最近では食事や景色を楽しめる観光列車が増えてきています。旅行の楽しみ方が広がるので、まだ列車に乗ったことがない人におすすめです。
「旅行をするんだけど、観光列車を利用するとどんな楽しみが増えるの。」「おすすめな観光しながらのれる列車ってどんなものがあるの。」と気になってくるでしょう。
今回は観光列車にのるならおすすめな7つの列車と、列車にかかる運賃と種類について解説していきますので、読み進めてくださいね。
観光列車はどんな種類のものがあるのか
観光列車はいろんな種類があり、絶品料理を味わうことができたり、列車内からの景色を楽しむことができたりする観光列車などもあります。
また、移動距離が長い観光列車などは、席のクラスによっては個室のスペースを確保することができて、快適な旅行をすることが出来ます。移動時間が6時間以上かかるなら寝台列車に乗るのをおすすめします。
観光列車は観光地ごとにたくさんあり、座席のグレードによっても旅行の快適さが違うので、乗車料金や座席の種類を事前に調べておきましょう。
次に観光列車に乗るのにかかる費用についてお伝えしていきますね。
観光列車に乗るには費用はどのくらい
観光列車に乗るうえで、乗車料金と指定席料金などの乗車にかかる費用について事前に調べておくのがおすすめです。
観光列車によって各駅停車のものや長距離列車のものがあるので、その種類によってかかる費用が変わってきますので、乗る予定のある観光列車の公式サイトでの乗車料金を見ておきましょう。
観光列車を予約するならネットでの予約をすることで、割引が適用するものがあり、現地でチップを購入するよりもお得に観光出来ます。
ネット予約ができるかどうかは、利用する観光列車の公式サイトを見て、予約方法を把握しておくとスムーズに予約することができるので一度目を通しておきましょう。
次に観光列車にのるならおすすめな7つの観光列車を紹介していきますので参考にしてくださいね。
観光列車にのるならおすすめしたい① 五能線リゾートしらかみ
観光列車に乗るならおすすめな、「五能線リゾートしらかみ」は青森と秋田をつなぐローカルの電車になっており、日本海の絶景をたのしむことができます。
五能線リゾートしらかみは4両編成になっており、「青池(あおいけ)」「橅(ぶな)」「くまげら」の3種類の座席から好みの座席から予約することができます。
また、列車内の展望室(先頭車両)またはイベントスペースにて、津軽ならではのイベントが開かれているので、景色もたのしみつつイベントも楽しむことができるので一度で二度おいしい観光列車です。
- 津軽伝統 金多豆蔵(きんたまめじょ)人形芝居
- 津軽弁「語りべ」実演
- 津軽三味線生演奏
五能線リゾートしらかみを利用するなら秋田~青森間で、片道で大人1名あたり乗車券4,430円と、座席・ボックス席指定で520円かかります。
日本海の絶景と津軽の景色を楽しみながら車内でのおもてなしのイベントをみることができるJR五能線リゾートしらかみは、東北を旅行するなら乗って頂きたい観光列車です。
公式サイトで座席の種類を見て、座りたい座席を見ておきましょう。
- 料金:片道4,430円(指定席券520円)
- 公式サイト
観光列車にのるならおすすめしたい② 三陸鉄道リアス線
観光列車にのるならおすすめな、「三陸鉄道リアス線」は岩手県の三陸海岸を縦断する路線で、途中下車して岩手の観光名所を巡ることができます。
各駅停車なので好きなところで降りることができて、約40か所ある三陸鉄道リアス線の駅で途中下車することができるので、自分の観光したい目的地にいくことができます。
また、三陸鉄道リアス線は列車の種類が4つあり、期間限定で運航している観光列車もあるので、それに合わせて乗車するのもおすすめします。
期間限定で12月から1月の限られた日にちでしか運航していない「こたつ列車」は、観光列車のなかで一度は乗っておきたい列車ですね。
三陸鉄道と聞くと朝ドラで有名な「あまちゃん」の三陸を思い浮かべることでしょう。あまちゃんの聖地巡礼をしたい方なども三陸鉄道リアス線を利用して、ロケ地を訪れるのも良いかもしれません。
限られた区間で使うことができる一日フリー乗車券を購入しておくと、途中下車がスムーズにできます。
観光列車にのるならおすすめしたい③ くしろ湿原ノロッコ号
観光列車にのるならおすすめな、「くしろ湿原ノロッコ号」は北海道の釧路~塘路の区間を運航している列車で、北海道の広大な釧路湿原のなかを観光することが出来るので大人気です。
くしろ湿原ノロッコ号は片道で約1時間の観光ができるので、釧路~塘路に行くついでに移動がてら観光をしたい方におすすめです。
また、くしろ湿原ノロッコ号は自由席が一両と指定席が3両ありますが、混雑が予想されるので指定席で座席を確保しておくようにしましょう。
片道の乗車料金は釧路~塘路間で640円(子供320円)かかり、指定席を取るなら別途で530円(子供260円)必要になります。
