離島と聞くと、あなたはどこを思い浮かべますか?やはり沖縄の青い海と空でしょうか?日本には実は、沖縄以外にもたくさん離島があります。
都会から離れ自然豊かな離島で、日常からかけ離れた世界・・きっと心身ともにリフレッシュすることができるはずです。
今回は日本全国のおすすめの離島を、ほんの一部ですがご紹介していきます。気になる離島があったら、是非足を運んでみてください。心にのこる景色が広がっているはずですよ。
(トップ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/979323?title=%E3%80%90%20%E6%B2%96%E7%B8%84%20%E2%98%86%20%E6%B5%B7%20%E3%80%91)
日本最北端の離島!おすすめ観光スポット!礼文島(北海道)
礼文島は、稚内市の西方60キロメートルの日本海に位置する最北の離島です。
夏には300種もの高山植物が咲き乱れます。ここ礼文島でしか見ることができない花々もあります。
西海岸は断崖絶壁が連なっていて、大陸から切り離された大昔の自然がそのまま残されており、圧倒的な景色に息を飲むことでしょう。
サイクリングで島を巡れば自然を直に肌で感じることができておすすめです。ウニやホッケが美味しい!礼文島のウニを食べたら、他では食べられなくなってしまうくらいですよ!
日本最北端の地の礼文島。高山植物が咲き乱れ、自然が手付かずのまま残ったこの地は夕日が沈み夜になると、夜空の光を遮るものは何もありません。(灯台の光がちょっと邪魔ですが・・)
空気がきれいな礼文の空には無数の星が広がります。あまりにも星がたくさん見え過ぎて、星座を結ぶのが難しいくらいです。運が良ければオーロラが見えることも!天然のプラネタリウムを是非堪能してくださいね!
離島の自然を満喫できるおすすめ観光スポット!利尻島(北海道)
利尻島と言えば、やはり象徴の利尻富士でしょう。島のシンボルともなっている利尻山は標高1721mで、北の秀峰としては1番の高さです。
その利尻富士を中心に、島内には自然を満喫できる観光スポットが満載です。仙法志御崎公園の、海の中には、野生のゴマフアザラシが居住しています。運が良ければ出会えるかも!
利尻島は、映画【北のカナリアたち】の舞台になりました。教え子たちと花畑で「あの青い空のように」を歌う印象的なシーンは、富士野園地で撮影されました。
富士野園地
小笠原諸島の美しい離島!おすすめ観光スポット!南島(東京都)
南島は、父島の南西にある無人島です。2003年(平成15年)からは自然保護の観点により観光客の入島に際してルールが定められました。
島には桟橋など港はありません。船で島南側の大きな入り江(鮫池)に乗り入れて島に降り立つか、西側の小さな入り江(扇池)からカヤックまたは泳いで上陸するしか方法がありません。
自然を守るために個人での入島は制限されています。東京都自然ガイドが同行しないと入島できません。ルールをご紹介しておきます。
- 毎年冬の時期の約3ヶ月(11月初旬〜2月初旬)は入島禁止期間
- 1日の最大入島者数は120人限定(100人から120人に変更されました。)
- 決められたルートを歩く(植物を踏み込まない様に足場になる埋められた石の上を歩くルールになっています。)
- 島に外来植物を持ち込まないよう入島時、靴を海水で洗い流す。
- 島の物を持ち出すことはできない。
- 滞在は2時間以内。
2008年3月28日に「小笠原南島の沈水カルスト地形」の名称で国の天然記念物に指定されました。そのため自然を守るためのルールが徹底されているわけです。
美しく、透明度が高い海はスノーケリングがおすすめです。また、イルカやクジラに出会えるツアーがあったりと海の生き物たちを身近に感じることができます。
人数の制限がされたり、ルールが設けられたりと制約があって「面倒」と思うかもしれませんが、それは自然を守るためにあるルールです。海が荒れれば入島もできません。
制約は多いものの、なかなか立ち入ることができない島だからこそ行ってみてほしいです。みなさんの努力のおかげで美しい島が存在し続けるのですから。
神話が息づく離島!おすすめ観光スポット!沼島(兵庫県)
沼島は、灘の沖4.6kmにある、周囲10kmの孤島です。東南海岸には見る人を驚かせる岩が多く、「上立神岩」 「屏風岩」「あみだバエ」などの奇岩が点在しています。
