春に島根の観光を考えているものの、「島根県と言えば出雲大社は思いつくけど、他にはどこへ行こうかな。」と悩みませんか?
そんな方に島根の歴史を感じられる「町並み」や「風景」の観光地を9ヶ所ご紹介したいと思います!この記事を参考にして、暖かい春の季節に島根を散策してみてはいかがでしょうか?
トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1932173?title=津和野殿町通り
春の島根を満喫できる観光地①「津和野殿町通り」
「津和野殿町通り」はカトリック教会、藩校養老館跡、郡庁跡、津和野藩家老多胡家表門など多くの史跡があり、古くからの姿をそのまま残しています。
土塀に面した通りにある掘割には、大小様々な鯉が優雅に泳いでおり、餌をあげることもできます。また5月頃には白や紫色の花菖蒲が咲くので時期を合わせて見に行くのがおすすめです!
通りの近くには、お土産屋、コーヒーショップ、郷土料理のお店などもあるので散策が好きな方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
- 住所:島根県鹿足郡津和野町
春の島根を満喫できる観光地②「木綿街道」
木綿街道は江戸末期から明治初期にかけ「平田木綿」が評価され、遠方との取引に利用されました。その後、木綿の集散地として栄えた経緯から綿花の流通として使われたため「木綿街道」と呼ばれています。
そんな街道には今でも当時から続く商家が存在しています。生姜糖本舗、醤油店、酒屋などがあり、持田醤油店では「醤油クリームパン」も大人気です。
春になると遊覧船の運行が始まります。当時の建物が多く残る街並みを見ながら川に揺られていると時代劇の中にいる様な感覚になれますよ。
- 住所 :島根県出雲市平田町841
- 電話番号:0853-62-2631
- 営業時間:9:00〜17:00(定休日:火曜日)
- 公式サイト:木綿街道交流館
春の島根を満喫できる観光地③「奥出雲おろち号」
出雲大社がある出雲市の木次駅〜備後落合駅間を結ぶ絶景のトロッコ列車「奥出雲おろち号」です。日曜日や祝日には出雲市駅からの往復片道延長運転もありますよ。
急勾配のあるJR木次線には全国でも数少ない「三段式スイッチバック」があります。2度折り返し登っていく形式になっており、出雲板根駅と三井野原駅間との標高差160メートルを上がっていきます。
三段スイッチを登り終わると赤い色が特徴的な「三井野大橋」があり、春の青々とした山に架かる赤い大橋は咄嗟にカメラを手にしてしまうほどです。
- 住所 :JR木次線/出雲市駅〜備後落合駅間
- 電話番号:0853-21-6612(出雲市総合政策部政策企画課)
- 営業時間:8:30〜17:15(出雲市役所開庁時間)
- 乗車料金:運転日程、運賃/記載ページ
- 公式サイト:出雲の國・斐伊川サミット(トロッコ列車「奥出雲おろち号」)
春の島根を満喫できる観光地④「温泉津(ゆのつ)温泉街」
温泉津温泉は温泉地としては全国初の、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された温泉街です。レトロな洋風建築の残る通りは、まるで大正時代にタイムスリップしたような気持ちになれます。
温泉街の中央にある「薬師湯」の外湯は、全国でも数少ない日本温泉協会最高評価の「オール5」を取得している外湯なんです。
春には「やきもの祭り」が開催され、創作体験などが行われているので、ご家族で訪れて体験してみてはいかがでしょうか。
- 住所 :島根県大田市温泉津町温泉津
- 電話番号:0855-65-2052
- 営業時間:6:00〜20:00
- 公式サイト:温泉津町サイト/温泉街
春の島根を満喫できる観光地⑤「石見銀山」
