秋は気温も穏やかで過ごしやすく、美味しい食べ物や景色を楽しみに観光に行きたくなりますよね。
岐阜には下呂温泉や白川郷などの有名な観光スポットがありますが、それ以外にももっとオススメの場所があるんです。
美味しいグルメに、穴場な観光スポット、今まで知られていなかった絶景など、ここに行けば間違いなしな場所がたくさんあります。
なので今回は、秋の観光で食べたいグルメやここに行けば間違いない岐阜県の『新』定番スポットを5つ紹介します。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2712432?title=%E5%B2%90%E9%98%9C%E7%9C%8C%E9%AB%98%E5%B1%B1%E5%B8%82%E3%81%AE%E5%AE%AE%E5%B7%9D)
実はスゴい岐阜!
観光といえば京都や北海道などの有名な観光地は思い浮かびますが、岐阜ってなかなか思い浮かばないですよね。
でも、実は岐阜は他の地域に負けないくらいのスゴい観光地って事を知っていましたか?
人気の温泉地、下呂温泉があることでも有名ですが、それ以外にも世界遺産に認定されている白川郷があるのも岐阜です。
しかも、岐阜県高山市にある飛騨山王宮日枝神社は、大人気映画「君の名は」で登場する糸守町の「宮水神社」のモデルになっている事でも有名です。
岐阜は観光スポットが多い
映画のモデルにもなっている事からも分かる様に、岐阜には観光スポットが非常に多いんです。
お昼は美味しい食べ物を食べ歩いて、綺麗な景色を眺めて、夜になったら有名な温泉地でゆっくり温泉に浸かるなんて楽しみ方ができるんです。
岐阜には「飛騨の小京都」とよばれる古い町並を楽しむことができる場所もあり、京都の様に人で溢れている訳ではないので、観光地としては”穴場”なんです。
このように、岐阜県には他の観光地に引けを取らない、おすすめの観光地が数多くあるのです。
秋に行きたい岐阜の観光スポット①温泉
下呂温泉
下呂温泉は有馬・草津と並ぶ日本三大名泉の一つでPH9.2のアルカリ単純泉のお湯は、肌を滑らかにする美肌の湯として人気があります。
観光に行って嬉しいのが、下呂温泉には「湯めぐり手形」というものがあり、下呂温泉の加盟旅館の好きな温泉に3つも入ることができるんです。
「せっかく下呂温泉に行くから色んな温泉に入りたい!」という人にオススメです。
湯めぐり手形料金 | 湯めぐり手形:1枚1,300円(中学生以上) ※4歳〜小学6年生は大人の購入した手形で入浴可能。 0〜3歳は無料 |
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下呂温泉へのアクセス | 【電車】JR高山本線「下呂」駅下車 【車】中央自動車道「中津川」ICよりR257経由で約1時間 |
温泉寺
さらに下呂温泉には「温泉寺」という場所があり、限定15人まで入る事ができる「もみじ足湯」という足湯があります。
秋に真っ赤に染まった紅葉を眺めながら入る足湯は、心地が良いこと間違いなしです。
また、温泉寺の境内には173段の石段があり、その石段を登った先では下呂の町並みを一望できる場所もあるので、温泉と景色の両方を楽しむ事ができます。
名称 | 醫王霊山 温泉寺 |
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住所 | 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島680 |
電話番号 | 0576-25-2465 |
メール | info@onsenji.jp |
備考 | 日没まで拝観自由。JR下呂駅より徒歩15分、お気軽にお立ち寄り下さい。 |
秋に行きたい岐阜の観光スポット②世界遺産
白川郷合掌造り集落
世界遺産にも登録されている白川郷も、岐阜に観光に行ったなら欠かせませんよね。
白川郷といえば雪景色かと思いますが、実は秋の紅葉が凄く、白川郷は山に囲まれているので、辺り一面が秋色に染まり紅葉を楽しむ事ができるのです。
城山展望台からは、そんな秋色に染まった白川郷の集落を一望する事もできるのです。秋も紅葉が綺麗な観光スポットなので秋にも訪れておきたいスポットです。
白川郷で宿泊
白川郷には、多数の宿泊施設や旅館があり、実際に泊まる事もできるんです。
世界遺産に登録された日本古来の風情を感じながら、一日中白川郷を満喫することができるので宿泊するのもオススメです。
アクセス | 公共交通機関を利用する場合は、名古屋、金沢、高山等の電車駅から白川郷行きのバスをご利用ください。 自動車や貸切バスをご利用の場合は「村営せせらぎ公園駐車場」をご利用ください。 |
