今回はベトナムの首都ハノイ旅行に行く際に、どれくらいの予算があれば足りるのかを解説していきます。
ベトナムの首都ハノイは政治と文化の中心地でホーチミンと2分される人気観光地です。ハノイはベトナムの歴史的な建物や、東南アジア、フランス、中国に影響を受けた様々な文化を楽しめます。
ベトナムは日本に比べて物価がかなり低いです。では一体どれだけの予算があれば問題なく旅行ができるのか解説していきます。ぜひ、読み進めてくださいね。
日本からハノイ旅行時の飛行機予算
日本からハノイ行きの直行便が出ている空港は、羽田空港・成田空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港の5つがあります。
ハノイ行きの航空券は年間平均で60,000円前後で購入ができ、最安値は6月で52000円程、最高値は12月で65000円程で購入ができます。
LCLを利用すると東京ハノイ間直行便でも往復30,000円から40,000円で購入することが可能になっています。
ハノイ旅行のおすすめホテルの予算
旅行プランを立てるとき次に決めるのはホテルですね。ゲストハウスの場合、格安ホテルの場合、高級ホテルの場合と3つに分けて紹介していきます。
- ゲストハウス:ホテル代を抑えたいのであれば、おすすめはゲストハウスです。1泊1人当たり600円からという驚異の価格で泊まれます。
- 格安ホテル:ホテル代は抑えたいけど個室がいいという方には、格安ホテルがおすすめです。1泊1人1,000円から3,000円程で泊まれます。日本でいう東横インぐらいのホテルになるので、これでもかなりコスパはいいですね。
- 5つ星ホテル:せっかくならいいとこで泊まりたいというあなたには、5つ星ホテルがおすすめです。1泊1人8,000円から12,000円程で泊まれます。完全なリゾートホテルですが、日本と比べると格安で泊まれます。
ホテル料金はピンからキリまであります。1泊2,000円ぐらいのホテルでも悪くはないので、4泊5日でも10,000円を切るぐらいの予算になります。
ハノイ旅行に行ったらこれを食べよう!食事予算
旅行で楽しいのはやっぱり食事ですよね。ベトナムといえばフォーやバインセオ、バインミーが有名です。
おすすめの店はエッセンスレストランです。この店はハノイで一番人気のレストランで、ベトナム料理が食べられます。単価は500円から2,000円とかなり安く、食事も美味しいと評判のお店です。
食事を抑えたいとのことでしたら、旧市街にあるナイトマーケットがおすすめです。300mに数百もの屋台がずらりと並ぶさまは圧巻です。200円程あればいろいろ食べられるので行ってみてはいかがでしょうか。
ハノイ旅行時の飲料水と予算
当たり前ですが、日本とは違い水道水は飲まないほうが良いです。ベトナムの水道水は浄水技術は未発達で衛生的に良くないため、現地人ですら腹を壊すと言われています。必ず市販の飲料水を購入して飲んでください。
飲料水はコカコーラ社の「DASANI」とネスレ社の「LaVie」などが売られており、1本500mlあたり20~50円程で購入することができます。
ちなみに氷についてですが、ベトナムではジュースやベトナムコーヒー、ビールに大量の氷を入れて飲むのが主流です。基本的には各店氷屋で買った氷を使っているのでそれなりに安全です。
ハノイで飲んでおくべきお酒と予算
旅行に行ったら現地のお酒を飲む楽しみがありますね。ベトナムはアジア圏で第3位のビール消費国と言われています。ハノイ産のハノイビール(42円)や日本のサッポロビール(60~80円)など格安で飲めます。
また、ハノイのもち米焼酎ネップモイ(500ml 70円程)やウォッカハノイ(700ml 400円程)、カカオの酒、ココナッツの酒など珍しい酒もあるのでぜひ飲みつくしてください。
ハノイで飲みに行くなら旧市街にあるターヒエン通りに行くことをおすすめします。ここは通称ビアホイ通りといい、酒とBBQとクラブが楽しめる夜に最適な場所です。
