イリノイ州にあるシカゴは、観光地としても人気の都市です。いざ、シカゴへ行くとなった時、飛行機の料金や日本からの移動時間が気になりますよね。
本記事では、シカゴへの直行便や移動時間、航空券の相場などを紹介していきます。
空港から市内へのアクセスも紹介するので、シカゴへ行く方は参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/空港-ターミナル-乗客-旅行-3763301/)
【日本ーシカゴ】直行便が就航している空港
イリノイ州シカゴへは、羽田空港(HND)・成田国際空港(NRT)から直行便で行くことができます。
直行便は、JAL・ANA・ユナイテッド航空が運航しています。到着地は、シカゴ・オヘア国際空港(ORD)です。
航空会社 | アライアンス |
JAL(日本航空) | ワンワールド |
ANA(全日本空輸) | スターアライアンス |
ユナイテッド航空 | スターアライアンス |
アライアンスとは、コードシェア便(共同運航便)・マイレージサービスの共有化など、航空会社同士が業務提携を行うグループのことです。日本では「航空連合」とも呼ばれています。
航空券は、各航空会社の公式ウェブサイトや比較サイト、旅行会社で検索・予約することができます。
【日本ーシカゴ】羽田空港の飛行機情報
羽田空港からシカゴ・オヘア国際空港へは、JAL・ANA・ユナイテッド航空が直行便を運航しています。
羽田空港からシカゴ・オヘア国際空港までの飛行時間は、約12時間です。
出発地 | 航空会社 | アライアンス | 飛行時間(行き) | 飛行時間(帰り) |
羽田空港(HND) (東京国際空港) |
JAL | ワンワールド | 約11時間50分 | 約13時間10分 |
ANA | スターアライアンス | 約11時間50分 | 約13時間20分 | |
ユナイテッド航空 | スターアライアンス | 約12時間00分 | 約13時間10分 |
シカゴ・オヘア国際空港から羽田空港までの飛行時間は、約13時間10分です。シカゴから日本へ向かう方が、飛行時間が長くなります。
運航機材やフライトスケジュールによって所要時間も変わります。予め時間に余裕のあるスケジュールを立てておきましょう。
【日本ーシカゴ】成田国際空港の飛行機情報
成田国際空港からシカゴ・オヘア国際空港へは、JAL・ANA・ユナイテッド航空が直行便を運航しています。
成田国際空港からシカゴ・オヘア国際空港までの飛行時間は、約11時間40分です。
出発地 | 航空会社 | アライアンス | 飛行時間(行き) | 飛行時間(帰り) |
成田国際空港(NRT) | JAL | ワンワールド | 約11時間50分 | 約13時間00分 |
ANA | スターアライアンス | 約11時間40分 | 約13時間20分 | |
ユナイテッド航空 | スターアライアンス | 約11時間20分 | 約13時間20分 |
シカゴ・オヘア国際空港から成田国際空港までの飛行時間は、約13時間10分です。シカゴから日本へ向かう方が、飛行時間が長くなります。
【日本ーシカゴ】経由・乗り継ぎの飛行機
航空券を安く抑えたい方は、経由便・乗り継ぎ便も検討してみましょう。
ただし、移動時間が長くなるので、ゆとりを持ったスケジュールが必要です。
経路 | 飛行時間 |
日本→シアトル→シカゴ | 約13時間00分 |
日本→ニューヨーク→シカゴ | 約15時間30分 |
日本→トロント→シカゴ | 約14時間00分 |
上記の経路は、乗り継ぎ便の中でも比較的アクセスの良い経路です。
シアトル・ニューヨーク・トロントへは、羽田空港・成田国際空港から直行便が運航しています。(シアトルへの直行便は、関西国際空港からも運航)
※上記の飛行時間には、乗り継ぎ時間が含まれていません。乗り継ぎには2時間から4時間は掛かると想定しておきましょう。
【日本ーシカゴ】飛行機の料金
直行便を利用する方は、往復12万円は掛かると考えておきましょう。経由便・乗り継ぎ便を利用すれば、往復7万円辺りで購入することも可能です。
- ANA:123,000円〜
- JAL:102,000円〜
- ユニテッド航空:115,150円〜
※上記の料金は、各航空会社のサイトで検索した往復料金です。(2020年3月時点)
- 観光シーズンを避ける
- 早めに航空券を予約する
- 比較サイトで確認する
上記の3つは、航空券を安く購入するための鉄則です。航空券の料金は、予約する時期や利用するシーズンによって大きく異なります。
少しでも費用を抑えたい方は、日時や経路など、様々なパターンで比較してみましょう。
【日本ーシカゴ】空港から市内へのアクセス
シカゴ・オヘア国際空港から市内までのアクセスは次のようになります。
ゴー・エアポート・エクスプレス
ゴー・エアポート・エクスプレスは、希望する場所まで搬送してくれる乗り合いのバンです。
同乗者の行き先によって、移動時間が長くなる時もあります。チケットは、各到着階にあるサービスカウンターで購入します。
乗り場 | 各ターミナルの1E・2D・3F・5Eの出口外 |
移動時間 | 約45分〜(目的地、同乗者による) |
料金 | 30ドル〜 |
CTAトレイン・ブルーライン
CTAトレイン・ブルーラインは、空港からダウンタウンまで移動できる電車です。他のアクセスより料金が安いのがメリットです。
乗り場 | ターミナル2の地下(CTAトレインの空港駅であるO’Hare駅から) |
移動時間 | ダウンタウンまで約40分 |
料金 | 5ドル |
タクシー
タクシーを利用すれば、待ち時間もなく、目的地まで一直線に移動できます。移動は楽ですが、他のアクセスより料金が割高です。
乗り場 | 各ターミナルを出た所のタクシー乗り場から |
移動時間 | 約30分〜60分 |
料金 | 約50ドル〜60ドル(チップは運賃の15%〜20%) |
日本とシカゴの時差は?
