気を遣わず自分のペースで旅ができる「ひとり旅」。ゆっくりと観光スポットを散策できるのが醍醐味でもあります。
せっかくの一人旅、最高のロケーションで観光スポットを巡りたいですよね?この記事では、冬に訪れると最高のロケーションになる国内の観光スポットを20か所紹介しています!
冬にしか味わえない情景やイベントを紹介しているので、ひとり旅の参考にしてみて下さい。
出典:https://www.pakutaso.com/20180155011post-14750.html
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【北海道】
上川郡美瑛町『青い池』
北海道の中心部に位置する上川郡美瑛町。ここには、テレビや雑誌で紹介された、人気の観光スポットである『青い池』があります。
青い池では、11月から2月にかけての冬季限定で夜のライトアップを見ることができます。立ち枯れたカラマツに積もる雪とライトアップされた青い池は、冬にしか見ることのできない幻想的な光景ですよ!
夜のライトアップも幻想的ですが、朝の日の出に見る青い池も格別です。夜の静けさから一転、日の出とともに鳥の鳴き声が聞こえ始める早朝は、爽やかな一日の始まりを与えてくれるでしょう。
また、青い池から3キロほど離れた「白銀温泉郷」では、青い池の源流である「白ひげの滝」を見ることができます。滝から流れる青い川は、青い池とは違った「澄んだ青さ」を見ることができますよ!
函館市五稜郭町『五稜郭』
新選組の副長「土方歳三」が最期を迎えた五稜郭。幕末から明治維新という時代の移り変わりを象徴する貴重な史跡でもあります。人が歩んできた歴史をゆっくりと探索するのもいいですね。
五稜郭のすぐそばにある五稜郭タワーからは、星の形をした五稜郭を見下ろすことができます。また、12月から2月にかけて五稜郭の堀を電球で装飾する「五稜星の夢」を見ることができます。
電球で彩られた星形の五稜郭は、当時の戦いの激しさを忘れさせる美しい星となり、見る人を魅了することでしょう。
また、五稜郭から車で約20分、函館山ロープウェイに乗り、山頂から見下ろす函館の町は「日本三大夜景」として人気を博してます。冬しか見ることのできない雪で覆われた真っ白な函館の町を見るのもオススメですよ!
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【岩手県】
西磐井郡平泉町『中尊寺』
2011年に世界遺産に登録された中尊寺。奥州藤原氏ゆかりの地であり、平安時代には平安京に次ぐ日本で第二の都市となるほど繁栄した町でもあります。
建物の柱や屋根など、金を贅沢に使った国宝「金色堂」や数々の文化財は圧巻の一言です。冬にしか見れない雪化粧をした金色堂は、とても幻想的なので一見の価値ありです!
また、中尊寺から車で約5分、中尊寺と同じ世界遺産に登録されている「毛越寺(もうつうじ)」があります。1000年以上完全な状態で保存されている「浄土庭園」など、史跡巡りをすることができますよ!
一年を通して観光できますが、冬は積雪の多い地域ということもあり、雪の中の史跡巡りは同じ建物なのに違った印象を与えるのでオススメです!
盛岡市『盛岡城跡公園』
「日本百名城」に数えられる盛岡城跡公園。盛岡城の雄大さを物語る城の跡地の石垣は、現在は公園として開放されており、一年を通して観光スポットとして多くの人が訪れています。
11月~3月までの間は、公園内にある城跡の石垣がライトアップされています。春の桜も絶景で人気なのですが、石垣のライトアップは冬にしか行っておらず、幻想的な情景は春の桜にも負けないほどの絶景です!
また、盛岡城跡公園内には、江戸時代に建てられた土蔵などの歴史的建造物や、石川啄木や宮沢賢治の文学碑があるので、公園を散策するだけでも楽しむことができます。
2月には、盛岡城跡公園内で大小さまざまな明かりを灯した雪像が立つ「盛岡雪あかり」が開催されます。盛岡市内で全10か所で行っているので、すべての会場を回ってみるのもいいですね!
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【山形県】
山形市蔵王温泉『蔵王ロープウェイ』
山形の冬といえばスキーリゾートや温泉街がある「蔵王」が有名ですね。蔵王温泉にある蔵王ロープウェイは、スノーモンスターと呼ばれる「樹氷」を見下ろせる絶好の観光スポットです!
