普段コンタクトを使用している人は、飛行機を利用するときにもコンタクトが使えるのか気になるところですよね。
この記事では、国内線・国際線の飛行機にコンタクトや洗浄液が持ち込めるのか、預け入れ荷物にすることができるのかについて紹介しています。
また、機内で快適に過ごすためのヒントや、おすすめの旅行用コンタクトケア商品についても紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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【国内線】飛行機にコンタクトは持ち込める?
国内線の飛行機にコンタクトを持ち込む場合、特に制限はありません。常識の範囲内であれば、いくつ持ち込んでも大丈夫です。
ただ、洗浄液は液体類なので持ち込みに制限があります。国内線で液体類を持ち込む際は、500ml以内の容器に入れてください。1人2リットルまでの持ち込みとなります。
2リットルに収まるように気を付けてくださいね。また、洗浄液は医薬品ですので、保安検査の際に医薬品であることを申し出てください。
保安検査でのコンタクトや洗浄液の取り扱いについては、後述しています。
【国際線】飛行機にコンタクトを持ち込む場合は規制が厳しい
国際線で飛行機にコンタクトを持ち込む場合は、規制はあまりありませんが、液体である洗浄液は国内線よりも規制が厳しいので注意してください。
国際線に液体類を持ち込む際は、100ml以内の容器に入れます。(縦横の合計が40cmでマチがないもの)
さらに液体の入った容器を、1リットル以内の密閉できるプラスチック袋に入れてください。
容器が100ml以上の場合や、プラスチック袋がない場合は破棄するか、搭乗を諦めることになってしまいます。
また、海外から日本に飛行機で行く場合に日本製の液体類を持っていると、中身の検査をされることもあります。同じ商品が出発する国にないと、本当に中身が搭乗者の言っているものと同じなのかが分からないためです。
普通にコンタクトや洗浄液であれば問題なく検査を通過できるので、安心してくださいね。
【国内線・国際線】コンタクトを預け入れる場合は規制がゆるい
国内線と国際線にコンタクトを持ち込む場合について紹介してきました。ここでは、コンタクトや洗浄液を預け入れ荷物にする場合について書いています。
預け入れの場合は、液体の持ち込みの制限は特にありません。荷物のサイズや重量制限をクリアしていれば、液体類も問題なく預けることができます。
ただ、衝撃による液漏れの可能性があるので、液体の入った容器は密閉できるプラスチック袋などに入れておくと安心です。
コンタクトの飛行機内持ち込み・預け入れについて再確認
ここまで、コンタクトや洗浄液の機内持ち込みと預け入れについて紹介してきました。表にしてみたので、もう一度確認してみましょう。
国内線 | 国際線 | |
機内持ち込み |
|
|
預け入れ | 制限なし | 制限なし |
液体の制限量は、洗浄液やコンタクトだけでなく、シャンプーや歯磨き粉などの液体類全ての合計値なので注意してください。
また、国際線のコンタクトなどの預け入れは基本的に制限はありませんが、常識の範囲内としてください。あまりに数が多すぎると、販売目的を疑われてしまいます。
次章では保安検査でのコンタクトや洗浄液の扱いについて紹介します。液体類は保安検査で申告が必要なので、持ち込む場合は忘れずに申告しましょう。
【保安検査】飛行機内にコンタクトを持ち込むために
保安検査を受ける際には、コンタクトや洗浄液などは申告が必要です。保安検査では手荷物をトレーに置きますが、液体類の申告をする場合は、液体類を手荷物とは別のトレーに出しておいてください。
前章までで書いてきたように、液体の持ち込みは国内線が500ml容器の使用で2リットルまで、国際線の場合は100ml以下の容器に入れて密閉できる透明のプラスチック袋に入れます。
液体類は全てひとつにまとめておき、バッグの取り出しやすい場所に入れておくと検査をスムーズに終えることができますよ。
飛行機内でコンタクトを使うなら1DAYタイプがおすすめ!
