ドコモの携帯を使っている方が海外でネットを使うために、どのような手段があるのか知っていますか?
今回の記事では、ドコモの携帯に特化して、主に、海外パケットプランの利用方法や金額、注意点などについて紹介していきます。是非、最後まで読んでみてくださいね。
まずは、海外へ行く際に、本当にネット環境を作っていく必要があるのか、メリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
(アイキャッチ画像:https://cdn.pixabay.com/photo/2019/01/04/12/01/distraction-3913012_1280.jpg)
海外でネットをつなげておくメリット・デメリット
メリット
1番のメリットは、オフラインの状態が無いため、どこでも手軽に知りたいものを調べられる点です。
例えば、予定よりも自由時間が余った場合に、近くの観光スポットや、お土産を買うことができるスポットをウェブやSNSで調べることができます。
更に、国内にいる友達や家族などにも、いつでもリアルタイムのやり取りができるなど、普段の携帯と同じように使用することができます。
デメリット
デメリットは、大きく2つあると考えています。1つ目は、旅行費用に通信費が入る事です。学生や費用を抑えたい方には少し痛手になってしまいますね。
2つ目は、海外でネットに接続する場合の手続き作業が必要になる事です。手続きに不備があると、上手くネット環境が作れずに、高額な通信費が請求される可能性があります。
海外でネット環境がない場合に起こる事
真っ先に思い浮かぶ事は、自分が今どこにいるのかわからなくなり、一緒に旅行に行った人と連絡がすぐに取れなくなる事です。せっかくの楽しい旅行が台無しになってしまっては勿体無いですよね。
最近では、オフラインでも使えるマップのアプリがあります。アプリを活用できると、現在地を迷う事はほとんどなく、旅行ができるでしょう。
国によっては、公共のwi-fiが町中にたくさん飛んでいる場合もあり、旅行費用を出来るだけ抑えたい人は、公共wi-fiだけでも十分な場合があります。
しかし、ネット環境があるに越した事はないと思うので、いくつか、海外でネットに接続するための手段を紹介していきたいと思います。
海外でネットを繋げる手段
海外でネットを繋げる手段は大きく5つあります。どの手段が自分に一番合っているのか、検討してみてください。
携帯キャリアの国際ローミング
今回の記事の中でメインとなる手段です。大手キャリアの携帯を利用している方は、一番手間がなく、手軽に利用することができます。
しかし、他の手段に比べると、金額はやや割高になってしまいます。後ほどドコモが行なっている、交際ローミングのプランや使い方について詳しく書いていきたいと思います。
wi-fiルーターのレンタル
旅行先でネットに繋げる際に、一番メジャーに利用される手段です。一人旅はもちろん、友達や家族など、大人数で旅行に行く際にお勧めです。
データ量あたりに必要な金額は比較的安くすみますが、飛行機での往復中のレンタル費用や、wi-fiルーターをレンタルする際の手続き、返却の手続きが必要になります。
公共のフリーWi-Fi
通信費を抑えたい方にお勧めです。ガイドブックに載っているような観光地には大体の場所でフリーWi-Fiが飛んでいます。
しかし、移動中や、少し観光地から離れた際には、すぐにネットにつなぐことができなくなるため、いつでもネットが使える環境を求めている方には不向きと言えます。
海外用のレンタル携帯
海外で心配になる事は、スリや置き引きなどの軽犯罪です。大切な思い出が詰まっている携帯を盗まれるのは誰だって嫌ですよね。
この海外用のレンタル携帯は、国内の会社で、盗難時の保証を行なってくれる会社も多く、いざという時にも安心です。
しかし、今現在、通話用のガラケーをレンタルしている会社がまだまだ主流なので、スマホが良いという方は、よく調べてからレンタルしましょう。
プリベイトSIM
プリベイトSIMは、他のサービスとは違い、使った分だけの請求になることが特徴です。念のために海外でもネットを繋げることができるようにしておこうという方にお勧めです。
ただし、SIMカードとチャージの金額が必要になる為、注意が必要です。
更に、一番知っておかなければならない事は、SIMロックがかかっている携帯の場合は、SIMロック解除の手続きや、新たな携帯が必要になります。
いかがでしたか、次からはドコモの国際ローミング(海外パケットプラン)に特化して、進めたいと思います。
ドコモの携帯の海外パケットパックのプラン
プランの種類
ドコモが提示しているプランは、205の国や地域を対象とした24時間の基本プランと、使用できる国や地域が62カ所に限定されたプランの2つに分かれています。
後者のプランは、1時間・3日間・5日間・7日間と4種類から指定でき、滞在期間に合わせて調整できることが特徴です。
利用できるエリア
現在、ドコモが対象にしている国と地域は世界の205の国や地域となっており、すべての国と地域ではないため、ご自身の旅行先に対応しているかを公式HPで確認することが必須と言えます。
利用条件
ドコモの海外パケットパックを利用するためには、ある2つの条件に当てはまっている必要があります。
- ドコモにおいて、インターネット接続サービス(SPモード)へ加入していること
- ドコモにおいて、パケットパックまたはパケット定額プランに加入していること
1の条件において、例外があり、SPモードのほかに複数のプロバイダに契約している場合は、申込が不可能となっています。
料金設定
プラン | 料金 | 1日あたりの料金 |
---|---|---|
24時間プラン | 980円 | 980円 |
1時間プラン | 200円 | – |
3日間プラン | 2,480円 | 約827円 |
5日間プラン | 3,980円 | 796円 |
