世界中から観光客が集まるインドネシアのバリ。海も山もあって最高のリゾート地です。ただ、日本からバリまで飛行機で行くのが実は大変なんですね…。
- 日本からの直行便が少なく、発着している空港が限定されている。
- 直行便があっても便が少ない、飛行機の料金が高い!
今回は【日本⇔バリ】の直行便・経由便で移動中も損しないルートを取り上げました。この記事を読むと、バリへの移動も楽しくなりますよ!
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2859296?title=%E3%83%90%E3%83%AA%E5%B3%B6%E3%81%AE%E9%A2%A8%E6%99%AF)
【日本→バリ】への飛行機の直行便はあるの?
日本→バリへの直行便は、2019年現在成田国際空港(成田)・関西国際空港(関空)の2カ所から毎日1便出ていて、直行便が到着する空港は【デンパサール空港】です。(現地では【ングラ・ライ国際空港】)
中部国際空港などインドネシアの各地(ジャカルタ等)に向かう便は複数あります。しかし、毎日日本からデンパサール空港に向かう便は、成田・関空の2カ所から出発する1便のみですので、注意しましょう。
成田・関空への交通アクセスは、高速バスなど交通手段はありますが、出発時間が限定されています。直行便が到着する空港が近くに無い場合は、経由便を利用しましょう。
【日本→バリ】への飛行機の直行便はガルーダ航空だけ!
現在、日本からバリへの直行便はガルーダ・インドネシア航空のみとなっています。最近までエアアジアの直行便もありましたが、運休となったため、直行便を運航している航空会社は1社となりました。
直行便がガルーダ航空1社の運航となった影響で、料金は値上がりしています。直行便は国や空港を経由しなくて便利ですが、飛行機の料金を押さえたいなら経由便を利用する方が良いでしょう。
経由便では、直行便より手続き等で時間がかかるというデメリットがあります。しかし、直行便より料金が安かったり、経由する空港を利用した方が便が多かったりするので、予定を立てやすいメリットもあります。
直行便は現在ガルーダ航空のみですが、予約した飛行機がコードシェア便の場合、ANAまたはJALが運行する飛行機に搭乗することもあります。
コードシェア便とは?
コードシェア便とは、複数の航空会社が共同で運行する便です。現在ANAとJALがガルーダ航空とコードシェア便を運航しており、航空券の予約時に「コードシェア」と「運航会社」が表示されます。
コードシェア便は、飛行機を運航する会社のサービスが適用されるため、例えばANAやJALで数十万円する航空券が、ガルーダ航空で購入した場合、数万円になる…というメリットもあります。
しかし、ガルーダ航空が運航する便を、ANAやJALが運航する場合は、料金が逆に高くなることもあります。
さらに、運航会社によっては航空券の予約変更が出来ない、荷物の重量制限が日本より厳しいなど、デメリットもあるので、利用する時は注意しましょう。
【日本⇔バリ】の直行便を使う場合の時間・料金
バリへの直行便を利用した場合は、日本を午前中に出発し、午後6時前後にデンパサール空港に到着します。往路は約8時間の搭乗になりますが、機内食も提供されるので食事には困りません。
また、バリ→日本への復路は約7時間の搭乗になります。バリから帰国する直行便は、深夜に出発して、日本に朝8時過ぎに到着するので、睡眠を取っている間に到着するかもしれませんね。
直行便の料金は次のようになります。シーズンにより、片道だけで料金が約20万円程になることもあるので、予定が決まったら最新の料金を確認しておきましょう。(2019年12月現在)
航空会社 | 時 間 | 料 金 |
JAL |
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ANA |
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JALとANAでは、JALの方が若干安いですが往復で約20万円の飛行機代がかかるなら、経由便で少しでも安くした方が良いですね…。
日本からの直行便には、日本語が話せるスタッフが搭乗するので、体調不良など困ったら遠慮せずにお願いしましょう。
【日本→バリ】への飛行機の経由ルートは?
【日本→バリ】へ別の空港を経由して行く場合は、いくつかのパターンがあります。飛行機の予約状況に合わせて使い分けた方が良いでしょう。
- 日本→マニラ→バリ
- 日本→ジャカルタ→国内線
- 日本→シンガポール→バリ
- 日本→香港→バリ
今回紹介する乗継ルートは、移動の手間が少ない【日本→ジャカルタ→国内線】と乗継後の定期便が多い【日本→シンガポール→バリ】のルートを紹介します。
【日本→ジャカルタ→国内線】で飛行機の乗り換えがスムーズ
飛行機の乗継が楽なルートは【日本→ジャカルタ→国内線】です。ジャカルタで入国審査を受け、バリまでは国内線に搭乗となりますが、空港のターミナル内移動になるので乗継にも時間がかかりません。
2019年にJALとガルーダ航空がコードシェア便の運航を開始したため、ジャカルタ行きの航空券を、今までより安く購入することが出来ます。(ANAはすでにガルーダ航空とコードシェア便の提携をしています)
ジャカルタの到着空港は【スカルノハッタ空港】になります。国際線から国内線に乗り換える時には、案内板に日本語が表示されているので、それに従って進めば、国内線ターミナルに行けます。
【日本→シンガポール→バリ】は時間調整がしやすい!