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注意点 | ※世界遺産集落内は景観保全と安全対策のため、幹線道路への進入は制限されています。 |
本美濃紙
本美濃紙は、1300年の歴史を持つ日本最古の紙で、江戸時代には高級障子紙として最上の評価をされており、現在では、ユネスコ無形文化遺産に指定されています。
板取川を流れる質の良い水と厳選された材料により作られる本美濃紙は、書院紙と呼ばれ、昔から岐阜県美濃市牧谷地区で作られてきたのです。
そんな歴史のある本美濃紙は、紙すき体験を行う事もでき、ユネスコ無形文化遺産と直接触れ合う事ができるのです。
秋に行きたい岐阜の観光スポット③三町通り
飛騨高山は江戸時代の城下町・商人町として発展した場所で、飛騨の「小京都」と呼ばれている場所です。
さらに高山市の上町、下町の三筋は現在でも“古い町並み(三町通り)”が残り、当時の屋敷などが並んでいるので「国選定重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。
三町通りには飛騨牛などのグルメ店が軒を連ねており、情緒ある街並みのなかで食べ歩きを楽しむことができるスポットです。
さらに毎年10月9日・10日には「八幡祭」と呼ばれるお祭りがあります。
通りの北側には11台の屋台が登場し、町を巡る曳き廻しや布袋台のからくり奉納などの伝統的な祭行事が楽しめます。
▶アクセス:飛騨高山へのアクセス
秋に行きたい岐阜の観光スポット④岐阜城
岐阜城は、かつて稲葉山城と称され、戦国時代には、斎藤道三公の居城でもあった由緒あるお城です。
知らない人も多い岐阜城ですが、実は歴史的には有名な城で、織田信長がこの城を攻略し、天下統一の本拠地としていたのです。
岐阜城は標高329mの高さにあり、最上階からは清流長良川や日本アルプスを一望することができ、秋になれば紅葉が彩り、一味違う景色を眺めることができます。
住所 | 〒500-0000 岐阜県岐阜市金華山天守閣18番地 |
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電話 | 058-263-4853 |
開館時間 | ・3月16日~ 5月11日 午前9時30分~午後5時30分 ・5月12日~10月16日 午前8時30分~午後5時30分 ・10月17日~3月15日 午前9時30分~午後4時30分 ※元旦のみ午前6時30分~午後4時30分 |
アクセス | JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バス「N80」高富行きなど長良橋方面行きまたは「市内ループ線左回り」で15分片道220円。「岐阜公園・歴史博物館前」 バス停下車、徒歩3分の岐阜公園内から金華山ロープウェー3分、金華山ロープウェー山頂駅から徒歩8分。 |
入場料 | ▼個人 大人(大人(16歳以上):200円 小人(4歳以上16歳未満):100円▼団体 大人(大人(16歳以上):100円 小人(4歳以上16歳未満):80円 |
秋に行きたい岐阜の観光スポット⑤モネの池
モネの池は岐阜に観光に行った人でも知らない人が多い、穴場の観光スポットなんです。
「モネの池」と呼ばれていますが、実はこの池には名前がありません。透明度の高い池で優雅に錦鯉が泳ぐ姿が、モネの「睡蓮」のようだと話題になりモネの池と呼ばれているのです。
秋になると葉の色が紅色に染まり、外の景色が池に反射して鏡池となるので、他では見ることができない美しい景色となります。
住所 | 〒501-2901 岐阜県関市板取白谷 |
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電話 | 0581-57-2111 (板取事務所) |
料金 | 無料 |
アクセス | 【車でお越しの方】 美濃IC→国道156号線→県道81号線→国道256号線→関市板取白谷 【交通機関でお越しの方】 JR岐阜駅から岐阜板取線で「ほらどキウイプラザ」へ 板取ふれあいバスにのり「白谷あじさい園」で下車 徒歩150mで到着 |
駐車場 | 普通乗用車: 200台 |
岐阜に観光に来たら食べたいグルメ
岐阜に観光に行ったなら、やっぱり美味しいグルメも食べたいですよね。
岐阜は景色や温泉だけでなく、美味しいグルメもたくさんあります。
飛騨牛
飛騨牛は肉質がきめ細やかでやわらかく、美しい霜降りと口のなかでとろける芳醇な香りと味わいが特徴のブランド牛です。
