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10人の文豪ゆかりの地をプロフィールと聖地合わせて紹介!

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今回は「日本が誇る文豪のゆかりの地を巡礼したい!」「ゆかりの地はもちろん…文豪の特徴も合わせて知りたいな!」という悩みや疑問を解決していきます。

「そもそもどのように調べればいいかわからないし、調べてみたが情報の多さに選びきれない!」と思う方は多いでしょう。すごくその気持ちわかります。

そこで、今回は10人の文豪のゆかりの地を簡単なプロフィールと合わせて順番に紹介していきますので、参考にしながら聖地を巡ってみてはいかがでしょうか。

(トップ画像出典元:https://pixabay.com/photos/japan-aso-shrine-stairs-moss-1778543/#content

文豪『太宰治』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:津島修治(つしましゅうじ)
  • 【活動期間】:1933年~1948年
  • 【職業】:小説家
  • 【出身地】:青森県
  • 【墓地】:東京都三鷹市禅林寺
  • 【好きな文豪】:芥川龍之介
  • 【代表作】:人間失格、斜陽、ヴィヨンの妻

太宰治の家はお手伝いさんが何十人もいる裕福な家庭で、学生時代は非常に成績も優秀でした。

本を読むのが非常に好きで、特に芥川龍之介がお気に入りだったことも有名です。

そのあと16歳から自分でも小説を書き始め、何度も自殺を繰り返し「文豪=自殺」のイメージを定着させた張本人でもあります。

そこで、文豪「太宰治」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

太宰治記念館「斜陽館(しゃようかん)」

1つ目に紹介するのは、青森県五所川原市にある太宰治記念館の「斜陽館(しゃようかん)」です。

国の重要文化財である斜陽館は、太宰治の生まれる2年前に父によって建てられ、現在は五所川原市の記念館として公開されています。

太宰治はこの五所川原市で、中学に進学するまでを過ごしています。代表作である「津軽」や「思い出」の舞台としても有名なんです。そのため、今でも多くの太宰治ファンが訪れる場所となっています!

施設情報
  • 【住所】:青森県五所川原市金木町朝日山412-1
  • 【電話番号】:0173-53-2020
  • 【営業時間】:9時00分~17時30分
  • 【入場料金】:大人600円、高・大学生400円、小・中学生250円
  • 【公式サイト】:太宰治記念館「斜陽館」

太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」

2つ目に紹介するのは、青森県五所川原市にある太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」です。

ここは、1922年に太宰治の兄によって建てられ、終戦間際に戦禍を逃れて妻子と共に1年半ほど過ごした場所(故郷)になります。

その1年半ほどの滞在中には、「パンドラの匣(はこ)」や「トカトントン」、「十五年間」、「冬の花火」など23作品もの作品が生み出されました。

施設情報
  • 【住所】:青森県五所川原市金木町朝日山317-9
  • 【電話番号】:0173-52-3063
  • 【営業時間】:9時00分~17時00分
  • 【入場料金】:高校生以上500円、小・中学生250円
  • 【公式サイト】:太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」

起雲閣(きうんかく)

3つ目に紹介するのは、静岡県熱海市にある「起雲閣(きうんかく)」です。

ここは、1919年に別荘として建てられました。「熱海の三大別荘」として有名であり、多くの文豪たちからも愛された場所です。

中でも太宰治は1948年3月に「人間失格」の執筆のため、起雲閣本館の2階にある座敷「大鳳(たいほう)」に宿泊した事でも有名なんです!

施設情報
  • 【住所】:静岡県熱海市昭和町4-2
  • 【電話番号】:0557-86-3101
  • 【営業時間】:9時00分~17時00分(水曜定休)
  • 【入場料金】:大人510円、高・中学生300円、小学生以下無料
  • 【公式サイト】:起雲閣(きうんかく)

文豪『石川啄木』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:石川一(いしかわはじめ)
  • 【活動期間】:1903年~1912年
  • 【職業】:歌人、詩人、評論家
  • 【出身地】:岩手県
  • 【墓地】:立待岬
  • 【好きな文豪】:与謝野晶子
  • 【代表作】:詩集「あこがれ」、歌集「一握の砂」

