「ANAカードを作るときクレジットカード会社はアメックスにしようと思うんだけど、事前に特徴を知っておきたいな」「クレジットカード会社をどこにするか迷っている」
新しくクレジットカードを発行するとき、事前にカードの特徴を知っておきたいですよね。どのような特徴や特典があるのか把握しておけば、カードを発行するときの不安も軽減するでしょう。
そこで、当記事ではANAカードのアメックスの特徴や特典、年会費について紹介します。ANAカードを発行しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1997125?title=クレジットカードを持つ女性の手
ANAカードのアメックスは何種類ある?
クレジット決済を行なったときやANA便の飛行機を利用したときに、マイルが貯まるANAカード。マイルを貯めて旅行に行きたいと思っている人なら、1度は申し込むか検討したことがあるのではないでしょうか。
中には、ANAカードに入会することは決めたけど、どのカード会社にすれば良いか迷っている人もいることでしょう。今回はアメリカン・エキスプレス・カード、通称アメックスの特徴などについて紹介していきます。
まず初めに、ANAカードのアメックスは何種類あるのでしょうか。筆者が調べたところ一般カード・ゴールドカード・プレミアムカードの3種類ありました。
各カードの特徴や特典などについては、次の章から詳しく説明していきますね。
ANA航空券を購入するとマイルがたくさん貯まる!
アメックスと他のANAカードを比べてみたところ、アメックスのANAカードはANAの航空券を購入したときに、より多くのマイルを貰えることが分かりました。
ANAの航空券を購入したときに貰えるマイルについては、以下の表を確認ください。
ANAの航空券購入 | クレジット決済 | |
アメックス・一般 | 100円=2.5マイル | 100円=1マイル |
他・一般 | 100円=1.5マイル | 100円=0.5マイル |
アメックス・ゴールド | 100円=3マイル | 100円=1マイル |
他・ゴールド | 100円=2マイル | 100円=1マイル |
アメックス・プレミアム | 100円=4.5マイル | 100円=1マイル |
他・プレミアム | 100円=3〜4.5マイル | 100円=1〜1.5マイル |
アメックスのカードは、一般・ゴールド・プレミアムカード全てにおいて、他のJCBやVISA、マスターのカードよりもANAの航空券購入時に多くのマイルを貰うことができますよ。
飛行機をたくさん利用する人は、アメックスカードに申し込んだ方が効率よくマイルを貯めることができるでしょう。
クレジット決済で貰えるマイルは、一般カードはアメックスの方が多いですが、ゴールドカードは全て同じ、プレミアムカードに関しては他のクレジットカード会社の方が多いです。
クレジット決済の場合は、カード会社のポイントをマイルに移行することでマイルが貯まります。
後ほど説明しますがマイルを移行するためには、手数料がかかる場合もあるので注意しましょう。
マイル移行手数料が掛かるって本当?
クレジット会社のポイントをマイルに移行するときは「マイル移行手数料」がかかります。
ただし、全てのカードにかかるのではなくアメックスの場合は、一般カードのみであり年間6,480円です。ゴールドカードとプレミアムカードは、年会費がかからないので、安心してくださいね。
マイルを移行できるのは1,000ポイント以上からであり、1ポイントが1マイルとして換算されます。(1,000ポイント単位での移行となります)
アメックスのポイントは有効期限がないなので、移行単位である1,000ポイントが貯まらなくてマイルに移行できない場合でも、ポイントが失効することはないので安心してくださいね。
ANAカードのアメックスはマイルの有効期限がある?