経由便で予定を立てやすい、乗継の間も楽しめるのは【日本→シンガポール→バリ】のルートです。シンガポールからバリへの便は毎日4便出ているので、予定の調整がしやすいですね。
シンガポールの到着空港は【チャンギ国際空港】です。チャンギ国際空港は、ショッピングやレストラン、ゲームセンターなど施設が充実しているので、乗継の飛行機を待つ間も充実した時間を過ごすことが出来ます。
乗継まで5時間以上空いてしまう場合は、無料の空港ツアーもあります。バリに行くまで空港ツアーを体験しても面白いでしょう。
チャンギ空港からは、バリ以外にもジャカルタ行やジョグジャカルタ行など、インドネシア各地への便があります。直行便の予約が取れなかった場合でも、シンガポール経由で行けばバリに行けますね。
【バリ→日本】への飛行機の直行便は深夜に出発
バリから日本へ戻る時の直行便は深夜に出発し、朝に到着します。ホテルのチェックアウトの時間は、12時が多いので、飛行機の出発まで半日以上あり、時間がかなり余ってしまいます。
深夜の飛行機出発までの過ごし方では、次のようなことが出来ますよ!
- お土産の購入や旅行中に行けなかった観光地に行く
- スパでマッサージを受けて夕食
- 空港のラウンジで休憩する
お土産の購入や観光地に行く
半日あれば、お土産の購入やバリ周辺の観光地で過ごすのも良いでしょう。スミニャック地区は、高級店やスパがたくさんあるので、ショッピングしながら休憩してもいいですね。
スパでマッサージを受ける
旅行は楽しかったけど、帰国の時は慣れない地域で体が疲れた…と体力がきつくなることがあります。そんな時は、スパで旅行の疲れを癒してはいかがでしょうか。
お店によっては、マッサージ+夕食付のコースもあり、疲れを取りながら食事も出来るので、帰りの飛行機では、お腹一杯で寝てしまうかもしれませんね。
空港のラウンジで食事、休憩する
「観光も十分楽しんだし、ショッピングもしたから、もう空港に移動してもいいかな~。」と思う人は、早めに空港に移動し、ラウンジでゆっくりしても良いでしょう。
空港のラウンジで食事や休憩をする場合は、予約が必要な場合がありますので、旅行前に手続きをしておきましょう。
直行便は深夜以外無いため、早めに帰りたい、夜はゆっくり眠りたいと考えている場合は、経由便を利用した方が予定も立てやすいですよ。
ニュピの期間は飛行機の便が減るので注意!
バリの人は、バリ・ヒンドゥー教を信仰し、2つの暦に従って生活しています。「ニュピ」は新年を意味し、インドネシアの国民の祝日となっています。日本でのお正月と似ていますね。
しかし、日本のお正月と違って、ニュピは精神から悪霊が退散するための大切な日です。そのため、あらゆる活動が禁止、制限されます。
- 火や電気は一切使えない
- ホテルや宿泊施設から外出禁止
- レストラン、お店は閉店(活動禁止)
- 航空機の離発着、交通は制限あり
ニュピは毎年変わりますが、インドネシアの観光省のホームページに祝祭日が掲載されています。2020年は3月25日がニュピの予定です。
旅行する時はこの日程を避けるか、宿泊するホテルに、ニュピの時はどのようになるか事前に確認しておきましょう。
ジョグジャカルタに国際空港が開設!バリへのアクセスも楽!
インドネシアの都市、ジョグジャカルタに2019年4月に国際航空がオープンしました。ジョグジャカルタはバリの隣にあるため、観光でも便利になるでしょう。
今後飛行機の便が増えれば、バリ周辺の観光地へのアクセスも便利になるので、旅行の選択肢も広がりますね。
ジョグジャカルタは、世界遺産のボロブドゥール遺跡などインドネシア王室の歴史が残る都市です。バリ=リゾート地、ジョグジャカルタ=歴史が残る街で、雰囲気が違う街を体験してもいいでしょう。
まとめ
今回は、【日本⇔バリ】の飛行機での行き方を解説しました。2019年12月現在は直行便が毎日1便しかないため、経由便を利用した方が安く、予定が立てやすいので便利です。
インドネシアは現在、多くの企業の出資や現地法人の設立が進み、経済発展が進んでします。ソフトバンクなど一部の企業は早くからインドネシアに投資をしているので、今後はより多くの企業が出資をしていくでしょう。
現在は、観光地のバリや周辺地が注目されていますが、インフラ整備が進めば、日本とインドネシアの飛行機の便も増える可能性もありますね。