石川啄木は、岩手県盛岡市にある常光寺(じょうこうじ)・住職の長男として生まれ、読み書きも幼いころから得意で小学校を首席で卒業しています。

その後に、与謝野晶子らの短歌に興味を持ち文学への道を進みますが、カンニングが2度バレて自主退学しています。

そこで、文豪「石川啄木」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

啄木新婚の家

出典:https://iwatetabi.jp/spot/detail/03201/673.html

1つ目に紹介するのは、岩手県盛岡市にある「啄木新婚の家」です。結婚当初に石川啄木と妻である節子、啄木の父母の4人で3週間ほど暮らした家になります。

家の中には、石川啄木の書斎が昔のまま残されており、無料で楽しめるんです。

この部屋は、”我が室は四畳半なりと聞かば、読者は『閑天地(かんてんち)』の余りに狭きに驚きやすらむ”で始まる随筆「我が四畳半」が生まれた場所なんですよ!

施設情報
  • 【住所】:岩手県盛岡市中央通3-17-18
  • 【電話番号】:019-624-2193
  • 【営業時間】:8時30分~17時00分
  • 【入場料金】:無料
  • 【公式サイト】:啄木新婚の家

盛岡天満宮

出典:https://iwatetabi.jp/spot/detail.spn.php?spot_id=803#gallery-2

2つ目に紹介するのは、岩手県盛岡市にある「盛岡天満宮」です。この場所は石川啄木が、読書や散歩などをしたとされています。

盛岡天満宮内にある狛犬の置物の足元には、石川啄木が呼んだ詩が彫られています。

また、この狛犬は「葬列」という小説に登場するという説もあるため、ファンからも人気がある場所なんですよ!

施設情報
  • 【住所】:岩手県盛岡市新庄町5-43
  • 【電話番号】:019-622-4023
  • 【営業時間】:24時間開放
  • 【入場料金】:無料
  • 【公式サイト】:盛岡天満宮

石川啄木記念館

3つ目に紹介するのは、岩手県盛岡市にある「石川啄木記念館」です。故郷である渋民に建てられた当館は、石川啄木の波乱万丈な歴史を知る上では外せない場所になります。

館内には、石川啄木が残していった直筆の書物や、数々の素晴らしい作品や映像資料なども豊富に取り揃えていますよ!

石川啄木の故郷である渋民に訪れた際には、「石川啄木記念館」へ足を運んでみてくださいね。

施設情報
  • 【住所】:岩手県盛岡市渋民9
  • 【電話番号】:019-683-2315
  • 【営業時間】:9時00分~17時00分(月曜定休)
  • 【入場料金】:大人300円、高校生200円、小・中学生100円
  • 【公式サイト】:石川啄木記念館

文豪『宮沢賢治』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:宮沢賢治
  • 【活動期間】:1918年~1933年
  • 【職業】:教師、詩人、童話作家
  • 【出身地】:岩手県
  • 【墓地】:身照児寺
  • 【好きな文豪】:石川啄木
  • 【代表作】:銀河鉄道の夜、春と修羅、雨ニモマケズ

宮沢賢治は、小学校の頃から多くの童話や民話に惹かれていた読書の大好きな少年でした。

中学生の頃から、石川啄木の影響を受けて詩を自ら作るようになります。

その後、教師として働きながら、詩や童話を書き続け大ヒット作を生んだのです。

そこで、文豪「宮沢賢治」のゆかりの地4つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

大沢温泉「湯治屋(とうじや)」

1つ目に紹介するのは、岩手県花巻市にある大沢温泉の「湯治屋(とうじや)」です。

湯治屋は、宮沢賢治が少年の頃に父と訪れていたことでも有名な場所で、教師時代には生徒を連れて訪れるほどお気に入りだっだとされています。

また、学生時代の頃に悪ふざけをしていて湯をくみ上げる水車を止めてしまい、大騒ぎになったという話も有名ですね。

施設情報
  • 【住所】:岩手県花巻市湯口大沢181
  • 【電話番号】:0198-25-2315
  • 【営業時間】:7時00分~20時30分(※日帰り入浴の場合)
  • 【入場料金】:大人600円、小人300円(※日帰り入浴の場合)
  • 【公式サイト】:大沢温泉「湯治屋」