木に雪や氷が張り付いてできる樹氷は、今にも動き出しそうなスノーモンスターへと変貌します。夜にはライトアップされ、蔵王は幻想的な空間へと変わっていきます。
ナイトクルーザーに乗って、ライトアップされた樹氷を間近で見られる「樹氷幻想回廊ツアー」といったイベントもあるので参加してみてはいかがでしょう。
樹氷の観光が終わったら、蔵王温泉で体を温めるのも冬ならではの楽しみ方ですよ!
尾花沢市『銀山温泉』
大自然を肌で感じるのも旅の醍醐味の一つですが、日常では決して味わえない非日常の気分を味わうのも旅の楽しみ方の一つではないでしょうか。
銀山温泉は、大正時代から昭和初期に建てられた木造の宿が立ち並ぶ温泉街です。街路に立ち並ぶガス灯と木造の宿は、まるで大正時代にタイムスリップしたかのような非日常の気分になれますよ。
豪雪地帯であるため、冬になるとあたり一面は白銀の世界に。温泉から出る湯気と独特な光を灯すガス灯は、雪に覆われた銀山温泉の街並みを幻想的にしてくれます。
温泉だけでなく、銀坑洞やこうもり穴などの洞窟や、白銀の滝や河鹿橋といった観光スポットもたくさんあるので、温泉街を散策してみるのもいいですね!
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【栃木県】
足利市迫間町『あしかがフラワーパーク』
春にはチューリップ、夏にはスイレン、秋にはアメジストセージ、冬にはボタンといった四季折々の花を見ることができます。
あしかがフラワーパークでは、10月から2月にかけて関東三大イルミネーションに選ばれるほどのイベント、「光の花の庭」が行われます。
光の花の庭は、あしかがフラワーパーク全体をイルミネーションで飾ったもので、クリスマスや年越しなどシーズンに合わせて装飾が変わる冬の期間にしか体験できないイベントです!
あしかがフラワーパークの目玉でもある、樹齢100年を超える大藤にもイルミネーションの装飾が施されますよ!冬にしか味わえない一大イベント。日常を忘れて花と光を楽しむ旅というのもいいですね!
日光市湯西川『湯西川温泉』
日光の温泉といえば鬼怒川温泉が有名ですが、冬に訪れたいオススメの日光の温泉地は湯西川温泉です。
1月~3月まで行われている「湯西川温泉かまくら祭」は日本夜景遺産に認定される一大イベント!湯西川の町に点在する全7箇所の会場は地元の人でも一日で回りきれないほどです。
中でもオススメは、沢口河川敷のミニかまくらです。地元の人が作った1000個を超えるミニかまくらは、夜になるとライトアップされ、その光景は絶景の一言に尽きます。
温泉街もイルミネーションが施されていたり、かまくらがあったりと幻想的な雰囲気に包まれています。のんびりと宿泊をしながら湯西川かまくら祭を堪能したいですね!
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【石川県】
金沢市兼六町『兼六園』
石川県の一番有名な観光スポットである「兼六園」。「日本三大庭園」の一つとして、国内・国外から大勢の観光客が訪れます。
雪に覆われた庭園は絶景なため、冬に訪れるのがオススメです。園内にある「徽軫(ことじ)灯籠」は撮影スポットして有名で、数々のポスターに載るほど。あなたもカメラマンとして撮影してみてはいかがでしょう。
また、兼六園の隣には金沢城があるので、併せて観光をするのもいいでしょう。織田信長の命を受けて建てられた金沢城は、前田利家といった有名な大名が居城していた由緒ある城です。
金沢市に着いたら、兼六園に立ち寄る前に日本で唯一「世界で最も美しい駅」に選ばれた金沢駅を観光するのもいいですね!
金沢市上近江町『近江町市場』
史跡めぐりも旅の楽しみ方の一つですが、食べ歩きの旅もいいですね!石川県の冬はカニ漁が盛んで、近江町市場にはたくさんのズワイガニが並びます。他にも、ブリや甘えび、アンコウなども!
北海道にも負けない食の宝庫である冬の石川県を、金沢の町で堪能してみてはいかがでしょう。
魚介以外にも、金沢のブランドである「加賀野菜」や「能登牛」も近江町市場で堪能することができるので、満足のいく食の旅ができますよ!
近江町市場も金沢駅から近いので、金沢駅を観光してから近江町市場へ足を運ぶのもいいでしょう。
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【三重県】
桑名市長島町『なばなの里』
ナガシマリゾート内にある日本最大級のフラワーパーク「なばなの里」。10月~5月まで行われている「ウィンターイルミネーション」は、「イルミネーションランキング」で3年連続1位を獲得するほどです!
日本の情景をイルミネーションで表現する様子は、まさに奇跡の絶景といえるでしょう。他にも、水上のイルミネーション「光の大河」や、200mにも及ぶ「光のトンネル」も一見の価値ありです!
