雲海の絶景素敵ですよね!自然の風景ですから、悪天候なら見れないし運が良ければ絶景が楽しめる・・・そんなドキドキが余計に絶景を見たときに感動が増すのかもしれませんね。
日本には、雲海を楽しめるスポットがたくさんあります。日本ならではの山々が織りなす風景がこの雲海を生み出すのでしょう。
一度は、雲海の神秘的な絶景を楽しみたいものですよね。そこで、日本各地のおすすめ絶景ポイント10箇所をご紹介していきます!
雲海を楽しめる時期はいつ頃?
雲海は素敵ですが、そもそも雲海ってどんな景色のことをいうのでしょう。
雲海(うんかい)とは、山や航空機など高度の高い位置から見下ろしたとき、雲が広々と海のようにひろがって見える様子のこと。
地上から見られる雲海は、山間部などでの放射冷却によって霧、層雲が広域に発生する自然現象で現れ、様々な気象条件が揃ったときに見ることができるのです。
- 季節:春、または秋
- 時間:夜明け前~早朝
- 気象:湿度が高く十分な放射冷却があること(なるべく無風状態)
- 地域:山間部、盆地
雲海発生確率の平均って?
雲海スポットの平均的な確率はどのくらいなんでしょうか?雲海発生確率とは一年間で発生する確率の平均値です。公表されているスポットの雲海発生確率をご紹介しておきます。
雲海スポット | 雲海発生確率 |
雲海テラス トマム | 30%~40% |
津別峠 | 30% |
SORA terra | 64.3% |
三峯神社 | 32.1% |
秩父ミューズパーク | 23.3% |
ほんの一部ですが、だいたい30%ほどが多いようで、50%~60%にもなると確立としては高い方だと言えます。
雲海の発生確率が知りたいなら「雲海出現NAVI」がおすすめ!
雲海の発生の予想が立てられたら・・・いいとは思いませんか?
雲海は自然相手ですから、見えるか見えないかは運次第ですよね。そんな時におすすめなのが雲海の出現予報が見れる「雲海出現NAVI」です。
「雲海出現NAVI」はウェザーニューズと三菱自動車工業が開発しました。週末ドライブを楽しむ人をターゲットにしています。直近の週末に雲海が出現するかどうかを全国20カ所の雲海スポットで表示してくれます。
あなたが行きたい雲海スポットの雲海が発生する確率を、事前にチェックしてみるのもいいですよ。
壮大な自然とダイナミックな絶景スポット!雲海テラス(北海道)
北海道の「星野リゾート トマム」の雲海テラスは、日高山脈を越えて流れ込むダイナミックな雲海を楽しむことができます。
「雲海」と一言に言いますが、星野リゾート トマムの雲海テラスからは、違った種類の3つの雲海を楽しめますよ。
- 海霧が十勝平野(とかちへいや)を覆い日高山脈を越えて流れ込んでくる雲海。
- 放射冷却によって発生し、ホテルが雲の中から飛び出して見える雲海。
- 天気が悪いとき、またこれから悪くなるときに現れる山にまとわりつくように広がる雲海。
なお、天候や条件によって見える雲海の姿も変わります。一度として同じ雲は見ることができないのです。早起きをして壮大な雲海の世界を散策してみてください。
- 営業期間:2019年5月11日(土)~2019年10月14日(月)
- 営業時間:5月11日~5月31日 5:00~7:00
- 6月1日~10月14日 5:00~8:00
- 9月1日~9月30日 4:30~8:00
雲海の発生時期は、5~10月上旬頃です。特に6月、7月は比較的発生確率が高いですよ。雲海テラスの発生率が知りたい時は雲海予報を公開していますのでチェックしてみましょう。
新展望スポット「Cloud Bar(クラウドバー)」
2019年夏に新展望スポット「Cloud Bar」がオープンしました。バーカウンターをイメージして、カウンターと椅子が設置されていて雲海や朝日などの絶景を眺めます。
まるで雲の上にいるような感覚のような、新鮮な印象ですよ。ずっと眺めていたい・・そんな気分になること間違いなしです。
日の出と雲海の織りなす「雲の絨毯」が見られる津別峠(北海道)
津別峠は、津別町と弟子屈町との境にある標高947mの峠です。日中天気がよいと眼下に屈斜路湖が広がり、硫黄山や摩周岳、そして知床連山の稜線まで見えます。
津別峠にある展望台から見る景色は壮大そのもの。一面雲海が広がるまさに雲海の絨毯のようです。一番のおすすめの時間帯は日の出の時間。