やぶ屋総本店

2つ目に紹介するのは、岩手県花巻市にある「やぶ屋総本店」です。

ここは1922年創業の老舗わんこそば屋さんであり、宮沢賢治も教員だった時代に弟や、生徒たちと何度も訪れた場所です。

なかでも宮沢賢治は、天ぷらそばと三ツ矢サイダーのセットがお気に入りで、定番メニューとしてファンからも人気ですので、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:岩手県花巻市吹張町7-7-17
  • 【電話番号】:0198-24-1011
  • 【営業時間】:11時00分~15時40分(※月~金)
  • 【公式サイト】:やぶ屋総本店

宮沢賢治記念館

3つ目に紹介するのは、岩手県花巻市にある「宮沢賢治記念館」です。

この記念館は、宮沢賢治がこよなく愛した山「胡四王山(こしおうざん)」の中腹に位置しており、本人直筆の原稿や愛用品が多数展示されています!

また、館内の大スクリーンでは、宮沢賢治の宇宙の世界観など動画やスライドが上映されています。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:岩手県花巻市矢沢第1地割1-36
  • 【電話番号】:0198-31-2319
  • 【営業時間】:8時30分~17時00分
  • 【入場料金】:大人350円、高・大学生250円、小・中学生150円
  • 【公式サイト】:宮沢賢治記念館

宮沢賢治イーハトーブ館

出典:https://iwatetabi.jp/spot/detail/03205/748.html

4つ目に紹介するのは、岩手県花巻市にある宮沢賢治「イーハトーブ館」です。

ここは、宮沢賢治のことをもっとより深く知りたい人のためにつくられた施設です。

この施設では、賢治に関する数多くの資料を見たり、触れたりできるのでファンからはとても人気があります!

賢治の夢見た世界を堪能できるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

施設情報
  • 【住所】:岩手県花巻市高松第1地割1-1
  • 【電話番号】:0198-31-2116
  • 【営業時間】:8時30分~17時00分
  • 【入場料金】:無料
  • 【公式サイト】:宮沢賢治イーハトーブ館

文豪『志賀直哉』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:志賀直哉
  • 【活動期間】:1908年~1971年
  • 【職業】:小説家
  • 【出身地】:宮城県
  • 【墓地】:青山霊園
  • 【好きな文豪】:内村鑑三
  • 【代表作】:網走まで、和解、暗夜行路

志賀直哉は、宮崎県石巻生まれの小説家です。その後、東京帝国大学(現:東京大学)文学部に入学するも中退しています。

主な作品の特徴は、父親との対立など実生活での問題を書いた、私小説や心境小説ということです。1949年には、文化勲章を受章している日本が誇る文豪なんです!

そこで、文豪「志賀直哉」のゆかりの地2つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

志賀直哉旧居(きゅうい)

1つ目に紹介するのは、奈良県高畑町にある自ら設計を手掛けた「志賀直哉旧居(きゅうい)」です。

志賀直哉は生涯を通して26回も引っ越しをしており、色々な場所で執筆していたことでも有名です。

そんな中、この旧居は1929年から約9年間過ごしていた場所であり、二階の書斎で代表作「暗夜行路」の結末を書いたとされていますよ。

施設情報
  • 【住所】:奈良県奈良市高畑町
  • 【電話番号】:0742-26-6490
  • 【営業時間】:9時30分~17時00分
  • 【入場料金】:大人350円、中学生200円、小学生100円
  • 【公式サイト】:志賀直哉旧居

城崎(きのさき)温泉「三木屋旅館」

2つ目に紹介するのは、兵庫県豊岡市に位置する城崎温泉の「三木屋旅館」です。

1913年志賀直哉が30歳の時、山手線の電車にはねられ負傷してしまいます。その際に療養するために訪れたのが「三木屋旅館」だったのです。

短編「城の崎にて」では、そこで過ごした3週間の日々が書かれています。志賀直哉が愛用していた26号室はファンからも人気で、客室から見える300坪の庭園は、今も当時の面影を残しています!

