海が近く、江戸時代は西洋をつなぐ唯一の窓口だったため、異国の文化が多く残されている長崎県。そんな長崎県には、実は多くの温泉スポットがあります。
今回は異国の文化が混じっている魅力的な長崎県の温泉スポット8か所紹介していきます!また最後に温泉をより楽しむためにも、温泉の正しい入浴方法も紹介したいと思います!
(トップ画像出典:https://www.pakutaso.com/20190710193post-22097.html)
長崎県のおすすめ温泉①:雲仙温泉
「雲仙温泉」は、日本初の国立公園に指定された温泉リゾートです。周りは標高1000mに及ぶ山々に囲まれていて、標高700mの場所に温泉が湧いています。
約350年前の江戸後期から明治にかけて、長崎に訪れる外国人のリゾート地として発展したことから源泉は37本あり、共同浴場と宿で温泉街を形成しています。
硫黄で乳白色に濁った湯は、肌にやさしく美肌に効果があり、温泉から眺める雄々しい山々の姿は絶景です。
- 住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙
- 泉質:硫黄泉
- 効能:神経痛、肩こり、リウマチ、冷え性、皮膚病、美肌
長崎県のおすすめ温泉②:小浜温泉
「小浜温泉」は、海岸線に多くの宿が建ち並んでいる温泉街が特徴で、湯の熱量と温度は全国でもトップクラスです。
100度近い湯は、湯治効果があると地元民に伝えられていて、飲泉も可能です。湯治効果は実際に高いようで現在でも湯治効果を求める客が多く訪れます。
温泉からは、静かな橘湾と対岸にある長崎半島を眺めることができます。特に夕暮れ時がきれいで黄金色に染まった空と海は見る誰もが心奪われるでしょう。
- 住所:長崎県雲仙市小浜町
- 泉質:塩化物泉
- 効能:神経痛、リウマチ、婦人病
長崎県のおすすめ温泉③:平戸温泉
平戸大橋を渡り、平戸島に入ると広がる城下町に「平戸温泉」があります。この地ではかつてはオランダ、イギリスといった西洋諸国と貿易を行っていたため異国の文化がまだ色濃く残っています。
「平戸温泉」の湯は無色透明で保湿効果が高いことで有名です。町内にある異国の史跡を探索したあとは温泉で一服してみてはいかがでしょうか。
- 住所:長崎県平戸市
- 泉質:炭酸水素塩泉
- 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、皮膚病、打撲、痔疾、冷え性
長崎県おすすめ温泉④:平戸千里ヶ浜温泉
「平戸千里ヶ浜温泉」は目の前にプライベートビーチがあるほど海が近い温泉です。「平戸千里ヶ浜温泉」を楽しむことができる施設は『平戸千里ヶ浜温泉ホテル蘭風』のみです。
温泉施設は一つだけですが、バラエティ豊富に浴場が備わっているので飽きることなく温泉を楽しむことができます。
「平戸千里ヶ浜温泉」の泉質は炭酸水素塩泉で、やけどや切り傷といった外傷に効果があります。また浸かったあとに清涼感を味わうことができるので夏におすすめですよ。
- 住所:長崎県平戸市川内町55
- 泉質:炭酸水素塩泉
- 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、皮膚病
長崎県のおすすめ温泉⑤:島原温泉
島原といえば『島原城』があることで有名で、町に水路や、小川が張り巡っていることから『水の都』と呼ばれています。
そんな島原半島海岸沿いに湧いているのが「島原温泉」です。朝昼晩と表情を変える海を眺めながら湯に浸かれるのが特徴の一つです。
ほとんどの宿には、正面にある有明海と島原九十九島を眺望できるように、工夫の凝らされた趣きある露天風呂が備わっています。
- 住所:長崎県島原市
- 泉質:炭酸水素塩泉
- 効能:冷え性
