新海誠監督が手掛けた大ヒットアニメーション映画『君の名は。』。
その舞台は東京、岐阜が中心となっていて、それらの場所はモデルとして作中美しい映像の中に描かれていました。
今回は『君の名は。』で描かれた場所、いわゆる「聖地」と呼ばれる8つのスポットを、どこにあるのか紹介していきます。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E4%BA%BA%E9%96%93-%E6%81%8B%E4%BA%BA-%E5%A4%9C%E3%81%AE%E7%A9%BA-%E6%BA%80%E5%A4%A9%E3%81%AE%E6%98%9F%E7%A9%BA-1215160/)
映画『君の名は。』とは?
2016年8月26日に公開され『君の名は。』は、『言の葉の庭』や『秒速5センチメートル』のアニメーション作品を手掛けた新海誠監督のオリジナル長編アニメ作品です。
田舎に暮らす女子高生の三葉と、東京在住の男子高校生の瀧がある日の夢を境に意識が入れ替わるようになります。何度も入れ替わりを繰り返すうちに二人はお互いを知り始め、やがて思わぬ真実の存在に気づきます。
この作品は、青春コメディのような始まりから中盤大きく雰囲気が変わる予想外のストーリー、アニメ作品最高峰のビジュアルと映像美が高く評価され、興行収入250億円を越える歴史的大ヒットをしました。
『君の名は。』聖地巡礼スポット①:新宿駅
作中ではたびたび新宿が舞台として登場しますので、新宿駅付近は巡礼スポットが多いようです。
三葉が瀧の体に乗り移って、東京の壮大さに感動した場所が「新宿駅南口とバスタ新宿」です。そのシーンで使われた光景は新宿駅南口の歩道橋から眺めることができます。
バスタ新宿のすぐ近くにあるスターバックス新宿サザンテラス店も、映画後半に雨の日のカフェシーンで登場しています。新宿駅に巡礼しに行ったのなら、ぜひこちらも見ていただきたいです。
- 【住所】東京都新宿区新宿3丁目
- 【営業時間】5:45~24:00
- 【料金】無料
『君の名は。』聖地巡礼スポット②:新宿警察署裏交差点
作中で『君の名は。』の主題歌RADWIMPSの「前前前世」が流れて、神木隆之介の名前が映し出されたときに「新宿警察署裏交差点の信号機」が出てきました。
夜から朝日が出るところを早送りで描かれた新宿警察署裏交差点の信号機は、新宿アイランドタワーの目印になっている”LOVE”のオブジェのすぐ隣にあります。
本編や予告編でも使われたこの場所は、巡礼するなら必ずおさえておきたいですね。
- 【住所】東京都新宿区西新宿6丁目
- 【営業時間】24時間
- 【料金】無料
『君の名は。』聖地巡礼スポット③:須賀神社
映画のラスト、お互いに名前を忘れてしまった二人が一旦すれ違い、主人公の瀧が振り返ってヒロインの三葉にどこかで会ったことあると尋ねた場所が、都内にある「須賀神社の階段」です。
階段を上ったところから見下ろした景色は、本編だけではなく『君の名は。』の公式ページのメイン画像やチラシで使われています。
作中出てきたものとまったく一緒だと話題の須賀神社の階段は、四ツ谷駅から徒歩10分で行けるので連日ファンが訪れているそうです。
- 【住所】東京都新宿区須賀町5番地
- 【営業時間】24時間
- 【料金】無料
『君の名は。』聖地巡礼スポット④:飛騨古川駅
彗星が降った日を境に三葉からの連絡が途絶えた瀧は、三葉に会いにいくため彼女の住む町に行きます。同行した友人の司とバイト先の先輩の奥寺と一緒に降りた駅が、岐阜県にあるJR高山本線「飛騨古川駅」です。
瀧たちが三葉のいる”糸守町”の情報を得るため、タクシー運転手に自分で描いた絵を見せ聞き込みをするシーンでは駅近くの「飛騨古川駅タクシー乗り場」が登場します。
