やっぱり雪景色は美しいですよね。日本にはたくさん美しい雪景色スポットがあります。雪に音が吸収されてなんとも幻想的な世界が広がります。
寒い思いをしてもやはり見たい!でも、雪景色どんなところがあるのか?そんなあなたに、日本全国のおすすめの雪景色のスポットを10箇所ご紹介していきます。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/雪-冬景色-3436068/)
美しい水面と雪景色が幻想的なスポット 青い池【北海道】
北海道美瑛町にある「青い池」は、アップル社が壁紙の一つに採用したことでも話題になりました。
もちろん、夏の青々とした木々と水面のエメラルドグリーンが本当に美しいのですが、冬、雪景色の青い池もまた格別!雪をまとった冬の木々と水面の青のコントラストも最高に素敵です。
「青い池」は、硫黄沢川や白ひげの滝から流れるアルミニウムを含んだ水と、美瑛川とが混ざりあって「コロイド」という粒子が生まれ、そのコロイドに太陽光が混ざり水面が青く見えるのです。
冬には、「青い池」がライトアップされます。様々な照明パターンがあり、「青い池」を芸術的に表現しています。
【令和元年度】 令和元年11月1日(金)から令和2年4月30日(木)まで
- ライトアップ時間
2019年11月1日(金)~12月31日(火) 午後5時から午後9時まで
2020年1月1日(水)~2月29日(土) 午後5時30分から午後9時まで
2020年3月1日(日)~3月31日(火) 午後6時から午後9時まで
2020年4月1日(水)~4月30日(木) 午後6時30分から午後9時まで
ガス燈と雪景色がロマンティックな小樽運河【北海道】
小樽運河は、全長1,140 mあり、幅は臨港線沿いは20 mです。1923年(大正12年)に完成しました。小樽港の荷を倉庫の近くまで運ぶために建設された水路です。
そのため、小樽港は北海道開拓の玄関口として発展しました。運河に沿って、石造りの倉庫群や歴史的建造物などが点在しています。
夕暮れ時になると63基のガス燈の火が点灯。雪景色と運河と夕陽がなんともいえない趣があり、ロマンチックな雰囲気をかもしだします。
小樽運河には倉庫を改築したレトロなレストラン、オルゴール館など倉庫に調和した建物が並んでいます。その建物と良く合う小樽運河の冬景色は、うっとりするくらい美しいのです。
豪雪の雪景色スポット八甲田山!雪の回廊も見もの!【青森】
八甲田山は青森県南側にある日本百名山の一つです。八甲田山の周辺は世界でも有数の豪雪地帯の一つ。とにかく一面の雪景色です。
ロープウェイで樹氷を眺めながら、八甲田山の雪景色を見ることができます。とにかく寒いので防寒対策は万全にしていきましょう。
驚くほどの高さ!迫力満点の雪の回路
雪の回廊は雪が崩れないように垂直に除雪していくことで出来上がります。八甲田では国道103号線 通称「八甲田十和田ゴールドライン」の「谷地」と「酸ヶ湯」を結ぶ区間が一番見事に出来上がります。
道路が開通する4月1日を目指して3月から除雪が始まり、除雪されたばかりの雪の回廊は八甲田のどの地区よりも高く垂直に伸びていくのです。
八甲田の雪の廻廊は毎年3月30,31日の2日間「八甲田ウォーク」と称して八甲田十和田ゴールドラインの谷地~酸ヶ湯間がプレオープンします。そして、4月1日から一般車両の通行も可能となります。
一番見ごたえがあるのは、やはり開通から10日ほどでしょうか。GWまで見れますが、そのころには人の背丈ほどぐらいになってしまいます。早めに見に行った方が迫力の回廊を見ることができますよ。
幻想的な雪景色スポット!横手のかまくら祭 【秋田】
秋田でも降雪量の多い横手市で、毎年2月に開催されるのが「横手の雪まつり」です。2月15・16日には、高さ約3mもの雪のやしろ「かまくら」が市内全域に約100基も作られます。
当日は、かまくらの中で甘酒やお餅などが振る舞われ、訪れる人を温かく迎えてくれますよ。
横手南小学校校庭と蛇の崎川原を会場に約2,000個の「ミニかまくら」が、地元の人や子どもたちによって作られます。
夜になると内部にろうそくが灯されます。一つ一つにろうそくが灯ると、なんとも幻想的な世界に包まれます!