神話の伝説がある沼島。奇岩が神秘的に感じます。上立神岩は、高さ約30mの矛先のような形をした岩で、沼島のシンボルの上立神岩です。
上立神岩の中央部がハート型にくぼんでいて、夫婦円満・恋愛成就のシンボルとされ、カップルも多数訪れているようですよ。
くにうみ神話の島 沼島
「古事記」、「日本書紀」の神代巻、いわゆる“記紀神話”によると、天つ神がイザナギの命、イザナミの命の二神に神聖な沼矛(ぬぼこ)を授け、国造 りを命じました。この二神は、まず、天の浮橋に立ち、授かった矛で、混沌とした世界をかき回しました。潮をゴロゴロと鳴らし、引き上げた矛の先から、落ち た雫が固まって島となりました。これがオノコロ島です。この島にイザナギ・イザナミの二神が降り立って、夫婦の契りを結び、御柱と宮殿を建て、国土造成を されました。その舞台であるオノコロ島が、沼島となされています。
ただ、このような国生みの舞台としては、沼島のほかに淡路島内で5ヵ所、全国では10ヵ所を超える候補地があります。なかでも沼島が最有力候補地とされています。
引用:http://nushima-yoshijin.jp/see-know
離島であるのに神話が息づく沼島らしく、弁財天神社・神宮寺・沼島八幡宮・おのころ神社・山の大神社など神社やお寺などが多く存在します。島全体がパワースポットのような島ですよ。
可愛らしい海の離島!おすすめ観光スポット!蒲郡竹島(愛知県)
蒲郡のシンボルである「竹島」は三河湾に浮かぶ、周囲約680メートル、面積約1万9000平方メートルの島です。島へは「縁結びの橋」と呼ばれる387メートルの竹島橋を渡っていきます。
島には65科238種の高等植物が自生していて、島全体が国の天然記念物に指定されているんです。様々な貴重な花々と出会うことができますよ。島は1週30分ほどで回ることができ、手付かずの自然が楽しめます。
また、竹島海岸は日の出の絶景スポットとしても有名で毎年初詣と初日の出を楽しむ人が大勢足を運びます。
島の中央部には、日本七弁財天のひとつであり、開運・安産・縁結びの神を祀った「八百富神社」があります。三河雀という書物には、江の島・竹生島・厳島と共に、日本七弁天の中に挙げられています。
暖帯林に囲まれ自然豊かな竹島の地に降り立って、四柱の御祭神のパワーを感じながらゆっくり散策してみてはいかがですか?
自然と伝統の離島!おすすめ観光スポット!隠岐の島(島根)
隠岐の島は島全体が隠岐ユネスコ世界ジオパークにも登録されている離島です。雄大な自然や美しい夕日、遊覧船で巡る海の旅や神秘の神社など見どころいっぱいな離島です。
夕日の名所のローソク岩は人気の観光スポットです。日が落ちて島の先端に夕陽が重なる時、まるで1本の巨大なローソクに火がともったように輝くのですが、その姿は圧巻ですよ。
隠岐の島はとにかく雄大な自然が多く存在して、樹齢600年のかぶら杉や800年の岩倉の乳房杉(ちちすぎ)など迫力満点です。
壇鏡の滝(たんぎょうのたき)は、高さ40mの左右から雄滝・雌滝が流れ落ちる迫力満点な滝です。雄滝は、裏側から見ることができるため「裏見の滝」とも呼ばれています。
「日本の滝百選」「全国名水百選」に選ばれていて、島のパワースポットとしても有名な滝なんですよ。
牛突き(うしつき)は日本最古で約800年の歴史を持つ伝統文化です。約800年前、隠岐へご配流となった後鳥羽上皇を慰めるために島の人々が始めたのが起源とされています。
全国的においても少なくなってしまった闘牛の伝統。年に3回の本場所をはじめ、島の観光イベントなどで観ることができますよ。
壮大な自然と、伝統が色濃く残る離島の隠岐の島。まだまだ、素敵な観光スポット盛りだくさんですよ!実際に足を運び、ご自身の目で見て確かめてみてくださいね。
猫好きにはたまらない離島!おすすめ観光スポット!青島(愛媛)
愛媛県の青島は最近、SNSで「猫の島」として話題になっているおすすめの離島です。東京ドームとほぼ同じ面積の小さな島には、島民15名に対して、猫が100匹以上も生息しているとか。
画像を見てもわかるように猫猫猫。本当に猫だらけです。猫好きにはたまりませんね。
JR伊予長浜駅前にある長浜港から連絡船「あおしま」に乗船し、約35分で青島港に着きます。一日2便(片道680円)ですが、最近では人気が高まり定員オーバーで乗車できない場合もありますのでご注意を!