日本で最大の銀を流出した鉱山遺跡の「石見銀山」には、かつて使われていた採掘坑道である「龍源寺間歩」や「清水谷製錬所跡」など歴史的な文化財が多数残っています。
銀の精錬には大量の薪炭用木材が必要とされるのですが、環境が荒れていない特徴が見られることから、周辺の環境に配慮した遺産としても評価が高い鉱山遺跡としても有名です。
環境に配慮されたこともあり、深い木々に囲まれた石見銀山周辺を歩いていると、梅の花が並んで咲いているので春の訪れを感じることができます。
- 住所 :島根県大田市大森町イ1597−3
- 入場料金:一部見学には入場料が必要です
- 公式サイト:石見銀山世界遺産センター
春の島根を満喫できる観光地⑥「由志園」
「由志園」は池を中心にして園路を張り巡らせてある「池泉回遊式庭園」になっています。庭園は、奥出雲の名所である「鬼の舌震」や「斐伊川の豊かな流れ」などを模した出雲国の箱庭になっているんです。
そんな由志園で一際目をひくのがGWの期間で見られる「三万輪の池泉牡丹」になります。池いっぱいに浮かんだ牡丹はとても華やかですよ。
牡丹以外にも、菖蒲や藤の花なども見応えがあり、園内では滝を見ることもできます。歩くにつれ景色が次々変わって行く庭園はGW期間外であっても楽しめます。
春の島根を満喫できる観光地⑦「松江城山公園」
島根で人気スポットの松江城山公園は「日本のさくら名所100選」に選ばれており、煤と漆で塗られた板張りの黒い平城は桜とのコントラストが綺麗です。また、夜になると夜桜見物を楽しむことができます。
城を囲む堀川が現在も残っており、暖かな風を感じながら遊覧船に乗ることができますよ。
松江城の裏手に回れば松江護国神社や城山稲荷神社があり、桜以外につつじ、椿なども綺麗に咲いています。松江城山公園を堪能するならぜひ回っておきたいですね。
- 住所 :島根県松江市殿町1−5
- 電話番号:0852-21-4030
- 入場料金:遊覧船料金/大人1500円、小人800円(松江城山公園は入場無料)
- 公式サイト:松江城山公園
春の島根を満喫できる観光地⑧「斐伊川堤防桜並木」
斐伊川堤防桜並木は土手沿い全長2キロメートルに渡って、約800本の桜が植えられています。土手の両側に咲いた桜はトンネルの様になっており見応えがありますよ。
桜の中には樹齢80年以上にもなる老木がありますが、桜を守るため手入れの専門職「桜守」を配置し、保護、育成に取り組んでいます。その取り組みにより綺麗に咲き乱れた桜を見ることができるんですね。
桜祭りの期間中はボンボリの点灯やライトアップなどが行われ夜桜を楽しむこともできます。
- 住所:島根県雲南市木次町木次
春の島根を満喫できる観光地⑨「隠岐諸島」
島根半島の北方にある「隠岐諸島」は2013年に世界のジオパークに認定されました。島の中にはぎゅっと詰め込まれた様に「赤壁」「ローソク島」「国賀海岸」「鬼舞展望台」など見所が沢山あります。
自然豊かな隠岐諸島ではつつじ、さつき、えびねなど花の名所もあるのでそちらを回ってみてもいいかもしれませんね。
島内での交通手段はレンタカー・路線バス・観光タクシー・観光バス・レンタル自転車と多く、季節に合わせて観光することができますよ。
- 住所 :隠岐諸島
- 乗船料金:隠岐汽船(本土と隠岐諸島間フェリーの料金ページ)
- 島内交通手段:島内での交通手段参考ページ
- 公式サイト:島根県公式サイト/隠岐島の概要
まとめ
島根の「町並み」「風景」9つはいかがだったでしょうか、出雲大社が始めに浮かび悩んだ方、春といえば「桜」ですが人混みを歩くのは嫌だなと思う方も多いかと思います。
そんな方に向けて、島根の特徴的な観光地としての古くからの町並みや風景を中心に選ばせてもらいました。
春は暖かくなってくるので散歩にはぴったりです。ただ、歩いていると暑くなるのでこまめな水分補給は忘れずに気をつけて楽しんでください。