岩手は日本を代表とする文豪・宮沢賢治や2011年に世界文化遺産に登録された「平泉の文化遺産」などが有名です。
しかし、いざ観光に行った際にあとはどこに行こうか、と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。そこで、当記事では岩手の観光地についてご紹介します。
トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/download/中尊寺/2073459?url=%2Fdl%2F%3Fp_id%3D2073459%26sz%3Dm%26f%3D6c9228289d2d9ba26670f4b82dd594b8#
岩手が誇る文豪ゆかりの観光地「宮沢賢治記念館」
「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」を書いた宮沢賢治は、岩手を代表する有名な文豪です。そんな宮沢賢治の記念館が岩手にはあるので、1度行ってみてはいかがでしょうか。
宮沢賢治記念館は1982年に開館した宮沢賢治の世界と出会える施設です。作品の解説や製作過程などの展示がありますよ。
- 【名前】宮沢賢治記念館
- 【住所】岩手県花巻市矢沢第1地割1-36
- 【電話】0198-31-2319
- 【営業】8:30~17:00
- 【料金】大人:350円、大学・高校生:200円、小・中学生:150円
銀河鉄道の夜がモチーフ!「SL銀河」
宮沢賢治が好きな人にぜひ乗ってもらいたいのがSL銀河です。彼の著作である「銀河鉄道の夜」をモチーフにした車両であり、2014年からJR釜石線の花巻ー釜石間を走っていますよ。
車両の内装は宮沢賢治が生きた大正から昭和をイメージしており、ステンドグラスやガス灯などレトロな雰囲気です。
- 【名前】SL銀河
- 【住所】JR釜石線 花巻駅ー釜石駅間
- 【電話】050-2016-1600
日本百名山を満喫出来る岩手の観光地「早池峰山」
緑溢れる自然を楽しみたいという方にオススメなのが、日本百名山にも選ばれた「早池峰山(はやちねさん)」です。
早池峰山は日本屈指の高山植物が咲き誇る山であり、春から秋にかけて様々な花が咲いています。
早池峰山では登山も行うことが出来、山開きは毎年6月の第2日曜日です。積雪の恐れがある為、登山に適する季節は6月から10月中旬まででしょう。
- 川原坊コース
- 小田越コース
- 鶏頭山コース
- 門馬コース
- 平津戸コース
- 【名前】早池峰山
- 【住所】岩手県花巻市大迫町内川目
- 【電話】不明
岩手の詩人・石川啄木について学べる観光地「石川啄木記念館」
岩手出身の詩人・石川啄木をあなたはご存知ですか。岩手には彼の記念館があるので、石川啄木について学びながら観光をしてみてはいかがでしょうか。
石川啄木記念館は生誕100年を記念して1986年に建てられ、彼の理想の家である白い西洋風の家をモチーフに建設されました。
記念館では直筆書簡やノート、日記、遺品、写真パネルなどが展示されています。
- 【名前】石川啄木記念館
- 【住所】岩手県盛岡市渋民字渋民9
- 【電話】019-683-2315
- 【営業】9:00~17:00、月曜定休(祝日の際は翌平日)
- 【料金】大人:300円、高校生:200円、小・中学生:100円
レトロな佇まいの近代建築「岩手銀行旧本店本館」
レトロな近代建築を鑑賞したいという方にオススメなのが、岩手銀行旧本店本館です。
2012年に銀行としての営業を終了した岩手銀行本店本館は、赤レンガ造りが特徴的でありどこか異国の雰囲気があります。
建設者は東京駅を手掛けた辰野金吾であり、東北に残っている彼の作品は当建物のみとなっています。
現在は外観のみ見学可ですが、盛岡市保存建造物にも指定されている岩手銀行旧本店本館まで足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 【名前】岩手銀行旧本店本館
- 【住所】岩手県盛岡市中ノ橋通1-2-20
- 【電話】019-622-1236
ジュースで有名な観光地「小岩井農場まきば園」
ペットボトル飲料で1度は「小岩井農場」という文字を見たことがある人も多いのではないでしょうか。その小岩井農場は実際に農場を持っており、観光することが出来ます。
まきば園内では乗馬体験やバター作り体験、アーチェリー、まきばのクラフト教室など様々な体験をすることが出来ます。馬や羊と触れ合うことも出来るので、家族で行くと楽しいですね。
- 【名前】小岩井農場まきば園
- 【住所】岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
- 【電話】019-692-4321
- 【営業】9:00~17:00(GW中は営業時間が異なる)
- 【料金】大人:800円、子供:300円
岩手の地底湖を楽しめる観光地「龍泉洞」
岩手に来たのなら日本三大鍾乳洞の1つである、龍泉洞に行ってみてはいかがでしょうか。
洞内に住むコウモリと共に国の天然記念物に指定されており、奥から湧き出る水によって深い地底湖を形成しています。
公開されていない第4地底湖では水深120mであり、これは日本一の深さとなっています。公開されている第3地底湖では水深98mです。
- 【名前】龍泉洞
- 【住所】岩手県下閉伊郡岩泉字神成1-1
- 【電話】0194-22-2566
- 【営業】年中無休
- 【料金】大人:1,000円、小・中学生:500円
岩手を代表する世界文化遺産の観光地「中尊寺金色堂」
2011年に世界文化遺産に登録された「平泉の文化遺産」の内の1つである中尊寺金色堂。教科書にも載っていることから多くの人が1度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
金色に輝く金色堂は撮影禁止なので、ぜひ自らの目で見に行くのがオススメです。
- 【名前】中尊寺金色堂
- 【住所】岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
- 【電話】0191-46-2211
- 【営業】3/1~11/3:8:30~17:00、11/4~2月末:8:30~16:30
- 【料金】大人:800円、高校生:500円、中学生:300円、小学生:200円
岩と樹木のコントラスト!岩手の観光地「浄土ヶ浜」
自然の美しさを実感したい方には、浄土ヶ浜がオススメです。浄土ヶ浜は「さながら極楽浄土のごとし」と、感嘆されたことから名付けられたと言われています。
太平洋の荒波の浸食を受けた白い岩と松の緑、海の青のコントラストは絶景です。
さらに宮沢賢治もここに訪れ、「うるはしの海のビロード昆布らは寂光のはまに敷かれひかりぬ」という詩を詠みました。
- 【名前】浄土ヶ浜
- 【住所】岩手県宮古市宮町1-30
- 【電話】0193-62-2111
まとめ
岩手の観光スポットは、岩手出身の文化人ゆかりの地であったり、景勝地が多くあります。
龍泉洞や早池峰山などは地上よりも気温が低いので、冬よりも夏にオススメしたい観光地です。龍泉洞や早池峰山のように、岩手へ旅行に行く際は季節にあった観光地をオススメします。
景勝地は特に季節によって見せる表情移り変わっていくので、何度か行って違いを感じることも、旅の楽しみ方の1つかもしれませんね。