ANAカードは全てのカード共通で、マイルの有効期限は3年です。マイルが失効する前に、買い物をしたり、TカードやiTunesカードのポイントに交換したりしましょう。
マイルの残高や有効期限については、会員専用機能にログインすることで確認できますよ。マイルが失効する前に通知がくることもあるそうですが、心配な方は自分でも確認すると良いでしょう。
「せっかく貯めたマイルが失効するのは嫌!」という方は、マイルを利用するまではアメックスのポイントのままにしておくと良いでしょう。
先ほども述べたように、アメックスのポイントは有効期限がないので失効する心配がありませんよ。
ANAカードのアメックスは全て空港ラウンジが使える
ANAカードのアメックスを持っている人は誰でも、国内外29の空港ラウンジを利用することができます。
一般カードは空港ラウンジが使用できないクレジットカード会社もある中で、全てのカードで利用できるのは嬉しいですね。さらに同伴者も1人までなら、無料で利用することができるんですよ。
プレミアムカードを持っている人は、国内外1,200の空港VIPラウンジを利用できます。
空港ラウンジはソフトドリンクが飲み放題だったり、新聞や雑誌を読むことができたりするので、優雅な時間を過ごせますよ。飛行機をよく利用する人にとっては嬉しいサービスですね。
プレミアムカードの場合は、本人のみですがANA国内線のラウンジも使用できます。ANAラウンジは、上記のサービスに加えて、アルコール飲み放題やWi-Fiのサービスが付いてきますよ。
ANAカードのアメックスは旅行傷害保険が付いてくる
ANAカードのアメックスは、国内旅行の場合は公共交通機関やホテルの代金をカード払いすると、海外旅行の場合は航空券やツアーの代金をカード払いすると、旅行傷害保険が付いてきます。
他のクレジットカード会社は自動的に旅行傷害保険が付いてきますが、最高補償額はアメックスの方が高いです。
アメックスはカード払いをしないと旅行傷害保険はつきませんが、マイルやポイントを貯めたい人はどのカードでもカード払いをすると思うので問題はないでしょう。各カードの最高補償額は以下の表の通りです。
海外旅行傷害保険 | 国内航空傷害保険 | 国内旅行傷害保険 | |
一般カード | 3,000万円 | 国内旅行障害保険で補償 | 2,000万円 |
ゴールドカード | 1億円 | 国内旅行障害保険で補償 | 5,000万円 |
プレミアムカード | 1億円 | 国内旅行障害保険で補償 | 1億円 |
国内航空傷害保険は付いてきませんが、国内旅行傷害保険として補償されます。国内旅行傷害保険の中に、国内航空傷害保険が含まれていると考えると分かりやすいですね。
プレミアムカード限定のサービス
アメックスのANAカードは、プレミアムカード限定のサービスを用意しています。それが旅行や食事の相談に24時間対応してくれる「プレミアム・サービス・デスク」です。
航空券・ホテル・レストラン・レンタカーの手配など、要望や相談を24時間いつでも聞いてくれるので安心ですね。幅広いネットワークを駆使して様々なプランを提案してくれますよ。
「旅行中は一切妥協したくない!」など、旅行に対してこだわりがある人はプレミアムカードに申し込みをして、プレミアム・サービス・デスクを利用してみてはいかがでしょうか。
アメックスとANAカードの入会キャンペーン
アメックスのANAカードには、アメックスとANAカードそれぞれの入会キャンペーンがあり、両方のキャンペーンに参加することができますよ。
アメックスとANAカードの入会キャンペーンについて、詳しく説明していきますね。
アメックスの入会キャンペーン
アメックスは、入会から3ヶ月以内のクレジット決済額に応じてポイントが貰えます。この入会キャンペーンは、一般カードとゴールカードのみ適用されるので注意してくださいね。
10万円利用 | 30万円利用 | 70万円利用 | |
一般カード | 2,000ポイント | 6,000ポイント | 27,000ポイント |
ゴールドカード | 4,000ポイント | 12,000ポイント | 46,000ポイント |
入会してから3ヶ月以内に70万円以上クレジット決済した場合、一般カードで27,000ポイント、ゴールドカードで46,000ポイント貰えますよ。
ANAカードの入会キャンペーン
ANAカードには、入会・継続特典があります。一般カードは1,000マイル、ゴールドカードは2,000マイル、プレミアムカードは10,000マイル貰えます。
特典は、入会・継続時に条件なしに誰でも貰えますよ。入会キャンペーンは、条件を満たすことでマイルが貰えます。
- 期間中にANA便を利用
- 期間中に規定額のクレジット決済をする
ANA便利用 | 20万円以上50万未満 | 50万円以上100万円未満 | 100万円以上 | |
一般 | 1,000マイル | 3,000マイル | 10,000マイル | 27,000マイル |
ゴールド | 5,000マイル | 3,000マイル | 10,000マイル | 27,000マイル |
プレミアム | 5,000マイル | 3,000マイル | 10,000マイル | 27,000マイル |
期間中にANA便を利用したときに貰えるマイルはカードによって異なりますが、クレジット決済をしたときに貰えるマイルはどのカードでも同じです。
ANAカードのアメックスの年会費
最後にANAカードのアメックスの年会費について紹介しますね。
一般 | ゴールド | プレミアム |
7,700円 | 34,100円 | 165,000円 |
他のクレジット会社の一般カードが年会費2,200円なのに対して、アメックスは7,700円です。
少し割高に感じますが、アメックスならANAの航空券を購入したときに貰えるマイル数が多かったり、空港ラウンジが利用できたりするので、年会費が高いだけの価値があるでしょう。
ANAの飛行機をよく利用する人は、アメックスのANAカードに申し込んだ方が良いでしょう。
まとめ
ANAカードのアメックスについて紹介しました。JCBやVISA、マスターなどのクレジットカードと大きく異なる点は4つあります。
- ANAの航空券を購入したときのマイル還元率が高い
- 全てのカードでラウンジが使える
- 旅行傷害保険の補償額が高い
- 年会費が高い
ANAカードを作ろうとしたときにクレジットカード会社で迷った場合は、紹介した4点を中心に考えてみると良いでしょう。
数年に1回しかANA便を利用しない人は他のクレジットカード会社の方が良いですが、1年に1回以上ANA便を利用する人にはアメックスがおすすめですよ。