施設情報
  • 【住所】:兵庫県豊岡市城崎町湯島487
  • 【電話番号】:0796-32-2031
  • 【営業時間】:8時00分~20時00分
  • 【公式サイト】:城崎温泉「三木屋旅館」

文豪『芥川龍之介』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:芥川龍之介
  • 【活動期間】:1915年~1927年
  • 【職業】:小説家(短編小説)
  • 【出身地】:東京都
  • 【墓地】:日蓮宗慈眼寺
  • 【好きな文豪】:夏目漱石
  • 【代表作】:羅生門、鼻、蜘蛛の糸

芥川龍之介は、家族に迷惑をかけないために猛勉強し、東京帝国大学(現:東京大学)へ入学します。

大学時代には、憧れの文豪「夏目漱石」の勉強会にも顔を出すなど作家としての道を志します。

犬は大の苦手ですが、猫は非常に好きであり、たびたび作品にも登場させているほどです。

そこで、文豪「芥川龍之介」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

六孫王(ろくのみや)神社

1つ目に紹介するのは、京都市に位置する「六孫王(ろくのみや)神社」です。

この神社は、芥川龍之介の代表作である「六の宮の姫君」のモデルとして有名な場所です。「六の宮の姫君」のなかで「旧い池に枝垂れた櫻は、年毎に乏しい花を開いた」という一文が出てきます。

実際に、神社には今でも池があり、周りには八重桜が植えられてるんですよ!

芥川龍之介のファン必見のスポットですので、神社から徒歩10分圏内にある代表作「羅生門」のモデルとなった「羅城門址(らじょうもんあと)」も合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:京都府京都市南区 壬生通八条角
  • 【電話番号】:075-691-0310
  • 【営業時間】:9時00分~17時00分(土曜定休)
  • 【入場料金】:無料
  • 【公式サイト】:六孫王神社

伊豆の温泉「新井旅館」

2つ目に紹介するのは、静岡県伊豆市にある温泉「新井旅館」です。

新井旅館は、大のお風呂嫌いであった芥川龍之介が、唯一好んで入ったとされている温泉になります。

なかでも月の棟の一室には1ヶ月ほど滞在し、お風呂の窓から見える鯉を観賞するのが好きで「水族館みたい」と楽しんでいたそうですよ!

伊豆を訪れた際には、芥川龍之介が利用した場所が、当時のまま残っている新井旅館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:静岡県伊豆市修善寺970
  • 【電話番号】:0558-72-2007
  • 【営業時間】:24時間営業
  • 【公式サイト】:伊豆の温泉「新井旅館」

ホテルニューカマクラ

3つ目に紹介するのは、神奈川県鎌倉市にある「ホテルニューカマクラ」です。

芥川龍之介は、このホテルに何度も訪れたとされており、1923年には歌人である岡本かの子と運命的な出会いをした場所としても知られています。

岡本かの子とは、大阪の「太陽の塔」を作ったことで有名な岡本太郎のお母さんです!

そんな才能あふれる二人が出会った場所として、非常にファンからは人気のある場所なんです!鎌倉を訪れる際には利用してみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:神奈川県鎌倉市御成町13-2
  • 【電話番号】:0467-22-2230
  • 【チェックイン時間/チェックアウト時間】:15時00分~19時00分/10時00分
  • 【公式サイト】:ホテルニューカマクラ

文豪『谷崎潤一郎』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:谷崎潤一郎
  • 【活動期間】:1910年~1965年
  • 【職業】:小説家、劇作家、随筆家
  • 【出身地】:東京都
  • 【墓地】:法然院(京都府)
  • 【好きな文豪】:永井荷風(ながいかふう)
  • 【代表作】:痴人の愛、細雪(ささめゆき)

谷崎潤一郎は、幼少期からとても甘やかされて育ったことから、小学校にも母親が一緒でなくては行けないほどでした。

その後、東京帝国大学(現:東京大学)に入学するも、授業料未納により退学します。

作品の特徴は、私生活でのスキャンダラスな女性関係をリアルに盛り込むスタイルです。

そこで、ノーベル文学賞”候補”に7回選ばれた文豪「谷崎潤一郎」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

倚松庵(いしょうあん)

1つ目に紹介するのは、兵庫県神戸市にある「倚松庵(いしょうあん)」です。

ここは、40回以上の引っ越し歴がある谷崎潤一郎が生涯でもっとも長く住んでいた場所で、7年もの歳月を3人目の妻である松子と暮らしています。

この場所は、代表作である「細雪(ささめゆき)」のモデルにもなっていることで有名です。昭和レトロな家の中へ一歩入ると、「細雪」の世界感が広がっており、ファンの方には非常に人気なんです!

