ANAカードは、大きく分けると一般・ワイド・ゴールド・プレミアムカードの4つに分類されます。4つもあるとどれがおすすめなのか分からず、入会するときに迷ってしまいますよね。
そこで、ANAカードの中でどれが1番おすすめなのか紹介します。ANAカードに入会するか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2800461?title=ゴールドカードと手のイメージ
ANAカードを選ぶときの基準
おすすめのANAカードを紹介する前に、何を基準としてカードを選べば良いのかを紹介しますね。
- クレジット決済で貰えるマイル
- 航空券を購入したときに貰えるマイル
- 入会・継続時のボーナス
- 買い物時の割引率
- 年会費
クレジット決済で貰えるマイル
ANAカードは、クレジット決済を行うことでマイルが貰えます。マイル数はカードにより異なってくるので、1度確認した方が良いでしょう。
クレジット決済で貯まったクレジットカード会社のポイントを、マイルに移行することでマイルが貯まります。
航空券を購入したときに貰えるマイル
ANAカードは、航空券を購入したときにマイルを貰えます。還元率は、クレジット決済を行なったときよりも高いです。
ANA便を1年に1回以上利用する人は、航空券を購入したときに貰えるマイル数をよく確認しておきましょう。
入会・継続時のボーナス
入会・継続すると、誰でもマイルを貰えます。カードによって貰えるマイル数は異なりますので、1度確認しておくと良いでしょう。貰えるマイル数は、入会・継続ともに同じです。
買い物時の割引率
ANAカードは提携先の場合、買い物時にカードを提示すると割引になるサービスがあります。割引率もカードによって異なりますので、よく利用するお店などがあれば、割引率が高いカードを選ぶと良いでしょう。
年会費
4つの判断基準について紹介しましたが、年会費も忘れてはいけません。いくらマイルの還元率が高くても、年会費が高額な場合、実質的に貯まるマイル数が少なくなる可能性があります。
なので、1度年会費について確認しておくと良いでしょう。ただし、「年会費が高いからダメ」という訳ではありません。
高い年会費に見合ったサービスが受けられることを忘れないでくださいね。
次の章から、上記5つを比較しながらおすすめなANAカードを紹介します。ANAカードに興味のある方は、読み進めてくださいね。
おすすめなANAカードは?クレジット決済で貰えるマイルを比較
まず初めに比較していくのは、クレジット決済をしたときに貰えるマイルについてです。
一般 | ワイド | ゴールド | プレミアム |
100円=0.5マイル | 100円=0.5マイル | 100円=1マイル | 100円=1〜2マイル |
一般・ワイドカードは100円で0.5マイル、ゴールドカードは100円で1マイル、プレミアムカードは100円で1〜2マイル貰えます。
クレジット決済は洋服や日用品などの買い物以外にも、光熱費など固定費をANAカードで支払った場合も含まれますよ。
マイルを貯めたい方は、現金払いしているものや他のカードで支払っているものを、ANAカードに変更するのがおすすめです。
おすすめなANAカードは?航空券購入時に貰えるマイルを比較
ANAカードは、航空券を購入したときに利用区間に応じたマイルのほかに、搭乗ボーナスとして何%かが加算されますよ。
貰えるマイルや搭乗ボーナスのパーセンテージは、カードによって異なるので以下の表を確認してくださいね。
一般 | ワイド | ゴールド | プレミアム | |
航空券購入 | 100円=1.5マイル | 100円=1.5マイル | 100円=3マイル | 100円=4.5マイル |
搭乗ボーナス | 10% | 25% | 25% | 50% |
クレジット決済をしたときよりも、航空券を購入したときに貰えるマイルの方が多いです。
搭乗ボーナスは、航空券の購入で貰えるマイルに対して、記載されているパーセンテージのマイルが加算されます。例えば、一般カードで1,000マイルが貰える場合、搭乗ボーナスは100マイルです。
飛行機を利用する頻度が高い人は、還元率が高いゴールドカードやプレミアムカードがおすすめですよ。
おすすめなANAカードは?入会・継続ボーナスを比較
ANAカードは、入会したときや継続したときにもマイルを貰うことができます。各カードによって、貰えるマイルは異なりますので、以下の表を確認してくださいね。
一般 | ワイド | ゴールド | プレミアム |
1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
入会時と継続時に貰えるマイルは、同じです。例えば、一般カードの場合入会時も継続時も貰えるマイルは1,000マイルです。
また、表で紹介したマイル以外にも、入会キャンペーンの条件を満たせばさらにマイルを貰えますよ。
入会キャンペーンの条件は、1つ達成するたびにマイルを貰えます。
- ANA便の利用:期間中にANA便を利用すると一般・ワイドカードで1,000マイル/ゴールド・プレミアムカードで5,000マイル貰える
- クレジット決済をする:期間中にクレジット決済をすると、利用金額に応じてマイルが貰える
入会キャンペーンのクレジット決算額に応じて貰えるマイルは、以下の通りです。
20万円以上50万円未満 | 50万円以上100万円未満 | 100万円以上 |
3,000マイル | 10,000マイル | 27,000マイル |
おすすめなANAカードは?買い物時の割引率を比較
ANAカードは空港の免税店や空港内のANA FESTA、機内販売、高島屋SHILLA&ANAなどでカードを提示すると割引になるサービスがあります。各カードの割引率は、表を確認してくださいね。
一般 | ワイド | ゴールド | プレミアム | |
空港の免税店 | 5% | 10% | 10% | 10% |
ANA FESTA | 5% | 5% | 5% | 5% |
機内販売 | 10% | 10% | 10% | 10% |
