「冬の休みを利用して岩手県へ観光しにいきたいけど、どこがいいのだろう?」と悩んでいませんか?岩手県には自然豊かな景勝地が多いですし、冬の時期しか体験できないイベントがたくさんあります。
今回は冬の岩手でしか味わえない、絶対に知っておきたい観光地を8つに厳選して紹介します。
岩手旅行を考えている方は是非参考にしていただき、冬の岩手を満喫してください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/photos/winter-landscape-sunset-twilight-2995987/)
岩手県の冬について
岩手県の大部分は山岳地帯に囲まれており、冬は雪が降る地方も多いです。日によっては氷点下となる日もあります。
観光する場所によっては、積雪や気温の著しい変化がありますので、予め気象情報を確認しておきましょう。厚手のアウターやマフラーなどで防寒対策をしっかりと行いましょう。
また、車で来る方も注意が必要です。スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの準備をしっかりと行い、スムーズな観光にしていきましょう。
岩手県の冬にオススメの観光地「岩洞湖」
まず1つ目に紹介するのは「岩洞湖」です。岩洞湖は、日本一美しい人造湖と言われており、白樺林に囲まれた神秘的な湖です。
そんな岩洞湖の冬の風物詩が、「氷上ワカサギ釣り」です。毎年1月中旬頃から3月下旬まで運営しています。
オススメしたいのは、ドーム船の中で体験するワカサギ釣りです。暖まりながらワカサギ釣りが体験ができますよ。ドーム船は完全予約制なので注意が必要です。
ワカサギ釣りに必要な釣具はレンタルが可能となってますので、手ぶらで行けるのも嬉しいポイントですね。
- 住所:岩手県盛岡市玉山区薮川字外山(岩洞湖)
- 電話番号:019-681-5678(岩洞湖漁業協同組合)
- 営業時間:5:00から日没まで
- 料金:大人600円、中学生以下300円、小学生以下無料、シニア(75歳以上)300円、その他障害者割引あり
- 公式サイト:岩洞湖
岩手県の冬にオススメの観光地「岩鋳鉄器館」
次に紹介するのは、「岩鋳鉄器館」です。岩手県の伝統工芸である「南部鉄器」の製造工程を間近で見学することができるテーマパーク型工場です。
南部鉄器で沸かしたお湯は口あたりが柔らかくなり、美味しくなると言われています。寒い冬の時期だからこそ、暖かい物を美味しくする南部鉄器を手にとってみてはいかがでしょうか?
また、ショップ内では南部鉄器で人気の「鉄瓶」や「急須」を始めとする様々なラインアップが用意されています。好きなアイテムを選べるのも嬉しいポイントですね。
400年の歴史ある伝統をベースに、新しい物を作り続けている南部鉄器。そんな南部鉄器の過去と現在、未来を体験できる施設となっています。
- 住所:岩手県盛岡市南仙北2-23-9
- 電話番号:019-635-2501
- 営業時間:8:30〜17:30
- 料金:無料
- 公式サイト:岩鋳鉄器館
岩手県の冬にオススメの観光地「小岩井農場」
次に紹介するのは、「小岩井農場」です。約3,000ヘクタール(東京ドーム640個分)を誇る施設内には、大雪原を堪能できる「スノーシュー」体験やイルミネーションがあり、壮大な自然を感じることができます。
冬は「小岩井ウィンターランド」と呼ばれ、ウィンターイルミネーション「銀河農場の夜」が開催されます。SL銀河(蒸気機関車)や全長45mものレインボートンネル、各種様々なイルミネーションが楽しめますよ。
ちなみにですが、毎週土曜日には花火が打ち上げられます。冬に観る花火も格別ですよ。
冬の岩手でしか、銀河農場の夜は体験できません。素敵なイルミネーションを見ながら、光と雪のコラボレーションを楽しんでくださいね。
- 住所:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
- 電話番号:019-692-4321
- 営業時間:9:00〜17:00 最終入場16:00
- 料金:中学生以上 800円 子供(5歳〜小学校6年生)300円
その他障害者割引あり - 公式サイト:小岩井農場
岩手県の冬にオススメの観光地「安比高原スキー場」
次に紹介するのは、「安比高原(あっぴこうげん)スキー場」です。全部で21コースあり、総滑走距離43,100mの東北を代表するスキー場となっています。
安比高原スキー場の最大の特徴として、湿度の少ない極上の「パウダースノー」を思う存分楽しむことができることです。極上のパウダースノーを体験しながら、ウインタースポーツを楽しんでくださいね。
施設内には宿泊施設や温泉施設もあり、疲れた身体を癒してくれる場所があるのも嬉しいポイントですね。
- 住所:岩手県八幡平市安比高原117-1
- 電話番号:0195-73-5111
- 営業時間:8:30〜20:00