また、2階には本人直筆の書物や、貴重な資料が保存されており、1階には谷崎の文学全集を手に取って自由に読める場所があり、小説を読んだことがなくても楽しめる場所なんです。

施設情報
  • 【住所】:兵庫県神戸市東灘区住吉東町1-6-50
  • 【電話番号】:078-842-0730
  • 【営業時間】:10時00分~16時00分(※土日のみ営業)
  • 【入場料金】:無料
  • 【公式サイト】:倚松庵・文豪谷崎潤一郎旧邸

仏蘭西洋菓子「モンブラン(MONT BLANC)」

2つ目に紹介するのは、静岡県熱海市にある仏蘭西洋菓子「モンブラン(MONT BLANC)」です。

谷崎潤一郎は、仕事を終えたあとに足繁く通ったとされており、ほんのり苦いエスプレッソ生地とバタークリームのお菓子「モカロール」が大好きだったみたいですね!

ぜひ、近くに行く予定のある方は仏蘭西洋菓子モンブランの「モカロール」を食べて、谷崎潤一郎の愛した味を堪能してみてくださいね。

施設情報

谷崎潤一郎記念館

3つ目に紹介するのは、兵庫県芦屋市にある「谷崎潤一郎記念館」です。

谷崎潤一郎記念館では、本人が愛用していた机や文具や身の回り品、貴重な美術品などがたくさん展示されています。

また庭園は、谷崎最後の住居である「潺湲亭(せんかんてい)」の庭をモデルにしており、潺湲亭の書斎前にある梅の木は、とても気に入っていたとされています。

施設情報
  • 【住所】:兵庫県芦屋市伊勢町12-15
  • 【電話番号】:0797-23-5852
  • 【営業時間】:10時00~16時00分(月曜定休)
  • 【入場料金】:大人300円、高・大学生200円、中学生以下無料
  • 【公式サイト】:谷崎潤一郎記念館

文豪『三島由紀夫』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:平岡公威(ひらおかきみたけ)
  • 【活動期間】:1941年~1970年
  • 【職業】:小説家、劇作家
  • 【出身地】:東京都
  • 【墓地】:多磨霊園
  • 【好きな文豪】:谷崎潤一郎
  • 【代表作】:花かざりの森、金閣寺、仮面の告白

三島由紀夫は、幼少の頃から母の影響を強く受け、詩や俳句に興味を持ち学びだします。

その後、文学の才能が開花します。16歳という若さで文芸誌「花かざりの森」を発表して、一躍有名作家になるんです。

東京帝国大学(東京大学)法学部を卒業し、大蔵省にて勤務するも9ヶ月で辞め、職業作家としての道を選びます。

そこで、文豪「三島由紀夫」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

喫茶店「ボンネット(BONNET)」

1つ目に紹介するのは、静岡県熱海市にある喫茶店「ボンネット(BONNET)」です。

この喫茶店のマスターが米軍キャンプ中に初めてハンバーガーを食べて、その斬新さと美味しさに衝撃を受けたそうです。

その体験を生かしてマスターは、アメリカ風のオリジナルハンバーガーを提案します。三島由紀夫は「ここのハンバーガーが一番美味い!!」と足繁く通っていたみたいですよ!

今も当時と変わらぬスタイルでハンバーガーを提供していますので、ぜひ食べにいってみてくださいね。

施設情報
  • 【住所】:静岡県熱海市銀座町8-14
  • 【電話番号】:0557-81-4960
  • 【営業時間】:10時00分~15時00分(日曜定休)
  • 【公式サイト】:不明

鎌倉文学館

2つ目に紹介するのは、神奈川県鎌倉市にある「鎌倉文学館」です。

鎌倉文学館は三島由紀夫が小説の執筆で訪れており、代表作である「春の雪」に登場する別荘のモデルとされています。

テラスからは相模湾と伊豆大島を望むことができ、「春の雪」で描かれている風景を連想させるんです!