7日間プラン | 5,280円 | 約754円 |
(引用:https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/ppko/?utm_medium=cpc&utm_source=google&utm_campaign=ca_kokusai_201907&utm_content=CV_NTTppko_g-n-name-n_n_nn_n_GS-CR000404_PPKO-wdrg&gclid=EAIaIQobChMI3fb36ZrV5wIVk6yWCh2kHAUiEAAYASAAEgJMR_D_BwE)
これらのプランの期間が過ぎると自動的にパケット通信が停止する仕組みとなっています。延長する際は、その都度、利用開始の手続きが必要になります。
また、利用できるデータ量は、国内で契約している、ご自身の携帯のパケットプランのデータ量と同じです。
そのため、残りのデータ量を超えると通信制限がかかり、通信速度が送受信時に最大128kbpsとなるので注意が必要です。
ドコモの携帯の海外パケットパックの使い方
各プランを申込み後、渡航先でデータローミングを「オン」にし、以下のドコモ海外利用アプリから利用開始操作をする必要があります。
こちらもご自身の携帯が対応しているのか、確認が必要です。また、海外パケットプランを利用する際には、あらかじめシステムアップデートを行っておくとダウンロードがスムーズになります。
- アプリダウンロード(IOS)→https://apps.apple.com/jp/app/id1342059577
- アプリダウンロード(Android)→https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nttdocomo.android.gs.utility_sha2&hl=ja
- iPhone・iPad(IOS11.0以上)
- ドコモ スマートフォン/タブレット(android™ 4.3以上)
ドコモの携帯の海外パケットパックに申し込む方法
海外パケットパックの申し込みの方法は3つあります。ご自身のスタイルに合わせて、是非、検討してみてくださいね。
My docomo
My docomoでは、dアカウントを利用しての手続きとなり、IDとパスワードを入力し、ログインをすると申し込みの手続きができます。
24時間いつでも申し込めるので、申し込みを忘れてしまっても気付いた時にすぐに対応できますね。
ドコモショップ
営業時間内にドコモショップを訪れることができる方にお勧めです。さらに、対面ですので知りたいことや分からないことがすぐに解決できることも特徴ですね。
電話での申し込みは、年中無休ですが、午前9時から午後8時と受付時間が決まっています。
電話番号は、ドコモの携帯からの場合、局番なしで「151」、または、普通電話で0120‐800‐000にダイヤルすると繋がり、どちらも通話料はかかりません。
ドコモ ワールドカウンター・インフォメーションセンター
日本の主要国際空港の4箇所(成田国際空港・中部国際空港・羽田空港・関西国際空港)とハワイに設置されています。
ワールドカウンター・インフォメーションセンターのいずれも、海外でのケータイのご利用方法・事前操作説明や海外でのケータイご利用に関するお申込み(システムメンテナンス時を除く)が可能です。
この3通りの方法では、いずれも無料で申し込めることが特徴です。
海外からドコモの携帯をネットに繋げるには
万が一、ネット接続の手続きを忘れてしまっていても、ドコモの海外パケットパックは24時間どこからでも申し込むことができます。なんと、手続きは2回の操作だけで完了します。
- ダイヤル「0」を1秒以上長押しして「+」を表示
- 81‐3‐6832‐6600へ問い合わせるという手順で手続きを進める
もちろん公共のフリーWi-Fiなどを利用して、先ほど紹介しました、My docomoからの接続も24時間可能です。
海外でドコモの携帯をネットに繋げる際の注意点
複数の国を旅行する際は、選んだプランによっては、再び利用開始の手続きが必要になる場合もあります。しかし、各プランの対象国・地域内であれば、国・地域をまたいでもそのまま使うことができます。
「1時間プラン」「3日間プラン」「5日間プラン」「7日間プラン」を利用中に、「24時間プラン」のみ対象の国・地域へ移動した場合、パケット通信は停止されるので注意が必要です。
引き続き「パケットパック海外オプション」を利用になる場合は、利用開始操作が必要になり、新たに定額料(980円/24時間)がかかります。
帰国後のドコモのネット接続の手続きについて
帰国後の設定の変更は、契約のモードにより少し異なります。自身の携帯のモードを確かめた上で手続きしてください。
iPhone、ドコモ スマートフォン(Android)、ドコモ ケータイ(spモード)で、データ通信を利用していた場合は、データローミングを「オフ」にする必要があります。
また、ドコモ ケータイ(iモード)で、メール選択受信を設定していた場合は、「オフ」にする必要があります。
これらの設定の変更は、忘れがちになってしまうので注意しておくと良いかもしれません。そのままにしておくと追加料金が請求される可能性があります。
まとめ
海外でネットに接続するには様々なサービスがありますが、ドコモの海外パケットパックなら、どこでも24時間申込が可能で、手軽に利用できるのが嬉しいですね。
また、3つの申し込み方法があるため、自身のお好きな方法で申し込みができることも特徴です。
ドコモの携帯を使っている方には、是非使って欲しいサービスだとも言えます。旅行へ行く際には、自分にあったサービスを活用して、素敵な思い出を作ってください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。