「海外でスマホを使用すると高額請求がくる」という話を聞いたことがありませんか?何をしたら高額請求になるのか分からず、怖くてスマホを利用したくないと考える人もいるでしょう。
しかし、対策を行えば高額請求はこないですし、4つの方法でインターネットに繋げることも可能です。
この記事では、高額請求がくる理由や対策、高額請求の心配をせずインターネットに繋げる方法について説明していきます。海外旅行に行く予定のある方はぜひ最後まで読んでくださいね。
トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/女の子-人-女性-若いです-1245713/
海外でスマホを使用すると高額請求がくる?!
長期休みや有給休暇を利用して海外旅行に行く際、旅先でマップを利用したり、知り合いと連絡を取ったりする人も多いのではないでしょうか。
しかし、注意しないと旅行から帰ったあと、スマホの請求額が高額になってしまうことも!中には、76万円請求がきたという人もいます。
楽しかった思い出が一変し、「あの時なんでスマホを使っちゃったんだろう…」と嫌な気持ちが付き纏いますよね。
ですので、なぜ海外でスマホを使用すると高額請求がくるのか、高額請求を回避するためにはどうすれば良いのかを海外旅行に行く前にしっかり学んでおく必要があります。
なぜ高額請求がくる可能性があるのか
なぜ高額請求がくるのかの説明をする前に、スマホの電波状況について解説していきます。
docomoやauなど契約している携帯会社の電波が届かない海外の場合、日本と同じようにスマホを使用する際は現地の携帯会社の電波を使用します。
通常通りスマホを使用できるメリットがある一方で、現地の携帯会社の電波を使用すると、パケット定額や通話無料など日本で契約した料金プランが適用されないという点がデメリットです。
つまり、請求される料金の上限が撤廃された状態となり、使った分だけ使用料が請求されます。だから、高額請求がくるのです。
スマホの高額請求を回避する方法①フライドモード
1万や2万なら支払うことができると思いますが、76万円となると厳しいでしょう。月給が20万円だとすれば、約4ヶ月分の給料です。
実は、簡単に高額請求に陥らないようする方法が2つあります。1つ目は、「フライドモード(機内モード)」にすることです。
フライドモード(機内モード)に設定すれば、インターネットに繋げたり、通話をしたりすることができなくなるので、現地の携帯会社の電波を使用しません。
海外にいる間はずっとフライドモード(機内モード)にしておけば、高額請求がくる心配をしなくて済みますよ。Wi-Fi環境があれば、インターネットに繋がるので、安心してくださいね。
スマホの高額請求を回避する方法②データローミング機能オフ
2つ目の回避方法は、「データローミング機能をオフ」にすることです。
聞き馴染みのない人も多いと思うので簡単に説明すると、データローミング機能とは契約している携帯会社の電波がないとき、現地の携帯会社の電波を利用できる機能のことです。
この機能をオフにすることで、高額請求の原因となる”現地の携帯会社の電波を使用する”という事態を回避することができます。
フライドモードと異なるのは、電話が使用できる点です。着信の有無を確認したい場合は、データローミング機能をオフにして、高額請求を回避すると良いでしょう。
海外で通話をすると、受信した場合でも通話料がかかるという点は覚えておいた方が良いでしょう。
高額請求を回避しながら海外でスマホを使用する方法は?
高額請求にならないために、フライドモードに設定したり、データローミング機能をオフにしたりすると良いことは理解していただけたと思います。
しかし、初めての土地の場合マップを利用したいと思うこともあるでしょう。そんな時に、インターネットを利用できないのは不便です。
ですので、高額請求の恐怖を感じることなく、インターネットを使用する手段について紹介しますね。
- レンタルWi-Fi
- フリーWi-Fi
- 海外パケット定額
- SIMカード
上記4点について次の章で詳しく説明するので、ぜひ読み進めてください。
海外でスマホを使う方法①レンタルWi-Fi
1つ目に紹介するのは「レンタルWi-Fi」です。日本で使っているWi-Fiルーターは海外では使えないことが多いので、Wi-Fi機器をレンタルするのがおすすめです。
レンタルWi-Fiを持っていれば、いつでもインターネットにアクセスすることができますよ。
中でもおすすめな会社は、「イモトのWi-Fi」と「グローバルWi-Fi」です。どちらも、通信制限がきたとき容量を追加することができるので安心です。
料金は、渡航先・日数・容量・オプションの有無によって決まります。例えば、韓国旅行の際イモトのWi-Fiをレンタルすると、1日あたり1,580円+オプション(1GB)です。
海外でスマホを使う方法②フリーWi-Fi
2つ目に紹介するのは、「フリーWi-Fi」です。空港やレストラン、ホテルなどの公共施設で設定されているフリーWi-Fiは、無料でWi-Fiを使えるというメリットがあります。
ですが、フリーWi-Fiが設定されている場所が少なかったり、誰でもアクセスできる故に不正アクセスをされたりする可能性があります。
スペインで行われた実験によると、フリーWi-Fiを使っている人のうち64%の身元を割り出すことができたそうです。
マップを利用したい方や不正アクセスが心配な方は、先ほど紹介したレンタルWi-Fiがおすすめですよ。
海外でスマホを使う方法③海外パケット定額
3つ目に紹介するのは、携帯会社が打ち出しているプラン「海外パケット定額」です。
ウェブ・電話・店舗などで契約することができ、海外パケット定額なら日本と同じようにインターネットを利用できますよ。
Wi-Fi機器を持ち歩かなくて良いので、荷物が少なくなるのがメリットです。カバンが小さいから余計なものを持ち歩きたくない方やWi-Fi機器が盗まれたらどうしようと不安な方におすすめです。
料金は携帯会社によって異なりますが、例えばdocomoなら韓国旅行の場合1日あたりの料金は980円です。ただし、利用条件があるので1度、確認してみると良いでしょう。
海外でスマホを使う方法④SIMカード
最後に紹介するのは、「SIMカード」です。現地対応のSIMカードを購入することで、インターネットに接続することができます。
支払いはプリペイド方式であるため、「想像以上に支払い請求額が高い」ということはありません。
ただし、SIMフリーの携帯でしか利用できないので注意しましょう。SIMカードは国内でも購入できますが割高ですので、現地の言葉が話せるなら現地で購入するのがおすすめですよ。
国内で購入する際は、旅行先の国で使用できるSIMカードなのかを絶対に確認してくださいね!
海外・スマホの高額請求まとめ
日本といるときと同じようにスマホを使用すると、高額請求がくる可能性があるので注意しましょう。旅先でスマホを使用しなかったとしても、データ更新の際に現地の電波を使用します。
ですので、フライドモードにする・データローミング機能をオフにすることが大切です。
旅先でインターネットを使用したい方は、以下4点の方法で使用すると良いでしょう。
- レンタルWi-Fi
- フリーWi-Fi
- 海外パケット定額
- SIMカード
中でもおすすめなのがレンタルWi-Fです。利用条件がないので誰でも使用することができ、好きなタイミングでインターネットに繋げることができますよ。