タイ南部に位置するプーケット。世界中でも人気の観光リゾートですが、プーケットに行く時期におすすめはあるのでしょうか?
実は、プーケットは、「乾季」「暑季」「雨季」の3つの季節に分かれています。では、いったいどの季節に行くのが一番プーケット観光を満喫できるのか。
今回は、プーケットへの旅行の計画を建てる前にチェックしておきたい時期や、気温、服装などをご紹介していきます。是非参考にして、プーケット観光を楽しんでくださいね。
プーケット観光に一番のおすすめの時期は?
タイ最大の島、プーケット。熱帯モンスーン気候に属しているため、年間を通じて暖かい気候に恵まれていて真夏の服装で過ごすことが出来ます。
そんなプーケットですが、「乾季」「暑気」「雨季」の3つの季節に分けられます。おすすめの季節は、11月~3月の「乾季」の頃です。日本では真冬のこの時期、プーケットはまさにベストシーズンです。
平均気温が25℃です。雨が少なくカラっとした天気で、最適な季節です。そうは言ってもこの乾季の頃って日本では年末年始の頃で忙しい時期とぶつかるのも事実。
次の章からは、「乾季」「厚季」「雨季」の3つの季節の特徴と、服装や過ごし方をご紹介していきます。「乾季」に行けなくてもプーケットの旅を満喫できますよ。
おすすめなプーケット観光の時期!乾季の特徴は?
- 平均気温:25℃
- 天気:晴れの日が多い
- ビーチ:波は穏やか 透明度も高い
プーケットの乾期は、11月~3月です。平均気温が25℃で、雨が少なくカラっとした天気で、海に入るのも街を散策するにも、最適な季節です。
この時期の海は、波も穏やかで透明度も高いので、シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティを、快適に楽しめます。
しかし、年末年始に重なることもあり、ホテルや航空チケットなどの料金が一年を通して一番高い時期としても知られています。
乾季の時期に観光する場合の服装は?
乾季のプーケットの平均気温は25℃で、この時期の服装は半そでのシャツに半パンなどで十分でしょう。ただし、朝晩は少し肌寒くなることもあります。
乾季のころのプーケットは、平均気温が高めですが、日本のようなジメっとした湿気はなく、日が落ちるとちょっとひんやりします。
また、ショッピングモールやレストランなどはエアコンが効きすぎていることもありますので、念のため上着や、ストールを1枚持っておくと安心ですよ。
乾季のプーケットのおすすめな過ごし方は?
乾季のころのプーケットは、旅行するならベストの時期です。海でのんびりするにも、アクティビティを楽しむのもおすすめな時期なんです。
また、大晦日のパトンビーチは、打ち上げ花火やタイのランタン「コムローイ」が飛び交い、とても華やかで、神秘的な年越しを楽しめますよ。
さあ、次からは乾季のプーケットでのおすすめな過ごし方をご紹介していきます。
スノーケリング・ダイビング
スノーケリングやダイビングを楽しみたいのなら、波が穏やかで透明度が高い11月から翌年の4月までの乾季がおすすめです。
プーケットのアマンダマンの海は魚が多く、ここにしかいないとされる固有生物も多く棲息するのでダイバーにとっては魅力的な海と言えます。
離島ツアー
プーケットからは、ピピ島、カイ島、バンブー島、コーラル島などの離島ツアーが楽しめます。海の絶景や、マリンスポーツを楽しむわけですから、やはり海が穏やかな11月から4月の乾季がおすすめです。
いくつかの離島の中でも、特にアンダマン海の真珠とも称されるシミラン諸島の海は、乾季の間にしか訪れることができない特別な海域です。タイ国内随一ともいわれる美しい海を、ぜひ訪れたいですよね。
プーケットで1番暑い時期!暑季の特徴は?
- 平均気温:30℃
- 天気:じめっとした暑さ
- ビーチ:波は比較的穏やか
4月~5月、日本では桜の季節も終わり気持ちのいい時期ですが、プーケットでは一年で一番暑い「暑季」の季節となります。日中の最高気温が35℃を超える日もあり、日本でいう真夏日が多くなる季節です。
雨季の前でもあり、湿気も増えて歩くだけでじんわりと汗ばみます。5月のゴールデンウィーク頃には、少しずつスコールも増え始めますが、ビーチの波はまだ穏やかです。
この頃になると、ハイシーズン明けということもあり、ホテルの値段が安くなり、この時期を狙ってくる人も多いようですよ。
暑季の時期に観光する場合の服装は?
暑季のころのプーケットの平均気温は30℃ですので、服装は日本の真夏の服装で大丈夫です。日差しが強いので、日焼け止めやサングラスがあると便利です。
UV加工の施された上着があれば、冷房の効いた室内でも重宝します。熱中症や日射病対策に心がけ、水分をこまめに摂取しましょう。
もしも、次の章で紹介する水かけ祭りに参加するなら、Tシャツの下に水着などを着ておくといいですよ。とにかく、街中で水の掛け合いっこをしているので、ふいに水をかけられても安心です。
暑気のプーケットのおすすめな過ごし方は?
4月は、タイ・プーケットの旧正月です。毎年、4月13日~15日の三日間、タイ版の旧正月を祝う世界でも類を見ない水かけ祭り「ソンクラーン」が開催されます。
「ソンクラーン」は、水鉄砲やバケツ、洗面器など様々なものを使い、だれかれ構わず水をかけ合うこの行事のです。
もともとは、仏像や目上の人の手に水をかけて、お清めをし、新年の祝いの言葉をいただくという風習でしたが、現在では街中にリズミカルな音楽が流れ、大人も子どもずぶぬれになって大はしゃぎするお祭りです。
お祭り前には、コンビニやスーパーにずらりと水鉄砲が並びます。地域によって開催日程が異なるので、事前に最新情報をチェックしてタイの旧正月を楽しんでみてください。
スコールが多い時期!雨季の特徴は?
