静岡の観光といえば「富士山」。グルメではお茶や「うなぎパイ」、わさびなど美味しい食べ物がいっぱい。
「静岡のお茶が美味しいのは分かるけど、お茶以外にわさびが美味しいって聞いたことがある。静岡のわさびについて知りたいな。」と思っているあなたの悩みに応えます。
この記事では静岡の名産物の1つであるわさびの魅力に、観光スポットであるわさび田と静岡わさびを使ったグルメの紹介を交えながら迫ります。
静岡観光に来た時の参考にして下さい。わさびの歴史や観光スポット、グルメを楽しめます。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/170971?title=%E3%82%8F%E3%81%95%E3%81%B32)
静岡の観光名物わさびの歴史
日本のわさび栽培が始まったのは今から400年以上前、江戸時代が始まる前後(1596~1615)から。村人たちが、山に生えているわさびを採り、きれいな水が出るところに植えたのが始まりです。
1744年には板垣勘四郎が、天城湯ヶ島(あまぎゆがしま)にわさびを持ち込み、伊豆半島や富士山麓周辺に広がったのが静岡県のわさび栽培の始まりです。
わさびは低温と高温に弱いので、栽培に難しい植物。静岡県は湧き水や地質に恵まれているため、環境に恵まれた美味しいわさびを食べられます。
静岡のわさびは、世界農業遺産と日本農業遺産に登録され、日本が誇る名産品として人気です。
静岡のわさびの発祥地観光スポット有東木
静岡のわさび栽培の始まりの地とされる「有東木(うとうぎ)」。400年以上前からのわさび栽培とわさび田を守り続けています。
わさびを栽培している山葵田は、見て楽しめる観光スポットとしても人気。春夏秋冬、季節ごとの田園風景を楽しめます。
有東木の「うつろぎ」と言う施設はわさびをはじめお茶や農産物を販売しています。伝統のわさび料理もあり、「うつろぎ定食」(1,050円)は地元で採れたわさびの葉、お茶の葉、なす、しいたけを食べられます。
里山風景に思いをはせながら、わさびの歴史と風味を一緒にいただきましょう。
- 【営業時間】平日10:00~15:00、土日・祝日9:00~16;00
- 【定休日】毎月第3火曜日、年末年始、農繁期(5月上中旬)
- 【電話番号】054-298-2900
- 【住所】静岡県静岡市葵区有東木280-1
- 【車のアクセス方法】県道27号井川湖御幸線を北進、玉機橋交差点を県道29号梅ヶ島温泉昭和線方面に北進。渡本(どもと)を斜め右に入り3km、特産品展示販売施設「うつろぎ」到着。片道60分(静岡駅からの場合)。
- 【バスのアクセス方法】新静岡センター発(西バスホーム11番乗場)安倍線有東木行、終点有東木下車。片道80分。
静岡観光名物わさびを楽しめる天城わさびの里
道の駅、「天城越え(あまぎごえ)」にある「天城わさびの里」。ここでは、「わさび漬」や「わさびのり」といった天城産のわさびを楽しめます。
食べ物以外にも「わさび漬加工体験」で自分だけのオリジナルわさび漬を作ったり、「わさび収穫体験」でわさび田で実際に収穫した一株を持ち帰ったりと体験できます。
- 【所要時間】約20分
- 【予約】必要
- 【価格】1,080円
- 【所要時間】約20分
- 【予約】必要
- 【価格】1,080円
「天城わさび」は全国的な知名度を誇り、静岡わさびのブランドとして人気です。「天城わさびの里」を拠点として、わさび農家の方々が杉本地区の魅力をアピールしています。
- 【営業時間】8:30~17:00(10/20~2/21は16:30)
- 【定休日】無休
- 【電話番号】0558-85-0999
- 【住所】静岡県伊豆市湯ヶ島892-6
- 【車のアクセス方法】東名高速沼津ICより車で60分。東名沼津IC・新東名長泉沼津ICより直結の伊豆縦貫道(東駿河湾環状道路)~伊豆中央道(有料)~修善寺道路(有料)大平IC~国道136号線、国道414号線
- 【バスのアクセス方法】修善寺駅より東海バス40分「昭和の森会館」下車。
わさびを見て楽しむ静岡観光の美しい筏場のわさび田
わさび田を見て楽しめるスポット、「筏場のわさび田(いかだばのわさびだ)」。約15ヘクタールほどで、東京ドーム3個分の大きさを誇るわさび田として知られています。
日本農業遺産、静岡県棚田等十選にも登録された実績があり、全国各地の観光客がわさび田を見るために訪れています。
筏場のわさび田は、日がよく当たるように木で田の周りを覆い被せる栽培を行っており、高品質のわさびを育てています。
