カリフォルニア州サンフランシスコは、アメリカの中でも人気の観光都市です。しかし、ホームレスやドラッグの問題もあり、治安に不安を持つ方もいる思います。
本記事では、サンフランシスコの治安や身近に潜む危険について紹介していきます。
特に治安の悪いエリアや事前の対策についても紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/サンフランシスコ-建物-塔-690243/)
サンフランシスコの治安はどうなの?
サンフランシスコは、アメリカの中でも比較的治安が良い都市と言われています。しかし、世界屈指の安全国である日本からすると、治安のレベルが全く異なります。
日本の感覚でいると、犯罪やトラブルに巻き込まれることもあるので注意が必要です。
また、危険なエリアもあるので、事前に認知しておくと安全に繋がります。
次の章からは、サンフランシスコにおいて、特に注意するべきことを紹介していきます。
サンフランシスコで注意すること①窃盗
サンフランシスコでも突出しているのが、窃盗犯罪です。特に車上荒らしが多発しており、社会問題にもなっています。
警察による対策が取られていますが、現状を打開するまでには至っていません。車で移動する方は、注意が必要です。
また、スリや置き引きの被害も起きています。観光地で気が緩んだ時、飲食店で荷物から目を離した時など、思いも寄らない時に盗まれるケースが多いです。
日本の感覚でいると、被害に遭う確率も高くなります。観光を楽しみながらも、警戒心を持ち合わせておきましょう。
サンフランシスコで注意すること②ホームレス
サンフランシスコは、ニューヨークやロサンゼルスと同様、ホームレスが多い都市です。病気や事故、無職の人など理由は様々です。
また、サンフランシスコの南部(シリコンバレー)には、世界トップレベルの企業が集中しています。企業の成長に伴い、地価・生活費が高騰し、所得格差・貧困問題も拡大しています。
観光の際、ホームレスには注意が必要です。突然人を襲ったり、後をつけられたりするといった被害が発生しています。
日本人の場合、観光客だと認識されやすいので、ターゲットになる可能性もあります。うかつに近寄らないようにしましょう。
サンフランシスコで注意すること③ドラッグ
サンフランシスコでは、ドラッグへの注意が必要です。ホームレスが使用していたり、歓楽街で売買されていたりするなど、身近な所に危険が潜んでいます。
トラブルに巻き込まれないためにも、周囲の確認は必ず行いましょう。様子がおかしい人がいたら、すぐに離れることが重要です。
また、カリフォルニア州は、大麻が合法化されています。日本の「大麻取締法」は、海外でも適用されるので、合法化されていても手を出さないようにして下さい。
治安が悪いエリア①テンダーロイン
治安が悪いエリアといえば、テンダーロイン(Tenderloin)が有名です。サンフランシスコの中で、最も危険なエリアと言われています。
ホームレスや犯罪者が多く、強盗・傷害・銃器所持法違反・薬物犯罪などが多発しています。
観光で気をつけなければならないのが、観光名所のユニオンスクエアが近いことです。また、テンダーロイン周辺には、ホテルや飲食店もあります。
知らずに入り込んでしまい、トラブルに巻き込まれることも考えられます。自分がいる位置を把握し、近寄らないよう心掛けましょう。
治安が悪いエリア②ウェスタン・アディション
ウェスタン・アディション(Western Addition)のエリアには、高級住宅地や高級ショッピング街などがあり、一見治安が良さそうに見えます。
しかし、ウェスタン・アディションの南部は、治安が悪いエリアとして有名です。
生活保護者のアパートも多く、ホームレスや薬物中毒者もいます。傷害や車上荒らし、性犯罪なども発生しているので、近づかないようにしましょう。
また、日本人がよく訪れるジャパンタウンが近くにあるので、観光で訪れる際は注意が必要です。
治安が悪いエリア③サウス・オブ・マーケット(SoMa)
SoMaとも呼ばれるサウス・オブ・マーケット(South of Market)は、普段はとても静かなエリアです。しかし、時折銃撃戦が起こることもあるので、車での移動が推奨されています。
また、南へ行くほど治安が悪く、強盗・傷害・薬物犯罪なども発生しています。少しずつ治安は改善されていますが、油断は禁物です。
サンフランシスコジャイアンツのホームスタジアム、AT&Tパーク周辺では、車上荒らしや窃盗が多発しています。
観光する方は、荷物管理を徹底し、高級品や多額の現金を持ち歩かないようにしましょう。
治安が悪いエリアの特徴
治安の悪いエリアは、ネットの情報などで事前に知ることができます。
しかし、全てを把握できる訳ではなく、最終的に自分で判断しなければなりません。
- 道が汚い・ゴミが散乱している
- 落書きが多い
- ドアや窓に鉄格子がある(強盗防止)
- 車の窓が割られている
- 古い車・改造車が多い
- 路上で寝ている・たむろしている
- 身なりが汚い
- 変な臭いがする(ゴミや薬物による臭い)
- 様子がおかしい人がいる(ドラッグユーザー)
治安の悪いエリアは、雰囲気がガラッと変わります。少しでも違和感を感じたら、その場から離れることが賢明です。
また、ドラッグユーザーは、叫ぶ・怒る・独り言を言うといった症状が見られます。また、焦点が合っていないなど、目の様子も変わっています。
サンフランシスコの治安対策
どんなに危険を避けていても、トラブルに巻き込まれることはあります。観光を楽しむためにも、予め対策を行い、リスクを最小限に抑えましょう。
- 事前に危険なエリアを確認
- 貴重品はバッグに入れる(ファスナー付き・体に密着する物が好ましい)
- クレジットカードは分散して保管
- 高級品・多額の現金を持ち歩かない
- 人通りが少ない場所へ行かない
- 夜間の外出は控える
夜間に外出する場合は、人通りが多い所やDoor to Doorでの移動を心掛けましょう。BART(電車)を利用する際も、人がいる車両の方が安全です。
観光で気が緩みそうになりますが、警戒心や自分の身は自分で守るという意識を持っておきましょう。
サンフランシスコ治安まとめ
サンフランシスコは、人気の観光都市でありながら、ホームレスやドラッグといった社会問題を抱えています。
まずは、自分から危険に近づかないことが重要です。目的地を調べるだけでなく、周辺の治安も確認しておきましょう。
事前に確認できないこともあるので、現地で違和感を感じたら、その場から離れることが賢明です。
また、夜間は外出しない・クレジットカードを分散して保管するなど、予め対策を行っておきましょう。