「アメリカ旅行を考えているけど、楽しく観光するにはどれくらいの日数が必要なんだろう?」と、悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
それもそのはず。世界でもトップの経済大国であるアメリカは何もかもスケールが桁違い!国土は広い上、移動するだけでも膨大な時間がかかります。
今回はアメリカを観光するのにオススメの日数を、さまざまなシチュエーション別に詳しく紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
(トップ画像出典:https://unsplash.com/photos/JB92NeJSxW4)
アメリカは広すぎるので日数を決めるのが難しい
まず最初に言いたいのが、アメリカはとにかく広いということです。アメリカの面積は日本の約26倍もあるので、広いのは当然の話ではありますが、日本で国内旅行に行くような感覚はアメリカでは通用しません。
そのためアメリカ観光では、移動が旅行をうまく乗り切るためのカギになってきます。例えば、隣の都市に移動するのに飛行機に3時間乗ったり、電車に7時間揺られたりというのはよくあることです。
国内旅行では到底経験しないような移動時間ですよね。アメリカ旅行で日数を決めるときは、移動時間を考慮したうえで満足できるような日数を設定しましょう。
アメリカ観光に最適な日数はケースバイケース?
それではアメリカ旅行を満喫できる日数って具体的にどれくらいなのでしょうか?
結論からいうと、「ケースバイケース」です。なぜなら、読者のみなさんがどんな旅行プランを考えているかによって、大きく変わってくるからです。
国内旅行であれば、ほとんどが二泊か三泊あれば十分満喫できますし、旅行会社で予約できるツアーもそれぐらいの日数で設定されていることがほとんどです。
アメリカの場合は二泊か三泊では足りないので、次からはプラン別に、観光に最適な日数を紹介していきます。
アメリカ観光に最適な日数【1都市だけ観光する場合】
まず最初に紹介するのは、1つの都市だけにとどまって観光する場合です。この場合オススメする観光の日数は、「丸一日遊べる日を二日以上にする」日数です。
日本からアメリカは最短でも飛行機で11時間はかかりますから、このことを考慮すると一通り観光するのに最低でも二泊四日以上は欲しいですね。
1都市だけの滞在ならば、丸二日あればその都市で有名な観光スポットやレストランを網羅することができます。
モデルコース紹介!【ロサンゼルス】
それでは前項までを参考にした、筆者厳選のモデルコースを紹介します。まずはあのハリウッドで有名な都市ロサンゼルスです。
- 1日目:グリフィス天文台、サンタモニカ・ビーチ
- 2日目:ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
- 3日目:エンゼルスタジアムで野球観戦
1日目
ロサンゼルスに着いたらまず、シンボルである「HOLLYWOOD」の看板を見にグリフィス天文台へ行きましょう。ここは実はあまり知られていない、「HOLLYWOOD」を間近で見られる隠れスポットです。
そのあとは、夕暮れ時に合わせてサンタモニカ・ビーチに行くのがオススメです。ここは「西海岸で最も美しいビーチ」と呼び声が高いビーチで、美しいサンセットが見られます。
2日目
2日目はユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで1日中満喫しましょう!日本よりもスケールが大きく、アトラクションも豊富なので楽しいですよ。
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドへは、電車でのアクセスがオススメです。ダウンタウンからメトロで20分ほどで着くことができます。
3日目
3日目はロサンゼルスの市内をのんびり散策しましょう。レストランやカフェ、お土産屋さんなど、アメリカらしい雰囲気の街並みを歩くのはテンション上がりますよ!
そして夕方にエンゼルスタジアムに移動して、野球観戦をしましょう。もしかしたら試合で活躍する大谷翔平が見られるかも!?
アメリカ観光に最適な日数【1都市+近隣ツアーの場合】
次に紹介するのは、滞在するのは一つの都市で、プラスαで都市郊外にある観光スポットへのツアーに参加する場合です。
この場合は前項で紹介した【1都市だけ観光する場合】の日数に、もう1日加えるとちょうど良い日数になるので、三泊五日以上が望ましいですね。
アメリカには、世界自然遺産に登録されている美しい景色が見られる国立公園がいくつもあります。そこから最も近い都市から訪れる場合、日帰りツアーを利用することがほとんどです。
早朝に出て夜遅くに帰ってくるため疲労も貯まります。体力の余力も考慮して日数を決めるのが良いでしょう。
モデルコース紹介!【サンフランシスコ+ヨセミテ国立公園】
先述した「1都市+近隣ツアー」の場合のモデルコースを、観光客が「また行きたい都市」として絶大の人気を誇るサンフランシスコを元に紹介していきます。
- 1日目:ゴールデンゲートブリッジ
- 2日目:フィッシャーマンズワーフ、アルカトラズ島
- 3日目:ヨセミテ国立公園
1日目
まずサンフランシスコについたら、市内をブラブラしましょう。ケーブルカーを見たり街で買い物をしたりしましょう。そして夕方にライトアップされるゴールデンゲートブリッジを見るのがオススメです。
2日目
2日目は「フィッシャーマンズワーフ」に行くのがオススメです。ここはサンフランシスコ市内の人気観光エリアで、いつもたくさんの観光客で賑わっています。
ショッピングやグルメなどが充実しており、海に面しているので景色も最高ですよ!
