この記事は「飛行機を使った時に経由地で上手に観光をしたい」人向けに書かれています。目的地に向かうまでの経由地にも楽しく観光する方法はたくさんあります。
乗り継ぎ便と経由便の紹介から経由地でのおすすめの過ごし方、経由地で観光をする前に確認しておくことなど、知っておくと便利な情報満載なのでぜひ参考してください!
飛行機の乗り換え①:乗り継ぎ便
長時間飛行機に乗る場合は、目的地に着くために2種類の方法をとります。それは「乗り継ぎ便」と「経由便」です。
1つは「乗り継ぎ便」です。名前の通り「乗り換える飛行機ごとに便名が変わる」ものです。そのため、搭乗券も乗り継ぐ便ごとに都度発行となるので、経由便とは手続きが異なります。
空港から出ることもできるので、次の飛行機に乗り継ぐまでの時間を利用して、観光なども楽しめるのが経由便との大きな違いです。
そして乗り継ぎ便のメリットは、チケット代を安くできることです。安い便のものを探しながら目的地に到着できるので、時間に余裕がる人や色々な場所で観光をしたい人におすすめの方法です。
飛行機の乗り換え②経由便
経由便は「目的地まで便名が同じ」とものです。別の飛行機に乗り換えますが、便名が変わらないので「直行便扱い」をする空港もあります。
一度飛行機から降りて別の飛行機に乗る理由としては、フライトに必要な物資や燃料を補給するため、立ち寄った空港で乗降客を入れ替え・満席にするといった目的があります。
乗り継ぎ便とは異なり、空港から出ることができないので要注意です。直行便と同じくらい早く目的地まで到着することができますよ。
次の章から、飛行機の経由地での過ごし方について説明しますね。
飛行機の経由地での過ごし方①:空港内で観光
空港から出られない「経由便」を使った場合や、初めて訪れた空港で過ごしてみたいという方は、ぜひ空港内で観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
経由便を使う場合は、「トランジットエリア」という場所で待つことになります。
出国審査のあとに入れるエリアと同じで、ショッピングやグルメを楽しめるスポットがたくさんあります。
空港によってはマッサージフロア・エクササイズフロア・ゲームコーナーといった様々な施設を用意されていてくつろぐことが可能です。
飛行機の経由地での過ごし方②:入国して観光
こちらは乗り継ぎ便を使った時に出来る方法ですが、入国手続きをして観光を楽しむことで待機時間を有効活用できます。
その場合には目的地の空港で降りる場合と同じ方法を取ります。入国審査を受けて許可が下りればそのまま観光が楽しめますよ。
空港に出るかどうかは待機時間の長さもありますが、交通機関の使い方や観光地までの距離、滞在時間など色々な面で考えなくてはいけません。
空港に戻れば再度出国審査や手荷物検査といった手続きも必要なのでおおよそ5時間程度の時間が確保できる場合におすすめの方法です。
観光する場合は飛行機の経由地の入国ビザを調べる
経由地の空港を出て入国する場合にはビザの必要性を考える必要があります。国によってはビザなしのところもあればビザが必要なところ、そしてトランジット滞在専用のビザなどがあるので事前に調べておくと良いです。
なお、ヨーロッパエリアの多くでは「シェンゲン協定」を結んでおり、この協定の加盟国であれば、日本国籍を持っている人は短期間の観光限定でビザが必要ありません。
シェンゲン協定は、入国審査なしにヨーロッパ間を行き来できる制度の事です。
ただし、あくまでも、ヨーロッパ間を行き来する時に適応されるので、日本からヨーロッパに行く際の最初の経由地では、入国審査があることは覚えておきましょう。
飛行機の経由地観光はゆとりをもって行動しよう
海外旅行だけに限らず慣れない場所への移動・観光では何が起きるか分からないものです。空港内で過ごす・入国して観光するといったどの過ごし方においても、常に時間には余裕をもって行動することをおすすめします。
