海外旅行の際には、ストップオーバーが必要な場合があります。しかし、ストップオーバーとは何なのか、はじめて聞いた時は分からないですよね。
そこで、この記事では、ストップオーバーについて解説していきます。間違えやすい用語や、ストップオーバーの時に預け荷物はどうなるのかなどについても解説しているので、参考にしてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F-%E7%9D%80%E9%99%B8-%E7%A9%BA%E6%B8%AF-%E3%83%94%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3-3702676/)
ストップオーバーとは?
ストップオーバーとは、遠くの国へ行く場合に、途中の空港で飛行機を降り、24時間以上滞在することです。レイオーバーと呼ばれることもあります。電車で言うところの途中下車に当たります。
ただ、24時間以内の滞在であっても、日付をまたぐ場合や空き時間中に空港を出て入国する場合は、ストップオーバー扱いになることもあるので、注意しましょう。
ストップオーバーになる定義は航空会社によって様々なので、自分が利用する航空会社の公式サイトなどで確認しておくと良いですよ。
次章以降では、ストップオーバーと間違えやすい用語である「トランジット」と「トランスファー」について解説していきます。
ストップオーバーと似た用語①トランジットとは?
ここでは、トランジットについて解説していきます。トランジットとは、途中の空港で乗り継ぎを行うことです。
ストップオーバーと違うのは、乗り継ぎする時間が24時間以内であることです。また、トランジットは飛行機を乗り換える場合と、同じ飛行機に再度乗る場合の両方を意味するので注意してください。
基本的には、トランジットはストップオーバーよりも時間が短い乗り継ぎと覚えておけば大丈夫です。
ストップオーバーと似た用語②トランスファーとは?
ここでは、トランスファーについて解説していきます。トランスファーは、途中の空港で飛行機を乗り換えることを言います。
ストップオーバーとの違いは、トランジットと同じように滞在時間の長さです。トランスファーは24時間以内を指しますが、ストップオーバーの場合は24時間以上かかる場合を指します。
すぐに乗り換えをするのがトランスファー、飛行機を降りてから24時間以上滞在するのがストップオーバーと覚えておいてくださいね。
次章では、ストップオーバーする時に預け荷物はどうしたらいいのかについて解説していきます。
ストップオーバーでは預け荷物はどうなる?
ここでは、ストップオーバー時の預け荷物の取り扱いについて解説していきます。ストップオーバーの時には、基本的に預け荷物を一度受け取る必要があります。
ストップオーバーではホテルに宿泊する必要があるからです。ただし、例外的に、目的の空港まで預け荷物を受け取ることができないケースもあります。
宿泊に必要なものがないと困ってしまいますので、ストップオーバーする予定がある場合は、預け荷物を受け取れるのかどうか、航空会社の公式サイトなどで確認しておくようにしてくださいね。
次章では、ストップオーバーにかかる料金について解説していきます。
ストップオーバーって料金はどのくらいかかる?
ここでは、ストップオーバーにはどれくらい料金がかかるのかについて紹介していきます。ストップオーバーにかかる料金はケースバイケースです。
プラス料金が必要なケースもありますし、無料でストップオーバーできることもあります。
また、すぐに乗り換えられる飛行機があるにもかかわらず、ストップオーバーする場合は、逆に航空券が安くなるケースもあります。航空券を買う際にストップオーバーの料金についても確認しておくと良いでしょう。
次章では、ストップオーバーの日数制限と回数制限について紹介していきます。
ストップオーバーの日数制限と回数制限とは?
ここでは、ストップオーバーの日数制限と回数制限について紹介していきます。ストップオーバーは、途中の空港で24時間以上滞在をしますが、最大どれくらいまで滞在できるのでしょうか?
結論としては、行き先の国や利用する航空会社によって異なります。航空券を予約する際に、何日まで可能なのか確認しておくようにしてください。
また、一回のフライト中に何回ストップオーバーできるかも決まっています。回数制限に関してもケースバイケースなので、予約する際にチェックしておきましょう。
次章では、ストップオーバーする時のビザについて紹介していきます。
ストップオーバーする時のビザはどうする?
ここでは、ストップオーバーする時のビザについて解説していきます。ビザも立ち寄る国によって異なるので、ストップオーバーする予定がある場合は、出発前に確認しておきましょう。
一例として、タイでストップオーバーする場合のビザについて紹介しておきます。タイの場合は、「通過ビザ」というビザを取得すれば、ストップオーバーすることができますよ。
通過ビザはオンラインで事前に予約をして、タイ王国大阪総領事館で受け取ります。ビザの詳しい取得方法は、タイ王国大阪総領事館の公式サイトで確認してみてくださいね。
次章では、ストップオーバー中の過ごし方について紹介していきます。
ストップオーバー中の過ごし方
ここでは、ストップオーバー中の過ごし方について紹介していきます。ストップオーバー中は、次の飛行機に乗るまで自由にその国を観光することができます。
自分の行きたいところへ好きなように旅行するのも良いですが、ストップオーバー用のツアーに参加するのがおすすめです。特に、ストップオーバーの最終日などは時間に遅れてしまうと大変です。
その点、ツアーであれば自分で移動時間を計算する必要もなく、手軽に観光名所を回ることができますよ。ツアーの例として、下記にバンコクでのツアーを張り付けておきますので、参考にしてくださいね。
ストップオーバーできる航空券の予約方法とは?
ここでは、ストップオーバーできる航空券の予約方法について紹介していきます。ANAを利用した場合の予約方法を例に解説していきます。予約する手順は以下の通りです。
- ANAの公式サイトを開き、「国際線航空券」タブを開く
- 「複数都市」を選択する
- 出発する空港、経由する空港、目的の空港を入力
- 検索結果から購入したいものを選ぶ
- 画面の案内に従って料金を支払う
上記の流れに沿って行けば、ストップオーバーができる航空券を予約することができます。購入する前には、預け荷物の取り扱いや、ビザについてなども確認しておいてくださいね。
ストップオーバーは旅行の幅を広げてくれる!
ここまで、ストップオーバーについて紹介してきました。ストップオーバーは、通常の航空券に少し料金を上乗せするだけで(無料・割引の場合もある)、2つ以上の国を旅行することができます。
いろんな国に行ってみたい人は、ストップオーバーを使ってお得に旅をするのがおすすめです。また、行きと帰りでストップオーバーする空港を変えることで、さらにいろんな場所へ旅することができますよ。
ストップオーバーを思う存分活用して、楽しい旅をしてくださいね。
ストップオーバーとは? まとめ
ストップオーバーについて紹介してきました。記事の内容をまとめると以下の通りです。
- ストップオーバーは途中の空港で24時間以上滞在すること
- 預け荷物は基本的に一度受け取る必要がある
- 回数制限や日数制限は国によって違う
- ビザの用意も忘れずに
- 行き帰りで経由地を変えるとさらに幅が広がる
この記事の内容を参考にして、ストップオーバーを利用しながら、お得に旅を楽しんでみてくださいね。