ハノイ旅行で行くべき観光地と予算
ここではハノイを訪れるなら行くべき観光スポットを紹介していきます。ハノイはベトナムの歴史に触れられる文化財が数多くあります。ここでは3つほど紹介しますね。
タンロン遺跡
タンロン遺跡は2010年以前までは軍が管理しており一般公開されることが無かったですが、世界文化遺産となってから一般公開されるようになった歴史的な建造物です。入場料は約140円になります。
(※2020年3月13日よりコロナウイルス感染防止のために閉鎖されているので、訪れるのなら収まってから行ってください)
セント・ジョセフ大聖堂
セント・ジョセフ大聖堂はフランス統治が始まった1886年に建設された教会になります。内装はヨーロッパ式の大聖堂で、ここがベトナムとは思えないほどの豪華なステンドガラスが出迎えてくれます。
入場料は無料ですが、開館時間が5:00~11:00,14:00~19:30までなので時間に気を付けて行ってください。周辺にはおしゃれなお店やカフェもありますので、ゆっくり休憩していくのもよいでしょう。
文廟
文廟は1070年にかの有名な孔子を祀るために建てられた廟で、ベトナム最古の大学でもあります。第一から第四までの門がありそのうち第三の門がベトナム紙幣に描かれている奎文閣(けいぶんかく)になります。
敷地内には孔子の像が祀られており、ベトナムの学生が合格祈願のために訪れています。ハノイ旅行では定番のスポットですが、しっかり歴史を学んでから行ったほうが楽しめます。
入場料は大人150円程、15歳以上75円程で15歳未満は無料で入場ができます。ユネスコ世界遺産に登録されているので、歴史好きな方はぜひ行ってみてください。
ハノイ旅行時の交通事情と予算
ハノイでの移動は基本的にタクシーになります。日本では利用できないGrabタクシーが盛んで出発地と到着地を入力すると近くにタクシーが迎えに来てくれるサービスです。インストールはこちらからできます。
通常のタクシーを利用する際は初乗り550m~880mで約55円程ですが、Grabを利用すると半分近い金額で移動ができるようになる。ちなみにハノイは電車や地下鉄が走っていません。
個人的におすすめな移動方法はバイクタクシーです。ベトナムはスーパーカブ天国といわれるほど原付バイクだらけの国です。ぜひ一度その凄さを体験してみてほしいです。バイクもGrabで呼べます。
ハノイ旅行での予算はこれぐらい
ハノイ旅行4泊5日の予算は、飛行機代60,000円、ホテル10,000円、食事+飲み物代6,000円、観光500円、移動費1,000円の78,000円程を想定しておくと問題なく過ごせることでしょう。
ハノイは物価がかなり安いので、旅行中は多少羽目を外しても問題ないでしょう。食事やお酒が安い国ではありますが、羽目を外しすぎてぼったくられないように気をつけてください。
ハノイ旅行おすすめの季節
ベトナムの季節は乾季と雨季に分かれており、旅行しやすいのは乾季の11月から4月までの6か月です。5月から10月の雨季は急なスコールが発生するなど旅行に行くには向いていませんので注意してください。
ハノイ旅行のベストシーズンは11月で平均最高気温は25℃で平均最低気温は17℃となっています。夏服で過ごしやすい気温になっていますので身軽な格好で旅行ができるでしょう。
さいごに
ハノイ旅行の予算としては30,000円+飛行機代を用意しておけば思う存分楽しむことができるでしょう。
予算をさらに抑えたい場合はLCCとゲストハウスでの宿泊を検討すると、国内旅行よりも安く旅行をすることができます。ぜひあなたに合った最適な旅行プランを立ててください。
因みにハノイは旅行客を狙った軽犯罪が多いので、シークレットバッグの活用や人込みで財布を極力出さないようする等心掛けてください。
旅行計画をしっかり立てて、安全で最適なハノイ旅行を過ごしてください。