ぜひ近くに訪れる予定のある方は、小説片手にテラスからの景色を堪能してみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:神奈川県鎌倉市長谷1-5-3
  • 【電話番号】:0467-23-3911
  • 【営業時間】:9時00分~16時30分(月曜定休)
  • 【入場料金】:大人300~500円、小・中学生100~200円
  • 【公式サイト】:鎌倉文学館

三島由紀夫文学館

3つ目に紹介するのは、山梨県の山中湖付近にある「三島由紀夫文学館」です。

小さな展示館ですが、館内に入ると初版本や演劇化されたポスターの数々が飾られています。

また、三島由紀夫本人が使用していた書斎を忠実に再現したものが展示されており、ファンからは隠れスポットとして人気を誇ります!

施設情報
  • 【住所】:山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
  • 【電話番号】:0555-20-2655
  • 【営業時間】:10時00分~16時30分(月曜定休)
  • 【入場料金】:大人500円、高・大学生300円、小・中学生100円
  • 【公式サイト】:三島由紀夫文学館

文豪『夏目漱石』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:夏目金之助(なつめきんのすけ)
  • 【活動期間】:1905年~1916年
  • 【職業】:教師、小説家
  • 【出身地】:東京都
  • 【墓地】:雑司ヶ谷霊園
  • 【好きな文豪】:正岡子規
  • 【代表作】:吾輩は猫である、坊っちゃん、こころ

夏目漱石は、非常に裕福な家庭の生まれですが、明治維新の混乱が影響し、里子や養子に出されたり、また実家に戻されたりと住まいを転々としています。

大学卒業後は英語教師をしていたという変わった経歴の持ち主でも有名ですね。

その後、イギリスに留学するも英語の能力を笑われ病んでしまうんです。友人から「気晴らしに小説でも書けば?」と言われ作家の道を志します。

日本の誰もが知る文豪「夏目漱石」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

漱石山房記念館

1つ目に紹介するのは、東京都新宿区に位置する「漱石山房記念館」です。

ここは、夏目漱石が数々の名作を生みだしたとされている「漱石山房(そうせきさんぼう)」の跡地にあります。

夏目漱石の生誕150周年を記念して開館され、館内には名作を執筆していた書斎、客間やベランダ式回廊などが忠実に再現されているんです!

また、隣接している漱石公園には「夏目漱石胸像」や「猫塚」があり、ファンの方からは聖地とされています!

施設情報
  • 【住所】:東京都新宿区早稲田南町7
  • 【電話番号】:03-3205-0209
  • 【営業時間】:10時00分~18時00分(月曜定休)
  • 【入場料金】:大人300円、小・中学生100円
  • 【公式サイト】:漱石山房記念館

夏目漱石旧居跡(猫の家)

2つ目に紹介するのは、東京都文京区に位置する「夏目漱石旧居跡(猫の家)」です。

ここは、夏目漱石の処女作である「我輩は猫である」を執筆した際に住んでいた場所で、別名「猫の家」とも呼ばれています。

敷地内には猫が塀の上を歩いているモニュメントや、川端康成が書いた「夏目漱石旧居跡」の碑もあるんです!また、森鴎外も住んでいた場所とも言われており、文豪の聖地巡礼には外せない場所ですよ。

ファンのなかでも人気のスポットとされていますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:東京都文京区向丘2-20-7
  • 【電話番号】:03-5803-1174
  • 【営業時間】:日曜日 24 時間営業
  • 【入場料金】:不明
  • 【公式サイト】:夏目漱石の旧居跡(猫の家)

