平日用) | 17,400円 |
- EX予約サービスとは、エクスプレス予約の基本サービス。これだけでも通常価格よりもお得なのに、往復割引も効きます。
- e特急券とは、特急券の効力のみの商品。乗車券を別に購入する必要がありますが、往復割引も効くそうです。
- EX早得とは、3日前までの予約でお得になるサービス。また土日休日だと東京~博多間が17,000円になるなど、さらにお得になります。
新幹線はLCCや夜行バスよりもお金が張りますし、時間も4時間52分とそれなりにかかります。ですが車窓からの景色を楽しんだり、その他ゆったりした過ごし方もできます。
お金や時間ではオススメできませんが、旅のスタイルとして新幹線を選ぶのはありではないでしょうか。
安い値段で東京から福岡に行く方法⑤:在来線
在来線という選択肢もありますが、決してオススメはできません。というのも、時間が1日以上かかってしまうからです。
「えきねっと」で調査したところ、価格は新幹線よりは安い13,970円でした。しかし所要時間は圧倒的に長い27時間7分になっています。必ず途中の駅で電車がなくなるため、周辺の宿等に泊まらなければなりません。
道中もしっかり観光しつつ、最後の目的地を博多に据えるのならオススメです。
安い値段で東京から福岡に行く方法⑥:青春18きっぷ
青春18きっぷとは、全国JR線の普通・快速列車が乗り放題になるチケットのことです。価格は11,850円ですが、有効期間は1枚で1日間、それが5枚セットになっています。
しかし青春18きっぷには、発売期間と利用期間が設けられています。大まかに春・夏・冬の3シーズンで、詳細が以下の表になります。
発売期間 | 春 | 2019年2月20日 ~ 2019年3月31日 |
夏 | 2019年7月1日 ~ 2019年8月31日 | |
冬 | 2019年12月1日 ~ 2019年12月31日 | |
利用期間 | 春 | 2019年3月1日 ~ 2019年4月10日 |
夏 | 2019年7月20日 ~ 2019年9月10日 | |
冬 | 2019年12月10日 ~ 2020年1月10日 |
上記の情報は2019年のものになります。それ以降に青春18きっぷをご利用予定なら、必ず公式サイトからご確認ください。
そして注意したいのが、在来線を利用するという点です。合計27時間も乗車しなければならないため、たとえ通常の運賃より安くとも過酷さは変わりません。
また、福岡に着くまでに27時間かかるため、1日期限のチケットを2枚使わなければなりません。そのため、実質的な片道は4,740円となります。
安い値段で東京から福岡に行く方法⑦:自動車
これまでは公共交通機関による最安値の紹介でしたが、こちらでは個人が所有、またはレンタルが可能な自動車について取り上げていきます。
中国自動車道を経由することで、およそ13時間32分で東京から博多に向かうことができます。ただ渋滞に巻き込まれた場合は、もう少しかかってしまうでしょう。
1,116kmありますが、当然ながら気になるのはガソリン代です。軽自動車の燃費を30km/L、1Lを約132円(東京都の平均価格)と仮定した場合、以下のような計算結果になります。
- 1,116km ÷ 30km = 37.2L
- 37.2L × 132円 = 約4,910円
購入費や車のレンタル代は別にしたとしても、公共交通機関に比べてかなりお得です。
道中の約14時間については、友人や家族と交代で運転しなければ厳しいと思われます。ですがその一点さえなんとかなれば、かなりお得な選択肢と言えるのではないでしょうか。
安い値段で東京から福岡に行く方法⑧:ヒッチハイク
車の旅と聞いて、ヒッチハイクを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ただ東京~福岡間は1,000km越えの超長距離ですし、道中は大変厳しいものになるでしょう。
所有・レンタルする車とは違い、ヒッチハイクでは乗せていってくれる方を上手く捕まえなければいけません。ですがよくテレビ番組などで特集しているように、上手くいくのはかなり珍しいです。
もし東京~福岡間のヒッチハイクにチャレンジするのなら、宿泊費などの十分な予算や着替えなどを用意しておくといいでしょう。
まとめ:オススメNo.1はLCC! 最安値一覧表も!
各交通手段の最安値はお分かりいただけたでしょうか? 時間と早さの両方から考えて、東京~福岡間はLCCがオススメNo.1で間違いありません!
ですが安さという観点なら、夜行バスや自動車もいいでしょう。また濃密な旅をしたいという方には、ヒッチハイクもいいですね。鉄道好きの方なら、新幹線や在来線利用も選択肢に入るでしょうか。
お値段や所要時間、道中のことを考えて、旅のスタイルに合った選択をしてくださいね。最後に各移動手段の最安値表を載せておきますので、ぜひ旅の参考にしてください。
交通手段 | 最安値 | 所要時間 |
LCC(例:jetstar) | 4,690円 | 2時間10分 |
一般航空(例:スカイマーク) | 8,890円 | 2時間5分 |
夜行バス(例:オリオンバス) | 9,100円 | 14時間40分 |
新幹線のぞみ | 17,000円 | 4時間52分 |
在来線 | 13,970円 | 27時間7分 |
青春18きっぷ(1セット) | 11,850円 | 27時間7分 |
青春18きっぷ(片道分2枚) | 4,740円 | 27時間7分 |
自動車 | 約4,910円 | 13時間32分~ |
ヒッチハイク | 0円(運次第)~ | 数日~数十日 |