ハワイ州にあるオアフ島は、世界屈指の人気リゾート地です。しかし、治安が悪いエリアもあり、被害に遭っては楽しい時間も台無しです。
本記事では、オアフ島での犯罪や危険なエリアについて紹介します。
事前に認知しておけば、リスクを減らすことができます。安全対策も紹介するので、ぜひ最後までご覧下さい。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ハワイ-ホノルル-ワイキキ-3700185/)
オアフ島があるハワイ州の治安
ハワイ州の治安は、アメリカの中でも比較的良いと言われています。しかし、日本ほど治安が良い訳ではありません。
日本よりも犯罪発生率が高く、銃を所持している人も多いので、観光する際は注意が必要です。
- 殺人:36件
- 強姦:625件
- 強盗:946件
- 傷害:1,925件
- 侵入盗:5,631件
- 車両盗:5,649件
- その他の窃盗等:29,429件
参考:在ホノルル日本国総領事館
FBIの2018年犯罪発生統計によると、ハワイ州の凶悪犯罪・財産犯罪の発生件数は、44,304件です。その内、財産犯罪(窃盗など)が40,772件となっています。
52地区(全米50州+2つ地域)の犯罪発生率を高い順で並べた場合、凶悪犯罪が39番目、財産犯罪が10番目という結果が出ています。
この結果を見た限りでは、窃盗などの「財産犯罪」には注意が必要と言えるでしょう。次の章からは、オアフ島の犯罪・注意点について紹介していきます。
【オアフ島の治安】注意すること①窃盗
上述したように、オアフ島でも窃盗事件が多発しています。犯罪の中でも発生率が高く、多くの観光客が被害に遭っています。
- スリ
- 置き引き
- ひったくり
- 車上荒らし
観光地だけでなく、ホテル・空港・飲食店など、至る所で窃盗が起きています。どこで被害に遭うか分からないので、警戒心を持ちながら観光を楽しみましょう。
また、レンタカーを利用する方は、車上荒らしにも注意が必要です。ガラスを割られたり、車ごと盗まれたりする場合もあります。
どんなに注意していても、盗難・紛失の可能性はあります。被害を抑えるためにも、高額な現金・ブランドは持ち歩かないのが無難です。
【オアフ島の治安】注意すること②詐欺
せっかくの楽しい観光も、詐欺に遭っては台無しです。楽園に思えるオアフ島ですが、観光客を狙った詐欺もあるので注意しましょう。
- 日本語を使い、やたらと和かに話しかけてくる人
- 頼んでもいないのに、物を渡してくる人
- ボランティア・チャリティー・募金を強調してくる人
有名な詐欺と言えば、レイ(花の首飾り)やオウムを使った詐欺です。観光客にレイを手渡したり、オウムと写真を撮らせたりして、お金を請求してきます。
また、ボランティアやチャリティーを装った詐欺も発生しています。少しでも違和感を覚えたら、はっきりと断ることが大切です。
【オアフ島の治安】注意すること③女性を狙った犯罪
女性からも人気が高いオアフ島ですが、女性をターゲットにした犯罪が少なからず発生しています。
特に性犯罪には注意が必要です。飲酒の強要や睡眠薬を入れて暴行するといった卑劣な事件も起きています。
また、ビーチなどで言葉巧みに付け入れられ、所持金を使われる被害も発生しています。中には、結婚詐欺に遭った人もいるそうです。
1人では回避できないこともあるので、なるべく複数人で行動するようにしましょう。
【オアフ島の治安】注意すること④ホームレス
ハワイ州ではホームレス問題が深刻化しており、オアフ島にも多くのホームレスがいます。
全てのホームレスが危険ではありませんが、薬物・アルコール依存者も多く、うかつに近寄るのは危険です。
実際に、物を投げつけたり、暴力を振るったりする事件が起きています。また、観光客に対して物乞いをする人も多く、お金を要求してくる人もいます。
夜間だけでなく、日中でも注意が必要です。相手から近寄ってくることもあるので、必ず周囲の状況を確認しましょう。
【オアフ島の治安】注意すること⑤ドラッグ
オアフ島でも薬物が蔓延しており、身近な所にも危険が潜んでいます。
ハワイ州では、医療用の大麻は合法化されていますが、基本的にドラッグは違法です。しかし、タバコ感覚で吸っている人や薬物中毒者がいるのが現状です。
ドラッグユーザーによる暴行も報告されており、観光客も利用する公園やビーチ、バスの車内でも発生しています。
また、ドラッグを売ろうとしてくる人もいるので、観光中も気が抜けません。様子が怪しい人を見掛けたら、絶対に近寄らないようにしましょう。
オアフ島で治安が悪いエリア
オアフ島にも治安が悪いエリアがあります。凶悪犯罪が発生することもあるので、うかつに近寄らないようにしましょう。
- アラワイ運河(薬物)
- チャイナタウン(薬物・窃盗)
- カカアコ地区(傷害)
- カリヒ地区(薬物・傷害)
- ワイアナエ地区(薬物)
- オアフ島の西側(窃盗・強盗)
2019年のアラワイ運河では、女性が刺される事件が発生しています。また、手足を縛られた遺体も発見されているので、近寄らないのが無難です。
身の安全のためにも、夜間の外出は極力控えましょう。日中よりも危険が増し、凶悪犯罪に巻き込まれる可能性があります。
オアフ島で危険が潜む場所
治安が悪いエリアでなくても、犯罪が起きやすい場所があります。観光でも利用する場所なので、危険が潜んでいることを頭に入れておきましょう。
- 人気のないビーチ
- 公園・ビーチパーク
- 公衆トイレ
- 駐車場
- エレベーター
危険な場所で共通しているのは、人目につきにくく、死角が多いことです。実際に、傷害事件や性犯罪などが発生しています。
助けを求めにくい場所なので、なるべく複数人で行動しましょう。
オアフ島での安全対策
犯罪や危険なエリアを認識したら、事前に対策をしておきましょう。以下のことを意識するだけで、犯罪へのリスクを抑えられます。
- 荷物から目を離さない(ビーチでは監視役を残しておく)
- ホテルで貴重品を置いたままにしない(セーフティ・ボックスに預ける)
- ホテルの部屋は簡単に開けない
- 車内に貴重品を残さない
- 高額な現金・ブランドを持ち歩かない
- 1人歩き・夜間の外出は控える
- 現地の人に付いていかない・誘いに乗らない
- パスポートなどのコピーを用意する
- 予備のクレジットカードを用意する
被害に遭った場合に備え、パスポートなどのコピーを用意しておきましょう。予備のクレジットカード・現金もあると安心です。
オアフ島の治安まとめ
楽園のようなオアフ島ですが、治安の悪いエリアもあります。また、日本よりも犯罪率が高いので、決して安全とは言えません。
特に注意したいのが窃盗です。犯罪の大半が窃盗なので、荷物の管理には十分に注意しましょう。
また、夜間の外出は極力控えることが賢明です。どうしても外出する場合は、複数人で行動し、危険な場所へは近寄らないようにしましょう。
本記事の内容を意識しつつ、オアフ島で楽しい時間をお過ごし下さい。