クレジットカードを持っているだけで、旅行保険が付いてくるのをあなたは知っていますか?
治療費が高額になりやすい海外へ旅行することが多い人にとって、保険料0円で旅行保険付くと何かと便利です。さらに国内旅行でも保険が適用されます!
年に1度でも旅行に行くのなら、持っておいて損はないでしょう!
この記事では、旅行保険が付帯されているクレジットカードを選ぶ基準や、おすすめなクレジットカードを3つ紹介します。旅行に行くことが多い方は、最後まで読んでくださいね。
旅行保険付帯のクレジットカードは便利!
旅行保険が付いているクレジットカードを持っている最大のメリットは、保険料0円で保険が付いてくることです。旅行保険は1,000円前後で安いですが、保険代も積もれば高額になってきますよ。
中には「数日しか旅行に行かないから、保険に入らなくて大丈夫」と考えている人もいるでしょう。
しかし、海外の場合はスリ・ひったくりが多いので携帯品を盗まれることがよくあります。また、取られた際に怪我を負うこともあるでしょう。
海外の医療費は高いので、怪我をしたときに病院を利用すると高額請求がくることもあります。例えば、日本の初診料が約3,000円なのに対し、アメリカは約1.5万円です。
払えない金額ではないけど旅行中にお金をたくさん使った上に、1.5万円の医療費がかかるのはお財布が辛い…。
さらに、救急車はプラス約12万円です。救急車代も加算されるとなると、支払いが大変ですよね。なので、旅行保険に入った方が良いですよ。
旅行保険付帯のクレジットカードを選ぶ基準
旅行保険付帯のクレジットカードを作成する場合、1番確認してもらいたいのが「自動付帯」か「利用付帯」ということです。
自動付帯:クレジットカードを持っているだけで、適用される保険
利用付帯:航空券やツアー代など特定の商品をクレジットカード払いにしたときのみ、適用される保険
メインカードが「利用付帯」で元々カード決済にしようと考えている場合は、どちらでも良いでしょう。
しかし、「〇〇円以上に限り旅行保険適用」というように利用額が指定されている時もあるので、注意しましょう。
旅行保険が付帯されているクレジットカード以外で支払う場合や、支払い代金が少ない場合は、持っているだけで保険が適用される「自動付帯」がおすすめですよ。
クレジットカードに付帯している旅行保険の種類
クレジットカードに付帯されている旅行保険の種類は、以下の通りです。
- 【傷害死亡】:事故による怪我が原因で亡くなったとき
- 【後遺障害】:事故による怪我で後遺症が生じたとき
- 【携帯品損害】:携帯品が損害・破損したとき
- 【入院/1日】
- 【手術/1回】
- 【通院/1日】
- 【航空便遅延】
旅行保険の種類について紹介しましたが、上記7つ以外にも項目があります。詳しく知りたい方は、作成しようと思っているクレジットカードの公式サイトを確認すると良いでしょう。
クレジットカードの種類やランクによって、付帯される旅行保険や補償額が異なってきますよ。
次の章から、旅行保険が自動付帯のクレジットカードを3つ紹介します。補償額については、一般カード(1番ランクの低いカード)の額を記載しています。
旅行保険付帯のクレジットカード①ハマカード
横浜インビテーションカード、通称ハマカードの補償額について紹介しますね。
海外旅行 | 国内旅行 | |
傷害死亡 | 2,000万円 | 3,000万円 |
後遺障害 | 2,000万円 | 3,000万円 |
携帯品損害 | 80万〜2,000万円 | 5,000円 |
入院/1日 | 20万円 | 5,000円 |
手術/1回 | × | 3,000円 |
通院/1日 | × | 1万円 |
航空便遅延 | × | × |
ハマカードは、海外旅行のときよりも国内旅行の方が補償額が高額です。国内旅行に行く人に、おすすめなカードですよ。
また一般カードなら年会費が無料ですので、クレジットカードを作成しやすいです。
ハマカードの旅行保険について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてくださいね!
旅行保険付帯のクレジットカード②ANAカード
ANAカードの補償額について、紹介しますね。
海外旅行 | 国内旅行 | |
傷害死亡 | 1,000万円 | 1,000万円 |
後遺障害 | 40万〜1,000万円 | 40万〜1,000万円 |
携帯品損害 | × | × |
入院/1日 | × | × |
手術/1回 | × | × |
通院/1日 | × | × |
航空便遅延 | × | × |
ANA一般カードの補償範囲は狭いです。ANAグループの航空機を利用するときにマイルが貯まるので、「マイルを貯めたい!」という方におすすめです。
ANA一般カードは、初年度が年会費無料であり、2年目から2,200円かかります。
ANAカードの旅行保険について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてくださいね!
