あなたはロンドンのグルメに対してなんとなく「マズイ」というイメージを抱いていませんか?
確かにそんな風に言われた時代もありましたがそれはもう過去の話です。今はイギリス・ロンドンの食はかなり改善されており、現地にはとても美味しいレストランがたくさんあるんです!
今回はイギリスの伝統料理からお手軽な軽食やスイーツまで、ロンドンの絶品グルメを7つご紹介します。この記事を参考にロンドンでの食事を楽しんでいただきたいです。ぜひ最後までお読みくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E9%A3%9F%E5%93%81-%E9%AD%9A-%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97-3687804/#content)
ロンドンの外食はめちゃ高い⁉
2020年4月現在、イギリスでは1ポンド=133円となっており、物価は基本的に日本より高いです。
ちなみにロンドンで外食をすると、食事代にプラスで20%の消費税がかかります。さらには10%から12%のサービス料を上乗せしてくる店舗もあるので、日本よりも外食代が高くなる傾向が強いです。
お店によっては、ハンバーガーとポテトで10ポンド(約1330円)はかかりますし、ちょっといいレストランのディナーだと平気で75ポンド(約1万円)を超えてくるので外食選びには注意が必要です。
外食代を浮かせるには、イートインよりも価格が数百円安くなるテイクアウトを利用するといいでしょう。また、レストランを利用するならディナーより安いランチがおすすめです。
ロンドンの絶品グルメ① 伝統的な英国料理のレストラン
まず最初にご紹介するのが、ミシュランの2つ星レストラン「The Ledbury」のフルコースです。「The Ledbury」は日本ではあまり馴染みのない「モダンブリティッシュ」のレストランです。
モダンブリティッシュとは、イタリアやフランス料理から影響を受けながらも、イギリスらしい素材を使ったヘルシーな料理のことで、「新しいイギリス料理」とも言われています。
「The Ledbury」のフルコースは、イギリス中でとても人気があり、メインで提供される豚のほほ肉のステーキや、鯛のローストなどはまさにイギリス料理の真骨頂ともいえるでしょう。
料理だけではなく、店員さんのサービスや店内の雰囲気も大変評判がいいです。また、ディナーの場合はワインやカクテルを一緒に頼むと、食事がさらに楽しくなること間違いなしですよ。
ドレスコードはスマートカジュアルとなっています。男性ならノーネクタイのシャツにジャケット、女性ならおしゃれなワンピースがおすすめです。スニーカーやジーンズはNGです。
旅行の最後の夜や、大事な人との記念日にはぜひ、「The Ledbury」のフルコースを食べて最高の思い出を作りましょう。
ロンドンの絶品グルメ② イギリス国民の朝ごはんはコレ
2つ目にご紹介するのが、「The Breakfast Club」のイングリッシュ・ブレックファーストです。
メニューの中で1番高い「The Full Monty」は、とてもボリューミーで、ベーコンにソーセージ、ブラックプディング(黒いサラミ)、トースト、卵料理など朝からお腹にずっしりくるラインナップです。
朝からこの量はきついよ…という方は、パンケーキやエッグベネディクトなどの少し軽いメニューを頼むか、お腹を空かせた状態でランチタイムに行くと食べきれるかもしれません。
店内は80年代のアメリカをモチーフとしており非常におしゃれです。一度は食べてみたいロンドンの国民的朝ごはんを、ぜひ「The Breakfast Club」で体験しましょう。
ロンドンの絶品グルメ③ 知る人ぞ知るイギリスの魚料理
3つ目にご紹介するのは、「The Golden Chippy」のフィッシュアンドチップスです。この店のフィッシュアンドチップスは世界的にも有名で、ロンドンで1番美味しいとも言われています。
注文時に魚の種類を選ぶことができ、Cod(タラ)以外にもROCK(メバル)やhaddock(モンツキダラ)など、日本では食べる機会がない魚もメニューにあるので、勇気がある方は挑戦してみてください。
価格はロンドンにしてはかなり良心的で、フィッシュアンドチップス自体も大きいです。例えばタラを注文した場合、ポテトとサラダもついて1,000円しないのはお財布に嬉しいですよね。
