シンガポールへの旅行を計画していると、「気温ってどれくらいあるんだろう」と気になりますよね。また、「どんな服を着ていけば良いんだろう」と悩んでいる方もいるでしょう。
予め気温・気候について確認しておけば、服装選びに迷うことはなく、余分な荷物を減らすことができます。
この記事では、シンガポールの気温・気候について詳しく解説していきます。他にも、降水量・服装・ベストシーズンについても紹介するので、シンガポールへ行く予定の方は是非参考にしてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/シンガポール-アジア-旅行-2259500/)
シンガポールの気候
シンガポールの気候は「熱帯モンスーン気候」に属しており、1年を通して高温多湿となります。
日本のように四季はなく、11〜1月頃の「雨季」・2〜10月頃の「乾季」に分けることができます。雨季・乾季に関係なく、「スコール」が発生しやすいのも特徴の1つです。
また、赤道直下のシンガポールは年間平均気温が約27℃と高く、熱中症・紫外線対策が必要となります。次の章では、シンガポールの気温について詳しく解説します。
シンガポールの気温
月 | シンガポールの平均気温(℃) | 東京の平均気温(℃) |
1月 | 26.6 | 5.6 |
2月 | 27.2 | 7.2 |
3月 | 27.6 | 10.6 |
4月 | 28.0 | 13.6 |
5月 | 28.4 | 20.0 |
6月 | 28.4 | 21.8 |
7月 | 27.9 | 24.1 |
8月 | 27.8 | 28.4 |
9月 | 27.7 | 25.1 |
10月 | 27.7 | 19.4 |
11月 | 27.0 | 13.1 |
12月 | 26.6 | 8.5 |
上記の表は、シンガポールの平均気温(平年値)と東京の平均気温(2019年の月平均値)を比較したものです。データからも分かるように、シンガポールは1年を通して気温が高い状態にあります。
シンガポールの年間平均気温は約27℃であり、最高平均気温は約30℃・最低平均気温は約24℃となります。雨季の時期は特に蒸し暑く、乾季の時期は日差しが強いのが特徴です。
次の章では、シンガポールの降水量について詳しく解説していきます。
シンガポールの降水量
月 | シンガポールの平均降水量(mm) | 東京の平均降水量(mm) |
1月 | 246.3 | 16.0 |
2月 | 114.1 | 42.0 |
3月 | 173.8 | 117.5 |
4月 | 151.5 | 90.5 |
5月 | 167.4 | 120.5 |
6月 | 136.1 | 225.0 |
7月 | 155.8 | 193.0 |
8月 | 154.0 | 110.0 |
9月 | 163.1 | 197.0 |
10月 | 156.2 | 529.5 |
11月 | 265.9 | 156.5 |
12月 | 314.8 | 76.5 |
上記の表は、シンガポールの降水量(平年値)と東京の降水量(2019年の月合計値)を比較したものです。データを見てみると、シンガポールの降水量は年間を通して多い傾向にあることが分かります。
年によっても異なりますが、シンガポールの年間降水量は約2,200mm・東京の年間降水量は約1,500mmであり、東京よりも降水量が多くなります。
「雨季」である11〜1月頃は降雨量が多くなり、「乾季」にあたる2〜10月頃もスコールが発生するので、観光中の天候の変化には注意が必要です。
次の章では、シンガポールの気温・気候に合った服装について紹介します。
シンガポールの気温・気候に合った服装
前述したように、シンガポールの気温は1年を通して高い傾向にあります。常夏であるため、基本的には半袖・短パン・スカートといった夏の服装で問題ありません。
ショッピングセンターや一般的なレストランでも、Tシャツ・短パン・サンダルという姿の方が多いです。涼しい装い・動きやすい格好をしてシンガポール観光に臨みましょう。
また、常に気温が高いので、熱中症・紫外線対策が必要です。こまめに水分補給を行い、サングラスや日焼け止めクリームを活用しながら観光しましょう。
宗教施設やホテルなどは服装に注意が必要!
基本的にはラフな格好で構いませんが、モスクなどの宗教施設へ行く時は、各宗教への配慮が必要となります。
肌の露出が多いと入場できないので、長袖・長ズボンを用意しておきましょう。(場所によっては、宗教用の服を貸してくれる場合があります。)
また、一部のレストラン・バー・カジノでは、ドレスコードが設定されている場合があるので注意が必要です。
サンダルや短パンでは入店を断られる場合があるので、襟付きのシャツ・ワンピース・靴なども用意しておくと良いでしょう。(ドレスコードは施設によって異なります。)
シンガポールは屋外と屋内の気温差に注意!
ドレスコードにも注意が必要ですが、シンガポールを観光する際は、屋外と屋内の気温差にも注意が必要です。
常夏のシンガポールでは、雨季・乾季に関係なく、かなり冷房が効いています。そのため、屋外と屋内の気温差によって体調を崩してまうこともよくあります。
結構強めに効いているので、体を冷やさないためにも、カーディガン・パーカー・ショールのようなサッと羽織れる物を携行しておくと良いでしょう。
シンガポールは気温だけではなく湿度も高い!
最初の章でも少し触れましたが、シンガポールは年間を通して気温が高く、湿度が高いのも特徴です。
シンガポールの年間平均湿度は約84%であり、東京の年間平均湿度約65%(梅雨の時期は約75%)と比べると、非常に高い数値であることが分かります。
そのため、「洗濯物が乾きにくい」「カビが生えやすい」という傾向があり、「除湿機」の存在が重要となります。
ホテルによっては「除湿の効きが悪い」という口コミも見られるので、予約をする際は除湿機について確認しておくことが大切です。
シンガポールの気温・気候に合った持ち物
この章では、シンガポールの気温・気候に合った持ち物を紹介します。以下の持ち物を用意しておけば、より快適に観光することができます。
- 飲料水
- 日焼け止め
- サングラス
- 帽子・日傘(晴雨兼用がベスト)
- 雨具
- 屋内用の防寒着(薄手のアウターやショールなど)
- 虫除けスプレー(動物園・自然が多いエリアへ行く場合)
また、「ウェットティッシュ」を携行しておくと、食事やお手洗いなど様々シーンで活躍してくれます。
シンガポールのベストシーズン
シンガポールの気温・気候を考慮した場合、「乾季」である2〜10月頃がベストシーズンと言えるでしょう。雨季に比べると降水量が少なく、観光の予定も立てやすくなります。
但し、雨季も乾季も蒸し暑く、スコールが発生することに変わりはありません。あまりベストシーズンという考えに拘らず、他の目的を重視して日程を決めていくと良いでしょう。
繰り返しになってしまいますが、急な天候の変化や屋内外の気温差に注意しながら観光を楽しみましょう。
シンガポールの気温・気候まとめ
今回は、シンガポールの気温・気候について紹介しました。シンガポールは1年を通して高温多湿なので、観光する際は夏の服装が最適です。
屋内外の気温差があるので、薄手のアウターやショールなどを持ち歩き、体調を崩さないよう注意しましょう。
また、日本よりも降水量が多く、スコールが発生するのも特徴の1つです。予め天候が悪化することを考慮しながら観光に臨むようにしましょう。