ベルリン旅行を計画していると「日本からの直行便ってあるのかな?」と気になりますよね。他にも、飛行機の飛行時間や料金なども気になってくるでしょう。
この記事では、日本とベルリンを繋ぐ飛行機の情報を紹介していきます。空港からの移動手段や日本とベルリンの時差も紹介するので、ベルリンへ行く予定の方は、是非参考にして下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ボーイング-747-航空機-2104053/)
【日本ーベルリン】直行便はある?
まず始めに、日本からベルリンまでの直行便の有無について紹介します。2020年4月現在、日本からベルリンへの直行便は運航していません。
ベルリンへの行き方は、ドイツの都市で国内線に乗り換えたり、日本から直行便が運航している国を経由したりするのが一般的です。
長時間の移動となるので、時間に余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。次の章では、日本からベルリンへの経路について紹介します。
【日本ーベルリン】飛行機の経路
乗り継ぎ便・経由便での移動となると、どの便を利用すれば時間が短縮できるか気になりますよね。なるべく短い時間で移動したいという方は、以下の経路がおすすめです。
出発地 | 経由地 | 到着地 |
羽田空港 中部国際空港 関西国際空港 |
フランクフルト | ベルリン・テーゲル空港 |
羽田空港 関西国際空港 |
ミュンヘン | |
羽田空港 成田国際空港 中部国際空港 関西国際空港 福岡空港 |
ヘルシンキ | |
成田国際空港 | ウィーン | |
成田国際空港 関西国際空港 |
アムステルダム |
上記の便は、乗り継ぎをする回数が1回なので、比較的短い時間で移動することが可能です。
乗り継ぎが2回以上になってしまうと、移動時間がかなり長くなってしまいます。次の章では、ベルリンまでの飛行時間について詳しく解説していきます。
2020年4月現在、ドイツでは「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」の建設が進められており、この空港の開港を機に「ベルリン・テーゲル空港」は閉鎖する予定です。
【日本ーベルリン】飛行機の飛行時間
下記の表は、各経路ごとの飛行時間となります。(下記の飛行時間には、乗り継ぎ時間が含まれていません。)
飛行時間は、空港の混雑やフライトスケジュールによって変動するので、目安として参考にして下さい。
出発地 | 経由地 | 到着地 | 飛行時間 |
羽田空港 中部国際空港 関西国際空港 |
フランクフルト | ベルリン・テーゲル空港 | 約13時間10分 |
羽田空港 関西国際空港 |
ミュンヘン | 約13時間00分 | |
羽田空港 成田国際空港 中部国際空港 関西国際空港 福岡空港 |
ヘルシンキ | 約12時間15分 | |
成田国際空港 | ウィーン | 約13時間00分 | |
成田国際空港 関西国際空港 |
アムステルダム | 約13時間10分 |
飛行機を予約する際は、乗り継ぎ時間の確認が必須です。乗り継ぎ時間が長くなると、ベルリンへ到着するまでに20時間以上を要する場合があります。
【日本ーベルリン】飛行機の料金
ベルリンへの旅行となると、飛行機の料金が気になりますよね。飛行機の料金は、予約する時期やシーズンによって変動するので目安として参考にして下さい。(下記の料金は、片道料金となります。)
- ルフトハンザ・ドイツ航空:70,880円(羽田空港→フランクフルト→ベルリン)
- ルフトハンザ・ドイツ航空:69,950円(成田国際空港→ミュンヘン→ベルリン)
- オーストリア航空:65,410円(成田空港→ウィーン→ベルリン)
航空券の早割を受けたり、ゴールデンウィークなどの観光シーズンを避けたりすれば、通常よりも安く購入することが可能です。
また、利用する航空会社や日時によって料金は変動するので、様々なパターンで比較することがおすすめです。
上記の料金は、2020年4月に検索した料金です。コロナウイルスの影響により、ヘルシンキ経由の「フィンエアー」とアムステルダム経由の「KLMオランダ航空」の明確な料金を確認することができませんでした。
フィンエアー・KLMオランダ航空の利用を検討している方は、各公式サイトから最新情報を確認してみて下さい。
【日本ーベルリン】コードシェア便とは?