長崎県のおすすめ温泉⑥:稲佐山温泉
日本三大夜景の一つとして有名な長崎市にあるのが「稲佐山温泉」です。長崎市では珍しい天然温泉です。
稲佐山から湯は湧き出ていて、ここから眺める長崎市の夜景はとても鮮やかです。晴れた日には五島列島や、雲仙まで眺めることができることから、地元民だけでなく旅行者からも愛されています。
温泉旅館だけでなく日帰り温泉施設もあるので、その日の気分によって違う楽しみ方ができますよ。
- 住所:長崎県長崎市曙町
- 泉質:単純温泉
- 効能:神経痛、筋肉痛、腰痛、肩こり、便秘
長崎県おすすめ温泉⑦:西海橋温泉
『西海橋』は佐世保と西彼半島をつなぐアーチ式鉄橋で、『西海橋』から見えるうずしおは日本三大急潮の一つです。
そんな『西海橋』の近くにあるのが「西海橋温泉」で、平成5年に開湯した比較的新しい温泉です。
周辺には重要文化財に指定された「針尾送信所」や、「ハウステンボス」などの観光地もあるので毎年多くの観光客がこの地を訪れます。
- 住所:長崎県佐世保市針尾東町
- 泉質:塩化物泉
- 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、胃腸病、冷え性、打撲、リウマチ、不妊症
長崎県おすすめ温泉⑧:川棚大崎温泉
「川棚大崎温泉」は、海水浴場がある自然公園の奥にある温泉です。国民宿舎と日帰り温泉施設はいくつかあり、備わっている露天風呂からは大村湾に沈み行く夕日を眺めることができます。
海沿いにあることから湯はナトリウムを多く含んでいます。ナトリウムを多く含んでいるため淡い琥珀色をしており、保湿効果と保温効果に期待できますよ。
- 住所:長崎県東彼杵郡川棚町小串郷
- 泉質:炭酸水素塩泉、塩化物泉
- 効能:関節痛、皮膚病、冷え性、疲労
温泉の正しい入浴方法
せっかく温泉に来たのに、湯あたりやすぐのぼせたりしてしまったら楽しさが半減してしまいますよね。
湯あたりやのぼせてしまうことを防ぐためにも、温泉の正しい入浴方法を紹介しておきます。
まずは水分補給
入浴すると血圧が上がってしまい血行が悪くなってしまいます。その予防策として入浴前は必ずコップ一杯分くらいの水分補給をしましょう。
スポーツドリンクやビタミンC飲料だと湯あたり防止にもなるのでよりおすすめです。
かけ湯をする
入浴前のかけ湯はマナーでもありますが、入浴前に温泉の温度や泉質に体を慣らす行為としても大切なことです。かけ湯をする際には、心臓から遠い部分を最初にし、順々に身体全体へかけていきましょう。
基本は半身浴
半身浴は体への負担が最も少ない入浴方法なので、基本は半身浴がベストです。のぼせやすい人は頭に冷たいタオルをのせるとのぼせ防止になりますよ。
長湯はしない
長湯は体への負担が大きいので控えるようにしましょう。入浴時間は5分~10分を目安して、体が湯の温度に慣れてきたら徐々に増やしても大丈夫です。
上がり湯を忘れないで!
温泉に浸かると良い成分が体に多く吸着されます。しかしシャワーで体を洗い流してしまうと良い成分も流されてしまいます。
温泉からあがる際は、シャワーで体を流さず、温泉の湯口から新鮮な湯をすくって、流すと効果的です。
湯口から出るお湯はそのままだと熱いので、少し冷やしてから身体にかけるようにしましょう。
まとめ
魅力的な長崎県の温泉を8か所紹介しましたが、いかがだったでしょうか?最後におさらいとしてまとめておきます。
- 雲仙温泉
- 小浜温泉
- 平戸温泉
- 島原温泉
- 稲佐山温泉
- 平戸千里ヶ浜温泉
- 西海橋温泉
- 川棚大崎温泉
長崎県へ旅行を考えている方は、温泉もスケジュールの中に入れてみてはどうでしょうか。露天風呂から眺める長崎県の海の景色は、必ず忘れられない旅の思い出になるはずですよ!