旅行保険付帯のクレジットカード③Booking.comカード
Booking.comカードの補償額について、紹介しますね。
海外旅行 | 国内旅行 | |
傷害死亡 | 合計5,000万円(自動付帯は最高1,000万) | 合計5,000万円(自動付帯は最高1,000万) |
後遺障害 | ||
携帯品損害 | 50万円 | × |
入院/1日 | × | 5,000円 |
手術/1回 | × | 20万円 |
通院/1日 | × | 2,000円 |
航空便遅延 | × | × |
傷害死亡と後遺障害については、自動付帯分が1,000万円、利用付帯分が4,000万円です。
利用付帯の際に支払う金額については記載がありませんでしたが、補償額を増やしたい場合はBooking.comカードで旅行代金を支払うと良いでしょう。
ハマカードと同じく年会費が無料ですので、とりあえずクレジットカードを作っておくのがおすすめですよ。
Booking.comカードの旅行保険について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてくださいね!
通常の旅行保険の補償額は?
旅行保険が付帯されているクレジットカードを作成しようと考えている人の中には、「通常の旅行保険の方が補償額が高いんじゃないの?」と考えている人もいるでしょう。
ですので、この章では旅行のたびに入るタイプの旅行保険の補償額について説明しますね。
たびとも
たびともは、旅行先によって保険料が異なってきます。韓国旅行に2日間行った場合の保険料は、810円です。
また、国内旅行の場合1泊2日で保険料は、410円です。
海外旅行 | 国内旅行 | |
傷害死亡 | 1,000万円 | 500万円 |
後遺障害 | 1,000万円 | |
携帯品損害 | 30万円 | × |
入院/1日 | 治療費として1,000万円 | 5,000円 |
手術/1回 | 5万円 | |
通院/1日 | 1,500万円 | |
航空便遅延 | 1万円 | × |
旅行の日数により金額が異なるのでその点は、ご注意ください。また、保険料が高くなるほど、補償額も高くなります。
au損保
海外旅行の保険料は1,184円からであり、1泊2日の国内旅行なら保険料は262円からです。
海外旅行 | 国内旅行 | |
傷害死亡 | 500万円 | 500万円 |
後遺障害 | 500万円 | |
携帯品損害 | 30万円 | × |
入院/1日 | × | 4,000円 |
手術/1回 | × | 2万円〜4万円 |
通院/1日 | × | 1,000円 |
航空便遅延 | × | × |
au損保に関しても、保険料が高くなるほど、補償額も高くなります。
2つの旅行保険の補償額について紹介しましたが、クレジットカード付帯の旅行保険の補償額と比べると同じくらい、もしくは少ないことが分かります。
保険料自体は高額ではありませんが、無料で旅行保険が付いてくるクレジットカードの旅行保険の方がおすすめですよ。
旅行保険付帯のクレジットカードを複数持つと便利
旅行保険が付いているクレジットカードについて紹介しましたが、補償額が心許ないという場合は、複数枚持っておくいことがおすすめです。
クレジットカード1枚だけでは補償額が1,000万円の場合でも、旅行保険が付帯されているカードを2枚持っていればその分、補償額は増えます。
なので、すでに旅行保険が付帯されるクレジットカードを持っている方でも、もう1枚クレジットカードを作成すると良いでしょう。
旅行保険が付帯されているクレジットカードがあれば、怪我により働けなくなり医療費が払えないという事態に陥る可能性が低くなりますよ。
クレジットカードの旅行保険に関する注意点
クレジットカードの旅行保険は、適用される期限が設定されている場合がほとんどです。例えば、傷害死亡では、「旅行先で怪我を負った日から90日以内に死亡したときに限る」と決まっていたりします。
旅行先で怪我を負ったからといって、必ずしも旅行保険が適用されるという訳ではないので、覚えておくと良いでしょう。
旅行のたびに入るタイプの保険でも、期限が決まっている場合がほとんどです。クレジットカードの旅行保険だけでなく、旅行保険全体的に期限があると認識して良いでしょう。
まとめ
旅行保険が付帯されているクレジットカードについて、紹介しました。「自動付帯」のクレジットカードなら、持っているだけで旅行保険が付くので、旅行好きにおすすめですよ。
特におすすめなクレジットカードは、以下の3つです。
- ハマカード
- ANAカード
- Booking.comカード
クレジットカードに付いてくる旅行保険の補償額は、通常の旅行保険と比べると同じか高いです。保険料を払っていないのに高額な補償を受けられるので、クレジットカードは作った方が良いでしょう。
特に、無料で作成できるハマカードとBooking.comカードは、サブカードとして持っておくと便利ですよ。