日本とシカゴの時差は15時間です。シカゴがあるイリノイ州ではサマータイムを導入しており、サマータイムの期間中は時差が14時間となります。
サマータイムとは、日照時間が長くなる時期に時間を1時間進め、日光を有効的に使うことを目的とした制度です。
アメリカでは「Daylight Saving Time」と呼んでいます。
日本の方が時間が進んでいるので、日本の時間から15時間または14時間(サマータイム)を引けばシカゴの時間が分かります。
時差15時間 | 日本が10日の昼12時の場合、シカゴの時間は9日の夜21時 |
時差14時間(サマータイム) | 日本が10日の昼12時の場合、シカゴの時間は9日の夜22時 |
サマータイムの期間は、3月の第2日曜日(午前2時)から11月の第1日曜日(午前2時)までです。
3月から11月にシカゴへ行く方は、時間を間違えないように気をつけましょう。
コードシェア便って何?
飛行機を探している時、「コードシェア便」という言葉を見かけませんか?
コードシェア便(共同運航便)とは、2社以上の航空会社が1つの飛行機を共同運航している便のことです。
実際に運航しているのは1つの航空会社であり、他の航空会社は共同運航する飛行機の座席を販売して利益を得ます。
購入先 | 航空会社 | 乗務員・サービス | チェックイン |
ANA・ユナイテッド航空 | ユナイテッド航空 | ユナイテッド航空 | ユナイテッド航空 |
上記のように、ANAで航空券を購入しても航空会社がユナイテッド航空の場合は、乗務員や機内サービスもユナイテッド航空のものとなります。
また、チェックインもユナイテッド航空のカウンターで行うので注意が必要です。
飛行機に乗る前に!アメリカ入国には「ESTA」が必要
海外へ行くとなった時、まず確認しなければならないのは、パスポートの有効期限とビザの要否です。
アメリカに入国するには、ESTA(電子渡航認証システム)の取得が必要となります。
過去にESTAを取得している方も、有効期限が切れていないか必ず確認しましょう。有効期限が切れていた場合、アメリカに入国することができません。
アメリカは、入国審査が厳しい国です。アメリカへ渡航する際は、以下のことに注意しましょう。
- ESTAの未所持・未更新(有効期限は2年)
- オーバーステイ(90日以上の滞在)
- 観光または商用目的以外での入国
- 中東国(シリア、イランなど)への渡航歴
- 頻繁にアメリカへ渡航
一般的には、1年間に3回の入国、滞在日数の合計は180日以内となっています。また、2ヶ月以内の再渡航も控えておきましょう。
ESTAの申請は、出発する72時間前までに行うことが必要です。公式ウェブサイトから申請することができ、申請に掛かる料金は14ドル(約1,400円)です。
偽サイトによる被害、ESTA申請代行サービスによる高額請求も発生しているので、申請を行う際は注意が必要です。
【日本ーシカゴ】飛行機まとめ
日本からシカゴまでは、直行便で約12時間、経由便・乗り継ぎ便では約15時間以上も掛かります。時間に余裕のあるスケジュールを立てておきましょう。
長時間の移動になるので、基本的には直行便がおすすめです。移動費を安く抑えたい方は、経由便・乗り継ぎ便を検討してみましょう。
また、アメリカへ向かう前に必ずESTA・パスポートを確認しましょう。アメリカは入国審査が厳しいので、渡航する際は注意が必要です。