長時間のフライトだと、途中でコンタクトを外して洗浄を行う必要があります。洗浄液は持ち込みに制限がありますし、機内でコンタクトの洗浄をするのは面倒ですよね。
しかし、1DAYの使い捨てタイプであれば、洗浄が必要ありません。長時間のフライト時には使い捨てタイプがおすすめです。また、使い捨てタイプはレンズが薄いので、目の疲れも少なくて済みますよ。
機内では窓側の席でないと手元ばかり見るため、目がとても疲れやすいです。コンタクトをしていると一層目に負担がかかりますので、負担の少ない使い捨てタイプを使うようにするといいでしょう。
飛行機内でコンタクトをつけたまま寝ないようにしよう
長時間のフライトの場合、コンタクトを外さないまま寝てしまう人もいますが、目を傷つけてしまうので寝る前にコンタクトを外すことをおすすめします。
また、機内に取り入れる外気の気温が低い影響で、機内の湿度は20%以下になることもあります。つまり、地上よりもかなり乾燥しているのです。
通常時にコンタクトを付けて寝ることも目に負担がかかりますが、乾燥している機内ではさらに目に負担がかかるので、機内で眠るときは必ずコンタクトレンズを外すようにしてください。
コンタクトは目が乾きやすい!目薬を持っていくと便利
前述したように、機内はとても乾燥しています。目が乾くことによる不快感を減らすためにも、目薬を持ち込んで適宜、点眼するといいでしょう。
目薬も液体なので、持ち込む際はコンタクトや洗浄液などと一緒に申告が必要になります。保安検査の際にしっかりとトレーに出すようにしてくださいね。
また、目だけではなくのども乾燥によって不快感が生じる可能性があります。乾燥からのどを守るために、マスクも持っていくと機内で快適に過ごせますよ。
飛行機内ではコンタクトよりも眼鏡のほうが断然ラク!
コンタクトを機内で使う前提でここまで書いてきましたが、機内でコンタクトを使わずに眼鏡で過ごすというのも1つの方法です。
眼鏡であれば持ち込みに制限はありませんし、つけたまま寝たとしても目に負担がかかることはありません。乾燥による不快感も、コンタクトをつけているときより減らすことができます。
また、女性であれば長時間のフライト時は化粧をしないという人もいるでしょう。化粧をしない場合には、コンタクトではなく眼鏡で顔をおおうようにして人の視線を眼鏡に向けさせることができます。
化粧をしていない顔を人に見られたくない人は、眼鏡とマスクを活用するといいですよ。顔を隠すと同時に乾燥から目やのどを守ることもできるのでおすすめです。
空港でプラスチック袋が買える場所
万が一、国際線を利用する際に液体類を入れるプラスチック袋を忘れてしまった場合は、空港内のお店で買うことができますよ。
たとえば、成田空港でプラスチック袋を購入できるお店は、第一ターミナルに13店舗、第二ターミナルに14店舗、第三ターミナルに2店舗あります。
プラスチック袋はコンビニやドラックストアに置いてあるので、もし忘れた場合は空港に向かう途中で買ってもいいでしょう。
成田空港のプラスチック袋が買えるお店は、成田空港の公式サイトに店舗名と場所が記載されているので、参考にしてください。
おすすめの旅行用コンタクトケア商品
国際線にコンタクトの洗浄液を持ち込む場合、100ml以下の容器に入れる必要があります。しかし、洗浄液は100ml以上の容器で販売されていることが多いです。
100ml以内の容器に移し替えることもできますが、容器を移し替えると中身が何なのか見ただけでは分かりません。すると、保安検査で中身を確認されることになり、検査に時間がかかってしまうことがあります。
旅行用に販売されている洗浄液は100ml以内の容器に入っているものがあり、海外旅行にとても便利です。詰め替えの必要もなく、見るだけで中身が分かるので検査もスムーズに通過できますよ。
ソフトレンズ用 洗浄液
ソフトレンズ用の洗浄液です。60mlなので、国際線であっても問題なく機内に持ち込むことができます。
レンズケース付ですし、保存液としても利用できる商品なので、これひとつあればコンタクトケアができますよ。
ハードレンズ用洗浄液
ハードレンズ用の洗浄液で、保存液としても使うことができます。70mlなので国際線の機内持ち込みも可能です。レンズケースはついていないので、普段利用しているものを持っていきましょう。
ハード・ソフト兼用 使い切りタイプ
洗浄・保存液とレンズケースがセットになった使い捨てタイプの商品です。ハードレンズでもソフトレンズでも、カラーコンタクトでも使うことができますよ。
使い捨てタイプなのでレンズケースの洗浄が必要ありませんし、とても衛生的です。旅行期間が短い場合は、使い捨てタイプを使うといいでしょう。
まとめ
飛行機を利用する際のコンタクトの取り扱いについて、国内線と国際線それぞれの機内持ち込みと預け入れについて紹介しました。
また、機内で快適に過ごすために、使い捨てコンタクトレンズや眼鏡・目薬の利用がおすすめである理由、おすすめの旅行用コンタクトケア商品についてもあわせて紹介してきました。
特に国際線の機内持ち込みは規制が厳しいことが分かったかと思います。海外旅行の際は、旅行用コンタクトケア商品を活用するか、機内では眼鏡で過ごしてコンタクトは預け入れ荷物に入れるようにするといいでしょう。
ただ、機内はかなり乾燥するので、個人的に機内では眼鏡で過ごすことをおすすめします。