くしろ湿原ノロッコ号の指定席は、トロッコのような座席になっており、自由席よりも釧路湿原の景色を楽しみやすくなっているので、乗車するなら指定席を選ぶのをおすすめします。
指定席の木のぬくもりがあふれる座席は列車での観光の気分を盛り上げてくれます。
- 乗車料金:釧路~東釧路(200円)、釧路~釧路湿原(440円)、釧路~細岡(540円)
- 公式サイト
観光列車にのるならおすすめしたい④ ろくもん
観光列車にのるならおすすめな「ろくもん」は、しなの鉄道が軽井沢駅~長野駅間を運航している観光列車で、浅間山と千曲川の雄大な景色を見ることができます。
ろくもんは軽井沢駅~長野駅間を運航していて、美しい景色を見ることが出来るだけではなく、車内での豪華な料理を味わうことが出来るので、景色を楽しみながら美味しい料理もしたい方におすすめです。
運航しているろくもんの1~4号の車両によって食べることができるコース料理が違います。
ろくもんの座席は様々な種類があり、旅行に行く人数によって座席を選ぶことができますが、彼氏や旦那さんと行くなら2人専用の個室タイプの座席を選ぶのをおすすめします。
個室で豪華な料理を堪能して、素敵な思い出を作るのもいいですね。
ろくもんの車内は障子が仕切りになっており、ヒノキをふんだんに使われています。ろくもんの和風な内装でゆったりとしつつ、自然豊かな軽井沢~長野の景色を楽しんでみましょう。
観光列車にのるならおすすめしたい⑤ 京福電気鉄道「嵐電」
観光列車にのるならおすすめな、「京福電気鉄道」は「嵐電」という愛称で呼ばれていて、地元住民の生活の足としてや旅行者の観光名所として有名です。
嵐電は路面電車で、嵐山本線と北野線の全長約11kmを走行しています。嵐電は数種類の車両で運航しており、車両によって外観が違うのでその違いを楽しんでみるのも良いですね。
嵐電は全部で13駅を運航していて、比較的早めに次の車両が到着してくるので、スムーズに乗降しやすいです。
嵐電の乗降できるポイントは、京都の観光名所が多いので、嵐電のほのぼのとした雰囲気のある路面電車に乗りながら観光地に行くのをおすすめします。
地元住民にも愛されている嵐電は1910年から運航しており、とても歴史のある路面電車なので、京都観光のついでに嵐電で京都の歴史に触れてみましょう。
嵐電は映画に出演しており、これから乗る予定のある方は一度映画を見てみるのをおすすめしましょう。
- 乗車料金:大人220円、子供110円(全線均一区間になっています)
- 公式サイト
観光列車にのるならおすすめしたい⑥ 伊豆急リゾート21
観光列車にのるならおすすめな、「伊豆急リゾート21」は伊豆急下田~熱海を運航している電車です。「キンメ電車」と「黒船電車」の2種類で運航しています。
キンメ電車と黒船電車の内装は違うので、見比べて乗ってみるのも良いかもしれません。
伊豆急リゾート21の乗車時間は1時間30分となっており、乗車中に太平洋の絶景のパノラマを見ながら優雅に過ごすことができるので、伊豆を観光する予定のある方におすすめです。
乗車するなら伊豆急下田~伊東まで片道料金で大人1,650円(子供850円)かかり、お得なフリー切符や期間限定の割引の切符も購入することができるので確認してくださいね。
伊豆急リゾート21で運航しているキンメ電車と黒船電車は全社自由席になっているので、乗車券だけで席に座ることが出来ますが、席がすぐに埋まることがあり、着席できない可能性があるので注意しましょう。
1時間半の列車旅で、伊豆の風景を楽しむのも観光のひとつですね。
- 乗車料金:伊豆急下田~伊東区間の片道で大人1,650円(子供850円)
- 公式サイト
観光列車にのるならおすすめしたい⑦ 花嫁のれん
観光列車にのるならおすすめな、「花嫁のれん」は石川県の能登半島を縦断する観光列車で、豪華絢爛な車内でのおもてなしが多くの観光客に人気です。
花嫁のれんは8種類の個性豊かな座席があり、席ごとに車内の景色が違って見えてくるので、何度乗っても新鮮な体験ができます。一度公式サイトで座席の種類を見てみましょう。
また、花嫁のれんでは能登の里山里海の景色を楽しみながら、石川が産んだ食べ物を堪能することができます。列車の行先によって出されるお食事が変わってきます。
季節にちなんだメニューを頂くことができるので、シーズンごとに乗車する楽しみがあります。
花嫁のれんは観光列車のなかでも大変豪華な列車になっていて、連日満員になるほど人気なので、予約するなら早めに予約をしておきましょう。
- 乗車料金:大人1,370円、子供680円(乗車券も必要になってきます。)
- 公式サイト
まとめ
今回は観光列車にのるならおすすめな7つの列車と、列車にかかる運賃と種類について解説していきました。
観光列車は全国各地に多くありますので、観光しながら目的地まで連れて行ってくれる一石二鳥な移動手段になっています。
数数えきれないほどの観光列車があり、ご当地ならではのイベントを開催している観光列車もあるので、移動中もそのイベントに参加して観光をより楽しむことをおすすめします。