道後温泉「道後温泉本館」

出典:https://dogo.jp/download

3つ目に紹介するのは、愛媛県松山市の日本の名湯である「道後温泉・道後温泉本館」です。

ここは、1895年に英語教師として旧制松山中学校に赴任した夏目漱石が、足繁く通ったとされている温泉なんです。

夏目漱石の代表作である「坊っちゃん」の中で「住田の温泉」として登場しており、ファンも多く訪れるスポットになっていますよ。

ぜひ、温泉を堪能しながら漱石の歴史を辿ってみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:愛媛県松山市道後湯之町5-6
  • 【電話番号】:089-921-5141
  • 【営業時間】:6時00分~23時00分
  • 【入場料金】:大人(12歳以上)420円、小人(2~11歳)160円
  • 【公式サイト】:道後温泉本館

文豪『川端康成』のゆかりの地について

プロフィール
  • 【本名】:川端康成
  • 【活動期間】:1919年~1972年
  • 【職業】:小説家、文芸評論家
  • 【出身地】:大阪府
  • 【墓地】:鎌倉霊園
  • 【好きな文豪】:横光利一
  • 【代表作】:伊豆の踊子、雪国

川端康成は、生まれつき虚弱体質で学校も休むことが多かったのですが、頭が非常によく、文芸雑誌を食い入るように読み漁ります。

その後、文学の才能が開花し、22歳で文壇デビューします。1968年に日本人初めてのノーベル文学賞を受賞したことでも有名です。

新感覚派の文豪「川端康成」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

湯ヶ島温泉「湯本館」

1つ目に紹介するのは、静岡県伊豆市に位置する湯ヶ島(ゆがしま)温泉の「湯本館」です。

1918年、学生だった川端康成が伊豆旅行をした際、湯ヶ島温泉の「湯本館」に泊まったとされています。

『・・・玄関から上がった階段の左に四室あるのだが、五号室だけは右にあって、離れているものだから、長逗留の私はそこにいた。一号室と二号室との境も襖、廊下との隔ても紙障子という風で、宿そのものが古い小さい湯本館なのだが、私はそこを理想郷のように言っては多くの友人知人を呼んだのであった。若気の幸福であったろうか.・・・』(川端康成「伊豆の思ひ出」)

(引用元:http://tanto.sunnyday.jp/saien/0305/200305.htm

「伊豆思ひ出」では、このように著しています。長期滞在に使っていた「湯本館」のお部屋は現在「川端さん」として公開しているそうなので、ぜひ伊豆にお出かけの際に利用してみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:静岡県伊豆市湯ケ島1656-1
  • 【電話番号】:0558-85-1028
  • 【チェックイン時間/チェックアウト時間】:15時00分/10時00分
  • 【入場料金】:客室により異なる
  • 【公式サイト】:湯ケ島温泉 湯本館

イワタコーヒー店

2つ目に紹介するのは、神奈川県鎌倉市にある1945年創業の「イワタコーヒー店」です。

川端康成は36歳の時に鎌倉に移住し、鎌倉を題材とした「山の音」などを執筆しています。

晩年は鎌倉市の長谷周辺に住み、「イワタコーヒー店」に足繁く通い名物ホットケーキとコーヒーを頼み作業をしていたそうですよ!

鎌倉市に旅行に行く際には、文豪川端康成が愛した分厚いホットケーキと、コーヒーを堪能してみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:神奈川県鎌倉市小町1-5-7
  • 【電話番号】:0467-22-2689
  • 【営業時間】:9時30分~18時00分(火水定休)
  • 【公式サイト】:イワタコーヒー店

川端康成文学館

出典:https://www.city.ibaraki.osaka.jp/shisetsu/kyoikubunka/1317033511310.html

3つ目に紹介するのは、大阪府茨木(いばらき)市にある「川端康成文学館」です。

ここには、川端康成の「生い立ちと業績」「川端文学とその舞台」「川端作品ゆかりの地の文学散歩」などについての遺品や手紙、著書など約400点の貴重な資料が展示されています。

また、祖父母と暮らした屋敷の模型なども展示されており、川端の暮らしぶりまでも知ることができる場所なんです。ぜひ、川端康成の歴史を辿ってみてくださいね!