ちなみにイートインはテーブルが4つほどしかなく、料金も追加で1~2ポンド上乗せされるので、テイクアウトすることをおすすめします。天気がいい日は近くのベンチに座って食べるのもいいでしょう。
- 住所…62 Greenwich High Road,London, SE10 8LF, England
- 電話番号… +44 20 8692 4333
- 営業時間…(月)~(土)の11:00~23:00/(日)の12:00~23:00
- 定休日…年中無休
- 予算…タラのチップスは6.5ポンド(約860円)
- 予約…不可
- 地図…こちらをクリック
ロンドンの絶品グルメ④ 気分は貴族?午後の優雅なひととき
4つ目にご紹介するのは「Caffe Concerto」のアフタヌーンティーです。ロンドンに旅行に行ったからには、優雅なアフタヌーンティーを体験しておきたいですよね。
ただ、ホテルのアフタヌーンティーは高いしドレスコードが面倒…。そんなあなたにおすすめなのがこちらの「Caffe Concerto」のアフタヌーンティーなのです。
ちなみにドレスコードもありませんし、何より1人20ポンドから(約2,600円)と高級ホテルに比べると破格の値段です。
アフターヌーンティーのメニューは、サンドイッチ、スコーン、ケーキの定番セットで、クオリティー的にも量的にも大満足できるでしょう。1人でのティータイムにもおすすめですよ。
ロンドンの絶品グルメ⑤ 安くてボリューム満点のベーグル
5つ目にご紹介するのが「Brick Lane Beigel Bake」のソルトビーフ・ベーグルです。このエリアは元々ユダヤ系の方が多いので、ユダヤスタイルのベーグルの店がたくさんあります。
店はお昼時だと混雑していますが、店員さんがテキパキしているので、それほど待つこともなくベーグルにありつけますよ。
ソルトビーフベーグルには、牛肉の塩漬けとピクルスが挟まっており、非常に豪快な見た目のベーグルです。実際に買ってみると、女性の手のひらより一回り大きなベーグルにも驚くはずです。
味に関しても絶品で、ベーグルのもちもち感と、濃い味のビーフがとてもマッチしています。しかし間違いなく喉が渇くので、ロンドンらしく紅茶も一緒に注文しておくといいでしょう。
- 住所…159 Brick Lane, London, E1 6SB, England
- 電話番号… +44 20 7729 0616
- 営業時間…24時間営業
- 定休日…年中無休
- 予算…ソルトビーフ・ベーグルは3.9ポンド(約520円)
- 予約…不可
- 地図…こちらをクリック(近くのBeigel Shop Londonと間違えないようにしましょう)
ロンドンの絶品グルメ⑥ インスタ映え必至のカラフルスイーツ
6つ目にご紹介するのは「the hummingbird bakery」のカップケーキです。少し前からロンドンではかわいいカップケーキが流行っていて、その火付け役となったのがこのお店なのです。
店頭に並ぶカップケーキはかわいさそのもので、かわいいもの好きな人なら誰しもがテンションが上がること間違いなしです。
一番人気はレッドベルベットというカップケーキです(画像右)。赤い部分はチョコの味で、薄いピンクのクリームはチーズの味がします。とても甘いですが、チーズクリームのおかげで不思議と飽きを感じません。
日本では中々お目にかかることができないカップケーキですが、ロンドンでは3ポンド(約400円)程度で買えてしまいます。テイクアウト専門店なので、ホテルに帰ったあと、ゆっくり味わってくださいね。
- 住所…155a Wardour Street, London, W1F 8WG, England
- 電話番号… +44 20 7851 1795
- 営業時間…(月)~(土)の9:30~20:00/(日)の10:00~19:00
- 定休日…クリスマス
- 予算…レギュラーサイズのカップケーキは2ポンド(約260円)
- 予約…不可
- 地図…こちらをクリック
ロンドンの絶品グルメ⑦ 市場の絶品マッシュルーム料理
最後にご紹介するのが「Borough Market」という市場で、イギリスで最大のマーケットです。このマーケットでは出店している屋台が日替わりで変わるので、いつ訪れても新しい発見ができます。