東京ドームに匹敵する広さの「花ひろば」や、さまざまなバラを目や香りで楽しめる「バラ園」、カフェやレストランもあるので一日遊ぶことができます。
なばなの里から車で約10分。同じナガシマリゾート内にイチゴ狩りが楽しめる「ナガシマファーム」があるので、足を運んでみるのもいいですね!
伊勢市豊川町『伊勢神宮』
世界的にも有名な観光スポット伊勢神宮。パワースポットとして年代問わず多くの観光客で賑わっています。冬の伊勢神宮といえば、元旦の初日の出が有名で、その美しさは初詣に訪れる多くの人を魅了しています。
年に一度しかない冬のイベントともいえる元旦の初日の出、ぜひ伊勢神宮で拝みたいものですね!
豊受大御神を祀っている外宮(豊受大神宮)から、天照大御神を祀っている内宮(皇大神宮)の順で参拝すると縁起がいいとされていますよ!
また、伊勢神宮のすぐ前に位置する「おかげ横丁」は、三重のグルメを堪能できたり歴史を感じさせる建物が並んでいるので、併せて観光するのもいいでしょう。
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【京都府】
京都市左京区『貴船神社』
平等院鳳凰堂や銀閣寺、伏見稲荷大社といった観光スポットが多数ある京都ですが、冬に訪れたい観光スポットとして「貴船神社」をオススメします!
毎年1月~2月の間、雪の積もった日のみ、夕方から20時まで参道にある灯篭がライトアップされます。銀世界の中にあるライトアップされた灯篭は、冬の限られた時期にしか見れない貴重な情景ですよ!
灯篭のライトアップは、当日の15時までに貴船神社の公式サイトやFacebook,twitterでアナウンスされるので、訪れた際には欠かさずチェックするようにしましょう!
また、貴船神社から徒歩で約10分。鞍馬天狗でお馴染み、鞍馬神社や鞍馬山があるので、併せて観光してみてはいかがでしょう。
京都市北区『金閣寺』
金に覆われた建物はいつ見ても壮観なのですが、冬にしか見れない雪の降った銀世界にたたずむ金閣寺は格別の美しさです。一年に数回しかない積雪の日に見る金閣寺は、とても貴重な情景です。
金閣寺に立ち寄った際に必ず見ておきたいのは、芦原島の池の水面に映る金閣寺でしょう。雪の積もった小さな島と松の木、そして透き通る池に反射された金閣寺は幻想的ですよ!
また、施設内には1500年代の建物である「庫裏」や、江戸時代に建てられた茶室「夕佳亭」など、見どころは沢山あります。歴史のある金閣寺、冬に訪れる一人旅で、ゆっくりと史跡散策を楽しみたいですね!
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【岐阜県】
大野郡白川村『白川郷』
積雪対策のためにかやぶき屋根が急勾配になっている「合掌造り」。現代ではほとんど見られない建物ですが、白川郷には合掌造りの古民家が集落として立ち並んでおり、世界遺産に登録されています。
1月~2月の間に数回、集落にある合掌造りの古民家がライトアップされます。公式HPでライトアップの日時の情報を公開しているので、確認してから訪れましょう。
白川郷から徒歩10分、天守閣展望台からは白川郷を一望することができます。天守閣展望台から見る、銀世界に立ち並ぶ古民家がライトアップされる様は、とても幻想的です!
ライトアップされていなくても、今もそこに生活している古民家から漏れ出る日常の光はとても美しく、一見の価値ありですよ!
高山市『飛騨高山の街並み』
城下町として栄えた当時のまま、時代を感じさせる木造の建物が立ち並んでいます。飛騨高山へ訪れると、江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になります。
飛騨高山の街並みにある建物の黒と雪の白は、対照的な色をしていてとても奇麗です。そして、飛騨高山へ訪れた際に一度は足を運んでもらいたいのは、飛騨高山の街のシンボル「中橋」。
朱色の橋は季節に合わせてライトアップされており、特に冬でしか見れない橋の朱と雪の白がライトアップされた様は絶景です!
飛騨高山の街の周辺には、日本三大朝市の一つ「宮川朝市」や、江戸時代の大名などが務める役所の「高山陣屋」があるので、一日いても飽きることがありませんよ!