真っ白な雲の中から朝日がゆっくりと顔を出します。だんだんと朝日に照らされて明るくなっていく様子は本当に美しいですよ。
雲海発生時期は6〜10月です。特に雲海が発生する確率が高いのが夏場です。2017年6月で57%、2016年の7月は51%の雲海発生率だったとのこと。
標高日本一の地から見る絶景の雲海スポット 渋峠(群馬県)
渋峠は、群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の境目にある峠です。群馬県から長野県に続く国道292号の一部は日本一標高の高い国道です。
標高が高く気温が下がるため、夏場でも寒暖差が激しく雲海の発生率も高く、関東では有名な雲海スポットの一つ。
「日本国道最高地点」の石碑がある場所から見える、朝日と雲海の景色が壮大です。眼下に広がる芳ヶ平湿原も合わせると、まさに一枚の絵のようですよ。
雲海発生時期は5月から11月ごろなのですが、冬季(11月~4月下旬)は雪の影響で、道路が閉鎖される場合があるのでご注意ください。
朝日と雲海の絶景スポット!秩父ミューズパーク(埼玉)
秩父ミューズパークの雲海のオススメなスポットは2ヶ所あります。一番有名なメインの展望台と旅立ちの丘の展望デッキです。2か所ありますから、片方が混んでいるようならもう片方に行けるからいいですよね。
ミューズパークからは、秩父公園橋の主塔の上部が雲海の中に見えます。上の写真のHの形をしているのが秩父公園橋の主塔です。雲海の迫力を感じることができます。
また、東の方角を見渡せますから、雲海と日の出を同時に見ることができとても神秘的ですよ。
雲海が発生オススメな時間は5:30~7:30くらいです。日の出と雲海を拝みた人は朝早くに訪れてみて下さいね。
関東最大パワースポット三峯神社の絶景雲海(埼玉)
関東最大のパワースポットとしても有名な三峯神社ですが、三峯神社は標高約1100mの場所にあり、雲海の発生確率も年平均で約35%と比較的高いです。2017年7月には約70%を記録したほどです。
三峯神社境内の中でも、雲海を楽しむなら遥拝殿がオススメですよ。帰りにパワーの宿った、三峯神社のお守りを購入するのもいいですね。
雲海が発生するオススメな時間は5:30~7:30くらいです。日の出とともに眺めるのもいいですね。
雲海の絶景NO.1スポット、一度は行きたい富士山!(静岡県)
やはり、一度は行って見てみたいのが「富士山」の雲海ですよね。富士山頂から見る雲海とご来光は絶景です。登山をしなければならないですし、簡単に見ることが出来ないだけに特別感が大きいです。
眼下に広がる一面の雲の景色は圧巻!雲海の広大さはやはり日本一です。一度見たらこの雲海は忘れられない光景になるはずです。
富士山の雲海を見にいくならば、事前準備をきちんとしましょう。富士山山頂は夏でも気温が5~6度です。真冬並みですね。
風が吹くと風速1mで気温が1度下がると言われているので、防寒対策など充分な装備と事前の情報収集をしましょう。
富士山の雲海は、雨の降った翌日が晴れた朝が一番の狙い目なので、天気予報等も良く確認してから雲海を狙っていく方がいいでしょう。
富士山の登山シーズンは7月上旬~9月上旬です。夏の暑い季節ですが、山頂は寒いのでしっかりと防寒対策をして下さいね。
絶景スポット!富士山の裾に広がる雲海 甘利山(山梨県)
甘利山は、山梨県韮崎市と南アルプス市との境界にある標高約1,731mの山です。甘利山登山口から数分登ると開けた場所があります。そこにある東屋から下ったところが雲海の撮影ポイントですよ。
甘利山から見る富士山が美しい、富士山の撮影ポイントです。富士山の下に広がる雲海の景色は一度見たら病みつきになる人もいるとか・・・。
富士山からの雲海もいいですが、富士山と雲海をセットで見られるのも洒落てますよね。日の出前から狙うと、雲海は出やすいようですよ。
冬の時期は登山口の入り口まで道路が閉鎖されてしまうので、見られるのは5月から11月頃です。
雲海の波の絶景スポットのSORA terrace(長野県)
「竜王マウンテンパーク・SORA terrace」の標高1,770mの山頂までは、ロープウェイで簡単にアクセスできます。
雲海の発生率は約64%と言われいて、ロープウェイでは曇っていても山頂に登ると雲海が広がります!
