ベルリン旅行を計画しているあなたは「どこを観光すれば良いんだろう」と悩んでいるのではないでしょうか。
ベルリンには魅力的なスポットが豊富にあり、全てを回るとなると時間やお金が掛かります。限られた時間の中で、出来る限りベルリンを堪能したいですよね。
本記事では、特におすすめなベルリンの観光スポットを9つ紹介します。どのスポットも定番かつ人気な所ばかりなので、ぜひ参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ベルリン-連邦議会-r-4468572/)
ベルリンおすすめ観光スポット①イーストサイドギャラリー
「イーストサイドギャラリー」とは、ドイツ分断の象徴「ベルリンの壁」に描かれた多くのアート作品を見られるオープンギャラリーのことです。
世界最長のオープンギャラリーであり、世界中のアーティストによる壁画が約1.3kmに渡り展示されています。
中でも、東ドイツの国家評議会議長「エーリッヒ・ホーネッカ」とソ連最高指導者「レオニード・ブレジネフ」が熱いキスをしている壁画が有名です。
他にも個性的な壁画が多数あり、至る所で観光客が記念撮影をしています。ベルリンで思い出の1枚を撮るなら外せないスポットです。
ベルリンおすすめ観光スポット②アレクサンダー広場
「アレクサンダー広場」は、観光・食事・ショッピングの全てが楽しめるおすすめのスポットです。特に商業施設が集中しており、連日地元の人や観光客で賑わっています。
アレクサンダー広場にある「テレビ塔」はドイツで最も高い建物(高さ368m)であり、ベルリンのランドマークとして認知されています。
また、塔の球体部分には「展望台」「回転レストラン」があるので、ベルリンの景色を眺めながら食事を楽しむことができます。
他にも世界148都市の時を刻む「ウーラニアー世界時計」などがあり、11月末から12月末頃には「クリスマスマーケット」が開催される人気スポットです。
ベルリンおすすめ観光スポット③ベルリン大聖堂
「ベルリン大聖堂」は、ドイツ皇帝・ルーマニア国王も輩出したヨーロッパの貴族「ホーエンツェレルン王家」の記念教会です。
高さ114mを誇る巨大な聖堂であり、堂内にはプロイセン王を始め、王家にゆかりのある人々が眠っています。
ベルリン大聖堂の最大の見所は「天蓋」です。アントン・ヴェルナー作の聖書、山上の説教の祝福を画いたモザイク画が8点飾られており、270段の階段を登れば間近で見ることもできます。
また、煌びやかに輝く「金の装飾」やヴァルヘルム・ザウアー工房が製作した巨大な「パイプオルガン」も見所です。荘厳な雰囲気の中、ドイツの歴史を感じられる美しい大聖堂です。
ベルリンおすすめ観光スポット④ムゼウムスインゼル
世界遺産である「ムゼウムスインゼル」は、建造物の名前ではなく、5つの博物館・美術館が集まるエリアを指します。
シュプレー川の中洲に位置しており、ベルリン美術館を構成する博物館・美術館が集まっていることから「博物館島」とも呼ばれています。
- 旧博物館
- 新博物館
- 旧国立博物館
- ボーデ博物館
- ペルガモン美術館
それぞれの博物館には、「エジプト美術」「ビザンティン美術」「ギリシャ美術」などが展示されており、時代・場所を超えた芸術を鑑賞することができます。
中でも「バビロンのイシュタル門」「ペルガモン大祭壇」や「浜辺の僧侶」を始めとするカスパー・ダーヴィド・フリードリヒの作品が有名です。
ベルリンおすすめ観光スポット⑤ジャンダルメンマルクト広場
「ジャンダルメンマルクト広場」は、1688年に建設された歴史ある広場であり、ベルリンで最も美しい広場として有名です。
「ドイツ大聖堂」「フランス大聖堂」「コンツェルトハウス」に囲まれており、ルネサンス様式の建築物も鑑賞することができます。
どの時期でも美しい景観を見られますが、夏にはオープンカフェが開かれ、冬になるとクリスマスマーケットでより賑わいを見せます。