壮大な自然を堪能!おすすめ観光スポット!屋久島(鹿児島)
屋久島は面積504.29 km周囲130kmの円形に近い五角形をしている島です。鹿児島県の島としては奄美大島に次いで2番目の大きさの島です。
屋久島といえば、宮崎駿監督の「もののけ姫」のモデルにもなっています。シシガミやオコトヌシが出てきそうな森ですよね。
豊かで美しい自然が手付かずの状態で残っている屋久島。島の90%が森林で屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%にあたる107.47kmがユネスコの世界遺産に登録されています。
とにかく、自然のスケールが桁違い!苔の森も、屋久杉の森の壮大さも圧巻ですが海も美しくダイビングもおすすめです。また星空は格別。離島の夜空をどうぞご堪能ください。
神が宿る離島!おすすめ観光スポット!大神島(沖縄)
自然の神様に愛された島と言われる「大神島」。沖縄でも有数のパワースポットが集中する島です。宮古島から4kmの場所に位置している人口26人(2016年現在)の小さな島です。
大神島の沿岸沿いでは、自然が作り上げた造形美の「ノッチ」はとってもユニーク。まるで木やキノコのような形をしています。
島の隆起によって地表から転がり落ちた岩が、波の浸食で根元が少しずつ削られ、今のような奇妙な姿になったのです。
美しくい大神島の海はサンゴ礁や熱帯魚が多く生息していて、シュノーケリングでとびきり美しいサンゴ礁に出会うことができますよ。
大神島の聖域を守るためにルールがあります。島の神祭行事の日には立ち入り禁止区域がありますが、島への入島は可能です。
- 聖域はみだりに入ることが禁止されています。
- 島の自然を壊したり持ち帰ったりしてはいけません。
大神島のおじいの観光ガイド
島民以外の立ち入りが禁止されている聖地が多く存在しているため、島のことを詳しく教えてくれる「島のおじいによる大神島観光ガイド」(約90分)2,000円を予約した方が安心です。
青い海と白い浜辺が魅力のおすすめな離島!宮古島(沖縄)
宮古群島は大小8つの島(宮古島、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、水納島)からなり、宮古島が最も大きく、群島の中心となっています。
圏域の総面積は226.48k㎡で、県土総面積の約10%を占めています。宮古圏域の海岸延長は、約222.9 ㎞です。宮古島の周囲をとりまく海は群を抜いた美しさで、「宮古ブルー」と呼ばれるほどです。
宮古島にかかる3本の橋は、「池間大橋」「伊良部大橋」「来間大橋(くりまおおはし)」があり、これらの橋は青い海の上を走っていくのでドライブには最高です!
美しい海と言えばやはり、ダイビングがいいでしょう。透明度が高く美しいサンゴ礁や、熱帯魚を見ることができます。宮古島には白い浜辺があり、青い海と白い浜辺の景色は圧巻ですよ。
宮古島は半島、湾入、砂浜などの変化に富んだ美しい景観が魅力です。手付かずのままの自然はきっとあなたの心を癒してくれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?おすすめな日本の離島をご紹介してきました。「離島」と言うとどんな景色が浮かびますか?日本には北海道から沖縄まで離島がたくさんあります。
北海道の海、東京の海、南の島の海。それぞれ素敵な表情で私たちを出迎えてくれますよね。島全体がパワースポットだったり、世界遺産として登録されている離島だったりと見どころは様々です。
あなたのお気に入りの離島を是非見つけてみてください。自然と海が今まで見たことのない表情できっとあなたを迎えてくれるはずですから。