施設情報
  • 【住所】:大阪府茨木市上中条2-11-25
  • 【電話番号】:072-625-5978
  • 【営業時間】:9時00分~17時00分(火曜定休)
  • 【入場料金】:無料
  • 【公式サイト】:茨木市立 川端康成文学館

文豪『森鴎外』のゆかり地について

プロフィール
  • 【本名】:森林太郎(もりりんたろう)
  • 【活動期間】:1889年~1922年
  • 【職業】:小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医
  • 【出身地】:島根県
  • 【墓地】:禅林寺
  • 【好きな文豪】:不明
  • 【代表作】:舞姫、青年、雁

森鴎外は、幼少期から医師としての英才教育を受け、普通の子供とは違った道を歩みます。

なんと9歳の時には、15歳相当の学力があったとされております。医学の勉強をする傍ら、文学を読み始め、和歌などを作り始めるんです。

細菌研究を行っていたせいで、相当な潔癖症であったとされています。

文豪「森鴎外」のゆかりの地3つを順番に紹介していきますので、ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

森鴎外記念館(森鴎外旧宅地)

1つ目に紹介するのは、島根県津和野にある「森鴎外記念館(森鴎外旧宅地)」です。

島根県の津和野駅(つわのえき)から南に歩くこと25分。「森鴎外旧宅」と「森鴎外記念館」が並んで立っております。

森鴎外旧宅には直接入れませんが、記念館のロビーがガラス張りとなってますので、そこから中庭と旧宅を眺めることができるんです!

また、駅から歩いて向かうまでにも森鴎外が通ったとされている「養老館」もありますので、ファンからも人気の散策コースです。ぜひ、文豪の産まれた故郷を訪れてみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 【住所】:島根県鹿足郡津和野町町田238
  • 【電話番号】:0856-72-3210
  • 【営業時間】:9時00分~17時00分(月曜定休)
  • 【入場料金】:大人600円、高・中学生400円、小学生250円
  • 【公式サイト】:森鴎外旧宅・森鷗外記念館

根津神社

2つ目に紹介するのは、東京都文京区に位置し、国の重要文化財である「根津神社」です。

根津神社には、森鴎外が腰掛けながらさまざまな事を思い描いたとされている「文豪憩いの石」という長椅子があります。

また、森鴎外が喉を潤す際に利用していたとされている森鴎外の水飲み場」などもありますので、ファンからは人気の高いスポットなのです!

施設情報
  • 【住所】:東京都文京区根津1-28-9
  • 【電話番号】:03-3822-0753
  • 【営業時間】:6時00分~16時30分
  • 【入場料金】:不明
  • 【公式サイト】:根津神社

水月ホテル鴎外荘

3つ目に紹介するのは、東京都台東区に位置する「水月(すいげつ)ホテル鴎外荘」です。

ホテルの敷地内に森鴎外の旧居を保存していることで、ファンからは絶大の人気を誇る場所なんです!

森鴎外の代表作である「舞姫」を執筆したお部屋や、美しい日本庭園はタイミングが合えば見学できますので、訪れる前に公式サイトを確認してみてくださいね。

施設情報
  • 【住所】:東京都台東区池之端3-21
  • 【電話番号】:03-3822-4611
  • 【チェックイン時間/チェックアウト時間】:15時00分/10時00分
  • 【公式サイト】:水月ホテル鴎外荘

まとめ

本記事では、日本が誇る10人の文豪のゆかりの地をプロフィールも合わせて紹介してきました。

今回紹介しきれていないゆかりの地もありますが、小説を読んでない方や、文豪を知らない方でも観光として十分楽しめるスポットを厳選してみました。

今回紹介した中には、都心部と都市から離れた場所がありましたね。日帰り可能なスポットもあれば長期休暇を取らなければいけないような場所もありますので、旅行ついでに聖地をゆっくり巡るのもおすすめです。

ぜひ、本記事と小説などの作品を片手に文豪ゆかりの地を訪れてみてはいかがでしょうか。

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たあしべー
たあしべーと申します。 理想の生き方を目指し、ライティング奮闘中!本業の放射線技師業務と何か副業で稼げるようなスキルを身につけたい!肩書は「本業以外を学ぶ!」特技は朝起きてからの行動力と辞めずにマイペースで継続することです。好きなものは、靴です。謙虚で、情深く素直な方が好き!