アニメ・ジョーカーゲームの聖地巡礼まとめ！ジョカゲオタクが徹底解説！

2016年にアニメが放映されてから未だに根強いファンがいる「ジョーカーゲーム」。聖地巡礼としてトップ画像の「銀座ライオン」に行く人が多くいます。

かく言う私も、ジョーカーゲームが大好きで銀座ライオンまで足を運んだファンの１人です。ジョーカーゲームは時代考証がしっかりされていて、実際にあった昭和の建物などが作品内で描かれているんです！

そこで、当記事ではアニメのほかに、ドラマCDや小説に関する聖地巡礼ができるところを紹介します。

「ジョーカーゲームが好きだから、聖地巡礼をしたい！」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。（トップ画像出典：筆者撮影）

ジョーカーゲームの聖地巡礼

柳広司さん原作の、「ジョーカーゲーム」。結城中佐の発案で日本陸軍内に秘密裏に設立された、スパイ養成学校・通称「D機関」に所属する機関員たちの活躍に焦点を当てた作品です。

アニメ・ジョーガーゲームにはチーフリサーチャー（時代考証してくれる人）がいるので、アニメに出てくる景色と現実がリンクしています。

Blu-ray特典で付いてくる小冊子内で、チーフリサーチャーの白土晴一さんは、1930年代の世界観を作り込むために様々な資料を調べたと言っています。

文献でもネットでも、どこかのアーカイブ（公文書）でも調べますし、専門家の方にも必要があればお話を聞く、という感じです。他にも作中の舞台を調べるために、横浜に週１で取材に行っては帰ってを繰り返したりもしています。

引用：ジョーカーゲーム　Blu-ray下巻特典の小冊子より

世界観の作り込みやリアルを追求する情熱が伝わってきますね。ジョーカーゲームの舞台である、1930年代の景色を再現しようとする気持ちが分かります。

リアルを追求しているからこそ、取り壊しがされていない場所は聖地巡礼ができるのです。次の章から聖地巡礼ができる場所について紹介するので、読み進めてくださいね。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】山下公園

まず初めに紹介するのは、第8話「ダブル・ジョーカー（前編）」で出てきた山下公園です。

風機関の一員である蒲生次郎が、上司に報告をするシーンで利用されています。公園の周りの建物など、現在の山下公園とは少し違いますが、アニメで写っている公園は山下公園で間違いないでしょう。

さらに、原作（小説）ではこの公園のことを以下のように表しています。

英国総領事公邸を辞した蒲生は、その足で港近くの公園へ向かった。

引用：柳広司『ジョーカー・ゲーム』p.69

英国総領事公邸から山下公園までは徒歩９分くらいなので、原作の表現とも違和感がないですね。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】新井旅館

https://twitter.com/arairyokan/status/249648135368998912

次に紹介するのは、第9話「ダブル・ジョーカー（後編）」で出てきた新井旅館です。

実井扮する「森島」が、風機関に呼び出されたシーンで出てきています。アニメでも旅館の外観が映るシーンで『新井旅館』と標識が出ていたので間違いないでしょう。

酔っ払った森島がしゃがみこんでしまう渡り廊下も、新井旅館にはあります！

野村監督も訪れたことがあるそうで、新井旅館には野村監督の直筆サイン付き設定資料集があります。気になる方はぜひ、新井旅館に宿泊してみてはいかがでしょうか。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】銀座ライオン

https://twitter.com/jokerendcard/status/733110280821989376

ジョーカーゲームでは、アニメが1話終わるたびに、板津匡覧さんが描く１枚目（エンドカード）が表示されています。第1話では「銀座ライオン」に行く機関員たちのイラストがアップされました。