ベルリン行きの航空券を検索していると、「コードシェア便」という言葉を見掛けると思います。
コードシェア便とは、2社以上の航空会社が1つの飛行機を共同運航している便のことです。
- 購入先:ANA(ルフトハンザ・ドイツ航空でも購入可能)
- 運航会社:ルフトハンザ・ドイツ航空
- 乗務員・サービス:ルフトハンザ・ドイツ航空
- チェックイン:ルフトハンザ・ドイツ航空
今回は、コードシェアを行っている「ルフトハンザ・ドイツ航空」と「ANA」を例に挙げてみます。
上記のように、「ANA」からもベルリン行きの航空券を購入できますが、運航会社は「ルフトハンザ・ドイツ航空」となります。
この場合、チェックインは「ルフトハンザ・ドイツ航空」のカウンターとなるので注意が必要です。また、乗車する機体・乗務員・サービスも「ルフトハンザ・ドイツ航空」となります。
トランジットの注意点
トランジットとは、目的地へ向かうと途中に他国の空港へ立ち寄ることです。大抵の場合、ショッピングや食事が楽しめる「トランジットエリア」で過ごすことが多いでしょう。
また、乗り継ぎ時間が長い場合、空港を出て経由国を観光することも可能です。空港から出る際は、以下のことに気をつけて乗り継ぎ時間を過ごすようにしましょう。
- 入国審査・移動時間を考えて行動する
- 経由国でのビザの要否を確認しておく
- 預けてある荷物は最終地点での受け取りか確認しておく
経由国を観光する場合、ビザがないと入国できない場合があります。もし、経由国での観光を考えているなら、ビザの要否を確認しておきましょう。
また、空港を出て観光する際は、入国審査や移動時間を考慮しておくことが大切です。乗り継ぎ時間が4時間以上ない場合、経由国での観光はあまりおすすめできません。
飛行機を降りてから市内までの移動方法
この章では、ベルリン・テーゲル空港から市内へ行くための移動手段を紹介します。主に利用する移動手段は「バス」と「タクシー」になります。
バス
ベルリン・テーゲル空港からは、3つの路線を利用して市内へ向かうことができます。料金は、2.90ユーロ(約348円)です。(ABゾーンにおける1回券の金額)
- 【TXL】ベルリン中央駅経由「アレクサンダープラッツ行き」:終点まで約40分
- 【X9】ユングフェルンハイデ駅経由「動物園行き」:終点まで約20分
- 【109】「動物園行き」:終点まで約30分
チケットは、サービスカウンターや券売機で購入することができます。有効期限が表示されていないチケットは、乗車時に専用の打刻機へ通す必要があります。
タクシー
ベルリンの正規タクシーは、車体が白色(クリーム)であり、屋根には「TAXI」のサインが付いています。
ごく稀に外国人を狙った悪質なタクシーもいるので、正規のタクシーを利用するのがおすすめです。目的地にもよりますが、市内までは約30分、料金は約30ユーロ(約3,600円)が目安となります。
なお、空港からの利用は0.5ユーロ(約60円)・大きな荷物1つにつき1ユーロ(約120円)・クレジットカードでの支払いは1.50ユーロ(約180円)が加算されます。
時間に余裕があるなら飛行機ではなく電車移動もあり!
日本からベルリンまでは、一般的に飛行機での移動となりますが、他の都市から電車で移動することも可能です。
日本から直行便が運航している「フランクフルト」「ミュンヘン」「デュッセドルフ」からは、「ICE」という電車でベルリンまで移動することができます。
- 無料Wi-FIが利用できる(1等席は無制限・2等席は容量制限あり)
- 食堂車でビール・ソーセージなどを味わえる(たまに食堂車が無い便もある)
- 車窓からドイツの景色を堪能できる
- 空間が広く清潔なので、快適に移動することができる
但し、電車で4〜6時間ほど掛かるので、時間に余裕のない方にはあまりおすすめできません。(料金は片道約10,000円〜20,000円ほど掛かります。)
また、「RAIL EUROPE」というサイトでは、ヨーロッパの鉄道とバスを予約することが可能です。ドイツ国内だけではなく、電車やバスでヨーロッパの周遊を考えている方には便利なサイトです。
安い時期であれば、フランクフルト・ミュンヘン・デュッセドルフからベルリン行きのチケットを5000円辺りで購入できます。日時を変更して検索するのがおすすめです。
日本とベルリンの時差はどれくらい?
日本とベルリンの時差は8時間であり、日本の方がベルリンよりも8時間進んでいます。例えば、日本が昼の12時の場合、ベルリンの時間は朝4時となります。
また、ベルリンでは「サマータイム」が導入されており、期間中は時差が7時間となるので注意が必要です。(サマータイムの期間は、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日となります。)
時差が7・8時間ということもあり、時差ボケの症状が出やすくなるので、食事や睡眠の時間を調整することが大切です。
サマータイム制度に反対する人が多く、EUではこの制度を廃止する方向で話を進めています。
【日本ーベルリン】飛行機まとめ
日本からベルリンまでは、直行便が運航していません。乗継便・経由便での移動となるので、必然的に移動時間が長くなります。
飛行時間だけでも約13時間ほど掛かるので、時間に余裕を持ったスケジュールが必要です。乗り継ぎ時間は便によって大きく異なるので、飛行機を予約する際は必ず確認するようにしましょう。
また、日本とベルリンの時差は8時間あるので、時差ボケにより体調を崩さないよう注意が必要です。食事や睡眠の時間を調整し、万全の状態で観光を楽しみましょう。