双方、作中で再現度高く描かれていたので、巡礼する際にはあわせて見ていただきたいですね。
- 【住所】岐阜県飛騨市古川町金森町8-32
- 【営業時間】6:00~10:00
- 【料金】入場券140円
『君の名は。』聖地巡礼スポット⑤:飛騨市図書館
瀧たちが”糸守町”について調べるため図書館に訪れたのですが、そのときに登場した図書館のモデルが岐阜県飛騨市古川町にある「飛騨市図書館」です。
会館時間は9時から20時で、休館日の月曜日以外はいつでも入れるので、マナーだけはしっかりと守って巡礼していただきたいです。
飛騨市図書館では注意事項さえ守っていただければ、特別に撮影許可が下りるので写真撮影が可能となります。
- 【住所】岐阜県飛騨市古川町本町2-22
- 【営業時間】9:00~20:00(日曜日は17:00まで)
- 【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)
- 【料金】無料
『君の名は。』聖地巡礼スポット⑥:気多若宮神社
聞き込みを続ける瀧たちが途中訪れる神社のモデルが、飛騨古川駅から徒歩15分の「気多若宮神社」(きたわかみやじんじゃ)だと言われています。
立地と鳥居前にある石灯篭が似てるとされていて、鳥居の色が違うなどの相違点もあるようです。
「気多若宮神社」は作中何度も登場する”宮水神社”のモデルなんじゃないかとも噂されています。ほかにも”宮水神社”のモデルがあるようでその場所は「日枝神社」(ひえじんじゃ)です。
”宮水神社”はおそらくどちらの要素も含んでいるので、聖地巡礼する際には「木多若宮神社」、「日枝神社」の両方を行ってみるのがいいかもしれません。
- 【住所】岐阜県飛騨市古川町上気多1297
- 【営業時間】24時間
- 【料金】無料
『君の名は。』聖地巡礼スポット⑦:飛騨市宮川町落合バス停
楽しくトランプをしたり五平餅を食べたりと旅行気分の司と奥寺先輩に対し、三葉の住む町探しに必死な瀧。その瀧が難航する町探しにあきらめ気味になっていたときに座っていた場所がこのバス停です。
飛騨古川の町からは車で30分ほどの距離で、JR角川駅近くにあります。スクールバスなどに利用される田舎町の小さなバス停なので、公共のバスは走っていません。
- 【住所】岐阜県飛騨市宮川町落合
- 【営業時間】24時間
- 【料金】無料
『君の名は。』聖地巡礼スポット⑧:立石公園
作中で三葉が暮らす糸守町に、1200年前に隕石が落下してできたとされる糸守湖が登場します。その糸守湖のモデルとされる諏訪湖を一望できるのがこの立石公園です。
日が沈んできて諏訪湖の水面に夕焼け雲の色がうっすら映るマジックアワーという時間帯に訪れることができたのなら、『君の名は。』の名シーンである瀧と三葉が山頂で出会うシーンを再現しながら写真撮影できます。
- 【住所】長野県諏訪市上諏訪10399
- 【営業時間】24時間
- 【料金】無料
糸守町の湖のモデルとなった「諏訪湖」
長野県内最大の湖とされる「諏訪湖」は高い山々で囲われた盆地のような地形で、この地形は作中に登場する糸守湖と一致します。
「諏訪湖」はとても大きな湖なので、立石公園以外にも中央高速道路の諏訪サービスエリアでも一望することができます。
- 【住所】長野県諏訪市諏訪湖畔
- 【営業時間】24時間
- 【料金】無料
さいごに
映画『君の名は。』の魅力の1つとしてあげられるのが、誰もが引き込まれる映像美です。
モデルとされた観光地は作中で美しく忠実に再現されています。その忠実に再現されたスポットを実際に自分の目と肌で感じてみたくはないですか?
東京、岐阜、長野とすべての場所を巡礼するには少し難しいかもしれませんが、それ以上に自分の目で見てみる価値はあるのではないでしょうか。
『君の名は。』の聖地巡礼の旅行計画を立てる場合には、この記事の情報をぜひ参考にしてください!