銀座ライオンの銀座七丁目店が舞台です。この店舗は1934年に創建された日本最古のビアホールであり、今なお当時の面影を残しています。

開発などが進みエンドカードと同じ景色を見られるところが少ない中、銀座ライオンは機関員たちが見ていた景色と同じ景色を見ることができますよ。

エンドカードに写っている機関員は左から実井・神永・三好・甘利です。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】東京駅

https://twitter.com/jokerendcard/status/734399135621611520

第5話のエンドカードでは、背景に「東京駅の駅舎」が写ったイラストがアップされました。駅舎は丸の内側の出口に建っていますよ。

東京駅の駅舎は2012年に、1914年の創建当時の姿に復元されています。「機関員たちが東京駅の駅舎前を歩いていたんだな」と思いを馳せながら歩いてみてはいかがでしょうか。

東京駅は新幹線や在来線など多くの路線が停まる駅なので、遠方の人でも行きやすいでしょう。

エンドカードに写っている機関員は、左から神永と実井の２人です。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】日本橋

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第9話のエンドカードでは、「日本橋」を歩く機関員のイラストがアップされました。日本橋は地域名ではなく、麒麟像などが有名な日本橋川に架かる橋の方ですので間違えないように注意してくださいね。

日本橋は1911年に、現在の石造り二重アーチ橋に架け替えられました。周りの景色は昭和の時代とは異なりますが、日本橋自体は機関員たちが歩いていた時代と同じ橋です。

エンドカードに写っている機関員は、左から三好と実井の２人です。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】番外編・ドラマCD

次に紹介するのは、ドラマCD「それいけ！２年D組佐久間先生」に出てくる聖地巡礼についてです。

ドラマCDは、「機関員たちが現代の中学生だったら？」という”もしも”を描いた作品です。

「それいけ！２年D組佐久間先生」では、鎌倉へ校外学習に行った彼らの様子が描かれています。校外学習で周ったコースは、以下の通りです。

彼らと同じコースで、鎌倉観光を楽しんでみるのも良いですね。ドラマCDでは、キャストの声優さんたちも戸惑うほどキャラが違いますが、面白いのでまだ聴いたことがない人は１度聴いてみてはいかがでしょうか。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】番外編・原作

続いて紹介するのは、アニメ化されていない原作の聖地巡礼についてです。

『パラダイス・ロスト』に掲載されている「失楽園」という話では、シンガポールの「ラッフルズホテル」が舞台になっています。

作品内では外観の特徴やロングバー、パームコートと呼ばれる中庭の様子が描かれています。小説を読んでからラッフルズホテルに泊まれば、「小説で書かれていたところだ！」と分かるので面白いですよ。

【ジョーカーゲームの聖地巡礼】番外編・イベント

https://twitter.com/jokergame_anime/status/787557805964218369

最後に紹介するのは、「JR新小岩駅」です。2016年に新小岩駅の近くでイベントがあった際に、新小岩駅に立つ機関員のイラストが発表されました。

今まで紹介した作品内に描かれている聖地巡礼とは異なりますが、機関員たちが描かれているイラストと同じ場所を見ることができるのでおすすめです。

イラストに描かれているのは、左から結城中佐・三好・神永・佐久間・福本・波多野・田崎です。イベントに出演した声優さんが演じたキャラを中心に描かれています。（福本役の中井さんは登壇しませんでした）

おすすめなモデルコース

静岡県にある新井旅館やシンガポールにあるラッフルズホテルは難しいですが、東京と神奈川なら1日で周ることも可能です。そこで、おすすめなモデルコースを紹介しますね。

聖地巡礼の最後を銀座ライオンにすれば、実井・神永・三好・甘利が写っていたエンドカードと同じ場所で、飲食を楽しむことができますよ。

彼らもビールを飲んでいたので、最後は同じようにビールで締めるのも良いですね。

ジョーカーゲームの聖地巡礼まとめ

ジョーカーゲームの聖地巡礼について紹介しました。ジョーカーゲームは1930年代のスパイたちを描いた作品であり、作中で描かれている建物などが現在では残っていないこともあります。

しかし、新井旅館や銀座ライオンなど今でも当時の面影を残している場所も存在します。

ジョーカーゲームのアニメを見たり、ドラマCDを聞いたり、小説を読んで「面白いな」と感じたら、聖地巡礼に出かけてみてはいかがでしょうか。