上海の旅行を計画していると、「上海の気温ってどれくらいかな」と気になりますよね?上海の気温は時期によって異なるので、季節に合った服装が必要となります。
予め気温・気候の特徴を確かめておけば、余分な荷物を減らすことができ、服装選びに迷うこともないでしょう。
この記事では、上海の気温・気候について詳しく解説していきます。他にも、降水量・ベストシーズン・大気汚染についても紹介するので、上海へ行く予定の方は是非参考にしてください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/上海-スカイライン-673087/)
上海の気候
中国最大の都市・上海は、「温暖湿潤気候」に属しており、夏季は高温多湿・冬季は気温が低くなるのが特徴です。
上海も日本のように四季があり、7月中旬〜8月上旬は「梅雨」の時期となります。また、8月下旬〜9月中旬頃は「台風」が多い時期となるので、気象の変化には注意が必要です。
また、上海は日本と気温・気候が似ているので、服装や持ち物にそれほど気を遣う必要なないでしょう。次の章では、上海の気温について詳しく解説します。
上海の気温
月 | 上海の平均気温(℃) | 東京の平均気温(℃) |
1月 | 4.8 | 5.6 |
2月 | 6.6 | 7.2 |
3月 | 10.2 | 10.6 |
4月 | 15.5 | 13.6 |
5月 | 20.7 | 20.0 |
6月 | 24.5 | 21.8 |
7月 | 28.6 | 24.1 |
8月 | 28.3 | 28.4 |
9月 | 24.8 | 25.1 |
10月 | 19.7 | 19.4 |
11月 | 13.8 | 13.1 |
12月 | 7.6 | 8.5 |
上記の表は、上海の平均気温(平年値)と東京の平均気温(2019年の月平均値)を比較したものです。データからも分かるように、上海と日本は1年を通して似たような気温となります。
先程紹介した通り、夏は蒸し暑く、冬は冷え込むのが特徴です。日本のように四季がはっきりとしているので、季節ごとの服装が必要となります。次の章では、上海の降水量について紹介します。
上海の降水量
月 | 上海の降水量(mm) | 東京の降水量(mm) |
1月 | 59.1 | 16.0 |
2月 | 58.8 | 42.0 |
3月 | 90.6 | 117.5 |
4月 | 83.8 | 90.5 |
5月 | 91.6 | 120.5 |
6月 | 161.0 | 225.0 |
7月 | 148.9 | 193.0 |
8月 | 198.0 | 110.0 |
9月 | 112.8 | 197.0 |
10月 | 60.3 | 529.5 |
11月 | 55.7 | 156.5 |
12月 | 36.4 | 76.5 |
上記の表は、上海の降水量(平年値)と東京の降水量(2019年の月合計値)を比較したものです。データを見る限りでは、東京の方が1年を通して降水量が多い傾向にあります。
上海は、7月中旬〜8月上旬が「梅雨」の時期・8月下旬〜9月中旬頃が「台風」の時期となるので、この時期は特に降水量が多くなります。
7〜9月頃に上海を観光する方は、気象情報の確認や雨具の携行しておくことが必要です。次の章からは、各季節ごとの服装について紹介していきます。
上海の春(3〜5月):気温と服装
上海の春にあたる3〜5月は、月によって気温差があります。3月頃は最高気温が約14℃・最低気温が約7℃程なので、厚手のインナーにトレンチコートなどを羽織ると良いでしょう。
4月になれば最高気温が20℃を超え、最低気温も12℃辺りまで上昇します。温度調節しやすいスプリングコートやカーディガン、ストールなどを用意しておくと安心です。
5月になると最高気温が25℃・最低気温が15℃を超えてきます。半袖や長袖を着用し、気温が下がった時のためにライトなアウターも準備しておきましょう。
場合によっては30℃近くまで上昇することもあるので、帽子やサングラスなども用意しておくとより安心です。
上海の夏(6〜8月):気温と服装
6月になると最高気温が約28℃・最低気温が約20℃となります。7月・8月になれば最高気温が32℃以上となり、最低気温も25度を超えてきます。
日本の夏と同様に、半袖にショートパンツといった涼しい服装がおすすめです。日焼けが気になる方は、通気性の良いリネン素材の長袖などを着用すると良いでしょう。
また、最高気温が40度辺りまで上昇することもあるので、紫外線・熱中症対策が必要です。この時期に観光する方は、サングラス・帽子・日焼け止めクリームも持参しておきましょう。
上海の夏は、1年の中で最も降水量が多くなります。特に6月中旬〜7上旬は「梅雨」の時期となるので、雨具を携行しするようにしましょう。
上海の秋(9〜11月):気温と服装
秋になると段々と気温が落ち着いてきますが、9月頃は残暑となります。最高気温が約27℃・最低気温が約21度なので、夏の装いで過ごすことが可能です。
10月になると最高気温が約22℃・最低気温が約15℃辺りまで下がるので、カーディガンやパーカーといった温度調節しやすい服装がおすすめです。
11月頃から次第に冷え込み、最高気温が約17℃・最低気温が約10℃まで下がります。セーターやニットなどを着用し、ジャケットやコートなどのアウターも用意しておきましょう。
8月下旬〜9月中旬にかけては「台風」が多い時期となるので、こまめに気象情報を確認しましょう。
上海の冬(12〜2月):気温と服装
12月頃になると上海の本格的な冬が到来します。最高気温が約12℃・最低気温が約3℃まで下がるので、防寒対策が必須です。
1月・2月頃も同じような気温となりますが、最高気温が10℃を下回ったり、最低気温が氷点下になったりすることもあります。
厚手のコートやダウンジャケットを着用し、手袋・ニット帽・マフラーなどでしっかりと防寒対策を行いましょう。また、乾燥対策として保湿クリーム・リップクリームなどがあると重宝します。
上海のベストシーズン
気温・気候を考慮した場合、上海のベストシーズンは「春」「秋」と言えるでしょう。特に気温が穏やかな「4月〜5月」「10月・11月」は観光に適した時期となります。
上海の春は、「桜」「梅」「桃」「モクレン」といった様々な花が咲き誇ります。美しい光景を見られるので、景色を楽しみたい方は春の観光がおすすめです。
10月〜11月にかけては「上海蟹」のシーズンとなるので、食欲の秋を堪能したい方は秋の観光を検討してみましょう。
中国・上海の大気汚染について
中国への旅行となると大気汚染について気になる方も多いと思います。近年は改善傾向にありますが、街全体が霞むほど空気が汚れている日もあるので注意が必要です。
日本でもよく耳にする「PM2.5(微小粒子状物質)」は、気管支炎や呼吸器系の病気のリスクを高めると言われています。
渡航前や滞在中にも気象情報を確認し、マスクの着用や手洗い・うがいなどをして対策するようにしましょう。
また、ホテルによっては空気清浄機を設置している所もあるので、予約する際に確認しておくと良いでしょう。
上海の気温・気候まとめ
今回は、上海の気温・気候について紹介しました。上海は、日本と気温・気候が似ているので、それほど服装に迷うことはありません。
上海を観光するのであれば、気温が穏やかな「4月〜5月」「10月〜11月」がおすすめです。夏に観光する方は梅雨・台風・熱中症に注意し、冬に観光する方は防寒対策を徹底しましょう。
また、大気汚染の状況を確認し、空気が汚れている時はマスクの着用や手洗い・うがいといった対策を行うようにしてください。