山頂からは、高社山(こうしゃさん)や妙高山(みょうこうさん)などが重なって見えます。条件が揃い、空気が澄んだ日には日本海に浮かぶ佐渡島(さどしま)まで見ることもできるんです。
雲海から突き出た山がまるで島のように見えて、雲海がまるで波のように見えて、まさしく「雲の上の海」を想起させてくれるその光景は見ていて飽きません。
サンセットを狙うなら、日没の1時間~2時間前からの待機がオススメです。霧がかかっていたとしても、粘ってみましょう。
雲が流れ美しい夕日に映し出された雲海が、日中とは違った別の表情を見せてくれますよ。
2019年5月25日~11月4日 ※9月2日~6日は運休期間(毎年営業期間が異なるので、訪れる際には必ず営業期間中かどうかをチェックして下さいね。)
雲海発生時期は春から秋にかけてです。雪に閉ざされた冬以外にはチャンスがあると言えますね。
雲海の中にリンとそびえる絶景スポット「大江山」(京都)
大江山は鬼の伝説が残る、京都府丹後半島の付け根に位置する標高832mの山です。その八合目にある鬼嶽稲荷神社からは、視界の開ける由良川上空に広がる雲海を眺めることができます。
秋には紅葉も美しく、森の中に佇む神社の雰囲気と相まって山々を包み込む雲海の姿は、神々しく感じるほどです。大江山は、雲海の発生率が高いと言われているので期待できますよ。
雲海が発生の一番おすすめの季節は、晩秋から初冬の10月から12月にかけて。日中天気が良く、夜中雲が無く、風が弱い時、すなわち放射冷却の起こりやすい時が一番発生しやすい日だといえます。
「天空の城」雲海に浮かぶ竹田城跡(兵庫県)
幻想的な雲海に浮かぶ城跡の様子が「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と言われ、一躍有名になったのが「竹田城跡」です。
竹田城跡の中から雲海を見ると、まるで雲海に包み込まれるような感覚です。上の写真のように城を外から見るなら、立雲峡(りつうんきょう)から見ることができます。
立雲峡は、竹田城跡の向かいの山(朝来山)の中腹にある展望スポットです。元々桜の名所として有名な場所なんですよ。上の写真は立雲峡から撮影されたものです。
雲海は、日の出から2~3時間後まで見られます。雲海がもっとも立ちこめ、濃く見える時間帯は日の出から2時間後とされています。
雲海発生時期:秋~冬 11月下旬〜12月上旬がもっとも濃い雲海が出やすいようです。
まとめ
いかがでしょうか。日本には、まだまだたくさん雲海を楽しむことのできるスポットがたくさんあります。壮大な雲海を目の当たりにしたらきっと神秘的な世界に癒されることでしょう。
もちろん、早朝に朝日が昇るのを待つというちょっと大変な思いはしなければなりませんが。それでも、そんな苦労など吹っ飛んでしまうくらい最高な景色があなたを待っていますよ!
ご紹介した雲海スポットがあなたの思い出のお手伝いになりますように・・・雲海の神秘的な世界に出会って魅せられてくださいね。