岐阜と言えば飛騨牛というくらいに人気のある牛肉で、串焼きやコロッケなどの食べ歩きができるグルメから肉寿司という一品まで多数のグルメがあります。
じゅげむ
飛騨牛を手軽に食べることができるお店で、飛騨牛の串焼きを最初に提供したお店としても有名です。
脂の乗った飛騨牛の串焼きと、どぶろくの相性は抜群に良いので、観光に行ったら是非お試しください。
定番の飛騨牛の串焼きもオススメですが、飛騨牛のコロッケも人気のあるメニューです。
住所 | 岐阜県高山市上三之町72 |
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電話 | 0577-34-5858 |
営業時間 | 9:00~17:00 日曜営業 |
定休日 | 不定休 |
アクセス | JR高山本線「高山」駅(東口)から徒歩12分 高山駅から741m |
喜八郎
喜八郎で食べたいのは「飛騨牛まん」という飛騨牛をたっぷり使用した肉まんです。
この飛騨牛まんは、インターネット通販サイトの肉まん部門で第1位を獲得した事もある、大人気の肉まんで岐阜に来たら必ず食べたい一品です。
住所 | 岐阜県高山市下一之町72 |
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電話 | 0577-33-4848 |
営業時間 | 9:00~17:00 日曜営業 |
定休日 | 無休 |
アクセス | JR高山本線「高山」駅(東口)から徒歩12分 高山駅から857m |
飛騨こって牛
最後にオススメするのは飛騨こって牛の「飛騨牛のにぎり寿司」です。
飛騨こって牛の「飛騨牛のにぎり寿司」はとても人気があり、行列ができる程なので、高山に行ったら絶対に食べて欲しいグルメです。
そんな大人気の「飛騨牛のにぎり寿司」は、えびせんべいに乗せて食べるのが高山スタイルなので、ぜひ真似して見て下さい。
住所 | 岐阜県高山市上三之町34 |
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電話 | 0577-37-7733 |
営業時間 | 10:00~17:00 日曜営業 |
定休日 | 無休 |
アクセス | 高山駅から徒歩10分 高山駅から724m |
高山ラーメン
岐阜に行ったら岐阜県高山市発祥の「高山ラーメン」も忘れてはいけません。
味は醤油ベースで、鶏ガラを中心に鰹節や野菜からスープを作っているので老若男女問わず、誰でも食べやすいラーメンとなっています。
平打ちで細い縮れ麺は、醤油ベースのスープによく絡むようになっているのでとても美味しいです。
麵屋しらかわ
高山にある「麵屋しらかわ」は行列ができる事も多いラーメン店で、少し濃いめの醤油ベースのスープにブラックペッパーが効いています。
メニューでは中華そばという名称ですが、地元では蕎麦粉でつくる「蕎麦」ではなく、高山ラーメンを「そば」と呼んでいるので安心して下さい。
住所 | 岐阜県高山市相生町56-2 |
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電話 | 0577-77-9289 |
営業時間 | 午前11:00~午後1:30 午後9:00~翌午前1:00 ※スープ無くなり次第終了 |
定休日 | 火曜日 ※月曜日の夜休みの場合あり |
アクセス | JR高山駅 徒歩約4分 |
秋限定の岐阜の銘菓
岐阜には秋限定の銘菓があるので、秋の観光ではこの銘菓を欠かす事はできません。
その秋限定の銘菓というのは「栗きんとん」で、中津川市・恵那市をはじめ岐阜県内の和菓子店の多くが国産の栗の収穫が始まる9月1日から翌年1月ごろまでを栗きんとんの製造・販売期間に定めています。
一年の間でこの期間でしか販売されない事から、この時期になると栗きんとん目当てに多くの人が押し寄せます。
つまり、秋の岐阜に行くのなら絶対に栗きんとんを食べるべきなのです。
栗きんとんの人気店
すや本店
江戸時代・元禄年間に創業した名店で、歴史ある店構えが印象的です。
栗きんとんを売り出した元祖の店ともいわれており、栗きんとんを食べるのに間違いなしの名店です。
栗きんとんの材料には、栗と砂糖のみを使用しており栗本来の風味を感じることができます。
住所 | 岐阜県中津川市新町2-40 |
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電話 | 0573-65-2078 |
営業時間 | 9:00~19:00 ※9月~12月は、8:30~19:00 |
定休日 | 水曜 ※9月から12月は無休 |