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【熊本県】
阿蘇郡南小国町『黒川温泉』
黒川温泉は、今では日本有数の温泉地として有名ですが、1980年代までは知名度のない温泉地でした。当時の旅館の二代目達は温泉地の魅力を伝える努力をし、現在は日本有数の温泉地となったのです。
そんな黒川温泉は、冬に訪れたい観光スポットでもあります。12月~3月の間は、温泉街に竹細工で作った灯篭が設置され、柔らかな光は温泉街を幻想的な空間に変えてくれます。
「湯あかり」と呼ばれるこのイベントは、冬の期間のみ体験できるので、冬に黒川温泉に訪れる際は、温泉と幻想的な街並みを楽しめることでしょう。
温泉街には飲食店や雑貨を売っているお店があるので、温泉街を散策してみるのもいいですね!
阿蘇市一の宮町『古閑の滝』
冬にしか見ることのできない自然現象の一つに、滝が凍る「氷瀑」があります。古閑の滝は毎年冬になると阿蘇谷から流れる冷風によって100mもの氷瀑ができます。
見上げるほどの巨大な滝が凍った様は、まさに圧巻です!比較的温暖な西日本で、これほどまでの氷瀑を見ることができるのは古閑の滝くらいでしょう。
また、1月~2月の間は氷瀑がライトアップされ、昼に見る氷瀑とは違った幻想的な光景を見ることができますよ!
付近の駐車場から古閑の滝までは約600mほどあるので、歩きやすい格好で出かけるようにしましょう。
冬に訪れたい!ひとり旅におすすめの観光スポット【沖縄県】
那覇市首里金城町『首里城公園』
過去4度に渡って消失するも、見事に復元された首里城。日本と中国の文化が融合した首里城は、沖縄でしか見ることのできない世界遺産に登録された城です。
冬でも温暖な沖縄は、天気のいい日には半袖でも過ごせるちょうどよい気候です。夏と比べて観光客も少ないので、過ごしやすい環境でゆっくりと首里城を散策してみてはいかがでしょう!
首里城内のオススメのスポットとして、国王にとっての神聖な場所であった首里城の東側を散策してみてはいかがでしょう。
東側には、国王がなくなった際に一時的に安置する霊廟「寝廟殿」や、城下の町を一望できる物見台「東(あがり)のアザナ」があります。物見台から見る城下は絶景ですよ!
中頭郡北谷町『美浜アメリカンビレッジ』
沖縄を楽しみつつも、異国の文化も楽しめる贅沢なリゾート施設「美浜アメリカンビレッジ」。アメリカを意識した街並みは、訪れる人を開放的な気分にさせてくれます。
美浜アメリカンビレッジは、11月~1月までクリスマスムードに包まれ、イルミネーションが施されます。南国で迎える一風変わったクリスマスを体験してみてはいかがでしょう。
施設内には、ビーチやショッピングモールもあるので、一日遊べるリゾート施設になっていますよ!
また、近年は撮影スポットとして注目を集めている観光地なので、お気に入りの写真を撮ってみてはいかがでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回紹介した、冬にひとり旅で訪れたい観光スポットをまとめてみます。
- 【北海道】上川郡美瑛町『青い池』
- 【北海道】函館市五稜郭町『五稜郭』
- 【岩手県】西磐井郡平泉町『中尊寺』
- 【岩手県】盛岡市『盛岡城跡公園』
- 【山形県】山形市蔵王温泉『蔵王ロープウェイ』
- 【山形県】尾花沢市『銀山温泉』
- 【栃木県】足利市迫間町『あしかがフラワーパーク』
- 【栃木県】日光市湯西川『湯西川温泉』
- 【石川県】金沢市兼六町『兼六園』
- 【石川県】金沢市上近江町『近江町市場』
- 【三重県】桑名市長島町『なばなの里』
- 【三重県】伊勢市豊川町『伊勢神宮』
- 【京都府】京都市左京区『貴船神社』
- 【京都府】京都市北区『金閣寺』
- 【岐阜県】大野郡白川村『白川郷』
- 【岐阜県】高山市『飛騨高山の街並み』
- 【熊本県】阿蘇郡南小国町『黒川温泉』
- 【熊本県】阿蘇市一の宮町『古閑の滝』
- 【沖縄県】那覇市首里金城町『首里城公園』
- 【沖縄県】中頭郡北谷町『美浜アメリカンビレッジ』
一度は訪れたことがある場所でも、冬に訪れると違った情景を見ることができます。今回紹介した場所は、どこも冬に訪れると幻想的な場所なので、一度足を運んでみてはいかがでしょう。
また、気を遣わず自分のペースで旅ができるのがひとり旅の醍醐味なので、ゆっくりと観光スポットを散策してみるのもいいですね。あなたの旅が、素敵なものになることを祈っています!