変更不可能航空券とは
変更不可能航空券とは、その名の通り変更ができない航空券です。
予約した便に必ず乗らないといけません。万が一時間を変更したいという場合には、キャンセル料を払ってからの取り直しになります。キャンセル料は変更可能航空券よりも高いので、変更の可能性がある人は変更可能航空券がおすすめです。
変更不可能航空券の特徴は、
- 特割、旅割、先得、いま得、など…..
- 航空券が格安で予約できる。予定に変更がない人はおすすめ。
- 日時変更などをする場合のキャンセル料が高い。航空会社にもよるが、航空券の10~100%の取消手数料がかかる。
ということですね。
念のため変更可能航空券についても触れてくと、こちらは同一区間の場合のみ、便・日時の変更ができます。名前や路線、航空会社は変更ができません。また、発券後は90日間の有効期限がついています。
特徴としては、
- 普通運賃、株主割引券など…
- 急な予定が入ってもキャンセル料がほとんどかからないので安心。
- 航空券が高い。
ということですね。
変更不可能航空券と変更可能航空券の見分け方
変更不可能航空券と変更可能航空券の見分け方はどのようにすればいいのでしょうか。検索画面を見ながら説明していきますね。
「東京-那覇」間の例を見ながら進めていきます。まずトップページで「東京-那覇」間を選択すると、次に日時を指定する画面が出てきます。ここで自分が飛行機に乗る日を選択しましょう。そうすると、
このような画面になります。これを下にスクロールしてみると、
全日空(ANA)のこのような便が2つありました。赤線で強調しているように、ここに「変更不可」と「変更可」と書かれていますが、これが変更不可能航空券か変更可能航空券かを判別するポイントです。
変更不可の方を選択すると、
この条件が表示されました。ここには券種のところに「特割3」と表示されていることがわかります。これが変更不可能な航空券です。
一方で変更可の方を選択すると、
この条件が表示されました。ここには券種のところに「株主優待割引」と表示されていることがわかります。これが変更可能な航空券です。
わざわざ便の詳細ページを開く必要はありません。搭乗日の検索結果一覧で変更不可能か可能かは判別できるので、そこで判別してくださいね。
これも変更不可能航空券!
まずはこの動画をご覧ください。
嵐が出演しているJALのCMです。このCMの中で、松本潤さんが「JALの先得」という言葉を言っていますが、この「先得」は変更不可能航空券です。
あらかじめ、頭の中に入れておいてくださいね!
まとめ
今回の記事では、変更不可能航空券について書いてきました。
変更不可能航空券は先得や旅割などの早期予約での割引サービスで予約した航空券の場合が多いですが、航空会社も上手いですよね。
早く予約してくれる人たちに割安な航空券を提供する代わりに、キャンセルは受け付けない。
これは、上手いやり方だなと思います。事前に売上予測を立てておけるので、少しくらい安くてもいいんですよね。でも安く提供しているんだからその便に乗らないとダメだよ、他の便に乗るならキャンセル料を取るよ、ってことです。
消費者視点から見ると、「安く買えるからこっちのチケットを買おう!」となりますよね。予定を変更することができない・キャンセル料が高いことはあまり気にならないかもしれません。あとあと響いてくる可能性はありますが。
これらのことを知っておかないとチケットを買うときに損してしまう可能性があるので、きちんと頭の中に入れておきましょう。知らなくて変更不可能航空券を予約して、キャンセルしようと思ったらキャンセル料が航空券の100%分で「そんなのおかしいじゃないか!」と言ったところで、規定として決まっているので意味がありません。
万が一予定変更になってキャンセルをしなければいけない事態になったとしても、自分自身の気分を害するようなことは避けるために、チケットの判別はきちんとしておきましょう。