アクセス | JR中央本線「中津川」駅より、徒歩5分 中津川駅前通を東に行って、新町交差点を南に入る 中津川駅から375m |
信玄堂 本店
JR中津川駅から程近い場所にある本店は、創業90年以上の歴史を持つ人気店です。
非常に交通の便が良い場所に店を構えていることから、観光客にも人気の高いお店で、ホームページからでも購入することができます。
栗きんとんも人気ですが、つきたてのお餅に栗きんとんをソボロ状にまぶした「栗粉餅」は地元の人に根強い人気があるので是非食べてみて下さい。
賞味期限が1日と非常に短いので、すぐに食べる必要があります。
名称 | 信玄堂 本店 |
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住所 | 岐阜県中津川市栄町7-17 |
電話 | 0573-65-2111 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 水曜日(不定休あり) |
アクセス | JR中津川駅から徒歩5分 中津川駅から217m |
信玄堂は本店以外にも手賀野にも店舗があるので、近くに寄った際は訪れてみて下さい。
名称 | 信玄堂手賀野バイパス店 |
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住所 | 岐阜県中津川市手賀野271-3 |
電話 | 0573-66-8111 |
営業時間 | 8:00~19:00 |
定休日 | 年中無休(1月1日元旦のみ休業 |
アクセス | 中津川インターから車3分程度 |
恵那川上屋 本社恵那峡店
恵那川上屋 本社恵那峡店で販売される「栗きんとん‐恵那栗‐」は毎年、発売前から予約が殺到する大人気の栗きんとんです。
少なめの砂糖で、甘さが控えめに仕上げられており、フワッとした口当たりが特徴的です。
栗きんとん以外にも様々なメニューがあり、喫茶コーナーで食べることができる栗スイーツも人気があります。
住所 | 岐阜県恵那市大井町2632-105 |
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電話 | 0573-25-2470 |
営業時間 | (販売) 8:00~19:00(喫茶) 平 日:8:00~18:00(L.O.17:30) 土日祝:8:00~18:30(L.O.18:00) |
定休日 | なし |
アクセス | 恵那駅から1,785m |
買って帰りたい岐阜のお土産
旅行に行って、最後に買い忘れてはいけない物といえばお土産ですよね。
その地域でしか販売されていないものや季節限定の銘菓などのお土産がありますが、中でも私がオススメするお土産はこの3つです。
栗きんとん
まず一つ目は、先ほども紹介した、9月1日から翌年1月ごろまでが販売期間の「栗きんとん」です。
この栗きんとん目当てに岐阜に来る人がいるくらい人気があるので、お土産にすると間違いなく喜ばれるでしょう。
観光で来た人にも嬉しい駅近にも栗きんとんの名店があることからも、非常に購入がしやすくオススメできる一品です。
起き上がり最中
起き上がり最中とは、縁起の良いだるまの形をした最中で、最中皮の中にたっぷりの餡が入っており、小倉餡や抹茶餡、きんとん餡、大粒栗入り小倉餡、吟上最中の全5種類があります。
「起き上がり最中」の由来は、織田信長が岐阜城への制圧戦で残した名言「我正に起き上がり最中(さいちゅう)なり」から来ており、由緒ある岐阜銘菓です。
だるまの形をした可愛らしい見た目は、地元でも人気で、贈答用やお土産にはピッタリの一品となっています。
飛騨ビーフカレー
岐阜といえば飛騨牛ですが、そんな飛騨牛もお手軽にお土産にすることができるんです。
吉田ハムで販売されている「飛騨ビーフカレー」は、表面を一度焼いてから煮込んでいるので、飛騨牛の旨味がしっかり閉じ込められています。
また、入っているお肉もゴロゴロと飛騨牛を感じることができる贅沢なものとなっており、お土産にすると喜ばれること間違いなしです。
まとめ
岐阜には京都や北海道などの、有名な観光地にも負けない魅力的な観光地がたくさんありましたね。
景色を楽しみたい人は、飛騨高山の「小京都」や「モネの池」へ行き、グルメを楽しみたい人は食べ歩きをして、体験したい人は伝統工芸の体験や温泉に入る事ができます。
人によってどんな観光をするか分かれると思いますが、岐阜県はどんな観光でも楽しむ事が出来るのです。
岐阜でどこに観光に行けば分からない人でも、今回紹介した場所に行けば間違いなく楽しめるので、秋の観光は岐阜県に行ってみて下さい。