アメリカ観光の見所と言えば、自由の女神を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は、自由の女神をが世界遺産だということを知っていますか?
他にも、アメリカ観光で人気の高い、グランドキャニオンやイエローストーン国立公園も世界遺産に登録されているのです。
しかし、それだけではなくアメリカの世界遺産は、なんと23箇所も登録されています。
今回は23ある世界遺産の中から、観光の際に是非とも行って欲しい5つの世界遺産を紹介します。是非、参考にしてみてください。
(トップ画像出典:https://cdn.pixabay.com/photo/2014/02/17/10/20/statue-of-liberty-267948_1280.jpg)
アメリカの世界遺産について
まず始めに、世界遺産とはどのようなもののことを指すのかを知っていますか?以下は、一般的な世界遺産の定義について書かれています。
1972年の第17回UNESCO総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称:世界遺産条約)は、世界遺産を人類共通の遺産として保護、保全していくために、国際的な協力及び援助の体制を確立することを目的に制定されました。
アメリカの世界遺産の内訳は、世界文化遺産が10箇所、世界自然遺産が12箇所、そして、複合世界遺産が1箇所の計23です。
ところで、『世界複合遺産ってなに?』と思われた方もいると思います。聞き馴染みのない言葉ですが、次に紹介していきたいと思います。
世界に35箇所しかない『世界複合遺産』
世界複合遺産とは、文化遺産と自然遺産に選ばれるための認定条件を2つとも満たしている世界遺産のことを指します。
アメリカの複合世界遺産とされているのは、ハワイに位置するパパハナウモクアケアと呼ばれている場所です。詳しいことは後に紹介しますね、
その他に、有名な複合世界遺産と言えば、中国の泰山や、ペルーのマチュピチュの歴史保護区です。いずれも、壮大で心掴まれる景色であることは間違い無いでしょう。
そして、タイトルの通り、世界に35箇所しかないほど、複合世界遺産は非常に貴重な存在だと言えます。後ほど、アメリカで登録されている複合世界遺産も、併せて紹介していきたいと思います。
アメリカ観光で訪れたい世界遺産 自由の女神像
知らない人はいないのでは、と言っても過言ではないほど有名な『自由の女神像』ですが、なぜ、世界遺産に登録されているのか知っていますか?
世界文化遺産の自由の女神は、1886年のアメリカの独立100周年を記念して、フランスからプレゼントされたもので、民主主義の象徴であ理、海外から移民でたどり着いた人々にとって自由のシンボルです。
人々の心を救った、自由の女神像は、1924年にアメリカ合衆国国定記念物に登録され、1984年には文化世界遺産に登録されました。
自由の女神像を訪れる際には、マンハッタンの南西にあるリバティ島まで、フェリーで移動する必要があるため、注意が必要です。
アメリカ観光で訪れたい世界遺産 グランドキャニオン公園
世界自然遺産のグランドキャニオン国立公園は、世界最古の国立公園として知られていて、1979年には世界遺産として登録されました。
グランドキャニオンは、500万年もの年月をかけてコロラド川が創り出した渓谷のことで、圧倒的なスケールと絶景を見ることができるため、世界中から観光客がやってきます。
また、グランドキャニオン国立公園は、ラスベガスやサンフランシスコからのアクセスが良く、移動手段も豊富です。中には、オプショナルツアーでアクティビティや自然体験ができるものもあります。
せっかく訪れるなら、500万年もの歳月をかけた自然で、アクティビティをして、存分に楽しむのもいいかもしれませんね!
アメリカ観光で訪れたい世界遺産 ハワイ火山国立公園
世界自然遺産のハワイ国立公園は、有名な火山『キラウエア火山』があり、今もなお活火山として存在しています。
また、公園内にあるキラウエア・ビジター・センターでは、パネルやハワイ島の模型、ギフトショップ、トイレがあり、ハワイの事を知ることができます。旅行の疲れを癒す、休憩にもおすすめのスポットです。
そしてなんと言っても、キラウエア火山は車で敷地内に入ることができるのが特徴で、流れる溶岩を間近で見られるため、レンタカーを借りて訪れる観光客も沢山います。
- 住所 Hawaii Volcanoes National Park, Volcano, Hawaii
- 電話番号 (808) 985-6051
- 営業時間 9:00-17:00 定休日 なし
アメリカ観光で訪れたい世界遺産 イエローストーン公園
世界自然遺産であるイエローストーン国立公園は、1872年に世界で初めて国立公園に指定された公園で、更には、1978年には世界遺産に登録されています。
イエローストーン国立公園は、ワイオミング州・モンタナ州・アイダホ州の3州(8984平方km)にまたがっているため、1日で見尽くすことはほぼ不可能と言えます。
しかし、ここでしか見られない景色が沢山あり、空高く噴出する間欠泉や、鮮やかな七色の熱水泉など、地球の原点なようなものに触れられる、素晴らしい公園です。
時間がある方は、是非、イエローストーン国立公園へ足を運んでみてくださいね。
アメリカ観光で訪れたい世界文化遺産 独立記念館
世界文化遺産の独立記念館は、1776年7月4日に建物の広間でトーマス・ジェファーソンが起草した「自由と平等の国家を作る」と言う、アメリカ独立宣言が採択されたことがきっかけで名付けられました。
独立記念館の建物は、赤レンガ造りの2階建てで、上部にはドームや尖塔、鐘楼などがあります。また、独立記念館の隣にある展示館には「自由の鐘」があり、アメリカ独立宣言の際に鳴らされました。
独立記念館を見学する際には、無料のガイドツアー(30分程度)に参加する必要があり、公園内のビジターセンターで予約(午前8時半から受付)をしないといけないで注意してください。
- 住所 143 S 3rd St Philadelphia PA USA
- 電話番号 215-965-2305 (国際電話にご注意を)
- 開館時間 9:00~17:00 定休日 12月25日
アメリカ唯一の世界複合遺産 パパハナウモクアケア
実は、世界複合遺産のパパハナウモクアケアは観光で行くことができず、更には、船舶の通過でさえ許可が必要な特別な海域とされています。全長は約1900kmにも及び世界最大級の海洋保護区です。
そんな、パパハナウモクアケアの周辺の海は1年を通して穏やかで、ほとんど波の影響を受けません。
そのため、環境が独特の生態系をつくり、ハワイアン・モンクシールやアホウドリなど絶滅危惧種や多くの固有種が存在しています。自然を守るために、観光客が出入りできないのも納得ですね。
観光はできませんが、是非、パパハナウモクアケアの自然を映像や公式サイトで見てみてください、あなたの知らない世界を見ることができるかもしれません。
住所:Papahanaumokuakea, Hawaii USA
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1326
アメリカで世界遺産を観光する際の注意点
アメリカの世界遺産は、州をまたいでいる場所が多く、計画的に観光することが大切になってきます。
ツアーをうまく活用して効率よく巡る方法もありますので、気になった世界遺産を訪れる際には、一緒に、世界遺産を巡るツアーも調べてみるといいかもしれません。
また、絶景を見ることができるスポットや自然を楽しむことができるスポットが多く、その分、屋外にいる時間も長くなります。十分な水分と休憩を取り、決して無理をすることがないようにしましょう。
まとめ
今回紹介した世界遺産の他にも、アメリカにはまだまだ多くの世界遺産があります。どの世界遺産も迫力満点の自然や、アメリカの深い歴史を感じることができます。
せっかくのアメリカ観光なら、どれか一つでも世界遺産を観光するのもいいかもしれませんね。きっと忘れることができない絶景を目の当たりにできるはずです。
この記事が、アメリカ観光の手助けになればと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます。