フランスは世界遺産の数が、世界5位の多さということをご存知ですか?世界遺産は45件あるので、世界遺産を中心に観光をするのも楽しそうですね。(世界遺産の数は、2020年2月現在のものです)
世界遺産によって雰囲気も異なるので、様々なフランスの姿を見ることができますよ!
そこで、当記事では観光を楽しめる、フランスの世界遺産を9つ紹介します。世界遺産めぐりをしてみたい方や、どのような世界遺産があるのか知りたい方は、ぜひ読み進めてくださいね。
トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ノルマンディー-フランス-1137846/
海に浮かぶ世界遺産!フランスの観光地「モンサンミッシェル」
1979年に文化遺産に登録された「モンサンミッシェルとその湾」。海の上に浮かぶ姿が幻想的だとして、人気の高い観光地です。
島には修道院や土産物店、レストランなどが並んでいます。「西洋の驚異」と評される修道院を見学したあとは、お土産を購入したり食事を楽しんだりするのも良いですね。
モンサンミッシェルはパリから電車で4時間かかるので、島内にあるホテルで1泊するのがおすすめですよ。
モンサンミッシェルを鑑賞しながら過ごしたい人は対岸にあるホテルがおすすめです。こちらに泊まれば夕日や朝日と一緒にモンサンミッシェルの姿を眺めながら、食事を取ることもできますよ。
マリーアントワネットゆかりの観光地「ベルサイユ宮殿」
1979年に文化遺産として登録された「ベルサイユ宮殿と庭園」。マリーアントワネットが住んでいたことでも有名な宮殿ですね。
豪華絢爛な内装で、当時の贅沢な暮らしぶりが想像できる造りとなっています。どこを見ても装飾の細工が細かいので、見応え十分です!どこを眺めていても楽しいので、筆者はすごくキョロキョロしてしまいました!
ベルサイユ宮殿以外にも、見どころはまだまだあります。その中でもおすすめなのは、マリーアントワネットが宮殿での窮屈な生活から逃れるために過ごしていた「マリーアントワネットの離宮」です。
宮殿よりも少し素朴な造りで、ベルサイユ宮殿との違いを楽しめますよ。田舎の村を再現していて、歩いていると癒される空間となっています。
フランスで最も美しいゴシック建築「シャルトル大聖堂」
1979年に文化遺産に登録された「シャルトル大聖堂」。ノートルダム大聖堂やアミアン大聖堂と並び、フランス・ゴシック様式の大聖堂の1つとして数えられています。
2つの尖塔が特徴的な建物で、荘厳な雰囲気が漂っていますよ。実は左右で、尖塔の長さが違うんです!足を運んだときは、長さに注目して見てみてくださいね。
もちろん、内部も見どころがたくさん!ステンドグラスが綺麗であり、ろうそくの灯りが薄暗い室内を神秘的に照らしています。
キリストと聖母マリアの生涯をテーマにした彫刻群も並んでいるので、十分楽しめることでしょう。
フランス・パリにある世界遺産!「セーヌ川」
1991年に文化遺産として登録された「パリのセーヌ河岸」。シュリー橋からイエナ橋までの全長約8kmが、登録されています。
セーヌ川はパリの中心地を流れている川なので、他の観光名所とあわせて行くことができます。なので、初めてのフランス旅行で行くのにうってつけの世界遺産なんですよ!
ノートルダム大聖堂があるシテ島なども含まれているので、セーヌ川沿いを歩きながら観光するのがおすすめです。パリの街並みを楽しみながら、散策をしてみてはいかがでしょうか。
また、セーヌ川はクルージング船も運行しています。中には食事が出るクルージング船も!食事をとりながら、パリの街並みを鑑賞してみてはいかがでしょうか。
クルーズ船がおすすめ!フランスの世界遺産「ミディ運河」
1996年に文化遺産に登録された「ミディ運河」。地中海の港町であるセートとガロンヌ川を結ぶ、世界最古の運河です。
ミディ運河に訪れたのなら、クルーズ船に乗るのがおすすめですよ。緑のトンネルをくぐったり、街並みを鑑賞したり、様々な景色を楽しめます。
ミディ運河のクルージングだからこそ楽しめるのが、水門の水量調整です!水門で水の高低差を調整しているのですが、ここでは船に乗りながら運河の水かさが増す瞬間を体験できるんです!
ガイドさんの歴史解説(仏・英・西語)を聴きながら、風景や水門の調整の瞬間を楽しんでみてくださいね。
城壁に囲まれている都市!フランスの観光地「カルカソンヌ」
1997年に文化遺産に登録された「歴史的城塞都市カルカソンヌ」。城壁に囲まれており、まるで中世の世界に迷い込んだ気分になる観光地ですよ。
夜になるとカルカソンヌがライトアップされて、ロマンチックな雰囲気になります。日にちや金銭的な余裕があれば、カルカソンヌに泊まって、ライトアップを鑑賞するのがおすすめですよ。
また、昼間のカルカソンヌを楽しみたいならコンタル城を見学すると良いでしょう。建物内は博物館のようになっており、騎士の彫刻など様々な展示物を鑑賞できますよ。
さらに城壁に登ることもできるので、カルカソンヌの街並みを眺められます。
石畳の街並みが残る観光地!世界遺産「リヨン歴史地区」
1998年に文化遺産に登録された「リヨン歴史地区」。セーヌ川沿いに広がるリヨン歴史地区は、石畳の街並みが残る地域です。
車が通れないような細い道が入り組んでいるので、歩きながら観光をするのがおすすめですよ。
主な観光地は、ベルクール広場やサンジャン大聖堂などがあります。中でも人気の観光スポットが、フルヴィエールの丘です。
丘の頂上にはフルヴィエール大聖堂が、そびえ立っています。フルヴィエール大聖堂の横には、展望スポットがあるのでリヨンの街並みを一望できますよ。
さらに中に入ると、緑を基調とした厳かな装飾があなたを迎えてくれます!黄金の装飾に囲まれた聖母マリア像なども飾ってあり、豪華絢爛です。
ぜひ、リヨン歴史地区に行った際は、フルヴィエール大聖堂にも足を運んでくださいね。
古くから栄える港町!フランスの世界遺産「月の港ボルドー」
2007年に文化遺産に登録された「月の港ボルドー」。ビスケー湾に面した華やかな港町です。三日月形に湾曲したガロンヌ川沿いに広がる地区であることから、「月の港」と呼ばれるようになったんですよ!
ボルドーはワインの生産地としても有名なので、ワイン好きにはおすすめな観光地です。緑溢れるワイナリーを見学するのも良いですね。
もちろん、ワインが飲めない人でも楽しめますよ!中でもおすすめは、ブルス広場です。ブルス広場の前は薄い水が貼っているので、荘厳な建物が水面に映る、美しい情景を眺めることができますよ。
水が張る時間は、昼前から夜にかけてです。幻想的な景色を鑑賞したい方は、お昼以降に行くと良いでしょう。
フランスの文化遺産に登録されている観光地を8つ紹介しました。次の章では、自然遺産を1つ紹介しますね。
遺跡が残る観光地!世界遺産「湖上住居遺跡群」
2011年に自然遺産に登録された「アルプス周辺の先史時代の湖上住居遺跡群」。湖や川、沼地の上に作られた高床式の住居です。
フランス・スイス・イタリアなど全6カ国にまたがる世界遺産であり、フランスは15か所が登録されています。観光地である「アヌシー湖」や「ブルジュ湖」などに湖上集落が存在していました。
現在では水中に杭が刺さっているだけですが、潜ることで遺跡を眺めることができますよ。アヌシー湖は透明度も高いので、ぜひ潜って遺跡群を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
- 湖に潜るためのツアーがあるのかは、記載がありませんでした。
フランス世界遺産・観光地まとめ
フランスの世界遺産について、9つ紹介しました。セーヌ川やモンサンミッシェルなど有名な観光地になっている世界遺産や、日本ではまだ知名度が低い世界遺産など様々です。
その中でおすすめしたいのは、モンサンミッシェルです。海に浮かぶ幻想的な景色を眺められるだけでなく、修道院の見学やショッピングを楽しむことができますよ。
旅行日数に余裕のある方は、いくつかの世界遺産を周ってみるのも良いですね。観光地によって雰囲気が違うので、それぞれの景色を楽しめますよ。