- 料金:1日券大人5,600円、小学生〜高校生3,300円(時間帯や時期によって変動しますので、詳しくは公式サイトをご覧ください)
- 公式サイト:安比高原スキー場
岩手県の冬にオススメの観光地「中尊寺金色堂」
次に紹介するのは、「中尊寺金色堂」です。奥州藤原氏初代清衡(きよひら)公によって、極楽浄土を具現化しようと建てられました。
1年を通して人気の観光地ですが、冬は雪化粧をした施設内が神秘的な姿に変わります。その姿はまさに極楽浄土!きっと日頃の疲れを癒してくれます。
心が洗われるような美しさのある中尊寺金色堂。岩手でしか神秘的な雪見体験はできませんよ。
- 住所:岩手県西磐井郡平泉衣関202
- 電話番号:0191-46-2211
- 営業時間:3月1日〜11月3日 8:30〜17:00 11月4日〜2月末日 8:30〜16:30
- 料金:大人800円 高校生500円 中学生300円 小学生200円
- 公式サイト:中尊寺金色堂
岩手県の冬にオススメの観光地「花巻温泉」
次に紹介するのは、「花巻温泉」です。東北屈指の温泉街で、大自然を感じながらゆったりとした時間を楽しめる場所です。
冬は雪が降り、雪化粧をした大自然が幻想的な景色となります。寒い冬こそ温泉に浸かり身体を温めて、普段の疲れを忘れさせてくれる体験はいかがでしょうか。雪を見ながら入る露天風呂は最高に贅沢ですよ。
- 住所:岩手県花巻市湯本1-125
- 電話番号:0198-37-2111(花巻温泉株式会社)
- 公式サイト:花巻温泉
同じ花巻市にある、文豪「宮沢賢治」や「高村光太郎」が愛した「大沢温泉」を紹介します。
大沢温泉は、6つの湯、2つの宿屋からなる温泉地です。約1,200年前に発見され、大沢の湯に入浴をして傷が癒えたという伝説が残る歴史ある温泉です。
大沢温泉には、現代的で純和風な「山水閣」、200年以上前に建てられた木造湯宿「湯治屋」があります。なかでも湯治屋は、宮沢賢治や高村光太郎が愛したとされる宿であり、200年の歴史を体験できる宿ですよ。
日帰りでも楽しめる施設となっています。6つの湯を渡り歩き、寒い冬をポカポカに過ごせるのも嬉しいポイントですね。6つの湯の基本情報は以下を参考にしてください。
- 大沢の湯(混浴露天風呂)
- かわべの湯(女性専用露天風呂)
- 南部の湯(木造風呂)
- 薬師の湯(大浴場)
- 豊沢の湯(半露天風呂)
- 山水の湯(家族風呂)
- 住所:岩手県花巻市湯口字大沢181
- 電話番号:0198-25-2021
- 公式サイト:大沢温泉
岩手県の冬にオススメの観光地「猊鼻渓(げいびけい)」
次に紹介するのは、「猊鼻渓(げいびけい)」です。高さ50mを超える石灰岩の岸壁が2㎞続いている渓谷となっています。
岩手県で初めて、国の史蹟名勝天然記念物に指定され、日本百景のひとつに数えられています。そんな猊鼻渓の名物が舟下りです。
冬の時期は「こたつ舟」で身も心も暖まりながら90分間の舟下りが楽しめますよ。こたつ舟から見える銀世界は、水墨画のようだとも言われています。
暖かいこたつに入り、船上から水墨画の世界を体験できる唯一無二の場所となっています。また、こたつ舟は予約が必要になりますので、注意が必要です。
- 住所:岩手県一関市東山町長坂字町467
- 電話番号:0191-47-2341(げいび観光センター)
- 営業時間:時期により異なるので公式サイトを確認ください
- 料金:大人1800円 小学生900円 幼児200円
- 公式サイト:猊鼻渓
岩手県の冬にオススメの観光地「浄土ヶ浜」
最後に紹介するのは、「浄土ヶ浜」です。浄土ヶ浜は常安寺七世の霊鏡竜湖(れいきょうりょうこ)が「さながら極楽浄土のごとし」と感動したことが名前の由来となっている神秘的な場所です。
1年を通して人気の観光地ですがですが、冬になると岩肌と海面に雪が積もります。雪の白さと海の青さの色合いが特別感を演出してくれますよ。
浄土ヶ浜は、昼と夜で違う顔を持っており、夜になるとあたり一面星空に包まれます。雪と星空の神秘的な体験ができるのはここだけですよ。
浄土ヶ浜は辺りが海に囲まれています。海岸は風が強くなりやすいので、防寒対策をしっかりと行い観光を楽しみましょう。
- 住所:岩手県宮古市日立浜町32
- 電話番号:0193-62-2111(産業復興部観光課)
- 料金:無料
- 公式サイト:浄土ヶ浜
まとめ
冬だからこそ岩手の壮大な歴史や自然を感じられる場所を観光地を8つピックアップして紹介しました。どの場所も充実した時間を過ごせる場所ですよ。
岩手といえば新鮮な海鮮も有名で、食べ物も美味しいものばかりの所です。雄大な自然の中で食べる食事は別格ですよ。
岩手は東北地方に位置しているので、冬場はかなり寒く感じられるでしょう。しっかりと防寒対策をして行ってくださいね。
冬でしか味わうことのできない、岩手の魅力を五感で感じる旅行にしてみてはいかがでしょうか?