高島屋SHILLA&ANA | 5% | 10% | 10% | 10% |
空港の免税店と高島屋SHILLA&ANAは、一般カードの割引率が5%なのに対して、ワイド・ゴールド・プレミアムカードの割引率は10%です。
ANA FESTAは1回の合計が1,000円未満のとき、機内販売は1,000円未満の商品は対象外ですのでご注意ください。
おすすめなANAカードは?ANA SKYコインの交換率を比較
ANAカードで貯めたマイルは、ANA SKYコインに交換することもできます。ANA SKYコインとは、航空券や旅行ツアーなど旅行商品を購入できるコインのことです。
マイルからANA SKYコインへの交換率は最大で1.6倍なので、10,000マイルをコインに交換すると6,000円分お得なんですよ。各カードの交換率は、以下の表の通りです。
一般 | ワイド | ゴールド | プレミアム |
最大1.5倍 | 最大1.5倍 | 最大1.6倍 | 最大1.6倍 |
一般・ワイドカードが最大1.5倍なのに対し、ゴールド・プレミアムカードは最大1.6倍です。
おすすめなANAカードは?年会費を比較
最後にANAカードの年会費について、比較していきますね。ゴールドカードとプレミアムカードは、カードの種類によって年会費が変わってくるので、最低金額を記載しています。
一般 | ワイド | ゴールド | プレミアム |
2,200円(初年度無料) | 7,830円 | 15,120円〜 | 75,600円〜 |
マイル還元率やお店の割引率、ANA SKYコイン交換率が高いプレミアムカードが最も年会費が高くなっています。
マイルの還元率などと年会費を見比べながら、どのカードを選ぶか決めると良いでしょう。
しかし、正直なところ年会費を差し引いた上で、どのカードが1番マイルを貯めることができるのか分からないですよね。なので、次の章で例を元に各カードの貯められるマイル数について紹介していきますね。
ANAカードで最もおすすめなのはコレ!
実際にどのくらいマイルを貯めることができるのか、例を元に計算しどのカードが1番マイルが貯まるのか紹介しますね。
- 入会してから1年間
- 毎月10万円クレジット決済をしている
- 年に1回10万円分の航空券を利用している
- 入会キャンペーン中にANA便を利用した
- 入会キャンペーン中に50万円クレジット決済をした
※1マイルは1円分として利用できるため、合計マイルから年会費を引いて計算しています。
一般 | ワイド | ゴールド | プレミアム | |
クレジット決済で貰えるマイル | 6,000マイル | 6,000マイル | 12,000マイル | 24,000マイル |
航空券購入で貰えるマイル | 1,650マイル | 1,650マイル | 3,300マイル | 4,950マイル |
入会時に貰えるマイル | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
入会キャンペーンで貰えるマイル | 11,000マイル | 11,000マイル | 15,000マイル | 15,000マイル |
合計マイル | 19,650マイル | 20,650マイル | 32,300マイル | 53,950マイル |
年会費 | 初年度無料 | 7,830円 | 15,120円 | 75,600円 |
合計マイルから年会費を引いた金額 | 19,650円 | 12,820円 | 17,180円 | -21,650円 |
合計マイルから年会費を引いた金額をみると、最もマイルを貯めることができるカードは、一般カードであることが分かりました。ただし、2年目以降は年会費がかかるので、ゴールドカードと大差ないでしょう。
反対にプレミアムカードは年会費が高いので、マイルを貯めたとしてもマイナスになる可能性があるようです。
以上のことから、マイルを効率よく貯めたい人にとって1番おすすめなカードは一般カード(2年目以降はゴールドカードと大差なし)ということが分かりました。
ただし、ワイド・ゴールド・プレミアムカードには限定の特典も付いてきます。次の章で紹介するサービスを受けたい場合は、一般カード以外のものを選ぶと良いでしょう。
例の場合プレミアムカードはマイナスになってしまいましたが、クレジット決済額や航空券の購入金額が増えれば年会費以上のマイルを貯めることも可能です。
ワイド・ゴールド・プレミアムカード限定特典も!
ワイド・ゴールド・プレミアムカードには、一般カードにない限定特典があります。それは、ANAの国際便を利用する際にビジネスカウンターでチェックインできるということです。
ビジネスカウンターでチェックインするメリットは、なんと言っても長い行列に並ばなくて良いということです。
長い行列に並んでいると順番がくるまでに時間がかかり、少なからずストレスが溜まります。その分、待ち時間があまりないビジネスカウンターでチェックインできるのは嬉しいですね。
プレミアムカード限定の特典とは?!
プレミアムカード限定で空港のANAラウンジを使用することができます。ANAラウンジでは、ソフトドリンクやアルコールの飲み放題サービス、新聞や雑誌の読み放題サービス、無料Wi-Fiサービスがありますよ。
落ち着いた空間で、飲み物を飲みながら搭乗時間まで待てるのは嬉しいですね。
ほかのカードでは空港ラウンジが使えるものもありますが、空港ラウンジはアルコールが有料だったり、Wi-Fi環境がなかったりします。
まとめ
ANAカードの特徴を比較した結果、1番効率よくマイルを貯められるカードは一般カードということが分かりました。ただし、2年目以降は年会費が掛かってくるので、ゴールドカードとあまり変わらないでしょう。
ゴールドカードの場合、ビジネスカウンターでチェックインができたり、空港の免税店の割引率やANA SKYコインの交換率が高かったりするので、1番おすすめなのはゴールドカードです。
どのANAカードを申し込むか迷っている方は、ゴールドカードを選択するのがおすすめです。