3日目
三日目は自然が美しいヨセミテ国立公園に行きましょう。ここでは巨大な1枚岩や、落差50mの滝など、大自然を間近で見ることができます。
ヨセミテ国立公園までは自動車で4時間ほどかかるので、サンフランシスコ発のバスツアーを使っていくのがオススメです。
サンフランシスコの観光地をもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
モデルコース紹介!【ラスベガス+グランドキャニオン】
次に紹介するモデルコースは眠らない街ラスベガスです。ラスベガスには、世界でも有数のセレブが集まり、毎日豪華なイベントが開催されています。その中でオススメのプランを紹介します。
- 1日目:ラスベガスの街を満喫
- 2日目:アンテロープキャニオン
- 3日目:グランドキャニオン
1日目
1日目はラスベガスの中心街を見て回りましょう!メインストリートには世界の有名観光スポットの縮小モデルの建物があります。
ピラミッドやエッフェル塔など、歩くだけで世界旅行に出たような気分を味わえるのでオススメです。筆者が行ったときは、夜に行われたホテルベラージオの噴水ショーがとても綺麗で感動したのをよく覚えています。
2日目
2日目は世界遺産のアンテロープキャニオンに行きましょう。アンテロープキャニオンはアリゾナ州にある渓谷で、長い年月をかけてできた砂岩の層です。
隙間から太陽が降り注ぐ様子は絶景ですよ!アンテロープキャニオンへはラスベガス発のツアーを使って行くのがオススメです。
3日目
3日目は世界遺産のグランドキャニオンに行きましょう。グランドキャニオンはアメリカを代表する人気観光スポットで、無限に広がる峡谷の、美しい絶景を見ることができます。
グランドキャニオンへ行くには、ラスベガス発のツアーがいくつもあるので利用するのが良いでしょう。グランドキャニオンの見学には丸1日かかるので、しっかりと準備していくのがオススメです。
ラスベガスの観光地について、もっと知りたい方は以下の記事を参考にしてくださいね。
アメリカ観光に最適な日数【複数の都市を巡る場合】
次に紹介すのは、複数の都市を巡る場合です。どの都市を巡るかにもよりますが、近隣都市を巡る予定なら、日数の目安としては「訪れる都市の数×3日」が理想です。
都市間の移動手段としては主に4つあり、自身の予算や旅行のスタイルによって変わってきます。
- 飛行機
- 長距離バス
- 長距離電車アムトラック
- レンタカー
個人的にオススメなのは速くて楽な飛行機ですが、他と比べて割高なので予算的に厳しいという方は、別の移動手段を選択しましょう。
一番近くの都市に移動する場合でも、半日以上はつぶれる想定をして予定を組むと、快適な旅をできるはずなので参考にしてくださいね。
モデルコース紹介!【アメリカ東海岸縦断】
先述した「複数の都市を巡る」場合のモデルコースを、ニューヨークのある東海岸からピックアップして紹介します。
- 1都市目:マイアミ
- 2都市目:ワシントンD.C
- 3都市目:ニューヨーク
マイアミ
まず最初の都市は、アメリカ東海岸の南部に位置するリゾート地、マイアミです。マイアミに来たらぜひ、マイアミビーチに足を運びましょう!
マイアミビーチは綺麗な海と真っ白な砂浜が特徴のアメリカでも屈指のビーチです。砂浜で日光浴をしたり、マリンスポーツを体験したりと非日常を味わうことができるのでオススメです。
ワシントンD.C
マイアミを観光した後は飛行機に2時間半ほど乗って、ワシントンD.Cに移動しましょう。
ワシントンD.Cは、言わずと知れたアメリカ合衆国の首都です。大統領が暮らすホワイトハウスがあるのもここワシントンD.Cです。
ワシントンD.Cにはアメリカの歴史を学べる歴史的な博物館や美術館などが多くあるので、ぜひ行ってみてくださいね。
ワシントンDCの観光地についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
ニューヨーク
旅の締めくくりは世界の中心地、ニューヨークで迎えましょう。ワシントンからニューヨークへは高速バスを利用するのがオススメです。4時間ほどで着くことが出来ます。
ニューヨークにはさまざまな観光スポットがあり、多すぎて迷ってしまうかもしれません。
そんな方はタイムズスクエアと自由の女神だけは必ず見ておきましょう!ニューヨークの顔ですし、観光では外せないスポットです。
アメリカ観光の注意点
アメリカは銃社会です。誰もが知っている大都市ではほとんどないですが、ローカルな地では悲惨な銃乱射事件が起こることがしばしばあります。
どれだけ警戒していても巻き込まれる可能性はありますが、犯罪に巻き込まれないためにできる最低限の対策はしておきましょう。
観光ガイドに載っていないようなローカルな都市には行かないようにしたり、暗い夜道を一人で歩かないようにしたり、怪しげな店には近づいたりしないようにしましょう。
アメリカ観光に最適な日数:まとめ
ここまで、アメリカを快適に観光するためにオススメの日数や、それに合わせたモデルコースの紹介をしました。
とにかくアメリカは広いですし、魅力的な観光都市がたくさんあるので、計画を立てるのに悩むことが多いと思いますが、この記事を読めば、かなり具体的にアメリカ観光をイメージできることでしょう。
海外映画でしか見たことがないような雄大な自然や果てしなく続く道路、東京よりもキラキラしてる大都会など、楽しいところが盛りだくさんなので、ぜひ素晴らしい旅行にしてくださいね。