雪景色の中のオレンジ色の光がとても優しく癒されること間違いなしです。
圧巻の雪景色スポット!山形の樹氷【山形】
山形の樹氷は、シベリアからの季節風がアオモリトドマツの群生に衝突して凍りついたもので、人体に似た形状から「スノーモンスター」とも呼ばれています。
出現時期は12月〜3月で2月にピークをむかえます。樹氷はまさに雪の芸術です。夜にはライトアップされて日中の雰囲気とはまた違った幻想的な世界が広がります。
ロープウェイのナイトクルーザー号に乗って、間近で樹氷を見ることができますよ。2018年は12月22日から2019年3月3日まで運行されました。
夜間の山頂付近は、マイナス10度以下になりますので防寒対策を万全にして臨みましょう。
雪景色に映える大正時代の建物が魅力の銀山温泉【山形】
銀山温泉は、大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の宿が並んでいる温泉街です。まるで大正時代へタイムスリップしたような気分になりますよ。
「能登屋旅館 木戸佐左エ門」や「旅館 永澤平八」などと屋号が大きく書かれた漆喰(しっくい)の看板が目を引きます。
夕暮れ時になるとガス燈がともり、雪景色とよく合ってロマンチックな空間を演出してくれますよ。
温泉街には共同浴場が2ヵ所あり、日帰りでも気軽に銀山温泉のお風呂が楽しめます。石畳の歩道沿いには足湯「和楽足湯(わらしゆ)」もあるので、冷えた身体を温めながら銀山温泉の雪景色を楽しむのもおすすめです。
雪景色と宿場の建物が織りなす絶景ポイント!大内宿【福島】
「大内宿」は会津城下と下野の国を結ぶ、会津城下から3番目の宿駅として整備された宿場町です。茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並ぶ同集落の通称が「大内宿」です。
1981年(昭和56年)に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、福島県を代表する観光地の1つとなりました。
雪景色に染まった大内宿は一段と絶景です。夜になると一面白銀の世界にオレンジの灯りがともり、幻想的な景色を見ることができます!寒いですが夜の雪景色は絶景ですよ。
迫力満点なスポット! 諏訪湖の御神渡り【長野県】
長野県の諏訪湖は湖周15.9kmもの広さを誇る湖です。諏訪湖は、一年で一番寒い大寒のころに全面結氷するのですが、その氷の厚さは10cm以上になると言われています。
氷点下10℃くらいの日が続くと、湖面の氷が山のように盛り上がる現象が起こります。これが「御神渡り」です。
南岸から北岸へかけてできるため、諏訪神社、上社の男神が下社の女神へ通った恋の道であるというロマンチックな言い伝えもあるんですよ。
御神渡りの高さは50cmから1mほどになり、長さは数キロメートルにもおよび山のように裂けていきます。最近は気象条件が合わずなかなかこの御神渡りが発生しない年が多く、見れたらご利益がありそうですよね。
灯篭と雪景色が幻想的なオススメスポット!貴船神社【京都府】
貴船神社は恋愛成就、縁結びの神様として有名な神社です。神水に浸すと文字が浮かんでくる水占いみくじが人気です。
そんな貴船神社は、参拝するだけではなく「雪景色」もおすすめなんですよ。
中でも、2015年から開催されている「夜の雪見特別参拝・積雪日限定ライトアップ」は、とても幻想的です。今では貴船神社の有名なイベントとなり、寒さの中多くの人が貴船神社を訪れます。
途中に、誰かが作った雪だるまがそっと置いてあったりして、それがまた雪景色の貴船神社にマッチして風情にさえ感じます。雪の白と、神社の赤がなんとも色鮮やかで美しいです。
合唱作りと雪景色が美しいスポット!白川郷合掌造り【岐阜県】
やはり、雪景色と言えばこの白川郷の合掌造りの景色でしょう。深い雪に埋もれた可愛らしい集落は、まるで絵本の中の1ページのようです。
白川郷の合掌造りは、建築方式「合掌造り」が評価され、ユネスコ世界遺産にも登録されました。雪の重みで家が押しつぶされないように様々な工夫が施された建物です。
雪深い豪雪の地に光る合掌造りの家々の光がとても温かく感じられます。美しい雪と、合掌造りの風景をご堪能ください。
まとめ
いかがでしたか?日本の雪景色は絶景ですよね。雪が降っている地は静寂で、神秘的です。寒いからこそ空気が澄んで、見える景色が神秘的で幻想的に目に映るのかもしれません。
近年は温暖化が進み、雪も少なくなっていますよね。私が山形へ旅した時も、年明けの連休に行ったのですが雪は少なく、雪景色を堪能することができませんでした。
この美しい雪景色が、当たり前のように見られなくなり、いつか貴重なものになったりしないかとちょっと不安でもあります。悩んでいるなら、今すぐにでも雪景色を堪能しに現地へ足を運んでくださいね。
防寒対策を万全にして、美しい雪景色の絶景を見に行きませんか?きっと心に残る景色があなたのことを待っていますよ!