「パリの蚤の市に行ってみたいけど、どこでやっているの?詳しく解説してほしい。」
今回は、そんなあなたのために、パリの3大蚤の市を楽しむコツや注意点もしっかり紹介していきますので、是非最後まで読んでいってくださいね。
この記事さえ読んでおけば、パリの蚤の市に行く準備はバッチリですよ。ぜひ参考にしてくださいね!
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3250434?title=%E8%9A%A4%E3%81%AE%E5%B8%82)
蚤の市とは?
蚤の市とは、ヨーロッパ圏を中心として始まった、古物を扱っている露店の集まりのことで、パリの蚤の市はその中でも最も有名です。
出店者は、一般の家庭でいらなくなったものや骨董品を売る者から古物商、雑貨商まで幅広く、商品も小物のアクセサリーから、大型の家具までジャンルを問いません。
次の見出しからは、パリの中で有名な3つの蚤の市をご紹介します。
どの蚤の市もそれぞれに個性があり、魅力があるので、一つだけ行ったり、全て回ってみたりするのも良いでしょう。それでは早速紹介していきますね。
パリの3大蚤の市①クリニャンクール
まず初めにご紹介するのは、パリの北に位置する蚤の市、クリニャンクール。パリの蚤の市の中でも最大級の大きさを誇り、約3kmの距離に2,500軒ほどの店舗が並びます。
また、クリニャンクールの店舗体系は露店型というよりは屋内店舗型のお店が多いのが特徴です。
クリニャンクールの蚤の市は全部で15の区画に分かれていますが、ここではその中でも人気の3つのエリアをご紹介します。
ヴェルネゾンマルシェ(Marche Vernaison)
ヴェルネゾンマルシェはクリニャンクールの中で最も古くから存在するエリアで、駅からのアクセスが最も近いエリアでもあります。
ヴェルネゾンマルシェは、古着や本、アクセサリーなど、比較的小さな日用品を取り扱うお店が多いのが特徴。
特にエリア一帯は外にも商品が溢れ出るほどに並べられているので、歩いているだけでも楽しめるエリアとなっています。
ドフィンマルシェ(Marche Dauphine)
ドフィンマルシェでは、300店舗ほどのお店が立ち並ぶ、アーケード内にあるエリアなので雨の日でも安心です。
今回ご紹介するクリニャンクール内でのエリアの中では一番賑やかなエリアで、まるで一つの町のような雰囲気です。
特徴として、並んでいる商品は家具や美術品が多く、アンティーク好きの方なら必ず寄っておくべきエリアです。
ビロンマルシェ(Marche Biron)
ビロンマルシェは美術品や高級家具などを取り扱うお店が多いエリアで、日本でもなかなか目にかかることのないような個性的な商品が立ち並びます。
何十年もの歴史が感じさせるオーラは、まるで博物館にいるかのよう。
ビロンマルシェのゴージャスな雰囲気は、商品が買えなくても十分に楽しめるスポットです。
- 開催時間:毎週土日月7:00~19:00
- 住所:142 Rue des Rosiers 75018 Paris
- 公式サイト:http://www.marcheauxpuces-saintouen.com/4en.aspx?sr=16
パリの蚤の市、クリニャンクールへの行き方
今回ご紹介する蚤の市は、全てメトロでのアクセスが最適で、それぞれメトロの最寄り駅からの徒歩ルートをご紹介します。
クリニャンクールはメトロ13号線Garibaldi(ガリバルディ)駅またはメトロ4号線Porte de Clignancourt(ポルトゥ・ドゥ・クリニャンクール)駅が最寄り駅になります。
駅からの距離は300mほどで、クリニャンクールまでの看板が出ているため、それに沿って行けば到着します。
- メトロの最寄り駅:メトロ13号線ガリバルディ(Garibaldi)駅orメトロ4号線ポルトゥ・ドゥ・クリニャンクール(Porte de Clignancourt)駅
- バスの最寄り駅:85マルシェ・オウ・プース(Marche aux puces)or137ジェラール・ドゥ・ネルヴァル(Gerard de Nerval)
クリニャンクールはかなり広いですが、店舗ごとに番号が設定されているので、気になる店舗は番号を覚えておいて、後でまた見に来ることもできますよ。
パリの3大蚤の市②ヴァンヴ
次にご紹介するのは、パリの南に位置する蚤の市、ヴァンヴ。2、3時間あれば大部分が見られる広さで、サクッと見るのにおすすめな蚤の市です。
ヴァンヴの蚤の市では、食器からおもちゃ、アクセサリーなどお土産向きの手頃なアンティークが多く、蚤の市の雰囲気を体験するなら3つの中でも王道の場所と言えるでしょう。
蚤の市の大きさ自体はそんなに大きくないものの、取り扱うアンティークの品質が良く、地元のお客さんが多いのがヴァンヴの特徴でもあります。
ただ、一つだけ注意したいのが、12時あたりになると店じまいしてしまう店が出始めること。なので、蚤の市には9時~10時くらいに訪れるのがベストでしょう。
- 開催時間:毎週土日7:00~14:00