特に飛行機の発着予定時刻は天候や様々な影響で大幅に変更になることがあります。そういったケースに柔軟に対応するためにも、乗り換え時間の2時間前には空港内で手続きを終えると良いです。
飛行機に乗る前に確認すべきこと①:搭乗券
出発前に確認しておくべきことはまずは搭乗券です。特に乗り継ぎ便の場合で、同じ航空会社のフライトを一括でまとめて予約した場合は、空港のチェックインカウンターで目的地までまとめて搭乗券が発行されます。
しかし、航空会社や空港によっては乗り継ぎ便の搭乗券が経由地の空港ごとで発行のところもあります。その場合には「トランスファーカウンター」に行ってチェックインをしましょう。
飛行機に乗る前に確認すべきこと②:荷物の預け直し
多くの人が飛行機に乗る際には荷物を預けます。経由地で一度飛行機を降りる際には、搭乗券の確認が終わったら荷物の受け取りも一緒に確認しましょう。
搭乗券をまとめて発行してもらえる場合は最終目的地まで荷物をそのまま運んでもらえます。しかし、航空会社が異なる・国内線を利用する場合には一旦荷物を受け取って、再度荷物を預けなおす手続きを取りましょう。
こちらも空港や航空会社によってシステムが異なるので、出発前にはカウンターで一度確認をすることをお忘れなく。
経由地での観光におすすめの空港
国際便のハブ空港として利用される空港では、トランジットツアーを用意している航空会社があります。おすすめの空港は中東エリアでは「アブダビ空港」と「イスタンブール空港」です。
アブダビ空港は、市内観光だけでなく砂漠をラクダで巡るデザートサファリや豪華ディナクルーズなども開催しています。さらに観光目的であればビザ不要なのも嬉しいです。
イスタンブール空港は日本からヨーロッパ方面への乗り継ぎで利用されることが多いハブ空港として知られます。
こちらの空港では送迎付きで色々な観光施設の入場料が無料などお得に観光ができる「TOURISTANBUL」に参加できます。
TOURISTANBUL参加資格
この章では「TOURISTANBUL」の参加資格について、説明していきます。参加資格は以下の通りです。
- コードシェア便を含むトルコ航空を利用する乗継乗客
- 乗継時間が6時間以上、24時間以下の乗客
- ツアー30分前までに申し込み場所まで来れる人
- 乗継の準備ができており、乗継のフライト出発時刻がツアー終了時刻から1時間半以上あること。
※同旅程で、ホテル宿泊とTouristanbulツアーの両方のサービスを受けることはできません。
※年齢制限はありません(幼児・乳児可)が、18歳以下は保護者がツアーに同伴する必要があります。
TOURISTANBULツアーに含まれるもの
「TOURISTANBUL」には、以下のサービスが含まれています。
-
- 空港間のシャトルバス送迎サービス
- 英語での案内サービス
- 朝食や昼食などの食事
※ランチではベジタリアンメニューが選べますが、その他のアレルギーや食事制限には対応していません。
日本発の飛行機が遅延・欠航した場合には?
時間に余裕を持ったつもりでも、悪天候が長時間続くと大幅な遅延や欠航が出ることはしばしば起きます。その場合には乗り継ぎが出来ないことも。
到着時間に間に合わない場合には、利用する航空会社のカウンターで別の便を手配してもらえるか確認しましょう。振替便が手配できない場合には24時間以上待たされるということも。
航空会社の責任による遅延や欠航であれば、そこでホテルの手配をしてもらえるなど何らかの説明がもらえます。
ただし格安航空券を手配した場合には搭乗券の払い戻しや変更が出来ないことがあるので注意しましょう。
飛行機で行く経由地観光のまとめ
飛行機を使う際には色々な空港や国を経由して目的地まで行くという方法があります。
飛行機で行く経由地ごとの仕組みを理解すれば快適な観光が楽しめます。
乗り継ぎ便のメリットは入国して観光が楽しめること、経由便は空港内でショッピングやグルメなどを楽しめて目的地までスムーズに移動できるのがメリットです。
乗り継ぎ便・経由便の違いを知って、自分の移動方法や観光の仕方に応じて賢く選択しましょう。