特にジャンダルメンマルクト広場のクリスマスマーケットは評判が高く、販売している食べ物やオーナメントもクオリティーが高い物ばかりです。
ジャンダルメンマルクト広場のすぐ近くには、お土産に大人気な「アンペルマン」のショップがあります。
ベルリンおすすめ観光スポット⑥ブランデンブルク門
1791年に完成した「ブランデンブルク門」は、高さ26m・幅65.5m・奥行き11mの砂岩でできた古典主義様式の門です。
「平和の象徴」として建てられた門ですが、ナポレオンの占領や戦争による廃墟化など、度重なる苦難を乗り越えてきた門でもあります。
見所は門の上部にある四頭の馬車「クアドリガ」と勝利の女神「ヴィクトリア」の像です。完成直後、ナポレオンにより持ち去られてしまいましたが、プロイセン軍がパリを占領した際に戻ってきた歴史ある像です。
門の正面は「パリ広場」に面しており、「フランス大使館」や「アメリカ大使館」、セレブ御用達のホテル「ホテル・アドロン(Hotel Adlon)」などがあります。
ベルリンおすすめ観光スポット⑦ドイツ連邦議会議事堂
ベルリンの人気スポットでもある「ドイツ連邦議会議事堂」は、元々1871年に「帝政ドイツ」が誕生して以来計画され、1894年に完成した「帝国議会議事堂」が改築された建築物です。
第二次世界大戦中に徹底的に破壊されましたが、1990年の東西ドイツ統一を契機に連邦議会のベルリン移転が決まり、イギリス人建築家ノーマン・フォスターの設計による議事堂が完成しました。
一番の見所は、巨大なガラス張りの「ドーム」です。ドームの中は見学者のための通路が設置されており、屋上からはベルリンの市街地を望められ、眼下には議場が覗けるようになっています。
また、議事堂内部は現代風オフィスとなっており、広い壁面には現代美術家の作品が展示されているなど美術館のような雰囲気となっています。
ベルリンおすすめ観光スポット⑧ポツダム広場
ベルリンの中でも知名度の高い「ポツダム広場」は、観光ガイドに必ず乗っている定番スポットです。
映画業界にとっては重要な場所であり、毎年2月には世界三大映画祭である「ベルリン国際映画祭」が開催されます。2002年には宮崎駿の名作『千と千尋の神隠し』がこの地で最優秀作品賞を受賞しています。
ポツダム広場の代名詞「ソニーセンター」は、レストランや映画を楽しめる複合施設であり、デザインがユニークなことから撮影スポットとしても人気です。
他にも「博物館」「劇場」「ショッピング・モール」もあるので、のんびりと観光するのにおすすめのスポットです。
ベルリンおすすめ観光スポット⑨カイザー・ヴィルヘルム記念教会
「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」は、シャルロッテンブルク地区にある教会であり、ベルリン西部を代表する建築物です。
空爆で大きな被害を受けた「旧教会堂」は、戦争を忘れないようにと被害を受けたままの状態が保たれています。当時の傷跡が残る外観とは異なり、内部には色鮮やかなモザイク画が広がっています。
また、旧教会堂だけではなく、「新教会堂」も見逃せないスポットです。「青の教会」とも呼ばれており、壁一面には約2万枚のステンドグラスが埋め込まれています。
荘厳さと美しさを兼ね備えた教会であり、言葉にはできない雰囲気があるスポットです。通常は静寂に包まれ、祈りを捧げる姿も見られますが、演奏会やコンサートが行われることもあります。
ベルリンの観光スポットまとめ
今回はベルリンで特におすすめなスポットを9つ紹介しました。紹介したスポットはどれも人気が高く、ベルリン観光の定番です。
9つとなると移動が大変そうに思いますが、ベルリンの中心部に集中しているため、コンパクトに観光することが可能です。また、ベルリン市内は交通機関が発達しているので、移動手段に困ることもありません。
ベルリンではスリや置き引きが多発しているので、荷物管理に気を配りながら観光を楽しみましょう。