ベトナムのホーチミンと言えば、日本から来る観光客も多いスポットです。ただ初めて行く方は、日本のように治安が良いのかどうか気になるところです。
海外旅行の際に、ニュースでよく見る犯罪などに巻き込まれたくないという方も多いでしょうが、ただどのように対策をとればいいのかわからないと思います。
そこで今回は、ホーチミンの治安情報と注意することを紹介します。これからホーチミンに旅行を考えている方は、是非とも参考にしてみてください。
ホーチミンの治安は実際はどうなのか?
東南アジアと言えば、治安に不安を感じることがあるかもしれませんが、ホーチミンは比較的に治安が良い地域です。
しかし、ホーチミンの中でも治安が悪い地域もあります。特にぼったくりやスリなどの犯罪が多く、日本人観光客でも被害にあっている人が多いです。
これはホーチミンに限らず、海外であればどこでも起きうるものです。次の章からは、ホーチミンの治安の良い地域、悪い地域、起こりうる犯罪情報を紹介します。
ホーチミンで治安が良い地域はどこなのか?
ホーチミンの中でも治安が良い地域として有名なところは、『グエンフエ通り』や『ドンコイ通り』です。この通りは、日本人観光客も多く、深夜遅くまでお店が開いているためです。
『グエンフエ通り』は、ホーチミンのメインストリートとして有名です。2017年から、アミューズメントパークが続々とオープンしており、スターバックスコーヒーや商業ビルなどで、連日観光客でにぎわっています。
またベンタイン市場から、徒歩で15分の距離にある『ドンコイ通り』も治安の良さで有名です。
多くの一流ホテルや、マジェスティックホテル、国営のオペラハウスや、有名ガイドブックに載っているレストランなどが多くあります。
ホーチミンで治安が悪い地域はどこのなのか?
ホーチミンの中でも治安が悪い地域として有名なところは、『サイゴン川沿い』や『チョロン』です。
まず最初に、ドンコイ通り近くの『サイゴン川沿い』ですが、貧困層が多く、観光客を狙った犯罪が異常に多いです。特に日本人はお金持ちだと思われているので、ひったくり事件や恐喝事件が多発しています。
そしてホーチミン市内にある『チョロン』も気を付けなければいけないエリアです。ここは、ホーチミン市内にある中華街のことで、チョロンに住むおよそ60%が中国人です。
個人商店で構成されており、深夜にお店が開いていないのがポイントで、そのため人気のない場所ではひったくりがものすごく多いので、注意しましょう。
日本と違うホーチミンの治安情報①:ひったくりや置き引き
ひったくりや置き引きが、日本に比べてとても多いのが特徴的です。
ひったくりに関しては、バイクを利用する人がベトナムでは多く、バイクの追い越しざまに財布や荷物、カバンなどを引き裂いたり、無理やりとって転倒させたりして、骨折をさせるなどの例があったりします。
また置き引きに関しては、ホテルのロビーに置いていた荷物や、空港など買い物をしているときに置いた荷物を取られることがあります。
そして自分の足元に置いていた荷物が、気付いたら置き引きされていることもあるので本当に注意が必要です。
日本と違うホーチミンの治安情報②:タクシー
ベトナムにはバイクタクシーと車のタクシーの2種類がありますが、共通して言えるのは高額の料金を請求されることが多いことです。
乗車前に料金を確認していたのに、降車時にトラブルが起きたり、自分が指定した場所よりもわざと遠回りして請求されたり、また走り出すとメーターが異常にあがるケースがあったりするなどトラブルが後を断ちません。
事前にホテルのフロントで相場を確認したり、ホテルから直接タクシーに乗ったりすることで、被害を最小限に抑えることができます。
日本と違うホーチミンの治安情報③:両替やおつりに注意
ベトナムの紙幣は桁数が多いので、それを逆手にとり、金額の桁数を増やして誘導したり、両替する金額もごまかしたりすることがあります。
日本人は桁数の多い紙幣に慣れていないので、すぐに気づけないパターンが多いです。
ベトナム人の中には日本人がお金持ちというイメージを持っている人が多いので、お金を騙し取るターゲットとして日本人は狙われやすいので気を付けましょう。
もらったお釣りをしっかりと確認して、計算をしっかりと行いましょう。
日本と違うホーチミンの治安情報④:スリに注意
スリには本当に注意が必要です。特に繁華街では、人が密集するのでスリが多発し、お金や携帯電話などの貴重品を盗まれるケースが多くなっています。
スリは、昼よりも夜に発生することが多いため、夜出歩く際には特に注意が必要です。
ホーチミンのチョロンやサイゴン川沿いなどは、貧困層やたくさんの国の人たちがいるので、人の入れ替わりも頻繁に起き、スリに遭っても気づけないことがあります。
貴重品やカバンは、自分の背後に持つのではなく、自分の見える側に持つこと、また必要最低限のものしか持っていかないなどの意識付けを行っていきましょう。
日本と違うホーチミンの治安情報⑤:横断歩道
日本の横断歩道は、信号があり青信号になれば歩道にいる人間が渡れるという当たり前の認識が、ベトナムでは通用しません。
とにかくベトナム、ホーチミン市内はバイクの交通量がすごく多いです。そのため、初心者の人が道を渡るときは最初は苦労します。
対策としては、バイクの流れが止まることを待つことや、慣れている人がいればその人と一緒に渡るなどです。
容赦なく、バイクが走ってくるので信号を渡るときは細心の注意が必要です。
トラブルにあった時はどうすればよいのか?
万が一トラブルにあった時は、ひとまず警察に相談をすることが大切です。
ただ、日本のようにお金やモノをなくして戻ってくる確率は極めて低いです。お出かけをする際には、必要最低限のものだけを持って外出をするように心がけましょう。
また何かあった際のベトナムでの緊急連絡先は以下の通りです。緊急時はこちらを使って連絡をしましょう。
- 警察:113
- 消防:114
- 救急:115
- ホーチミン警察:028-3920-0882
トラブルを未然に防ぐためには?
トラブルを未然に防ぐための方法として、まずは1人で夜に観光をすることは絶対にやめましょう。
日本のように、深夜まで開いているお店が少ないため、スリやひったくりが起きやすい状況になってしまいます。
もし夜に出かけるのであれば、複数人で人通りや街灯が多い場所で行動をするように心がけてください。
また現地のガイドの方などがいれば、現地の情報を共有してくれるので、情報収集を欠かさずに行いましょう。
【まとめ】ホーチミンの治安情報
今回は、ホーチミンの治安情報に関するものをまとめました。お出かけの際には、必要最低限に荷物をまとめていき、自分自身で身を守るようにしましょう。
海外旅行に行く際には、事前の準備が大切です。もしもの時のことを考えて、海外保険に入ることをおすすめします。またパスポートのコピーも取っておきましょう。
そしてより現地の情報を知るために、外務省の海外安全ホームページを確認することをおすすめします。これを見れば、感染症や危険地域の情報を見ることができます。
ぜひともこういうものを活用していき、より安全に旅行に行けるように努めましょう。