今回はその中でもとびきり美味しい「Turnips」のきのこリゾットをご紹介します。「Turnips」は、主にオーガニック系の野菜を取り扱っている、いわゆる高級&健康志向の八百屋さんです。
高級で産地や味にこだわっているきのこなだけに、リゾットは本当に絶品です。きのこの香りとガーリックバターの風味がこれまた合うんですよ。
1つ8ポンド(約1,060円)なので値は張りますが、「Borough Market」に行ったら絶対に食べてみてほしい絶品グルメです。
- 住所…43 Borough Market, London, SE1 9AH , England
- 営業時間…(月)~(木)の9:00~17:00/(金)の9:00~18:00/(土)の8:00~17:30
- 定休日…日曜
- 予算…8ポンド(約1,060円)
- 地図…こちらをクリック
- 住所…8 Southwark St, London SE1 1TL , England
- 営業時間…(月)~(木)の10:00~17:00/(金)の10:00~18:00/(土)の8:00~17:00
- 定休日…日曜
- 地図…こちらをクリック
ロンドンでの食事のマナーについて
ロンドンに限らずイギリスで食事をする際には、日本では馴染みのないマナーが存在します。特に「チップ」と「ジェスチャー」には注意しましょう。
チップの文化について
イギリスにはサービスに対してチップを渡す習慣があります。日本人からしてみれば困惑するシステムですよね。
そもそもチップというのは「良いサービス」に対して渡すものですし任意なので、嫌な思いをした場合にはチップを渡さなくてもいいのです。また、カフェやファーストフードでは支払う必要はありません。
レストランでは支払う場合は、金額の10%程度がチップの相場です。払う際は、勘定書の食事内容の確認と一緒に「service charge」の欄があるかチェックをしましょう。
勘定書に「service charge」が記載されていれば、チップを渡す必要はありません。二重にチップを払わなくてもいいように、そこはしっかり確認しておきましょう。
タブーのジェスチャーについて
日本で使用しているジェスチャーもイギリスだと全く異なる意味を持つこともあるため、国別のタブーのジェスチャーは事前に勉強しておくことをおすすめします。
特にイギリスで失敗しがちなのは、相手に向けて裏ピースをしてしまうというケースです。これは中指を立てることよりもさらに攻撃的な意味を持つので要注意です。
レストランで2人分の食事を頼む際などに、店員さんにうっかりこのサインをすると大変なことになります。
また店員さんを呼ぶ時に手招きをするという光景は日本でよく見かけますが、これもイギリスではマナーが悪いとみなされます。店員さんを呼ぶ時は目を合わせた後、手を軽くあげましょう。
ロンドンの絶品グルメ7選 まとめ
今回は、ロンドン絶品グルメを7つご紹介しました。イギリスの伝統料理からお手頃価格の軽食やスイーツまで、バラエティに富んだラインナップです。筆者も書いていてお腹が空いてきました。
- 「The Ledbury (レッドベリー)」のフルコース料理
- 「The Breakfast Club(ブレックファーストクラブ)」のイングリッシュ・ブレックファースト
- 「The Golden Chippy(ゴールデンチッピー)」のフィッシュアンドチップス
- 「Caffe Concerto(カフェ・コンチェルト)」のアフタヌーンティー
- 「Brick Lane Beigel Bake(ブリックレーン・ベーグルベイク)」のソルト・ビーフベーグル
- 「the hummingbird bakery(ハミングバードベーカリー)」のカップケーキ
- 「Borough Market(バラマーケット)内、Turnips(ターニップス)」のきのこリゾット
ここで紹介したグルメを体験したら、もうイギリス料理のまずいというイメージはどこかへ吹き飛んでしまいますよ。
ただロンドンの外食は非常にお金がかかるので、きちんと計画的に外食をしないと後から金欠になってしまう場合がありますので、充分気をつけてくださいね。
あなたがこの記事を参考にして、ロンドンの絶品グルメを楽しんでくれることを祈っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。