- 住所:Avenue Georges Lafenestre 75014 Paris
- 公式サイト:http://www.pucesdevanves.fr/
パリの蚤の市、ヴァンヴへの行き方
メトロの最寄り駅は13号線Porte de Vanves(ポルトゥ・ドゥ・ヴァンヴ)駅です。2番出口から地上に出たら、階段で登ってきた方向と反対方向、電車の効果橋が見える方向へ進んで行きましょう。
少し歩くと交差点に差し掛かり、交差点にはMarche aux puces(マルシェ・オウ・プース:蚤の市という意味)の文字の書かれた標識が見えます。
この交差点を左折し、もう少し歩くとヴァンヴの入り口に到着。駅からは徒歩2分ほどかかります。
- メトロの最寄り駅:メトロ13号線Porte de Vanves(ポルトゥ・ドゥ・ヴァンヴ)駅
- バスの最寄り駅:58・95・191Porte de Vanves(ポルトゥ・ドゥ・ヴァンヴ)
パリの3大蚤の市③モントルイユ
最後に紹介するのは、パリの東側に位置するモントルイユ。日用品を激安で売っており、日本のフリーマーケットのような雰囲気です。
商品は、Tシャツやジーンズなどから電化製品、自動車部品など、日用品ならなんでも売っていると言っても過言ではないほど幅が広いです。
さらにそのどれもがかなりの安さです。価格交渉によっては、売値の半額になってしまうこともあるみたいですよ。
安価なものが多いので品質は少し落ちますが、多くの商品の中から掘り出し物を探すのが好きな人には、最高の蚤の市でしょう。
- 開催時間:毎週土日月7:00~19:30
- 住所:Avenue du Professeur André Lemierre 75020 Paris
- 公式サイト:なし
パリの蚤の市、モントルイユへの行き方
メトロの最寄り駅は9号線ポルトゥ・ドゥ・モントルイユ駅です。1番出口から地上に出ると、カルフールマーケット(Carrefour Market)というガラス張りの大きな建物が見えます。
モントルイユの蚤の市はカルフールマーケットの真下にある大きな駐車場で開催しています。
そのため、道は1番出口から出てほぼ真っ直ぐで分かりやすいです。他の蚤の市と比べると少し治安が悪いので、駅周辺はスリなどに気をつけましょう。
- メトロの最寄り駅:メトロ9号線Porte de Montreuil(ポルトゥ・ドゥ・モントルイユ) 駅
- バスの最寄り駅:58・95・191Porte de Vanves(ポルトゥ・ドゥ・ヴァンヴ)
パリの蚤の市で価格交渉をしてみよう
パリの蚤の市をもっと楽しみたいなら、気になったものを自分から価格交渉をしてみるのがオススメ。
なぜなら、多くの店のオーナーが基本的には、価格交渉で値段を下げることを想定した価格設定をしているからです。
店のオーナーも観光客慣れしていますから、気軽に声をかけてみると意外とすんなり値下げしてくれることも多いです。
ここでは、その際に覚えておくと使えるフランス語を5つ紹介します。値段交渉する際の参考にしてみてくださいね。
- セ コンビアン(いくらですか?)
- ジュ ヴェ レフレシー(ちょっと考えます)
- セ シェール(高いですね)
- メルシー(ありがとう)
どうしてもフランス語は勇気がいる、という方には電卓やメモを使って希望の価格を提示するという方法が安心ですよ。
パリの蚤の市の注意点
ここまで、パリの3大蚤の市やそれぞれの行き方について解説してきましたが、蚤の市を観光する上で気をつけておかなければならないことが2つあります。
- スリ対策は忘れずにすること
- 小銭を持って行くこと
上記2つは蚤の市ならではの特徴なので、行く前にしっかり読んで、準備をしておきましょう。
スリ対策は忘れずにすること
蚤の市は別名『泥棒市』と呼ばれるほど、スリが多発する場所でもあります。
貴重品は最小限に抑えてその他は宿に預けるか、使う分だけをポケットや服の中に入れて守るのがスタンダードな対策方法です。
また、不用意に高級なファッションはスリの標的になりやすいので、身軽な格好で行きましょう。
小銭を持って行くこと
蚤の市において、支払い方法はほとんど現金です。あらかじめ、蚤の市に行くことが決まっているのなら、事前に蚤の市で使う分を現金化しておきましょう。
また、現金を持って行く際はスリ対策として、洋服や体のあらゆるところに現金を分散させておきましょう。
まとめ
これまで紹介してきた3大蚤の市とその注意点について内容をまとめてみました。
- クリニャンクール→品揃えが豊富で、しっかり蚤の市を楽しみたい人におすすめ
- ヴァンヴ→治安が良く、ゆっくり楽しみたい人におすすめ
- モントルイユ→パリ市民のローカル感を味わいたい人におすすめ
- セ コンビアン(いくらですか?)
- ジュ ヴェ レフレシー(ちょっと考えます)
- セ シェール(高いですね)
- メルシー(ありがとう)
- 小銭を持って行くこと
- スリ対策は忘れずにすること
ぜひこの記事を参考にして、素敵なパリの旅行を計画してみてくださいね。