- 平均気温:28℃
- 天気:スコールが多いが晴れ間もある
- ビーチ:西海岸はモンスーンの影響で波が高い
6月下旬~10月日本でも梅雨入りする頃には、プーケットでも「雨季」シーズンに入ります。「雨季」と言っても、日本の梅雨とは違い、バケツをひっくり返したような大量の雨が1日に約1~2時間降る程度です。
この雨季と同時に、西から吹く風「モンスーン」の影響で、西海岸に位置するビーチの波が高くなり、リップカレント(離流岸)の影響も強くなります。
ビーチには当日の天候によって、遊泳の目安となる旗が立てられます。
- 赤→遊泳禁止
- 黄色→遊泳注意
- 緑→遊泳可能
緑の旗でも、雨季の海は波が高くなるので入るときは十分注意してくださいね。
ただし、サーファーにとっては、4月の中旬から10月はベストシーズンになります。日本とは違い、サーフポイントが混み合わず、小波のビーチもありますので、初心者にもおすすめと言われています。
プーケットの南西に位置するカタビーチでは、日本人講師によるサーフィン教室も開催されていますよ。
雨季の時期に観光する場合の服装は?
「雨季」と聞くと、日本だと蒸し暑いイメージですがプーケットの雨季はちょっと違います。1日に数度、雨雲がやってきて30分~1時間程度、ざっと雨が降り、雨が降った後には少し涼しくなったりします。
日中に30℃を超える日もありますが、雨が上がった後などは少し肌寒さを感じる時もあります。
うすら寒く感じることもありますので、上着を持ち歩いた方がいいですね。また、雨にぬれても平気なサンダルやクロックスなどを常備しておけば、雨季でも快適にプーケット旅行を楽しむことができますよ。
雨季のプーケットのおすすめな過ごし方は?
雨季の頃は、急なスコールなどが襲うこともありますから、雨季の頃にプーケットを訪れたら楽しめないかもと思われるかもしれません。
大丈夫です!雨季のころでも充分楽しめる過ごし方があります。ハイシーズンに比べて、ホテルなどの宿泊料金が格段に安くなります。高級ホテルのスパなどを満喫するならこの時期がおすすめです。
また、プーケットの北、橋を渡った先のマレー半島ハンガー県で体験できる、小型のボート「ラフト」で川を下るレジャーアクティビティ「ラフティング」も大人気なんです。
雨季になると川の勢いが増すため、他の時期に比べるとスリルも満点なんですよ。
雨季に訪れてほしいコーラル島
「どうしても雨季のプーケットで海水浴を楽しみたい!」と嘆くあなたには、プーケット島からスピードボードで約15分の離島ツアーがおすすめです。
プーケットの南、シャロン湾沖に浮かぶ「コーラル」島は、季節風の影響も少なく、一年を通して、波が穏やかなビーチとして知られています。
そのため雨季でも海の透明度は抜群なんです。シュノーケリングやパラセーリングなどのマリンアクティビティも充実しているので、一日中楽しめますよ。
サーフィン
サーフィンを楽しむなら、高い波が出る5月から10月の雨季がおすすめです。高い波で遊泳禁止になる区域も多い時期ですが、逆にサーフィンをするには絶好の季節と言えるでしょう。
初心者でも無理なく挑戦できる厚めの波が特徴だと言われています。雨季の波はサーフィンをするにはいいのですが、
遊泳禁止の有無を必ず事前に確認してからサーフィンを楽しんでください。危険ですので、遊泳禁止のエリアには絶対に入らないでくださいね。
スパ・エステ
日常から解放され、ゆっくりとリラックスしたいなら、スパやエステでリフレッシュするのもいいですよね。ホテルに併設しているところが多いので、ホテルが値下げする5月から10月の雨季の時期がおすすめです。
プーケットでは、プールサイドでトリートメントをしてもらったり、タイ古式マッサージを体験できたりと、南国リゾート気分を味わえますよ。ご自分へのご褒美旅もいいですよね。
プーケットへの観光で持っていくと便利な持ち物は?
乾季のころのプーケットは、日本よりも紫外線が強いので、日焼け止めやサングラスは必ず持っていきましょう。
基本的に半袖やノースリーブなどの真夏の服装で大丈夫ですが、ビーチでは羽織ものがあると紫外線対策が万全でしょう。帽子もおすすめです。
もちろん、雨季のころでもプーケットは日差しが強いので紫外線対策はしっかりしましょう。また、急なスコール対策に動きやすいレインコートも持っていくといいですよ。
スコールの後は水たまりが多くなるので、水に濡れても大丈夫な靴も準備しおきましょう。替えの服やタオルも用意しておくと安心。スコールがやんだ後は少し涼しくなりますから、1枚羽織るものがあるといいでしょう。
まとめ
プーケットのおすすめな時期をご紹介してきました。穏やかな海を楽しみたいなら乾季のころが一番。海が特に澄んでいる時期でスノーケルや、ダイビングを満喫出来ます。
でも、ホテルの料金は高めなのでちょっと悩みますよね。雨季なら海でサーフィンを楽しんだり、スパを楽しんだり、エステでゆったりしたり、休日を満喫できますよ。
プーケットの短い暑季にある、旧正月の水かけ祭り「ソンクラーン」。暑いプーケットならではの、水かけ祭りです。本当に島中のあちこちで、水しぶきがあがります。
時期によって、色々な魅力があるプーケット。あなたも是非、日本では体験できない美しい海と、絶景がまっているプーケットに行ってみてください。