奈良県には東大寺をはじめとして、建築当時の形でそのまま残っている歴史ある建造物がたくさんあります。
春に観光に行けば、桜と相まって幻想的な風景を楽しむことができます。
今回は桜とのコラボレーションが見られる世界遺産をはじめとして、花見の季節に行きたい観光スポットを10ヶ所紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E7%9A%84%E3%81%AA-%E6%9D%B1%E4%BA%AC-%E4%BA%AC%E9%83%BD-3776118/)
春に行きたい奈良県の観光スポット 東大寺大仏殿
まず最初に紹介するのは、奈良県の観光スポットのなかで恐らく知らない人はいないでしょう、「東大寺の大仏」です。修学旅行でも訪れたことがある人は多いのではないでしょうか?
東大寺大仏殿は752年、聖武天皇によって建立されました。当時伝染病や飢饉、貴族の争いごとが絶えず、悩んでいた聖武天皇は「仏教の力に鎮めてもらうしかない…!」と思ったのだとか。
そのために大仏は高さ49.1m、奥行き50.5m、横幅57.5mというとてつもない大きさで、また大仏殿は世界最大級の木造建築として知られています。
いつ行ってもそのスケールに驚かせてくれる大仏殿ですが、春は特におすすめです。大仏殿前の桜が咲き誇り、圧巻の景色となります。ぜひ一度行ってみてください!
春に行きたい奈良県の観光スポット 東大寺二月堂
東大寺大仏殿を見たら、次に行こう!そう思っている方はいませんか?忘れてはいけないのが大仏殿から500mほど離れたところにある東大寺二月堂です。
現在のものはおよそ400年前に再建されたものですが、その長い歴史と壮厳な建築様式が評価され、国宝に指定されています。
二月堂を訪れる際に押さえておきたいのが「修二会」と呼ばれる行事です。東大寺の僧侶が世界平和と人々の豊楽を祈る法要で、写真のような炎が燃え盛る様子を見ることができます。
毎年3月1日〜14日の2週間で開催されるので、春に旅行に行くならぜひ見ておきたいイベントですね!
春に行きたい奈良県の観光スポット 奈良公園
奈良と言えば、「シカ」ですよね!東大寺南大門のすぐそばに位置する奈良公園では、約1,200頭の野生のシカと触れ合うことが出来ます。
200円で販売されている「シカせんべい」を買えば誰でもシカに餌をあげることができますよ。たくさんのシカに迫られてびっくりしてしまうかもしれません!
シカは花びらを好んで食べます。梅や桜の花びらが散る春には、そんな面白い光景が見られることでしょう。
また奈良公園は絶好の花見スポットでもあるので、シカと合わせて楽しんでくださいね。
春に行きたい奈良県の観光スポット 若草山
古都奈良の世界遺産を眼下に一望できるのが、若草山です。若草山から望める夜景は「新日本三大夜景」に選ばれるほど、国内でも屈指の美しさを誇ります。
若草山全体が緑の芝生で覆われているため、野生のシカがたくさんいます。背景の雄大な景色と鹿を頂上で一緒に写真を撮れば、間違いなくインスタ映えすることでしょう。
ハイキングのコースとしてもオススメな若草山ですので、暖かい春に行けば楽しさ倍増です!
春に行きたい奈良県の観光スポット 春日大社
春日大社はおよそ1,300年も前に創設された神社で、全国にある春日神社の総本社です。その歴史の長さから、「古都奈良の文化財」として世界文化遺産に登録されています。
燈篭の数が日本で一番多いことでも知られ、境内には約3,000基の燈篭が設置されています。また、朱色に染まった中門は藤原氏の繁栄が伺えるような豪華な造りで、春日大社のシンボルです。
周りの新緑が綺麗に生い茂る春は、参拝の時期としては一番おすすめです。色鮮やかな背景をバックに思い出の写真をパシャりと撮りましょう!
春に行きたい奈良県の観光スポット 興福寺
体が3つ、腕が6本のクモのようなこの銅像、歴史の教科書などで見たことがある方も多いのではないでしょうか?この「阿修羅像」が保存されているのが、興福寺です。
興福寺の歴史もとても長く、奈良時代に藤原鎌足の病気安寧を願って妻が創設しました。度々の火災によって消失しながらも再建に再建を重ねて現在に至ります。
お花見スポットとまでは言えませんが、境内の八重桜は春になると凛として咲き、見頃を迎えます。通常の桜と違い、4月中旬頃に咲くので、それもまた趣があって良いですね。
春に行きたい奈良県の観光スポット 法隆寺
法隆寺は世界最古の木造建築として知られ、また日本で最初に登録された世界遺産として有名な、国宝中の国宝です!
聖徳太子が建立したと言われるこの寺には、建造物のみならず、聖徳太子が活躍した飛鳥文化の国宝級の、100を超える重要文化財が多く収蔵されています。
日本で唯一無二の多さを誇る、これだけの重要文化財を目の前にしたらおそらく、圧倒されることでしょう。春に咲くシダレザクラも見ものです。
春に行きたい奈良県の観光スポット 平城宮跡歴史公園
奈良時代に日本の都だった平城京。その跡地を保存するために整備したものが平城宮跡歴史公園です。もちろんこれも古都奈良の文化財の一部として世界遺産に登録されています。
総面積は132ヘクタールを超えるとてつもない広さとなっています。
朱雀門をくぐって、大極殿まで歩けば、まるで奈良時代にタイムスリップしたかのような、当時の都を歩いているかのような気分を味わえるでしょう。
公園内は花見のスポットとしても人気です。お弁当を持ってのんびりお花見をして、遠足気分に浸るのも良いですね。
春に行きたい奈良県の観光スポット 山辺の道
暖かい春にウォーキングをしたい方には、山の辺(やまのべ)の道がおすすめです。
奈良盆地の山裾を縫うように走るこの道は、日本古道の代表的な1つで、日本最古の道として知られています。
JR桜井駅から柳本駅までが王道ルートとして人気が高く、行く先々でさまざまな寺や神社を見学することができます。
所要時間は3時間ほどで、そこまで険しい道もないので普段運動をしない方にもおすすめです。
春に行きたい奈良県の観光スポット 谷瀬の吊り橋
奈良県に来てスリルを味わいたい方は「谷瀬の吊り橋」に行きましょう。日本でも有数の長さを誇る鉄線の吊り橋で、高さは54m、長さは297mあります。
一歩進むたびにぐらぐら揺れる橋は、スリルは満点です!春のそよ風に吹かれ、青々とした山々に囲まれ、そして眼下に広がる十津川というロケーションは最高です。
好きな人を連れて行って吊り橋効果を狙ってみるのもアリかもしれませんね!
まとめ
奈良県には日本の中でも特に、歴史のある建造物がたくさんあります。今回はその中でも厳選して紹介しました。
何百年、何千年と大切に守られてきた歴史的建造物を見れば、歴史のロマンを感じることができることでしょう。
シカと触れ合い、厳格な雰囲気の建物をたくさん見て、大自然を満喫すれば、素晴らしい思い出ができることでしょう。
この記事を参考にして、古き良き日本の文化を感じてみてください。