秋に訪れると、わさび田の周りを囲む木々の紅葉と田にながれる清流の川の風景を味わえてオススメ。
- 【住所】静岡県伊豆市筏場・地蔵堂
- 【アクセス方法】「修善寺駅」から路線バスで片道34分。600円。「筏田新田」下車後、徒歩16分。
- 【車でのアクセス方法】「静岡駅」から片道1時間50分。
静岡の観光名物わさびの味とは
ここまで静岡名物のわさびの名所などを紹介しました。紹介していくなかで気になることがあります。
(会話文画像出典:https://www.irasutoya.com/2013/06/blog-post_8323.html)
私の職場にわさび好きな人がいます。各土地で採れたわさびを買っては、料理や食べ物の味付けに使っているツウな主婦です。せっかくなので、お答えしていただきました。
(会話文画像出典:https://www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_929.html)
静岡のわさびは、他の土地のわさびと違ってまろやかさがあり、それでいてさわやか。
以前私も静岡のわさびを食べたことがありますが、確かに感じたことは、市販のわさびはベチャッとしているのに、静岡で採れたものはサラッとしていました。
静岡観光で来たなら食べたい!わさびソフト
ここから静岡わさびを使ったグルメを紹介します。まずは、「天城の里」にある「わさびソフト」(300円)です。ソフトクリームの中に、すりおろしたわさびが。
「ソフトクリームの中にわさびが入っているなんて、合わないんじゃないか?」と思いますがそんなことはなく、静岡わさびの上品な辛さと、クリームの甘さが口の中に溶け合って絶妙な味わいです。
ソフトクリームのなかにわさびが入っているインパクト性が観光客にウケて、1日500個~700個を売り上げるという人気を誇っています。
静岡名物わさび丼
静岡にある丼物として名が知れているグルメがあり、その名も「わさび丼」。特に「わさび園かどや」で作られている「わさび丼」(650円)は、静岡わさびの名物として人気。
「わさび園かどや」のわさびは、天城山の湧き水で丹精込められてつくられたこだわりの一品。
「わさび丼」に用意された生わさびを、自分の手ですりおろして丼の上に乗せて頂く。ご飯の上にはかつおぶしと醤油、生わさびだけのシンプルな料理で、静岡わさびの風味を存分に味わえます。
- 【食堂の営業時間】9:30~14:00※売れ切り次第終了
- 【店舗の営業時間】9:00~17:00
- 【定休日】水曜日
- 【電話番号】0558-35-7290
- 【住所】静岡県賀茂郡河津町梨本371-1
- 【車のアクセス方法】東名高速/沼津インターチェンジから車で約1時間[下田方面へ]
- 【公共交通機関でのアクセス方法】伊豆急行線『河津駅』下車、修善寺方面行きのバスで約30分で河津七滝下車 徒歩1分
静岡観光の定番グルメわさび漬け
静岡のお土産で観光客に馴染みがある「わさび漬け」。静岡以外の都道府県でも売られていますが、静岡の「わさび漬け」は他のものとは一味違います。
「田丸屋商店」で売られている「金印わさび漬け」は人気です。田丸屋の熟練職人がこだわりぬいたわさびを使用し、わさびそのものの味を存分に堪能できる一品。
わさび漬けは「金印わさび漬け」以外は食べられないというリピーターもいるとか。
他にも「わさび漬 葵印」という商品があり、昔ながらの作りで、市販のわさび漬けとは比べ物にならないぐらいの味だとか。
いずれも、オンラインショップで購入できます。
静岡わさびのドレッシングとマヨネーズ
静岡のわさびは、わさびのままかけて食べるのも美味しいです。ですが、わさび以外にも「わさびドレッシング」や「わさびマヨネーズ」といったものもあります。
「わさびドレッシング」(590円)は醤油の風味とわさびの辛みが効いた、和風ドレッシングです。野菜にかけるのも良し、餃子にかけるのも良しでどれにかけても美味しい。
「わさびマヨネーズ」(378円)はわさびの辛さ、マヨネーズのまろやかさを両方味わえる贅沢な商品。口の中に広がるつーんとした辛さと、コクのある味わいはキャベツなどの野菜、トーストしたパンによく合います。
静岡わさびのまとめ
400年以上の伝統を誇るわさび田は、静岡わさびの上質な味わいを育んでいます。静岡観光へ行きましたら、この記事を参考にしてわさびの歴史と魅力を知って、静岡観光を楽しみましょう。
- わさびソフト
- わさび丼(わさび園かどや)
- 金印わさび漬け(田丸屋商店)
- わさび漬 葵印(田丸屋商店)
- わさびドレッシング
- わさびマヨネーズ