初めての飛行機を利用しての旅行!ワクワクと楽しみな気持ちがありつつも、飛行機はどこの座席がおすすめなのか、どんな座席を予約すればいいのかわからないですよね。
そんな飛行機初心者さんや座席選びが分からない人のために、当記事ではシーンや希望ごとにおすすめな座席を紹介します。記事を読めば、飛行機の座席選びで迷うことがなくなりますよ!
トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/平面-航空機-離陸-空-50893/
飛行機の揺れが苦手の人におすすめの座席
乗り物酔いをしやすい人などは、出来るだけ飛行機が揺れない座席に座りたいですよね。比較的、揺れが小さい席はどこなのでしょうか。
飛行機の揺れが小さい席は、飛行機の重心にあたる席です。分かりやすく言うと、主翼がある真ん中から少し前らへんの席ですね。
飛行機の重心は機種や荷物の重さなどによって多少変わってきますが、主翼のある真ん中より少し前らへんと覚えておくと良いでしょう。
飛行機のエンジン音が苦手な人におすすめの座席
飛行機に乗ると、どうしてもゴーというエンジン音が気になりますよね。映画に集中したいときや眠りたいときの妨げになってしまうので、出来るだけエンジン音が静かな席に座りたい人も多いのではないでしょうか。
飛行機のエンジンは後方部分にあるので、比較的エンジン音が静かな席は前方付近です。反対に後方付近は音がうるさいので、エンジン音が気になる方は前方の席を取るようにしましょう。
前方部分でもエンジン音が気になるという方は、ノイズキャンセリングイヤホンを持っていくと良いですよ。耳栓よりも消音効果が高く、ゴーというエンジン音をだいぶ消してくれます。
景色を見たい人におすすめの座席
飛行機に乗ったら、機内の中から外の景色を楽しみたいという方もいますよね。そんな景色を楽しみたい人におすすめなのが、窓側の席です。
国内線では窓側の席が人気なので、旅行が確定した時点ですぐに航空券を予約した方が良いでしょう。
もし窓側の席を取れなくても、飛行機によっては下の景色をモニターで映してくれるので景色を楽しめますよ。
また、トイレで席を立ったときに窓から景色を見られるので、トイレに立ち寄るときは窓から覗いてみても良いですね。
国際線の飛行機に乗った時のおすすめな座席
国際線に乗ったときにおすすめの座席があります。それは通路側の席です。
国際線の場合は、フライト時間が長いためトイレに行く回数も増えます。ちょっとトイレに行きたいな…と思ったとき、通路側の席ならわざわざ隣の席の人にどいてもらう必要がないので気疲れしないで済みます。
とくに隣の席が外国の方で言葉が通じない場合は、席を立ってもらうのも大変ですからね。
さらに機内食の料理メニューを選んでもらう際、CAさんに言葉で伝えられないときは通路側の方が指差しなども楽に出来ますよ。
国際線の飛行機に乗った時に避けるべき座席とは⁈
国際線に乗ったときにおすすめの席は通路側と述べましたが、反対に避けた方が良い席はどこなのでしょうか。それはトイレ付近の席です。
フライト時間が長い国際線の場合、トイレに行く回数が増えますよね。
そのためトイレ周辺は騒がしくなったり、トイレ待ちの列が出来たりします。そうすると飛行機の中で、ゆっくりと過ごせなくなるので国際線はトイレ付近の席は避けるのがおすすめです。
国内線はフライト時間が短いため、通路側が良くてトイレ付近は避けた方がよいといった席による良し悪しはあまり関係してきません。
飛行機でゆったり過ごしたい人におすすめの座席
飛行機に乗るとき、足を伸ばせなくて窮屈だなと感じる人も多いと思います。少しでも足元がゆったりしている席が良いと思っている方におすすめな座席は、目の前に壁がある席です。
前の座席がない分、足元にゆとりがあるケースが多いです。しかし、目の前が壁の席は前の座席がないので、イスの下に荷物を置くことが出来ないデメリットもあります。
持ち込みの荷物はすべて収納棚に入れる必要があるので、荷物が多い人は注意が必要です。
飛行機の乗り継ぎがある人におすすめの座席
飛行機の乗り継ぎがある人、特に乗り継ぎまでにあまり時間がない人は早くしないと乗り遅れてしまうこともあります。
そんな、乗り継ぎがあって早く飛行機から降りたい人におすすめの座席は前方付近の左側の席です。
飛行機の出入り口は前方の左側にあるので、ドアから近い方がより早く降機することが出来ますよ。
飛行機は遅延することもあるので、あらかじめ乗り継ぎの時間は余裕を持って予約することをおすすめします。
飛行機で1番生存率が高い座席は?
飛行機に乗る人の中には、事故が怖いという方もいるのではないでしょうか。
運輸安全委員会によると2018年の大型機の事故は3件(死亡事故はなし)と少ないようですが、何かあったとき生きて帰られるのか不安に感じるのも分かります。
事故などがあった場合、1番生存率が高い座席はどこでしょうか。それは、後方付近の座席です。不時着したときにかかる重力は、前方が約12G・中腹部が約8G・後方が約6Gです。
後方にいくにつれ重力加速度(G)が小さくなっていき、飛行機の損傷も少なくなっていきます。後方付近は機体の損傷が少なく、生存率も高くなるのでおすすめです。
非常口付近の席は注意が必要
非常口付近の席は、緊急脱出の際に乗務員の援助を行う必要があります。そのため、緊急時に援助を実施することへの同意が必要あり、いくつかの条件が設けられています。
- 満15歳以上であること
- 搭乗時に付き添いや手伝いを必要としない人
- 航空機ドアの開閉など援助を実施することが出来る人
- 乗務員の指示を理解し、他のお客さんに口頭で伝えられる人
- 緊急脱出時に同伴者の援助をする必要がない人
- 緊急脱出時の援助を実施することに同意している人
上記6つの条件に当てはまる人ではないと、非常口付近の席に座ることが出来ません。
緊急脱出時に援助を実施しなければいけない席は飛行機によって異なりますので、予約をする前に1度確認をしましょう。
飛行機のおすすめな座席まとめ
各シーンや希望に合わせて、おすすめの座席を7つ、避けた方が良い座席を1つ紹介しました。シーン別におすすめの座席については、下記の表をご覧ください。
揺れが苦手な人におすすめ | 真ん中より少し前の座席 |
エンジン音が苦手な人におすすめ | 前方付近 |
景色を見たい人におすすめ | 窓側の席 |
国際線に乗ったときにおすすめ | 通路側 |
ゆったり過ごしたい人におすすめ | 目の前が壁の席 |
乗り継ぎがある人におすすめ | 前方の左側の席 |
生存率が高い席 | 後方 |
国際線に乗ったときに避けるべき席 | トイレ付近 |
トータルで見ておすすめの席は、前方から中腹部にかけた席です。エンジン音が静かで、早く降機が出来、比較的揺れも小さいのが特徴となっています。
さらに国内線の場合は景色を楽しめる窓側、国際線の場合はトイレなどにも行きやすい通路側を選択すると良いでしょう。